IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
始めまして?山田麻耶です
今日は今日でいろいろとあって大変でした
トーナメントの準備や運営、なぜかVTSの発動とかどうなっているんでしょう?
黒、千冬、麻耶はラウラが運び込まれた医務室へと向かっていた
「織斑先生、ボーデヴィッヒさんのISはどうなっていますかね?」
「分からん、しかしVTSはアラスカ条約により開発および使用は禁止されている」
「それにしても驚きですよね」
「そうですね。さてドイツはどう反応してきますかね」
「ボーデヴィッヒの帰国は命令してくるだろうな」
「・・・潰してきましょうか?」
「面倒が増えるからやめろ」
「そんなことしないでくださいね!?」
「しませんよ・・・多分」
「多分ですか!?」
「山田先生で遊ぶな」
「あちらから何もしてこなければ何もしませんよ」
「く、黒君、怖いです」
「火の粉が降りかかるのであれば消火器で対応します」
「実害レベルですね」
「着いたぞ」
3人は医務室に着き、入るとベットには気絶しているラウラがいた
「まだ気絶しているな」
「悪いことしましたね」
「しょうがないと思いますけど」
「あの愚弟はやりすぎたんですよ」
「あの零閃というやつか?」
「そうですね。白のみで出せる最大速度を出しての攻撃は私も相手にはしたくありませんよ」
「どれほどなのですか?」
「代表決定戦で見せたものより早いと思いください」
「あれよりですか!?」
「本気はあれですが全力は今日見たものも超えます」
「本気と全力は同じなのでは?」
「私たち兄弟では、本気は自身の持てる最高ですが全力は全ての柵を捨てての最高です」
「は、はぁ」
「まだ見たことありませんよね」
「そうだな」
「それもそうです。白は『鈍』すら見せていませんので」
「『鈍』ですか?いかにも切れ味は悪そうですが」
「制作者の皮肉ですよ『鈍』は悉く全てを斬る日本刀です」
「皮肉だと?」
「効果は分子結合を切るですね」
「なんだと」
「白曰く俺ならISの絶対防御すら逝けるだそうです」
「絶対防御すら意味を成さないとはな」
「ん・・・んん」
医務室のベットから声が聞こえた
「お目覚めですね」
「そのようだな」
「あれ・・・ここは・・・」
「おそようさまですボーデヴィッヒさん」
「!!・・・双葉黒か」
「私もいるがな」
「教官・・・」
「教官ではない。ここでは織斑先生だ」
「は、はい」
「私もいますよ?」
「・・・すまないが誰だ?」
「酷い!!あなたたちの副担任の山田麻耶です!!」
「そ、そうか」
「それはさておきだ、今はゆっくりしていろ。全身に負荷が掛かり筋肉疲労が残っている」
「わかりました」
「さて本題だラウラ」
「なんでしょうか」
「貴様のISにVTSが隠されて搭載されていた。これは知っていたか?」
「いえ知りませんでした。今日の決勝で発動したのも強制でしたので」
「ISのSEが0にも関わらず発動しましたしね」
「ということはドイツ軍の上層部か」
「深読みしますと男性IS操縦者を殺しに殺しにきたのでしょう」
「・・・候補がありすぎますね」
「私はどうすれば・・・」
「私から言わせていただきますとあなた自身でいてください」
「どういうことだ?」
「今回は、私たち兄弟との闘いでしたのでなんともありませんでしたが私たち以外では被害が出たと思います。そうなってしまえば未来を生きていく者の可能性を奪うことになりますので」
「そうだな・・・」
「今回のことを胸に刻み、次に同じことにならないようにしてくださいね」
「ああ、わかった。これまでの事を受け入れてこれからを生きていこう」
「では私は帰りますね」
黒は医務室を出ていく
「・・・きょ・・・織斑先生」
