IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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第103話

 

 

授業が終わると黒は本音に手を引かれながら生徒会室に向かっていたがその道中で本音に怒られていた

 

「も~どこにいってたのさ!!」

 

「あはは・・・どうしてもやらなければならないことがあったので致し方無くここから出ていきましたよ」

 

黒は困ったように笑顔を見せると本音は立ち止まり黒の方に振り向くと本音には似合わない怒った顔をしていた

 

「どれだけみんなが心配したと思ってるの?くろぽんがいなくなってから1組のみんなが大変だったんだよ?」

 

「・・・申し訳ありません」

 

「なら今度みんなに埋め合わせしてね」

 

「それで許してもらえるかわかりませんが最大限を尽くしましょう」

 

「にしし~言質取ったからね~」

 

本音は再び黒の手を引き生徒会室に向かった。生徒会室まで来ると本音はノックもせずドアを開け中に入るがまだ誰もいなかった

 

「ありゃ?まだかいちょーとお姉ちゃんは来てないか~」

 

「それでは今日は私がお茶を用意しましょう」

 

「よろしくなのだ~!!」

 

黒は給湯室でお湯を沸かしていると楯無と虚が生徒会室に入ってきた

 

「あら本音ちゃん早いわね」

 

「えへへ~今日はちゃんとした理由があって早く来ました~」

 

「できればそれを毎回して欲しいのですが」

 

「そ、それはちょっと・・・とにかく座って座って!!」

 

本音に言われるがままに楯無と虚はソファに座る

 

「そう言えば本音ちゃん今日は侵入者が来たそうだけど大丈夫だった?」

 

「あー・・・大丈夫だったよ?」

 

「なんで疑問形なんですか」

 

本音は首を傾げながらそう答えると虚は深く追求しようとするがそれを遮るように本音が話し続ける

 

「侵入者というよりもー・・・なんて言えば良いんだ~?」

 

「そこは普通に帰ってきたでいいでしょうに」

 

黒がカップに紅茶を淹れたのをお盆で運んでくるのを見た楯無と虚は目を見開いて驚いていた

 

「どうぞ紅茶です・・・どうしましたか?私の顔に何か付いていましたか?」

 

「・・・黒君で合ってるわよね?」

 

「合ってますよ、お久しぶりです楯無さんに虚さん」

 

黒はそれぞれの前に紅茶を置くと本音の隣に座ると楯無は俯き震えだす

 

「今までどこに行ってたのよ!!私達心配したのよ!?」

 

「申し訳ありません、少し厄介ごとが出来てしまいあんな形で出ていきました」

 

「も、もう少しは安全なやり方があったのではないですか?」

 

「いや、諸事情によりあの方法しかありませんでした」

 

黒は立ち上がり地べたに正座し話始める

 

「この話を公言しなければお話ししますが聞きますか?」

 

「ええそうしてちょうだい」

 

「では長い話になりますがお聞きください。私こと双葉黒はどうしてあのような形でIS学園を出ていかなければいけなかったか。それは私が死んだと誤認させるためです」

 

「誤認ですか?」

 

「はい、でも少し強引なやり方でしたが協力してくれた方のおかげでこれは意外と簡単に済みました」

 

「その協力してくれたのは教えてくれるかしら?」

 

「・・・亡国機業です」

 

「なんですって!?それは本当なの?」

 

楯無と虚は少し驚くが本音はいつも通りにしていた

 

「コネといえばいいですかね。その関係で助けて貰う代わりに私は一時期亡国機業に加入し今回の問題の解決に当たるように動いてました。例えば私達を襲うように指示した女性権利団体の重役や亡国機業のメンバーを捕獲したりいろいろとしたました」

 

しばらく沈黙が訪れるがそれを打ち破るように虚が質問してくる

 

「そうだったのですか・・・でもどうやって捕獲してたんですか?黒さんのISが故障していたとお聞きしましたが」

 

「確かに故障はしてましたがそれを直しましたよ」

 

「でもくろぽんのISは簡単に分かるよね~?」

 

「ですので新しくISを作りました。2つ目の専用機として」

 

楯無が呆れた顔をして黒に質問してくる

 

「呆れる話ね。でもどうやってISコアを手に入れたのかしら?コアが無ければISは意味をなさないわよ」

 

「知ってますよ」

 

黒は笑顔ともとれるようなにこやかな顔をして楯無の方を向く

 

「だったら相手から奪えばいいんですよ。それも正当な方法でね」

 

「どういうこと?」

 

「簡単なことですよ。何度か私達を襲ってきたISはいくらでもありましたよね、それから取ればいいのですよ」

 

「それってどこかで虚偽報告としてそう上がったってこと?」

 

「そうなりますね。タイミングは・・・さすがに分かりますよね?」

 

楯無は考え込むとハッとした顔になる

 

「もしかしてキャノンボール・ファストの時にしてた謎の行動ってそういうこと?」

 

「結果から言えばそうですが違います。正解は文化祭の時です」

 

