IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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第102話

あの後それぞれに不安や疑問が募るまま京都の下見を終え無事IS学園に帰ることができた。だがあの戦いでは失うものもなかったが何も得るものは無かった。それに関しては戦闘すらしてすらなかったので仕方ないがいつか学園に帰ると言っていたのが本当に帰るなのか襲ってくるという意味の言葉なのかで問題になっていたが今は普通に授業をしている

 

「専用機持ちが帰ってきて早々だが今日は1日使ってみんなで試合をしてもらう。それぞれ班に分かれてチーム戦とするがまず双葉弟と織斑が模擬戦をしてもらう」

 

「「はい」」

 

一夏と白が野外アリーナでISを展開すると何やらアラートが鳴り響く

 

「織斑先生!!上空から国籍不明のISが来ています!!」

 

「なんだと!?一般の生徒は直ちに避難して専用機持ちはISを展開しろ!!」

 

専用機持ちの9人はISを展開すると上空から以前幻覚を見せた全身装甲の黒いISが下りてくる

 

『ようやく来れたぜ、ってまたやる気か?』

 

「貴様何が目的でこの学園に来た?」

 

『おいおいそんな言い方ねぇと思うぜ世界最強さん、俺は元々ここの人間だぜ・・・いや俺じゃねぇか』

 

「おいお前黒の居場所を知っているんだろ」

 

『あぁ知ってるさ、でも教える必要は無いけどな』

 

「だったら無理やり聞くまでだ!!」

 

一夏は下りてきたISに1人で突撃しようとするが箒に止められてしまう

 

「放せよ!!」

 

「落ち着け一夏、奴からは敵意が感じられないのだ」

 

「そうね、前も先にあたしたちから攻撃しようとしてやられたじゃない」

 

『おーあの時からちゃんと成長したようで嬉しい限りだ、福音の時から・・・あぁ?これ言っちゃダメなやつだったか』

 

「あなたは何をおっしゃってるのですか?」

 

『これ喋ってんの操縦者じゃねぇんだよISであり武器である俺が話してんだわ。まぁそれは置いておいて疲れたから解除していいかだってさ』

 

『は?』

 

一夏や白を始め他の専用機持ちもと先生2人が呆れるがそれにも目もくれずISを解除されるとそこにはいつぞやいなくなってしまった黒がいつも着ている服を着てそこに立っていた

 

「ただいま戻りました」

 

「やっぱ兄貴だったか」

 

「双葉兄・・・貴様どこに行っていたのだ!!」

 

千冬は黒に近づくとつい殴りかかるが素直に黒は殴られてしまう

 

「痛いですね、まぁ女性権利団体と亡国機業を潰す為に動いてました」

 

「黒様ご無事だったのですね!!」

 

クロエは近づいてきてISを解除すると抱き着いてくるとそれを見たセシリアとラウラも同じように抱き着いてくる

 

「みなさんご心配をお掛けして申し訳ございませんでした」

 

「黒兄貴がいなくて寂しかったのだぞ!!」

 

「そうですわ!!わたくしも黒さんがいなくなってから毎日がつまらなかったのですよ!!」

 

「すみませんね。でもこれで心配事は無くなるので安心してください」

 

黒は3人から離れると寂しそうな顔をされる

 

「まだ私にはやらなければいけないことがあるので今日は夜に寮の屋上でまた会いましょう。弟よ束さんはどこにいますか?」

 

「束なら寮の俺の部屋にいるぜ」

 

「分かりました。それでは先生方また明日から学校の方に行きますので」

 

「あ、はいわかりました」

 

黒は歩いて寮の方に向かっていったが千冬と真耶は授業が中断してしまいどうするかで悩んでしまった

 

「とりあえずISを解除して待ってっか」

 

「それもそうだね、というより黒が帰って来たけどどうするのかな?」

 

ISを解除すると集まって話し始めるのであった

 

「私は黒様と一緒の部屋でしたが今は本音さんと一緒ですしどうしましょう?」

 

「それなら・・・私が一緒の部屋になれば問題ない・・・今はお姉ちゃんと一緒だから・・・お姉ちゃんを元の部屋に・・・戻せば解決する」

 

「なお被害が出たのは楯無だけの模様」

 

「会長も大変な目に遭ってるわね」

 

「仕方ないのではないか?と思えてしまう自分が嫌になるな」

 

「楯無さんも大概だったみたいだし仕方ないんじゃないか?」

 

「でもようやく全員が揃いましたわね、これで元通りですわ」

 

