IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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第3話

 

この前の出来事(第1話)から1か月後のことである

 

 

 

「黒様、わたしに料理を教えてくださいませんか?」

 

「別にかまわないよ」

 

「ありがとうございます!!」

 

「これくらいどうということはないよ、それでレシピ本はあるかい?」

 

「ないですね」

 

「・・・いままでどうやって料理をしてきたの?」

 

「勘です」

 

「はい?」

 

「ですから、勘です」

 

「・・・・・・さい・・・」

 

「え?」

 

「今すぐレシピ本を買ってきなさい、金ならこっちで出すから」

 

「ですが・・・」

 

「い・い・か・ら」

 

「は、はい!!」

 

「最初は勘で料理ができるわけないからね」

 

「はい・・・」

 

「くー君いる~?」

 

「どうしましたか、束さん」

 

「はー君とくー君、一緒にIS学園に行ってくれないかな?」

 

「学生ですか?それとも教員としてですか?」

 

「学生としてだね、ふたりとも中卒でしょ?ちょうどいいじゃん」

 

「まぁ、いいですけどIS動かせるかわからないので入学できるかわかりませんよ?」

 

「はー君が動かせるからたぶんできるよ」

 

「あいつはなにやってんだか」

 

「いや~、資材運搬してたらこけて触ったら起動でけた」

 

「なに、やってんだよ弟よ」

 

「というわけで、くー君もやってみよう」

 

「了解です」

 

まぁ、案の定ISの起動は成功してしまったのである、面倒事を起こしてくれたな弟よ

 

「やっぱり、起動できたね~」

 

「ええ、まぁ弟と遺伝子は同じはずなので」

 

「そうなんだ」

 

「それで、いつからIS学園に通えばいいんでしょうか?」

 

「1か月後かな」

 

「了解です、それに規則とか学業の知識は叩き込まれているんで大丈夫ですから」

 

「おお~、すごいね」

 

「とりあえず敵を知るために学ばされました」

 

「うわ~大変だったね」

 

「とりあえず訓練だけさせてください」

 

「いいよ~あと君たちの専用機作っとくよ」

 

「ありがとうございます、ですがどうしてそこまでするんですか?」

 

「束さんの親友の弟が通うことになったからそれのサポートをしてほしいのと・・・」

 

「あとは?」

 

「なんたって私たちの騎士さんの強さをアピールしたいのだ~」

 

(完全に私欲な件について・・・まぁ、雇い主の命令(オーダー)だからしかたないか)

 

「とりあえず行ってきます、あとクロエが戻ってきたら教えてください」

 

「りょうか~いクーちゃんは、くー君を気に入ってるみたいだしね」

 

「それは嬉しい限りです」

 

といい訓練に向かう白の背中を眺めながら

 

「やっぱり、かっこいいな~はー君とくー君///」

 

「そうですね、白様と黒様はかっこいいですね束様///」

 

「なぁ!!いつのまに!!」

 

「ついさっきです」

 

「さっきのこと2人に言わないでね!!」

 

「さぁ、どうでしょうね?」

 

「うわ~ん、クーちゃんがいじめるよ~はー君、くー君たすけて~」

 

「ちょっと、待ってください束様!!」

 

 

 

その頃、地下訓練場では・・・

 

「なかなかに面白いけどシュミレーションだと物足りないな」

 

「ならば相手をしようか弟よ?」

 

「兄貴来たんだ」

 

「ああ、こちらもISを動かせたからな」

 

「やっぱり」

 

「やっぱりって、まぁそれはさておき訓練するか」

 

「あとで模擬戦しようぜ」

 

「パス」

 

「なんでよ」

 

「解放空間でないからと弟の相手が面倒だから」

 

「そりゃないよ」

 

「それに束さんが俺らのために専用機をつくるらしいからそっちができたらな」

 

「それはいいね」

 

「だからいまは個々での訓練だ」

 

「了解だよ兄貴」

 

