IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
第82話
どうもクロエ・クロニクルです
最近は黒様の様子は元に戻ってきた気がしますがまだ用心しています
もし黒様がいなくなってしまったらと考えてしまうと・・・よしましょう
学園祭の襲撃から1週間ほどが経過した。パーティの翌日にトイフェル・シュヴァルツの整備を行ったが何も異常はなく通信障害が発生したままである。黒は以前ドイツで渡されたメモに記された場所に向かって歩いていた
「結構裏の方に来てしまいましたがここらへんですよね?」
黒はスマホの地図機能を使いながらメモに記された場所に近づいていた
「えっと・・・ここですね」
メモに記された場所に到着するとそこはBarだった
「とりあえず入ってから考えますか」
Barの中に入るとサングラスをかけた厳つい男性が1人そこにいた
「ようこそロダンへ・・・ってガキか、とっとと帰んな」
「一応成人はしてます」
「そうかい、なら適当に座んな」
黒はカウンターに座るとグラスを差し出される
「まず1杯だ」
「ありがとうございます」
黒はグラスの中の酒を飲み干す
「結構強いですね」
「いい飲みっぷりだな、さてあんた名前は?」
「双葉黒です」
「そうかあんたが双葉黒か。もう少ししたらあんたを呼んだ奴が来るだろうよ」
「わかりました」
黒が何杯か酒を飲んでいるとスコールとオータムがやってくる
「もう来てんのか早いな」
「いえいえ今来たところですよ」
「マスター私達にも同じのちょうだい」
2人は黒を挟むようにカウンターに座ると2人にも酒を出す
「いつものだ」
「ありがと」
「俺は量が飲みたいんだけどよ」
「なら外で飲みな」
「ケチくせーな」
「いいじゃないオータム、たまにはゆっくりしましょう?」
「わかったよ」
「マスターここで煙草は大丈夫ですか?」
「どんどん吸いな」
黒は煙草を取り出し火を付け吸い始める
「それでスコールさんはどうして私をここに呼んだんですか?」
「黒君にはこちら側に来てもらうけれどもどうやって学園から逃げだすかよ」
「それでしたら次の行事を利用すればいいのでは?」
「それだとお前がどうするかが問題なんだよ」
「それでこれを見てちょうだい」
スコールはUSBを取り出し黒に渡す
「これに作戦が?」
「そうよ、黒君には頑張ってもらうわよ」
「これで敵対勢力を潰せるようになると?」
「そんなところよ」
「お前はやるのか?」
「ええやりますよ。それで大切なものを守れるなら」
「お前はとんだ甘ちゃんだな」
「知らんな、でもやるべきことはやりますよ」
「はん、大抵の奴はそういって何もできやしぇねんだよ」
「そうですか。今は信用してもらわなくていいですがその内信用させてもらいます」
「やってみやがれってんだ」
「あなたたちは元気がいいわね。でもオータムの言う通りかもしれないわ」
「ふふん、そうだろスコール」
「でも戦闘においては随一の戦力になるわ。こればかりはオータムにも敵わないわよ?」
「はぁ!?俺の方がどう考えても強いだろ!!」
オータムはカウンターを思いっきり叩き立ち上がる
「落ち着きなさいオータム」
「いや落ち着けるかってんだよ!!」
「うるせぇぞ小娘、きーきー喚くな」
「いくらマスターでも俺にもゆるせねぇもんがあんだよ」
「んなもん知らねえよ、黒の方が落ち着きもあるし実際に
マスターは黒の方に顔を向けながら言い放つ
「お前もそういうのかよ」
「マスターの目は正確無比なのよ?なにもかもお見通しなんだから認めなさい」
「はいはい」
オータムは再び椅子に座ると酒を一気飲みする
「ただ珍しいわね。マスターが他人の事を強いなんて言うなんて」
「それくらいは見分けがつく、現に余裕だと思って黒は喋らなかったみたいだしな」
「そうなのかしら?」
「激昂してる相手程やりやすい相手はいませんよ」
「けっ、そうですかい」
オータムはイラついたようでそっぽ向いてしまった
「こらこらオータム拗ねないの」
「これは言い過ぎましたかね」
「悪いのはオータムの方なんだから黒が気にするな。実力も測れん奴が勝手にほざくからこうなる」
「あーやってらんねぇよ。おい黒、今度俺と勝負しろ!!」
「それで気が済むのならいくらでも受けましょう」
「そこ言葉絶対に後悔させてやるからな!!」
「いいでしょう、ただし私の切り札を使わせてもらいますよ」
「いいぜかかって来いよ!!」
「いいのかしら黒君?切り札は残しておきたいんじゃないのかしら?」
「仲間になるためのお土産だと思ってください」
「それなら別なのが欲しいわね」
「今は出せるのはないです」
「それは残念ね」
「仕方ないでしょう」
「それもそうね」
「さて私は帰りますね。マスターいくらでしょうか?」
黒は立ち上がり財布を取り出そうとするとマスターは首を振る
「金はもう貰ってるからいいぞ」
「おやそうでしたか」
「またね黒君」
「お前なんかさっさと帰れ!!」
「おー怖い怖い」
黒は店を出ていく
「そんなこと言わないのオータム」
「だってよー」
オータムはカウンターに突っ伏しながらスコールを見つめる
「今日は慰めてあげるわよ」
「あ・・・その///」
「やるんだったらこの店から出ていきな」
「そうさせてもらうわ」
スコールが立ち上がるとオータムも立ち上がり店から出ていく
黒は黒以外に誰もいない帰りのモノレールに乗ってIS学園に向かっていた
「どうしたもんですかね」
『旦那よ今更心配になったか?』
「そんなことはありません。ただ心配なんですよ」
『彼女たちがか?心配し過ぎだと思うぜ?』
「そう思うのも仕方ないでしょうが・・・私は心配し過ぎなんですかね?」
『旦那の女だぜ?潰れるならそれまでの女だったってことだろ』
「私はそんなことは言いませんよ」
『優しいんだな旦那は』
「お人よしですので」
『そういうことにしてやんよ』
「たまに思うのですが『D』は私をベースとしてできたのかが分かりませんよ」
『そりゃねぇよ旦那、俺は旦那をベースにしてできてんだから疑うところはないさ』
「それにしてもあまりにも捻くれてませんか?」
『・・・うっせ』
「はいはい」
モノレールが学園に到着すると黒は寮に向かって歩き出す。しばらく歩いて自分の部屋に戻ると既にクロエは寝ていた
「もう寝ていましたか」
『随分と早いこって、旦那に比べていい子だからなクロエは』
「うるさいですよ」
『へいへい』
「早いですが私も寝ますか」
黒はシャワーは明日にして寝巻に着替え寝るのであった
今回もお読みいただきありがとうございます
スランプになりつつありますが頑張ります