「兄貴が戻ってきて元通りとすんならそうだな、でもまだ元通りとは言えねぇかもな」

 

「それってどういう意味よ?」

 

「兄貴は故意でここを一時いなくなって心配かけたけどよ何のために「おい貴様ら生徒を連れ戻してきてくれないか」・・・この話は後にして行くか」

 

白達は避難した生徒を野外アリーナに戻す為に教室に向かっていった

 

 

 

この頃黒は白の部屋の目の前にいた。黒は部屋のノックをすると中にいた束が反応したようで声が聞こえてくる

 

『はいはい、誰ですか』

 

「ただいま戻りました双葉黒です」

 

すると中から慌ただしくする音が聞こえてくると束が扉を開けてくれた

 

「黒君・・・ほんとに黒君?」

 

「ええ私ですよ」

 

束は部屋の中に黒を入れると体中を触り始める

 

「どうかしましたか?」

 

「本当に帰って来たんだね黒君」

 

「ええ、全てを終わらせるために帰ってきましたよ」

 

「それってどういうことなの?」

 

「女性権利団体の重役及び事の主導者の捕獲に亡国機業への致命的な打撃などしてました」

 

「そうだったんだ・・・その捕獲した奴はどこにいるんだい?」

 

「それはこれの中にいますよ」

 

黒はウロボロスを取り出すが束は首を傾げていた

 

「この中ってどういうこと?」

 

「簡単に言いますとこれISになったんですよ。それで喰らいました。喰らって喰らって喰らい続けこの中に捕えています」

 

「そんなことってできないよ!?」

 

「これは後で見せますが後はIS委員会ですがどうですか?」

 

「それは黒君に言われた日から探っていつでも掌握できるけど」

 

「なら決行は翌週の月曜日にでもお願いします」

 

「任せてよくー君」

 

束は胸を張りながらそういうと部屋の扉が開き千冬が入ってくる

 

「探したぞ双葉兄」

 

「おや、今は授業中なのでは?」

 

「なに貴様も生徒なのだから迎えに来たまでだ感謝しろ」

 

「ちょっと何言ってるかわかりませんが嫌な予感はするとだけ言っておきます」

 

「さぁついてこい双葉兄」

 

黒の着ている服の襟首を掴むと引きずって部屋から出ていってしまう

 

「お疲れ様くー君・・・」

 

束は引きずられていく黒に合掌すると自作のPCに向かって作業を始める

 

 

 

黒はISスーツに着替えろと命令され<トイフェル・シュヴァルツ>を展開すると上空で待機するように言われ待機していた

 

「今日ぐらいはゆっくりしたかったですがそうも言えなかったみたいですね」

 

『仕方ねぇさ旦那、これも自分の運を呪いな』

 

『けけけ、何なら俺が喰ってやろうか?』

 

ウロボロスにISコアを食わせたら話すようになってしまったがだいぶ性格が偏ってしまった。特に食うことに関してであるが

 

「もう十分に食べさせたでありませんか」

 

『その内吐き出すんだから喰った内に入んねぇよ』

 

『双葉兄、全速力で降りて専用機持ちと戦ってもらう、もうあいつらには言ってあるから自由にやっていいぞ』

 

個人秘匿回線で千冬に指示されると溜息1つ吐き武装を確認する

 

「スタイルQS、リベリオンにアグニ&ルドラ、エボニー&アイボリー、ショットガン・・・さて全力で行かせてもらいますよみなさん」

 

黒はリベリオンを展開しアリーナ目掛けて瞬時加速していく

 

Let's start the party!!(パーティを始めようぜ!!)

 

地面に向けリベリオン投げ飛ばし土煙を上げさせそこに黒は突入する

 

「QS発動!!」

 

Keep still(じっとしてな)

 

黒はそのままリベリオンを抜くと動きが止まった専用機持ちにリベリオンを構える

 

「さて今日は一夏と箒さんですかね」

 

黒はまず白にリベリオンを投擲するとそのままSEが0になるまで斬りつけた後量子化させアグニ&ルドラを展開し一夏と箒以外の専用機持ちのISをSE切れにさせる

 

「さて後はこの2人ですがあなたにも働いてもらいますよ」

 

『けけけ、喰わせてくれんのか?』

 

「そんなわけありませんよ。ただ久しぶりに鈍ってないか確かめるだけです」

 

『っけ、つまんねぇの』

 

