IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
『なんでこんな面倒なことしなきゃなんねぇんだか。Dだ、旦那にクロエは何事もなく帰国したとさちゃんちゃん』
黒は帰国してからというものの346プロと学園を行き来する生活だったが夏休み終盤でもそれは変わりなかった。夏休み最終日である今日も黒と白は仕事の見学に行くと言って346に行っていた。海外組もIS学園に戻ってきていた
「はぁ・・・暇ですね」
クロエは1人寂しく学園の寮に籠りきっていた。するとドアをノックする音がしたのでクロエはドアを開けると一夏がいた
「一夏様どうしましたか?」
「今日さ夏祭りあるんだけど行くか?」
「夏祭りですか?」
「ああ、それでクロエと黒・・・黒はいないんだっけか?」
「ええ」
「それで黒と白以外の人は来るらしいけど来るか?」
「暇なので行きます」
「分かったそれじゃ今日の3時頃にモノレール駅前に集合な」
「分かりました」
一夏は部屋の前から立ち去りクロエは部屋に戻り時計を見ると既に2時半を回っていた。クロエは部屋着から純白のワンピースに着替え麦わら帽子を被り必要なものだけショルダーバッグに入れてモノレール駅に行くと男性陣を除くいつものメンバーがいた
「お待たせしました」
「大丈夫だぞクロエ」
「一夏はまだ来ないのか?私を誘っておいてどういうことだ!!」
「そうね女性よりも先に来るのが普通じゃないの?」
「箒様に鈴さん、一夏様は先ほど私にお誘いをかけたので忙しかったのではないでしょうか?」
「そうなのか」
「それなら仕方ないわね」
「そういえばクロエ、あれ完成したよ」
「あれが完成しましたか」
「大変だったよ。特に切り札が」
「あれとはなんだ?」
「僕のISの新しい武器だよ」
「シャルロット・・・どんなの?」
「近接ブレードを魔改造したもの」
「魔改造とはまた物騒ですわね」
「これもクロエと黒のおかげだよ」
「「黒さんですか!?(黒兄貴だと!?)」」
「うん」
「ズルいですわよ!!」
「そうだぞ!!」
「あれ?2人も黒に何かしてもらわなかった?」
「「・・・」」
シャルロットが2人に問いかけると急に黙ってしまう
「沈黙は・・・肯定だよ」
「「ぐぬぬ・・・」」
「おーいみんなー!!」
一夏は手を振ってこちらに近づいてくる
「待たせてごめんな」
「「遅い!!」」
「悪かったって箒に鈴」
「私達には・・・ないの?」
「ごめんなみんな」
「気にしてないから別にいいよ」
「そういってくれるとありがたいよ。さて行こうぜ!!」
全員が駅の中に入りモノレールに乗ると発進していく
夏祭りに向かうまで時間があったが潰し祭りに行くとステージが開催されてた
「何かやってるのでしょうか?」
「346のアイドルが特別ライブするらしいぜ。見に行かないか?」
「いいわね」
「みんないいか?」
全員が頷くと人を掻き分けて前に行くと既に開始していた
「お~
「CI?」
「ああ、あそこの二つ結びの小さいのが黒と白の妹だぜ」
一夏、鈴、簪を除くメンバーは驚いていた
「「「「「はい!?」」」」」
「ラウラより小さいんじゃない?」
「そうかもしれないな」
「あれで17歳」
「あのようなお身体で大丈夫かしら?」
「そこは・・・黒と白の・・・妹?」
「「「「「納得」」」」」
「せやな、あれが俺らの妹だもんな」
「そうだよな白・・・ん、白?」
一夏は後ろを振り返るとそこには黒と白がいた
「アイェェェ!!ハクトクロ!?ハクトクロナンデェェ!?」
「黒兄貴に白兄貴!!」
「どうも皆さん」
「あんた達驚かせないでよ」
「「知らんな」」
「黒様に白様、見学はどうしたのですか?」
「見学はこれですよ」
黒はステージの方を指差す
「まぁもう終わりましたので自由にしてますが」
「黒に白・・・お疲れ」
「おう、お疲れさん」
ステージが終了すると先ほどまでいた客が祭りの方に流れていき人がいなくなる
「おーい黒さーん白さーん」
「水野さんどうしましたか?」
ステージ裏から水野Pがでてきて黒と白に声を掛けてくる
「今日はもう解散ね」
「わかりました」
「それで後ろの方たちは?」
「俺と兄貴の友人っすよ」
「そうでしたか・・・あの時のセシリアさんにクロエさんでしたっけ?」
水野Pはセシリアとクロエに気付いたようで声を掛ける
「どうもですわ」
「どうも」
「うーん、全員何かこうティンとくるね」
「やめてくださいね」
「ダメかい黒さん?」
「私達兄弟以外は学生ですし学業とその他で時間が無いのでやめてやってください」
「残念だな」
「白兄さんに黒兄さんここにいたんだ」
同じくステージ裏から杏に智絵理、かなこがやってくる
「お疲れ様です杏に智絵理さん、かなこさん」
「お、お疲れ様です」