「え!?でもその時報告では「その報告をしたのは?」・・・黒君ね、本当に呆れたわね」

 

「申し訳ないとは思ってましたよ。でもこうするしかなかったのです」

 

「それではさっき結果から言えばって言いませんでしたか?」

 

「それはですね」

 

黒はウロボロスを取り出す

 

「こいつがISコアを喰らってISになってしまったのですよ、ですので結果的には必要はなかったということになります」

 

「そうなんだ。そ、それじゃあ黒君はその後どうしたのかしら」

 

「後は楯無さんも知っている通りですよ。最後の仕上げに喰って捕獲しておしまいです」

 

「喰って?もしかして人を食べたの~?」

 

「馬鹿をいわないの本音!!」

 

「ええ喰いましたよ」

 

「「「え!?」」」

 

黒の発言に3人が青ざめながら驚き引いていくのが分かる

 

「あぁ私が食べたのではありませんよ、こいつが喰ったのです」

 

『随分とマズかったけどな、けけけ』

 

「「「蛇が喋った!?」」」

 

『そう驚くなや、てかそこの青髪は俺を見たじゃねぇかよ。けけけ』

 

薄気味悪い声がウロボロスと呼ばれるものから聞こえてくるとさらに驚く3人

 

「そうなんですか会長?」

 

「ちょっと待って思い出すから・・・もしかして幻覚を見せるISってあなたなの?」

 

『けけけ、その通りだぜ俺はウロボロスだ。簡単に言えば蛇でこれでも臆病だけどな敵意を向ける相手には毒で対抗するぜ』

 

「喋りすぎですよ、まぁこれが事の全容です」

 

「なんか現実味にかける話だけどその話は信じるしかないのかしら?」

 

「もし信じるのであれば現状では亡国機業は再建不可まで叩かれ女性権利団体は詰みまであと1歩のところまで来てるとだけは言っておきます」

 

「どう思う本音ちゃんに虚ちゃん」

 

「信じてもいいんじゃないかな~?」

 

「私は微妙ですね。まだ捕えた人がどこにいるかや虚偽報告の件で信用に欠けるかと」

 

「でしょうね」

 

黒は立ち上がりウロボロスをしまう

 

「どこかにいくのかしら?」

 

「私もまだやることがありますので今日はこれくらいにします」

 

「どこかに行く前に仕事が溜まりに溜まっているのでそれをしてから行ってください」

 

「・・・またこの日々が始まるんですか」

 

虚は出口に立ち黒を外に出さないようにする

 

「あはは・・・ごめんね黒君。でも黒君も悪いのよ?」

 

「言い訳がましくなるので聞きません。さっさとしますか」

 

その後空が暗くなるまで書類仕事に追われる4人であった

 

 

 

黒は生徒会での仕事が終わると寮の屋上にあるベンチで一服してクロエとセシリア、ラウラを待っていた

 

「さすがに風が寒くなってきましたね・・・そろそろですか」

 

こちらに近づいてくる気配を感じると黒は煙草を消して待っていると扉が開きコートを着た3人がやってくる

 

「黒兄貴!!」

 

先陣を切ってラウラが黒に飛びつくとそれを受け止めると他の2人も抱き着いてくる

 

「「黒様(さん)!!」」

 

「はい私ですよ、帰りが遅くなってしまい申し訳ありませんでした」

 

「「「遅すぎ!!」」」

 

3人からビンタなりされるが無心で受けることにした

 

「少々痛いですがこれくらい罰としてお受けしますよ」

 

「潔いにもほどがあると思うぞ?」

 

「でも本当に黒様が帰ってきて安心いたしました」

 

「寂しかったのですよ!!」

 

「あはは・・・でもこれでもう私は急にどこかに行くことは・・・無いと思います」

 

3人は肩を落として溜息をつく

 

「どうしてそこは無いとおっしゃらないんですの?」

 

「未来の事は分かりませんのでね。もし心配ならちゃんと見てればいいですよ」

 

「では早速そうさせていただきます。セシリアさんにラウラさん行きますよ!!」

 

黒は3人に引きずられて寮の中に入っていく。運がいいことに誰にも遭遇しなかったがそのまま前まで暮らしていた部屋の中に連行される

 

「あー、なんか帰ってきたという感じがしてきます」

 

「今日はもうお疲れでしょうし寝ましょう黒様」

 

「「「私達と一緒に!!」」」

 

3人が声を揃えて言うと黒をベッドに投げラウラとセシリアが黒の腕に抱き着きクロエは黒の上に乗っかる

 

「この感覚、久しぶりだな」

 

「ええそうですわね、今日はこの温もりに包まれることにしましょう」

 

「黒様、お帰りです」

 

「・・・はいただいま帰りました」

 

電気を消し4人は同じベッドで眠りに着く。翌日にはすっきりとした朝が迎えることができた4人であった

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

リメイクの為にISの小説を買いなおしたうぷ主ですが次回作の為のも合わせて中古込みで1万以上の衝動買いをしてしまった・・・だが後悔はしていません(どうでもいい)
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