IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
どうも双葉黒です
今日からはドイツ入りです。向こうではどんな事をするのか楽しみですよ
ついでにクラリッサ・ハルフォーフさんにはどんなことをしてやりましょうか
黒とクロエは飛行機から降りロビーまでいくと軍服を着たラウラがいた。どう考えても場違い感が酷かった
「・・・一目で分かりますね」
「そうですね、行きますよ」
「ん?おーい黒兄貴にクロエ!!」
ラウラは2人を見つけたようで飛び跳ねるように手を振る
「久しぶりですラウラさん」
「ああ久しいな黒兄貴にクロエ」
「軍服なんですね」
「これが1番楽だからな。車を待たせている行くぞ」
ラウラを先頭にして空港を後にするとジープのところまで向かった
「さぁ乗ってくれ」
「分かりました」
3人はジープの中に乗ると青い髪をした眼帯をつけた女性がいた
「運転頼むクラリッサ」
「了解です」
「ラウラさんこの人があなたの副官ですか?」
「そうだぞ」
「私がクラリッサ・ハルフォーフです」
こちらに顔をむけてクラリッサが挨拶してくる
「ラウラさんに変な知識を植え付けたのはあなたでしたか」
「何を言ってるんですか?」
「恍けるならそれでいいんです」
「は、はぁ」
クラリッサはジープを発進させる
「どうだったかイギリスは」
「楽しかったですよ。データ取りの対戦者は強かったですし」
「それでも完全勝利でしたよね」
「そうなのか?」
「ノーダメージです、実際簪さんやラウラさんの方が強いですよ」
「隊長、黒さんはどれほど強いのですか?」
「そうだな、白兵戦では教官より強いぞ」
「織斑教官よりもですか!?」
「ああこの目でしっかりと見たぞ」
「そうなのですか黒様」
「ええこちらは武器の使用をしましたが多分なくても勝てるでしょう」
「それほどとは・・・」
「白兵戦にIS戦ともに学園内最強クラス、しかも兄弟揃ってだ」
「まだ生徒会長とは戦ってないですがね」
「そうですが黒様でしたら勝てそうですけど」
「分かりませんよ。楯無さんのISに関するデータが分からないのに対してあちらは知っているのですよ」
「そうか」
「ここだけの秘密にできるのであれば必勝法はありますけど」
「先ほどの話を聞いている限りでは無理なのでは?」
「私のIS<トイフェル・シュヴァルツ>の切り札を使えばいいのですよ」
「切り札・・・以前に言っていたものか?」
「スタイル名QS、その名の通り殺傷性が高く現状弟でしか対応できないものです」
『ただ時間が問題だけどな』
「誰だ!?」
「すみませんね、私のISは特殊なのですよ」
『俺は「D」、トイフェル・シュヴァルツのISコア人格だ』
「コア人格ですか!?」
「驚きますよね」
「はい」
『仕方ねぇさ青髪の軍人』
「名前ぐらい覚えなさい『D』」
『面倒だな』
「私はラウラ・ボーデヴィッヒだ」
『はいはい、ちびっ子軍人はラウラな』
「人が気にしていることを!!」
ラウラは後ろに向かって怒りだす
『さて運転手はなんて名前だ?』
「私はクラリッサ・ハルフォーフだ」
『あんたがクラリッサか。旦那によくもあんなことさせたな』
「何かしただろうか?」
「『D』それまでです。後は私がやりますので」
『っち、わかったよ』
「ラウラさんにクラリッサさん私の事は何も言わないでくださいね。特に私が強いことは」
「どうしてですか?」
「ラウラさんには白兵戦を頼まれましたが女尊男卑の思想に染まってる人がどれくらいいるのか確かめたいのですよ」
「そうか、ではそうするぞクラリッサ」
「はい、では午後の訓練から入りますか?」
「そうしましょう」
「私は観戦してますね」
「黒兄貴は武器を使うのか?」
「基本はウロボロスにナイフで十分ですが今回は使いません」
「なんでですか黒様?相手は軍人ですよ」
「なんでしょうかね。織斑先生に勝てないのに本気を出すのはちょっと気が引けるのですよ」
「では相手から使用するように言われたらどうするのだ?」
「その時はウロボロスだけです」
「クラリッサも挑んでみてはどうだ?」
「私は遠慮しておきます」
「そうですか残念です」
「残念のように感じませんよ」
「知らんな」
「そろそろ着きますよ」
話しているといつの間にか森の中に入っていき施設が見えてくる
「ここですか」
「そろそろ降りるので準備してください」
「分かりました」