「だがわからんぞ、例えば「はー君、くー君助けて~!!」・・・こんなこととかな」

 

「どうしたの、束?」

 

「クーちゃんがいじめるの~」

 

「本当か、クロエさん?」

 

「少しは・・・」

 

「だめだぞ、内容は聞かないけど相手の嫌がることはしないように」

 

「はい・・・申し訳わけませんでした」

 

「ならよろしい、次したらあの約束は無しにするからね」

 

「それは勘弁ですね」

 

「クーちゃんの料理もいけるけど、くー君の料理も美味いよね」

 

「兄貴の料理は美味いからな」

 

「生きるために身に着けたスキルだがそう言ってもらえるとありがたい」

 

「俺が食材の調達、んで兄貴が料理担当いいコンビだな」

 

「おまえは面倒で料理をまかせたんだろう」

 

「そうともいう」

 

「なにがともあれ、今日は訓練あがるよ」

 

「なにもしてないけどな」

 

「うるさい、おまえはきょうのデザート無しな」

 

「そんなぁ、殺生なぁ・・・」

 

「それじゃ、いくかクロエさん」

 

「は、はい!!」

 

黒とクロエが訓練場を帯出した後、白は訓練を再開しながら

 

「んで、束はどうすんの?」

 

「どうとは?」

 

「兄貴と俺をIS学園に入学させるのはいいけど束はどうするのかって話」

 

「そうだね~一緒に行こうかな、箒ちゃんも心配だからね」

 

「箒って妹か?」

 

「そうだよ、私がISを作って世間に公表した結果として家族全員バラバラになっちゃったからね、さすがの私も申し訳ないと思ってるよ」

 

白は一旦訓練を中断してその場に座って束に向き合う

 

「辛かったり、悲しかったりするのか?」

 

「するよ、私のせいで家族には迷惑をかけたしね・・・でも泣いていられないよ、私がしてしまった責任だからね・・・」

 

「そうか」

 

白は立ち上がり束の目の前に行き抱きついた

 

「な、な、なにして「泣いていいんじゃない」・・・え?」

 

「俺にはまだ泣きたいという場面に遭遇したことがないがこれだけはわかる。束は泣いていいと俺は思う。泣きたいなら泣いて一度スッキリした方がいい。」

 

「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「頑張ったな、束」

 

 

大声で泣く束を優しく抱きしめつつなだめていた。泣き止む頃にはだいだい夕飯の時間になっていた。

 

「あ、ありがとうね白君///」

 

「どういたしまして、少しは楽になった?」

 

「うん、楽になったよ」

 

「そりゃよかった、そろそろ飯時だから行こうか」

 

「そうだね、行こうか美味しいご飯が待っている!!」

 

「せやな、ところで束」

 

「ん~なに?」

 

「なんで今あだなじゃないんだ?」

 

「そ、それはね秘密だよ!!」

 

満面の笑みで返す言葉に、白は束かわいく思えてしまう。たたでさえ、プロポーションがいいので白は顔が少し赤くなった。

 

「あれ~、白君顔が赤いぞ~」

 

「うるせぇ、抱きついたことを思いだしたことを思い出しただけだ//」

 

「あはは、そういえばそうだね///」

 

「と、とりあえず行くぞ!!」

 

「う、うん!!」

 

 

 

少し時を遡り、キッチンでの会話

 

「クロエさん、大事な話がある」

 

「なんでしょうか?」

 

「今月いっぱいで料理スキルをクロエさんに叩き込む」

 

「なぜでしょうか?」

 

「来月からIS学園に入学することになった」

 

「え・・・」

 

「そのため会える回数も時間も減る、その間クロエさんには束を支えてほしい」

 

「・・・わかりました」

 

(目に見えるようにしょぼくれているな。しかも料理中にである。そんなことになれば怪我を・・・)

 

「・・・ッ!!」

 

「大丈夫か!!これは指を深くいったな。今救急箱を持ってくる」

 