「なんだ?」
「私は・・・何者なのでしょうか?」
「ふむ、貴様はラウラ・ボーデヴィッヒだ。貴様は何も知らない只の1人の人間だ。これから悩んでいろんなことを知れ」
「・・・そうですね。わかりました教官」
「教官ではない織斑先生だ」
ラウラにデコピンを与える
「行くぞ山田先生」
「はい。早く良くなってねボーデヴィッヒさん」
千冬と麻耶は医務室から出ていく
「・・・いろいろと謝らないとな。特に部隊のみんなやあの兄弟にはな」
ラウラは天井を見上げ携帯を取り出す
この頃、黒はタバコを吹かしていた
「どんな風に改心してくれますかね
(そろそろ私も自分と向き合うべきですね・・・過去に囚われた者に未来は掴めない・・・弟も割り振ったみたいですし、これ以上は女々しいだけですね)
「さて帰りますか」
黒が帰ろうとすると楯無と遭遇する
「あら黒君」
「どうも楯無さん」
「今日はお疲れさまね」
「そうですね。今日は疲れましたので帰らせていただきます」
「今週はVTS関連やシャルちゃん関係で書類が増えるわよ」
「面倒ですね。それと楯無さん」
「なにかしら?」
「私たち兄弟はアイドルになるので」
「ん~?何を言ってるのかな!?」
「私の人生は私が責任を取りますのでご安心ください」
「いや、そういわれてもね」
「織斑先生と束さんは了解済みですよ?」
「ならいいんじゃない?」
「とりあえずの報告ですよ」
「そう、手回しはいらないわね」
「最低限はしてもらいますよ」
「わかったわ。これで貸しは無しね」
「・・・まだいくらでもあるように思いますけど」
「なんのことかしらー」
「先週、水曜、書類・・・」
「う、頭が」
「まぁ貸しはこれで無しにしますよ」
「あら優しいわね」
「気分次第ですよ。この前みたいなことにならないようにしてくださいね」
「・・・わかったわ」
「それでは私はここで」
「そうね、また明日ね」
楯無と別れ寮に入っていく
「さて今日の夕飯はどうしますかね?心配させてるのでクロエの好物にしましょうか」
いろいろと考えていると1049室に到着した
コンコン
「ただいま戻りました」
「おかえりなさいご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」
自室に戻るとクロエではなく先ほど別れた楯無がいた
「・・・寝ます」
黒はベットに向かう
「えぇ!?待って!!待ってってばぁ!!」
「・・・おやすみなさい」
「ちょっとぉ!!」
「煩いですよ?あなたは人の安眠を妨害するのですか?では今度楯無さんの安眠を妨害させていただきますね」
「うぐっ・・・それと安眠は妨害しないで」
「なら寝させてください」
「はい・・・」
「それとクロエはどこに行きましたか?」
「クロエちゃんは簪ちゃんと一緒にいるわ」
「そうですか・・・おやすみなさい」
黒はベットに入るとすぐに寝てしまった
「本当にお疲れみたいね。可愛い寝顔しちゃって」
「なにしてるの・・・
楯無は後ろを振り向くと簪とクロエ、セシリアがいた
「楯無会長は何をしているのでしょうか」
「えぇっと・・・黒君の介抱よ」
「・・・ぬかしおる・・・zzz」
「ですってよ」
「なに今の寝言は?」
「・・・覚醒意識なり・・・zzz」
「だってお姉ちゃん」
簪をセンターにしてクロエとセシリアが楯無に近づいてくる
「べ、弁明をさせてちょうだい」
「とりあえず私の部屋で聞くから」
簪は携帯を取り出すと電話をかける
「もしもし」
『どうしたの~かんちゃん?』
「今からお姉ちゃんを説教するんだけど虚さん呼んでもらってもいいかな?」
「待って簪ちゃん!!それだけは!!」
『いいよ~』
「本音ちゃーん!!」
簪は電話を切るとスカートのポケットに携帯をしまい、楯無の両腕を掴む