黒とクロエは降車する準備をしてると停車する。4人はジープから降りると眼帯をつけた女性軍人達が出迎えてくる
「みんな出迎えご苦労」
ラウラが敬礼すると女性軍人達が敬礼を返す
「こちらが今日から3泊4日ここに滞在する双葉黒とクロエ・クロニクルだ」
「「よろしくお願いします」」
2人も敬礼をする
「隊長、男性IS操縦者ですか?」
「そうだ、ここに滞在している間は白兵戦を教えることになっている」
「男ですよ?私達に勝てる訳ないですよ」
「そうですか?では今の時点で私が勝てると思わない人は手を上げてください」
黒がそういうと20人くらいいる中で半数以上が手を上げる
「あんたなんかどうせ弱いんでしょ?」
「好きなだけ言っててください」
「随分と弱腰ね。怖いのかしら」
「とりあえずこの後の訓練は双葉黒が担当する。解散!!」
女性軍人はそれぞれ散らばる
「はぁ、戦力の差が測れない奴が多すぎだ」
「手を上げなかったのは4人ですか」
「その内1人は新兵だが成績はいい方だぞ」
「名前はノア・アクセルです」
「ノアさんですか」
「彼女は女尊男卑の思想もないので扱いには困りません」
「いい考えの持ち主ですね」
「ラウラさん格闘で勝てないならISでという流れになるかもしれませんがそれでもいいですか?できる限り回避しますが」
「かまわないぞ、私は観察している」
「私の技でも盗む気ですか?」
「そうだ」
「盗めるものなら盗んでください」
「わかったぞ」
「黒さんにクロエさん、遅くなりましたがこれから部屋の方に案内します」
「そうでしたね」
「こちらです」
クラリッサの後をついていき宿舎の中に入っていくと部屋の前で止まる
「ここです、鍵はこれです」
黒は鍵を受け取り中に入っていくと部屋の両サイドに2段ベットが1つずつあり窓が1つついてる質素な部屋だった
「予想してましたが2段ベットがあるだけの部屋ですね」
「ちなみに私とクラリッサの部屋でもある。使ってるのは右側だ」
「他はいるのですか?」
「いやいないぞ」
「そうですか、クロエは上と下どっち使いますか?」
「下で」
「分かりました」
「それで黒兄貴いつ委員会に行くのだ?」
「明日行こうかと」
「分かった、クラリッサ送迎頼めるか?」
「大丈夫です」
「なら頼んだぞ。ついでに黒兄貴の戦いを見てくるといい」
「そうですね」
「では私は少し外に行きたいのですが喫煙所はどこにありますか?」
「でしたらここを外に出て左手に進むと訓練所があるのですがそっちにあります。距離としてはここと訓練場の中間ぐらいです」
「ありがとうございます。では一服した後はそのまま向かいますね」
黒は部屋から出ていく
「黒兄貴はタバコを吸っているのだったな」
「つい教えてしまったのですが学生ですよね、いいんですか?」
「大丈夫です、黒様はただ今21です」
「同い年ですか!?」
「いろいろあるのでお教えは出来ませんが黒様は旅をしてからはこうして学園の生徒になったのです」
「そうなんですか」
「私達も行くぞ」
3人は部屋から出ていき訓練場に向かった
黒が訓練場に着くと7人の女性軍人とラウラ、クラリッサ、クロエが既についていた。交流を持とうと話しかけに行く黒
「早いですね」
「あなたを早く倒して隊長の訓練を受けたいだけです」
「おやおや早くも嫌われましたか」
「なぜ隊長があんたなんかに訓練を任せたかが分からないわよ」
「さてなんででしょうかね?」
「あんた知ってるの?今は女性の方が強いのよ」
「知りませんね」
「ここまで無知な奴が訓練官とか笑えるわね」
後ろでクスクスと笑いだす5人
「ノア、あんたからも何かいいなさいよ」
「僕は何も言えない・・・その人が強く思えるから」
「アンタ腑抜けなの?馬鹿みたい」
「あなたは同じ隊の人をそこまで言える立場なのですか?」
「そうよ」
「あなた名前は?」
「私はアザレア・トルフトよ」
「そうですか」
「私を舐めないことね」
アザレアは黒を威嚇すると黒は怖がる素振りを見せる
「怖いですねぇ」
「でしょう?」
「私は退散させていただきます」
黒は退散しラウラの元に向かった
「今度は隊長に頼るのかしら?」
「・・・嘘」
「あん?ノア何か言った?」
「何も」
この頃黒はラウラに話しかけた
「アザレアさんは強いのですか?」
「私の部隊シュヴァルツェア・ハーゼでは1,2を争う実力者だ。ただし私とクラリッサはそこには含まれないがな」
「そうですかそうですか」
「あれでも新兵なもんでな」