そう言い残して火を止めてからキッチンから出ていくとクロエの頬に液体(なみだ)が流れる。初めての経験で混乱していた

 

(なんでしょうかこれは、瞼からどんどん溢れてくる・・・それになにかモヤモヤした気持ちは・・・)

 

そんなことを考えているとキッチンに黒が戻ってきて

 

「クロエさん大丈夫か・・・ってどうした傷が痛むのか」

 

「・・・それもあります・・・で、ですがそれとは別に黒様の話を聞いて・・・」

 

「IS学園に通うことで時間が取れなくなることかな?」

 

そんなことを言いつつクロエが怪我をした場所を消毒しつつ絆創膏を貼った

 

「とりあえず大丈夫だ、それで俺の話を聞いて悲しくなって泣いたのか」

 

「・・・たぶんそうです」

 

「たぶんってなぁ、いいかクロエさん涙が流れる時は例外を除けば悲しい時だ」

 

「・・・」

 

「俺としては懐いてくれる分にはかまわない。でも俺のことで感情を溜め込まないでほしいかな。嬉しいなら嬉しい、悲しいなら悲しいでいいから」

 

「・・・」

 

「それでクロエさんはどうありたいんだ?」

 

「わ、わたしはもっと、黒様と一緒にいたいです・・・///」

 

「そうか、なら束さんにかけあってみるか」

 

「え?」

 

「IS学園に通えば一緒にいられる時間が増えるぞ?」

 

「・・・・・・・です・・・」

 

「聞こえんぞ、はっきりと言って」

 

「私も一緒に行きたいです!!」

 

「OK、今日掛け合ってみよう」

 

「ありがとうございます!!」

 

「さて、決まったところで料理を再開しますか」

 

「は、はい・・・あともう一つ・・・」

 

「ん、なんだい?」

 

「よ、呼び捨てでお呼び下さい///」

 

「・・・わかったよ、クロエ」

 

「ありがとうございます///」

 

「それと俺からのお願いだ」

 

「な、なんでしょうか?」

 

「笑って」

 

「え?」

 

「楽しかったり、嬉しかったりしたら笑え」

 

「・・・わかりました」

 

「よろしい、あと今日は見てろ」

 

「え?」

 

「怪我をしたんだ、今日は危ないから見てなさい」

 

「・・・はい」

 

「落ち込むな、明日からはまた教えるから」

 

「は、はい!!」

 

「いい返事だ」

 

そういいクロエの頭を撫でると顔を赤らめ俯いた。その後顔をあげて慣れないながらも笑顔をつくっていた。

 

(これからに期待だな)

 

と思いつつ料理を再開していった。

 

 

 

この出来事がきっかけでクロエは徐々に笑顔が増えていったそうだ

 

 

 

夕食後

 

「束さん、少し話があります」

 

「なにかね、くー君」

 

「クロエも一緒にIS学園に入学させていただけないでしょうか?」

 

「いいんじゃない、クーちゃんもIS動かせるし」

 

「ありがとうございます、それからISにおけるプログラムや整備の仕方を教えてください」

 

「なんで?」

 

「四六時中、束さんと一緒にいるわけではないため自分で整備および開発をしたいと思ったまでです」

 

「・・・きちんとした理由だね、いいよ教える」

 

「ありがとうございます」

 

「そのかわり、スパルタだからね」

 

「大丈夫です」

 

「ならよろしい、明日からみっちりいくよ~」

 

「ありがとうございます、そしてよろしくお願いします」

 

黒、白、クロエの3人はIS学園の入学することとなる

 

 

 

 

 

「確認取ってないけどはー君、くー君の2人がISに乗れることばらまきますか」

 

「た・ば・ね・さ・ん」

 

「な、な、何かな・・・」

 

「明日の夕飯かデザート抜き」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

束が黒にいろんな意味で勝てないと悟った瞬間であった

 

 

 




第2話終了でございます

コメントしていただいた方ありがとうございます

今回までがIS学園入学前とさせていただきます

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