「お疲れ様です。この人たちは誰ですか?」
「俺らの友人だ」
「へー」
「なぁ白兄貴」
「なんだ?」
「こいつが兄貴達の妹なのか?」
「こいつとは酷いね眼帯さん」
杏とラウラは睨みあうと黒と白は間に入り止める
「ラウラさん落ちつきなさい」
「杏もだ」
「「ぐぬぬ」」
「妹よ、年下相手にみっともないですよ」
「名前も知らないしいいじゃん」
「はぁ・・・」
黒は溜息を吐くとラウラの方に振り向く
「ラウラさんも目上の人には礼儀があるでしょう?」
「す、すまない」
「それに杏は頭脳でここにいる私以外に勝てる人はいないのですから」
「どやぁ」
杏は誇らしげにドヤ顔をする
「なんだと?」
「なんせ私と弟の妹ですよ?」
「「「「「「「「納得した」」」」」」」」
「「知ってた」」
「黒さんってどれだけ凄いんだろう?」
「杏ちゃんより凄いってことは確かみたいだよね?」
「そろそろ帰るよ杏に智絵理、かなこ」
「「「はーい」」」
4人は撤収していく
「さて遊ぶぞ!!」
「終わった途端それですか。いいですけど」
「黒様、一緒に行きましょう」
クロエは黒の右手を繋いでくる
「それでは私は左手ですわね」
「悪いが既にもらった」
セシリアが動く前にラウラは黒の左手と繋いでいた
「そんな・・・」
「公平を規す為では時間制にしたらどうですか?」
黒の提案に3人は頷くといつものメンバーは祭りを楽しんでいくのであった
出店でいろんなものを食べたり遊んでいるとラフな格好をした弾と浴衣姿の蘭に遭遇する
「一夏に鈴じゃねえか!!」
「え!?い、一夏さん!?」
「おお弾に蘭ちゃん」
「あんたたちも来てたのね」
「どうもお久しぶりです弾さんに蘭さん」
黒と白も2人に近づいて会話しに行く。もちろん黒はクロエとラウラ、セシリアと一緒にである
「黒さんもいたんですか」
「ええ妹の仕事ぶりを見に」
「妹ですか?」
「「妖怪飴くれこと双葉杏」」
「あー杏か、苗字も一緒だし・・・な?」
「「えぇぇぇ!!」」
弾と蘭は黒と白の言葉に驚き弾は尻餅をつく
「あ、あの杏?」
「はい」
「黒さんに白さん、杏さんを俺にください!!」
弾は場所も考えずに土下座して要求してきた
「「知らんよ」」
「兄貴?」
蘭は弾の腹部を蹴ると弾が少し浮き上がる
「ぶべらぁ!!」
「恥ずかしいからやめて」
「すまねぇ」
弾は腹を抱えながら立ち上がる
「そういやさそろそろ花火上がるからよ移動しようぜ。いい場所知ってっからよ」
「そうだな行こうぜ」
弾につられ林の中に入っていくといい感じに木が無く見晴らしのいい場所にでる
「ここなら明かりも少なくてよく見えるぜ」
「よくこんな場所知ってわね」
「どうせ兄貴のことだしデートスポットを探してたらたまたま見つけたんでしょ?」
「そうだよ、悪いか!!」
「「ドンマイ」」
「ちくしょぉぉぉ!!」
弾は蘭と鈴の特に意味もない言葉で四つん這いになりながら地面を叩く
「クロエ、セシリア嬢、ラウラさん私達はあちらで見ましょう」
4人はいつものメンバーから離れて座るとラウラが黒の膝に座る
「「ずるい!!」」
「戻ったらしてあげますよ」
「「絶対ですよ!!」」
「おぉん・・・分かってますよ。そういえば3人に渡すものがありますのでそちらも渡します」
「もしかしてフランスで買ったものですか?」
「分かってしまいましたか」
「中身は見てませんが見てしまいました」
「そうでしたか」
時間は8時になり花火が上がる。何発も上がる花火は夜空を鮮やかに彩りやがて消えていく。花火をクロエとラウラは今まで見たことがなく大はしゃぎしていた。帰る途中のモノレールで2人は寝てしまい黒はラウラをおんぶしてクロエはお姫様抱っこで部屋に連れていきクロエのベットに寝かせる
「ぐっすり寝ていますわね」
「そうですね」
「明日からまた学校生活始まりますわね」
「私の場合は面倒しかないでしょう」
「頑張ってくださいまし黒さん」
「やれるだけやってみますよ」
「わたくしは黒さんを応援してますわ」
「ありがとうございます」
黒は自分の机に向かうと丁寧に包装された小包を4つ持ち出してくる
「これはセシリアの分です」
「ありがとうございますわ」
セシリアは包装を開けると幾何学模様のブレスレットが入っている
「綺麗ですわね」
「皆がお揃いですよ」
「誰か1人を特別扱いしないのは黒さんらしいですわね」
「特別扱いはしてますよ」
「誰ですの?」
「セシリアにクロエ、ラウラさんです」
「嬉しいですわ」
「さて私達も寝ますか」
「ご一緒してもよろしいくて?」
「断る理由はありませんよ」
「遠まわしですね」
黒とセシリアは同じベットで眠りについた。翌日クロエとラウラには問い詰められる事となったのである
今回もお読みいただきありがとうございます
番外編が書き辛いです・・・特に闇のま語が