「それじゃあお姉ちゃん、行こうか」
「いやぁぁぁ!!」
簪に引きずられて楯無が部屋を出ていく
「油断も隙もありませんわね」
「まぁ、あのまま簪さんに怒られるか黒様に怒られるかの2択ですけどね」
「それもそうですわね」
クロエとセシリアは黒の近くに行く
「黒さん、心配させないでくださいまし」
「黒様、もう無茶はしないでくださいね」
「・・・それはわからん・・・zzz」
「随分と器用ですこと」
「寝たまま会話できるとは驚きですね」
「・・・モウヤメルンダ・・・zzz」
「どんな夢をみているのでしょうか?」
「・・・また離れなけるば・・・zzz」
「本当にどんな夢を見ているのでしょうね?」
「んん・・・」
寝ていた黒が起きた
「・・・おそようございます」
「あら起こしてしまいましたわね」
「おそようございます黒様」
「ああ、それでお2人はどうして私の近くに?」
「心配しまして来ましたわ」
「そうですか」
「黒様大丈夫ですか?」
「疲れてる以外は大丈夫です」
「あんなことがありましたしね」
「さて夕飯を作りますか」
「黒様、今日は私が作りますので休んでいてください」
「そうですか。ありがとございます」
「わたくしもお手伝いしましょう」
「セシリアさん、やめてください」
「そうですか・・・」
「セシリア嬢、落ち込まないでください」
黒はベットから出てセシリアの頭を撫でる
「く、黒さん///」
「ずるいです!!」
「クロエもしてあげますよ」
クロエの頭も撫でる
「えへへ///」
「・・・これが父親の感覚でしょうか?」
「娘みたいですわね」
「娘ですか?」
「ええ、そうですわね」
「娘じゃ嫌です!!」
クロエは大声を上げた
「クロエ、どうしました?」
「私は・・・私は娘じゃ嫌です!!黒様にずっとお慕いしていたいのです!!」
「クロエさん!?」
「・・・あ」
「やはりそうでしたか」
「気付いていたのですか」
「ええ、私の決心が付くまで答えは出さないようにしていましたが」
「待ってください黒さん!!」
「なんでしょうかセシリア嬢」
「わたくしも黒さん、あなたの事が好きですわ」
「知っています。ですので答えは出さないようにしていましたのに」
「過去の出来事ですよね」
「なんで知っているのでしょうか?」
「白様に教えてもらいました」
「弟は随分とおしゃべりですね」
「どういうことですの?」
「私は沢山の兄弟を目の前で失いました。それ以来、私は自分が好きになったものを失うことになりたくないがために相手と距離を置くようになりました」
「あの話の続きですわね」
「ええ、過去にも何回か好意を抱かれましたが何もせず逃げました。こんなにも惨めな自分が嫌で誰にも関わらず生きていくと思っていました。ですがこの学園に来て自分を見つめ直す時がきました」
「いつですの?」
「ラウラさんが来てからですね。あの方は私と酷似しておりました。ラウラさんは力の為に全てを捨てようとしていて、私は過去の為に全てを捨てようとした」
「「・・・」」
「本当に私は馬鹿でしたよ。過去は過去ですのに」
「そうですわ!!」
「そして今日の出来事で吹っ切れました。ラウラさんは今までの事を受け入れて生きていく。そう誓われましたよ、それで私も決心が着きました」
黒はクロエとセシリアを抱き寄せる
「私は誰か1人を決めることはできません。それでもいいですか?」
「いいですよ黒様///」
「わたくしもですわ///」
「クロエに
「「はい!!」」
「すみませんが少々眠たくなってきましたので寝ますね」
「お疲れ様ですわ」
「おやすみなさいませ黒様」
(本当にいい人に好かれたな・・・)
黒はベットに潜り眠っていった
今回もお読みいただきありがとうございます
黒のハーレム化決定です
シャルはどうするか迷っております