IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
一夏と鈴は驚愕していた
ただでさえアリーナのシールドは硬いはずなのにそれすらも貫通するほどであった
それに加え、巨大な全身装甲型のISが降り立ったのだ
「なんだよあれ」
「知らないわよ!!」
一夏と鈴の個人秘匿通信回線が入る
『織斑に凰、そこから退避しろ』
「無理です先生」
『なぜだ!!』
「まだ生徒が退避完了してないのに退避したら犠牲がでる!!」
『なら5分持ちこたえてくれ』
「「了解!!」」
「さてどうする一夏」
「回避専念で隙を見て攻撃だ」
「OKよ!!」
黒は中央アリーナへと向かう最中千冬に連絡を取る
「こちら双葉黒です、織斑先生取れますか?」
『なんだ双葉兄』
「これから一夏達の支援をしに行きます」
『だめだ』
「知ってました、なんで勝手にさせてもらいます」
黒は通信を切り、通信を拒否した
「これは反省文ですな」
考えることを諦めてただアリーナへと向かう
「行くぞ、シュヴァルツ」
シュヴァルツを展開する
「スタイルRG、近接リベリオンにネヴァン、遠距離にスパイラルにショットガンでいきますか!!」
リベリオンを展開し瞬時加速をしながら刺突しシールドを破壊しアリーナへと侵入する
「待たせたな一夏、鈴さん」
「黒!?」
「応援ですよ!!」
黒は展開していたリベリオンを構え一夏たちと合流した
「鈴さんできるだけ衝撃砲で牽制をしてください。一夏は隙を見て攻撃、私は遊撃します」
「わかったわ!!」
「任せろ!!」
「では散開!!」
一夏は回避行動をし、鈴は牽制を行う。黒は襲撃機の後ろに回りスパイラルで射撃する
「黒!!このままじゃ埒があかないぞ!!」
「一夏私の後ろに来なさい突撃します」
「・・・わかった!!」
「行きますよ」
「おう!!」
突撃をかける黒に複数のレーザーが襲う
「黒!!」
「ジャストです!!」
ジャストガードを決めゲージを満タンにし襲撃機に接近した
「一夏、零落白夜を!!」
「おらぁ!!」
一夏は零落白夜を発動し襲撃機を斬る
「機能停止確認、終わりです」
「よっしゃあ!!」
「やったわね一夏!!」
「さてと」
黒は襲撃機に近づき拳を構える
「どうしたの黒」
「
「なんでよ!?」
「こんな無人機は破壊するに限ります」
「ISは無人じゃ動かないだろ」
「知らんよ、それではリリース!!」
眩い光を発して攻撃をする
「完全沈黙確認、襲撃機のコアを回収します」
「本当に無人機だ・・・」
「どうしてわかったのよ」
「まず機械的行動が目立ちすぎです」
「それは思ったわよ」
「こっちが重要なんですがこちらが会話している時に攻撃してこなかったことです」
「そういえばそうだな」
「人が搭乗しているならそんなことをしませんよ」
「そうだな」
「もどりましょ一夏に黒」
「そうですね」
「ああそうだな」
一夏達はアリーナを退場すると千冬と真耶がいた
「おい双葉兄」
「お疲れ様です織斑先生」
「貴様、なにをしたかわかっているのか?」
「分かった上での行動です」
「そうか、貴様は反省文10枚だ」
「随分と軽いですね」
「先手先手で動いてくれたおかげで退避が速やかに行われたからな」
「わかりました、この罰を受けましょう」
「黒君、心配しましたよ!!」
「心配をお掛けして申し訳ありませんでした」
「心配かけないでくださいね!!」
「ねぇ黒」
「なんでしょうか鈴さん」
「異様に落ちついてたように見えたんだけどなんでよ」
「そうですね、なんとなくですがわかってましたし」
「なんでだよ!?」
「酷い言い方をしますが男性IS操縦者が試合をして弱ったところを襲撃しデータ収集したり、誘拐または殺害が目的でしょうね」
「んな!?」
「なんでだよ!?」
「本来ISは女性のみ使用できたものです。ですが男性である私たち兄弟並びに一夏、あなたが動かしてしまった。とある団体、まぁ女性権利団体みたいなところは殺しに来るか、誘拐してモルモットのような実験動物になるでしょうね」
