IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
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やっほ~更識楯無だよ
今日は面倒なことしかなかったわよ
襲撃機にハッキングと最悪だわ
よし今日こそは黒君で弄ぶわよ~
楯無は情報通りに黒がいる食堂に向かう
「さて料理を作りますか。さてと何にしましょうかね」
「あら黒君」
黒は厨房で考え事をしていた
「楯無さんでしたか」
「あらコックにでもなったの?」
「いいえ、先生方といつものメンバーに心配を掛けましたのでその非礼として料理を振る舞うことにしたのです」
「今日のあれは無茶しすぎだったわね」
「まぁ、多分でしょうけど私が出なくても一夏と鈴さんが解決できたでしょうね」
「そう?」
「仮にも一夏は私の弟子なので攻撃は当たりませんよ」
「随分と自信有り気ね」
「まだ一夏はひよっこですけれど筋はいいので」
「・・・あなたとは戦いたくないわね」
「その内挑戦するかもしれませんよ」
「怖いわね~」
(正直あの訓練を見たけど生身でISを倒せる人と戦いたくわね)
楯無は扇子を取り出し開くと『恐怖!!』と書かれてあった
「便利ですねその扇子」
「そうね」
「ところで話が変わりますけど妹さんとは仲が悪いのですか?」
「!?・・・どうして?」
楯無は一瞬驚いた顔をするが通常通りの顔に戻り質問する
「今日簪さんと接触しまして、異様なまでにあなたと比較してたので」
「・・・驚いた。それだけの行動でバレるとは」
「まぁ私ですので」
「それ自分で言ってどうするのよ」
「知りませんよ。それでどうなんです?」
「仲が悪いわ。主に私が悪いわね」
「でしたら謝って仲直りきてください。理由は言いませんけど」
「できるわけないじゃない」
(一方的に突き放しておいて今更謝ったって許してもらえないわよ)
「できるできないじゃないですよ。やるんです」
「先輩に酷いこというわね。黒君は」
「年下の面倒は年上が見るものですので」
「・・・黒君ありがとうね」
「その言葉はまだ受け取りませんよ」
「ありがとうね。行ってくる!!」
楯無は食堂を出ていく
場面が変わり簪は1人で講談室にいた
「黒・・・あなたは何を知ってるの?」
簪は
「私は私か」
簪は今までのことを思い出し考えてた
(『あなたは、何もしなくていいの・・・無能なままでいなさい』か・・・そういえばお姉ちゃんが私を突き放すようになったのは17代目楯無に襲名してからだ・・・それまでは虚さんや本音とも仲良く遊んでた・・・なんでだろ?)
考えていると扉が開く
「簪ちゃんいる?」
「!!・・・お姉ちゃん」
「少し話いいかしら」
「いいよ・・・わたしも聞きたいことがあるから」
楯無は簪の前の席に座り向き合う
「まず、ごめんなさい」
「え!?」
「急に突き放すような態度をとってしまって」
「なんで?」
「私はね、大切な妹を守ろうとしてあんなことを言ってしまったわ」
「守ろうとして?」
「楯無を継ぐ以上相手に弱味を見せるわけにはいかないわ。そのために簪ちゃんには危害が加わらないように遠ざけたの。それが例えあなたとの仲が悪くなろうともね」
「そうだったの・・・」
「その後は私は道化師のように徹底して私はあなたを遠ざけて見えないところで支援をしていたわ」
「・・・」
「許してとは言わないわ。でもこれだけは覚えていてほしいわ」
「・・・なに?」
「私はあなたが好きよ。本当は突き放したくもなかったし、昔のままでみんなで遊びたいわ」
「お姉ちゃん!!」
「なに簪ちゃん」
「私ね・・・あの日以来お姉ちゃんがわからなくなったの」
「・・・そう」
「でもね・・・今日黒に言われて気づいたの」
「なにを?」
「なにかの事情で・・・私を突き放したんだって」
「分かりやすかったかしら?」
「いや・・・さっき気づいた」
「それで簪ちゃんの話ってなにかな?」
「私・・・無能じゃないよね」
「そうね、簪ちゃんは無能じゃないわ」
「私だって・・・できるもん」
「そうよ、あなたは私の大切な妹だもの」