QSが切れると一夏と箒以外が落とされて驚いている全員だがそんなこともお構いなしに箒に攻撃を仕掛けていく

 

「くそ!!」

 

箒は裂割を展開して黒の攻撃を受け流そうとするが受けきれず攻撃を受けそうになるが一夏が雪片弐型で受け止める

 

「助かった一夏」

 

「おい黒!!どうしてこんなことしたんだよ!!」

 

「どうしてって織斑先生が自由にしていいと言われましたのでしたとしかお答えできませんね」

 

「千冬姉の言葉ってそういうことだったのか・・・でも卑怯だぞ!!」

 

鍔迫り合いの力が強くなるがそれに負けず対抗するが胴ががら空きだった

 

「さて一夏久しぶりに訓練と行きましょう」

 

「はぁ?何を言ってるんだよ」

 

「内容は1対2で私のISのSEを50%削ればあなた方の勝ちです」

 

「なら負けは俺らが落ちたらか」

 

「そうですね、では行かせてもらいますよ・・・捕捉」

 

左手でウロボロスを装備し一夏に噛みつかせた後巻き付かせ振り回す

 

「うわぁ!?」

 

「一夏!!」

 

「見てるだけでは解決しませんよ」

 

右手にリベリオンを展開すると振り回している一夏を箒にぶつけ壁に衝突させる

 

「まだまだ弱いですね、それではまだ私には勝てませんよ?」

 

「俺は弱くねぇ!!」

 

「そうだ!!私たちは弱くない!!」

 

「・・・今日は遊ぼうと決めてましたが全力で行きましょう」

 

一夏は黒に突撃してくるが箒は空裂で逃げ道を塞ぐように攻撃してくる

 

「これでもくらえぇぇ!!」

 

一夏は零落白夜を発動し黒に斬りかかってくるが黒は何も動かずじっとしていたので途中で黒に斬りかかるのをやめる

 

「どうしたのだ一夏!!」

 

「・・・なんで無防備なんだよ?」

 

「やれやれ気付いて攻撃をやめたと思ったのですがそうではなかったのですか」

 

「はぁ?」

 

「終いですよ?」

 

黒がそう告げると再び斬りかかろうとしたが雪片弐型が動かなかった

 

「なんで動かないんだよ!!」

 

「一夏どうしたんだ!!」

 

「動かないんだよ!!」

 

「詰みですよ」

 

黒はわざと一夏を見逃し箒の下に向かう

 

「遊びではこんなズルい技は使いたくなかったんですけど戦いですし仕方ありませんよね」

 

「どうして白式が動かないんだ!!」

 

「一時的な麻痺ですよ。蛇の毒だと思ってください」

 

「貴様ぁ!!」

 

箒は雨月を展開し黒に斬りかかるが簡単に避けられカウンターを入れられ地面に叩きつけられ気絶してしまった

 

「まだ突撃癖は変わりませんね。さて一夏を下に降ろして解除して終いですよ」

 

「まだ届かないのか・・・」

 

一夏は悔しそうな顔をしているが黒はにこやかに笑っていた

 

「まだ弟子に負けるほど弱くありませんので」

 

「てか麻痺ってズルいだろ!!」

 

「蛇の毒は強力ですし致死性が無いだけでもまだいい方でしょう」

 

黒は一夏を引きずるように地面に降ろすと一夏は白式を解除すると箒の下に駆け寄っていくのと入れ替わりに他の専用機持ちに駆け寄られる

 

「あんた不意打ちが酷過ぎるわよ!!」

 

「即死ってあんまりだと思うよ」

 

「知らんな」

 

「兄貴、さすがにあれはえぐいわ」

 

「また黒さんにやられてばっかりですわね」

 

「おい双葉兄、好きにやっていいと言ったがさすがにこれは酷いぞ。あっちを見てみろ」

 

千冬は一般生徒の方を指さすとドン引きしていた

 

「・・・やりすぎましたか」

 

「黒兄貴が容赦なさすぎるぞ。いやする理由は分かるがでもこれは一夏と箒に同情するぞ」

 

「またやられた・・・酷いよ」

 

「あはは・・・」

 

「さて模擬戦は終了でこれからチーム戦をしてもらうから覚悟しておけ」

 

その後1日使ってチーム戦をするのであったが一般生徒の中では白の攻撃をしのぎきった本音が強かったのはいうもでもなかった

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

うぷ主脳内ではあと2,3話ぐらいで終わりますがそれまでお付き合いください

追記、後4話でした。申し訳ございませんでした
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