「そうなのか・・・」
「安心しなさい一夏、この学園に在学してる間は大丈夫ですよ」
「なんでだよ」
「ここには織斑先生や山田先生が助けてくれますし、私たちは主の命で護衛をしますので」
「もう守られるだけは嫌なんだよ!!」
「い、一夏!?」
「でしょうね、ですから訓練で強くなってもらってもらいます」
「へ?」
「正直にいいますと私たちは護衛向きではないので嫌なのですよ」
「正直にも程があるぞ双葉兄」
「本気でやりますと良くて再起不能で済むだけですし」
「どんだけなのよ、あんた達って」
「さぁ自分ではこれが普通ですので。一夏」
「なんだ?」
「あなたは力をどう使いたいですか?」
「みんなを守るために使いたい」
「守るために犠牲が付き物ですがそれでもですか?」
「ああ!!」
「いい返事です。それが口だけでないことを祈ります」
「え、なにあんたが指導してんの!?」
「そうですよ」
「どんな訓練をしてんのよ」
「剣撃、衝撃波、刺突、投擲、投げ、蹴り、雷撃、銃撃、跳弾、変則射撃、ビット兵器に偏向制御射撃とありとあらゆる攻撃から回避・防御する方法、箒による剣技の習得、さいごに瞬間加速を1か月で叩き込みました」
「「「・・・・・・」」」
「絶句するかもしれませんが、鈴さんは一夏に攻撃を真っ向から当てられましたか?」
「できなかったわね」
「確かに一夏は訓練開始時は目も当てられないぐらいの突進馬鹿でしたよ」
「うぐっ」
「ですが日に日に上達していき及第点までいきましたね」
「あれは酷かったな」
「失礼ですね、今度は本気でしましょうか?」
「あれ本気じゃなかったのかよ・・・」
「だから及第点なのですよ」
「おい双葉兄」
「なんでしょうか織斑先生」
「今度手合わせしてもらおうか」
「いいですよ」
「そういえばみんなはどこに行ったんだ?」
「自室で待機だ」
「期せずして時間ができましたね。いつぞやのお礼も兼ねて山田先生と織斑先生には料理を振いましょう」
「いいのですか黒君?」
「いいですよ、いろいろとご迷惑を掛けていますので」
「では食堂で待っていますね」
「はい待ってますね」
(なんだろう山田先生は子犬みたいな小動物みたいだな)
「さて私は準備をしに食堂に向かいますか」
「あたしたちも戻るわよ一夏」
「ああわかったから引っ張るなぁ!!」
黒、一夏、鈴はアリーナから出ていく
「はぁ山田先生、襲撃機の回収は終わったのか」
「はいもう完了してます」
「そうかなら私たちも戻るか」
「はい」
一度寮の部屋に戻った黒はクロエとセシリアが出迎えてくれた
「只今戻ったよ」
「おかえりなさいませ黒様」
「お身体は大丈夫ですの?」
「大丈夫ですよ」
「よかったです」
「ご心配掛けた申し訳ありませんでした」
「そうですよ(わ)!!」
「申し訳ありません、お礼に今日は私の料理を振る舞いましょう」
「いいのですか黒さん」
「今日は織斑先生に山田先生にも振る舞うのでそれでよければ」
「お願いしますわ黒さん」
「いいのですか黒様?」
「今日は無礼講ですよ」
「わかりました」
「さて食堂に行きますので7時頃に食堂に来てくださいね」
「「わかりました(わ)」」
黒は部屋を出ていく
黒は食堂の厨房を借りていた
「さて料理を作りますか。さてと何にしましょうかね」
「あら黒君」
料理について考えていると話しかけられる
「楯無さんでしたか」
「あらコックにでもなったの?」
「いいえ、先生方といつものメンバーに心配を掛けましたのでその非礼として料理を振る舞うことにしたのです」
「今日のあれは無茶しすぎだったわね」
「まぁ、多分でしょうけど私が出なくても一夏と鈴さんが解決できたでしょうね」
「そう?」
「仮にも一夏は私の弟子なので攻撃は当たりませんよ」
「随分と自信有り気ね」
「まだ一夏はひよっこですけれど筋はいいので」
「・・・あなたとは戦いたくないわね」
「その内挑戦するかもしれませんよ」