「うっぐ・・・」
「え!?泣かないで簪ちゃん!!」
楯無は簪に抱き着く
「大丈夫よ簪ちゃん」
「うわぁぁぁん!!」
簪は楯無の胸を借りて泣いた
時間が経ち簪が泣き止む
「あり・・がとう・・・お姉ちゃん」
「大丈夫よ」
「うん」
「さてお礼言いに行かなくちゃね」
「誰に?」
「黒君よ。私も諭されてね」
「お姉ちゃんもなんだ」
「そうよ~」
「なら行こうお姉ちゃん!!」
「ええ、食堂にいるはずだわ」
簪と楯無は食堂に向かう
「さて料理も余ってたら貰おうかしら」
「料理?」
「黒君はね、とても料理が上手なのよ~」
「ホント?」
「ええ、私の料理でもとても敵わないわ」
「え・・・」
「どれだけあの兄弟はチートなのよ!!」
「そこまでなの?」
「今日ね黒君に宣戦布告されたけど正直戦いたくないわ」
「え!?」
「今までの戦闘訓練及び試合、模擬戦で一度もダメージを貰ってないのよ」
「なにそれこわい」
「しかもどれも本気じゃないときてるわ」
「そんなんチーターや!!」
「簪ちゃん!?口調!!口調が崩れてるわよ!!」
「おっと・・・ごめんね」
「新たな一面が見れたけど複雑だわ」
「酷いよ」
2人は食堂に着く
「黒君はいるかな~」
「楯無会長」
「あらあなたはクロエ・クロニクルさんでよかったかしら」
「クロエで大丈夫です」
「そうクロエさん、黒君はどこにいるのかしら?」
「そのことで伝言があります。屋上にいるので、だそうです」
「そうなのね」
「行こうお姉ちゃん」
「ええ。クロエちゃんありがとうね」
「いってらっしゃいませ」
2人は屋上を目指し食堂を出る
2人は屋上に着くとたばこを吹かしている黒がいた
「さっきぶりですね」
「相変らず悠々としてるわね黒君」
「さてどうですかね」
「黒」
「なんでしょうか簪さん」
「今日は・・・ありがとうね」
「なんのことでしょうかね」
「こら黒君、とぼけないの」
「たまにはいいでしょう?元々こういう性分なもので」
「酷いわ~黒君に弄ばれたわ~」
「お姉ちゃん!?」
「されたいですか?」
「え!?」
「黒!?」
「先に言ってきたのはそちらですよ?」
黒はたばこを消し楯無に近づく
「な、なによ」
「もっと弄ばれたいですか?」
黒は楯無に更に近づく
「黒、何をするつもりなの!?」
簪は手で顔を覆い隠すが目のところは開いている
「こうですかね」
楯無の顎を少し持ち上げ顔を徐々に近づける黒
「うにゃぁぁ!!」
「人で遊ぼうとするからですよ楯無さん」
黒は顔を放していき顔を赤くする楯無
「うぅ・・・黒君に辱められたぁ///」
「黒・・・大胆///」
「簪さんにもしてあげましょうか?」
「し、しなくていいよ///」
「そうですね。あなたとは健全な友人関係を築きたいですので」
「な、なんで?」
「あなたは1からISを造ろうとするその気持ち、勇気が凄いと思いまして」
「私も1から造ったけど」
「そうですか、ですが楯無さんは何かと私で遊ぼうとしますし」
「痛いとこつくわね」
「私もあなたのISにも興味あるので」
「わたしの?」
「はいあなたのIS<打鉄弐型>が非常に興味をそそりますね」
「そこまでなの?」
「はい。是非とも開発の協力もしたいものです」
「いいの?」
「大丈夫ですので聞いているのですよ」
「じゃあお願いしてもいい?」
「はい、篠ノ之束さん直伝の技を見せてあげましょう」
「ふぇ!?」
「本当なのそれ!?」
「そうですよ」
「なんで篠ノ之博士が黒に?」
「私の雇い主ですので」
「そうだったわね」
「そうなのお姉ちゃん?」
「そうよ」
「私にもいろいろとあるので今は話せませんのであしからず」
「は、はあ」
「さてそろそろ帰りましょうか」
「その前に黒君の料理残ってる?」
「ないですね、今度皆さんに振る舞う予定なのでその時でよければ」
「ホント!!」
「簪さん」
「なに?」
「あなたもどうです?」
「いいの?」
「いいですよ。それとこれからもよろしくお願いいたします」
「ありがとうね。こちらこそよろしく」
黒、簪、楯無は屋上から出ていき各自の部屋へと戻っていく
今回もお読みいただきありがとうございます
今回で第3章完結です