【東方project】幻想入りした少女と紅魔館 作:彩@小説練習中
ついにニュイちゃんの計画が実行されるわけですが…
はたして、成功するのでしょうか?
※注意※
色々と「ん?」となる場所があるかもですが、
(多分)後々明かされていくので、気にしないであげて下さい。((
着替えが終わった私達は、お義父様とお母様に、
ドレスを見せに行くことにした。
___計画が始まった。
フ「ねぇねぇ、どう?お母様、お義父様っ。」
母「うふふっ……よ~く、似合ってるわ、フルール。」
義父「やっぱり母さんの薔薇はフルールに似合うな。」
フ「えへへっ。ありがとう、お母様、お義父様。」
二「お母様。」
母「あらっ、どうしたの?ニュイ。」
お母様は驚いたようにこちらに顔を向けた。
当然だ。自分から声など掛けた事もない。私の存在など、空気だったのだから。
私は蒼い薔薇が見えるように、少しドレスの裾を持ちあげて言った。
二「この薔薇は、本物なのでしょう?……枯れてしまわないのかしら。」
母「うふふっ、ニュイは心配性ね、大丈夫。誕生会の間はね。」
二「…つまり、その後はもう駄目、ということ?」
母「そうね……悲しいけど、その薔薇たちは捨てる事になるわね。」
二「そう……残念ね。」
少し悲しそうにしてみせる。私が得意な表情だ。
チラリとお義父様に目をやると、お義父様は心配したような表情だった。
そして、ついにその口が開いた。
義父「な、なあ……ニュイ。」
二「……?なんでしょうか、お義父様?」
義父「……その薔薇に、水でもやろうか。」
母「えっ……?何を言ってるの、アナタ?」
義父「確か、このドレスも布とかじゃなくて、植物を使ってるんだよな?」
母「え、ええ……ドレスと薔薇がその方がまとまって見えると思って…でも、どうして水なんか?」
義父「どうせ、捨ててしまうのだろう?……なら、最後に水を与えてやろうじゃないか。」
母「……そう、ね。……アナタらしい良い考えね。」
義父「はははっ……じゃあ、ニュイ。」
二「はい、お義父様。」
義父「そこにある、如雨露を取って来てくれないか、まだ水が入っているはずだ。」
「はい」と返事をして如雨露の方へ向かう。…計画通り。
如雨露を手渡し、いつもの愛想笑いを浮かべる。
お義父様はにっこりと微笑み返すと、フルールのドレスの蒼薔薇に、そっと如雨露の水をかけた。
薔薇に、水滴がつく。薔薇が、元気になる。皆、そう思っていた。
フ「えっ……?あ……え、あ……な、なんですの?!」
義父「……な、なんという事だ……。」
母「あ、ぁぁ……蒼薔薇が。」
二「……」
蒼薔薇は、水を与えたはずなのに、元気になるどころか、みるみるうちに萎れて行った。
予想されなかった未来。……まあ、私には予想出来ていたが。
如雨露の中には、何という薬品名かは忘れたが___花に悪影響を与える薬を仕込んでおいたのだ。
もっとも、これは“お父様”の研究室から持ち出したものだったから、
結果はもしかしたら違っていたかもしれなかったけれど。…私以外、だったら。
この心に、後悔や、罪悪感という感情はなかった。……ここまで見えている、これが私の才能なのだと、
むしろ、この結果を誇らしく思い、誰かに褒めでもしてもらいたいくらいだ。
チラリとフルールに目をやると、彼女の手は細かく震えていた。……無論、それは悲しみだけではない。
フ「……っ、お義父様っ!!」
___そう、怒りだ。
そして、今に至り、彼女はこうやって、私になど目もくれず、
罪のないお義父様に怒りの矛先を向け続けているのである。
よく分からない内容で申し訳ありません。
とりあえず、計画は成功に終わった、ということで、
次回からはまた普通に戻ります。