「怖いわね~」
楯無は扇子を取り出し開くと『恐怖!!』と書かれてあった
「便利ですねその扇子」
「そうね」
「ところで話が変わりますけど妹さんとは仲が悪いのですか?」
「!?・・・どうして?」
楯無は一瞬驚いた顔をするが通常通りの顔に戻り質問してくる
「今日簪さんと接触しまして、異様なまでにあなたと比較してたので」
「・・・驚いた。それだけの行動でバレるとは」
「まぁ私ですので」
「それ自分で言ってどうするのよ」
「知りませんよ。それでどうなんです?」
「仲が悪いわ。主に私が悪いわね」
「でしたら謝って仲直りきてください。理由は言いませんけど」
「できるわけないじゃない」
「できるできないじゃないですよ。やるんです」
「先輩に酷いこというわね。黒君は」
「年下の面倒は年上が見るものですので」
「・・・黒君ありがとうね」
「その言葉はまだ受け取りませんよ」
「ありがとうね。行ってくる!!」
楯無は食堂を出ていく
「さて料理を作りますか」
時間もいい頃になって食堂に山田先生と織斑先生がやってきた
「お待ちしておりました山田先生、織斑先生」
「出迎えまでするのか」
「私なりの流儀です」
「黒君、今日はありがとうございますね」
「こちらこそです。ではこちらへ」
黒は2人を連れて料理を置いてある席に案内した
「どうぞお掛けになってください」
「ありがとうございます」
「中華か」
テーブルには炒飯、エビチリ、春巻、春雨スープ、青椒肉絲が並んでいた
「個人でよそって食べる形となっております」
「美味しそうですね。黒君は料理が上手なんですね」
「お褒めいただきありがとうございます」
「それでは頂こう」
「「いただきます」」
2人は自由に料理を取り皿に取って食べていった
「双葉兄」
「なんでしょうか織斑先生」
「貴様は料理人でも目指しているのか?」
「世界中を旅している時に学んだだけですよ」
「この味ならお店が開けますよ」
「一応弟もできますよ」
気づけば周囲に生徒たちが集まっていた
「男性IS操縦者の料理店・・・」
「一夏君に白君。とどめに黒様」
「通い詰めるしかないわね」
「お集まりのところ申し訳ありませんがお食事中ですのでご退散願います」
「「「「「はーい」」」」」
集まった生徒は自分の席に戻っていった
「それでは私はこれで」
「ああ、ありがとう」
「ありがとうございますね」
(次はクロエとセシリア達だな)
「黒さん来ましたわ!!」
「お待ちしておりましたクロエにセシリア嬢。どうぞこちらへ」
「今日はどんな料理でしょうか黒様」
「今日は中華でございます」
「ハイスペック過ぎませんか黒様」
「まぁ私ですので」
「そうですわね」
「どうぞお掛けになってください」
「ありがとうございますわ」
千冬たちと同じ説明をした
「どうぞお召し上がりください。本日はデザートに杏仁豆腐があるので」
「「いただきます」」
「美味しいです黒様」
「このエビチリ、ピリッと辛くて美味しいですわ」
「青椒肉絲もしっかりと味があって美味しいです黒様」
「そうですか。とりあえずデザートを持ってまいります」
黒はデザートを持ってくる
「こちらとなっております」
「こちらも美味しそうですね」
「それでは私はこれで」
「あら黒さんは食べませんの?」
「味見で今日は十分ですし、今日はもう休みたいので」
「そうですのね。お休みなさいませ黒さん」
「まだ部屋には戻りませんがそうですね」
「そうですの?」
「まだやることがあるので、1つ頼みごとをいいでしょうか?」
「なんでしょう?」
「もし楯無さんがここに来たら私は屋上にいるとお伝えください」
「わかりましたわ」
「それではまた明日」
「ええ、また明日」
黒は食堂を後にし屋上へと向かう
今回もお読みいただきありがとうございます
次回で第3章完結です
今回から番外編を公開いたします
URLはhttps://novel.syosetu.org/93974/
詳しい内容は番外編のほうをご参照願います