「今日はアザレアさんにしますか」
「黒兄貴も随分と捻くれた演技をするもんだ」
「勘違いする方が悪いでしょうに」
「それもそうだな。そろそろ開始時間だ」
ラウラは前に出ると号令を始める
「皆用意はできているな。先ほども紹介したが今日から3日間格闘訓練をする双葉黒だ。自己紹介してくれ」
「どうも双葉黒と申します。ボーデヴィッヒさんに依頼されここで訓練を見るようになりました。どうぞよろしくお願いします」
「ありがとう。それでこれから訓練を開始するが異議があるものは挙手をしろ」
誰よりも早くアザレアは挙手する
「なんだアザレア」
「そんな弱い男が訓練官とはどういうことでしょう?」
「女尊男卑の思想は無くせと言っているだろう。気に入らないか?」
「はい」
「では摸擬戦してもらう、それでいいか?」
「もし私が勝ったらその男はここから出ていって貰います」
「ふざけるなよ」
「いいですよアザレアさん」
「いいのか?」
「ええ、その代わり私が勝った場合あなたたちの持つ女尊男卑の思想を完全に消してもらいます」
「勝てるわけないのに。それでいいわよ」
アザレアは前に出て木製のナイフを取り出す
「では皆は退避してこの摸擬戦を見てもらう」
「あんた武器は?」
「使いません」
「ふざけないで!!」
「使っていいのですか?」
「あるなら使いなさい。そうでないと私には勝てないわよ」
「はいはい」
黒はどこからともなくウロボロスを装備する
「気性が荒いですね。それでも軍人ですか?軍人なら冷静に分析したらどうです?」
「煩いわね!!」
アザレアは黒にナイフで斬りかかるが半身傾け斬撃を躱し足を引っ掛けて転ばす
「牙煉撃」
「くっ!!」
黒がストンピング攻撃するが回避され地面を少し陥没させる
「あらら避けられてしまいましたね」
「なによその威力は!?あんた弱かったんじゃ」
「私はそんなこと何1つ言ってませんよ。あなたが勝手にそう思い込んでいただけじゃないですか?」
「汚いわよ!!」
「戦いに汚いも綺麗ありません。そこにあるのは生か死だけですよねラウラさん」
「そうだな」
「くっ!!」
「さて次はこちらから行きますよ」
黒は両手を下げたまま歩いてアザレアの方に歩いていく
「ならこっちも!!」
アザレアはもう1本のナイフを取り出し左手で逆手に持ち右手のナイフを黒に向け構える
「構えですか・・・わかりましたよ」
「これで!!」
アザレアは我慢できず黒に右手のナイフで再び斬りかかるが黒の右手で手首を掴まれてしまう
「はぁ!!」
「そろそろです」
次は左手のナイフで斬りかかるが左手でナイフを持つ手ごと掴まれる
「離しなさい!!」
「終いです」
黒はアザレアの腹を膝で打ち上げると両手を放すと同時にナイフもアザレアの手から離れる
「ぐはぁ!!」
「蛇翼崩天刃」
打ち上げたアザレアの下に潜り更に高く打ち上げるように蹴り上げると自由落下で落ちてくるので受け止める黒
「おっと、大丈夫ですか?」
アザレアは受けたダメージが強かったせいか気絶していた
「ボーデヴィッヒさん、アザレアさんは気絶しましたよ」
「そうか、どうだ皆これでも双葉黒が訓練官であるのに異議があるか?」
ラウラが問いかけるが誰も否定の返事が出てこない
「だろうな、実際この方は私よりも遥かに強い」
「本当ですか!?」
「どころか織斑教官にも勝ったのだ」
「・・・何教えてるんですか。秘密にしてと言いましたよね」
「あ・・・すまない」
「まぁいいですが、それでさっきの賭けの内容は覚えていますよね。皆さんには女尊男卑の思想は消してもらいます」
「あ、ISならどうなんですか?」
「いいですが私はボーデヴィッヒさんに勝てますよ。それでも挑戦しますか?」
「そ、そんな隊長が・・・」
「私も最初は驚いたぞ、黒兄貴が教官に普通に勝ってしまったのだからな」
「ラウラさーん呼び方がいつものですよ」
「もういいだろう。それ以来私は黒兄貴と呼ぶことにしたのだ」
「おお~」
隊員からはなぜか拍手が起こる
「それではこれから黒兄貴の訓練を開始する。後は頼んだぞ黒兄貴」
「なんだかもう疲れましたよ」
「旅疲れか?」
「ラウラさんのせいですよ」
「え!?す、すまない」
「とりあえずアザレアさんをよろしくお願いします」
「ああ分かったぞ」
黒はラウラにアザレアを渡し訓練を始めるのであった
今回もお読みいただきありがとうございます
集団では考えがばらけることはよくありますよね
そんな事を解決しようと頑張る黒でした