IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子- 作:ark.knight
投稿が遅くなり申し訳ございませんでした
どうも織斑一夏です
随分と長い間白にみっともない姿を見せたみたいで悪かったと思ってる。でも白のおかげで立ち上がれたような気がするよ
それにしても白のあの自信はどこから来るんだろうか?
昨日の励ましのせいもあって少し活気が戻った1組であるが変わりなく窓側の後ろの席が空いている。放課後になると約束を果たす為に生徒会室に向かうと楯無と遭遇する
「白君じゃない、今日はお手伝いよろしくね」
「お前も頑張ってくれよ?」
「分かってるわよ、先に虚ちゃんが入って仕事してるみたいだから行くわよ」
楯無は走って生徒会室の方に向かうと白も楯無を追いかけるように走り出す。生徒会室に到着し中に入ると先ほど楯無が言っていたように先に虚が仕事を始めていた
「おつかれ虚ちゃん」
「お疲れ様です会長に白さん」
「おうよ、んで早速だけどどんな仕事をすりゃいいんだ?」
「基本的には内容を読んで適切かどうかの確認をした後に判子を押すだけです」
「随分と簡単やな」
「白君は生徒会のメンバーじゃないから比較的簡単だけどその分量があるわよ」
「マジかよ・・・まぁ言っちまったことは仕方ねぇからやるか」
「それじゃそこに座って頑張ってね」
楯無は空いてる席を指さすと白はそこに座り仕事を始めていった
この頃セシリアとラウラはクロエがいる部屋であろう部屋の前に立っていた
「本音さんの話では夜な夜な魘されているらしいですわ」
「らしいな、早いところクロエにも元気になってもらわなくてはな」
「そうですわね」
ラウラは扉を開けると部屋の中は特に何も変わりなく綺麗であるが部屋の中からすすり泣く声が聞こえる
「・・・クロエさん」
「いくぞセシリアこれは私たちにしかできないことだから白兄貴に頼まれたのだからな」
「分かってますわ」
2人は部屋の中に入るとそこにはいつも黒が寝ていたベッドの上で枕を抱きながら泣いているクロエがいた
「久しぶりだなクロエ、元気に・・・できるわけないか」
「うっぐ・・・」
セシリアはクロエに近づくと抱きしめた
「わたくしがついていますよクロエさん」
セシリアの抱き着いた手を振りほどくと枕に顔をうずめしばらくすると泣き止み2人の方に顔を向ける
「・・・どうしましたか?」
「クロエの事が心配になって来たのだ、あの日からずっと学校の方に顔を出さないものだから私達やみんなが心配していたのだぞ」
「そうですわよ、わたくしもクロエさんがいなくて寂しかったのですよ?」
「・・・もう私はダメです・・・ここに来た理由も価値もなくなって」
「何を言ってるクロエ?」
「黒様がここに行くことになったから私もここに来て黒様からいろんなことを学んで笑って・・・それなのに黒様がいなくなって私が取り残されこうして泣くことしかできない・・・こんな自分に自己嫌悪していました」
クロエは目線を床に向け俯く
「そうでしたのね」
「それでクロエはどうするのだ?」
「どうって・・・もうどうでもいいです」
ラウラがクロエに近づくとそのままビンタをしバチンッと音を出した
「ラウラさん!?」
「ふざけるのも大概にしろよクロエ、お前が思っていることはな私達とて同じなんだぞ!!お前が学校に来ない間はなクラスの全員の雰囲気が最悪でそんな中でも白兄貴だけがまだ黒兄貴が生きていると信じて行動をしているのにお前だけが何もしないのか!!」
「私だってしたいですよ!!でも・・・」
「でもなんだ?」
「私にはみなさんのような力は無いです」
「なら頼ればいいのですよ、わたくしたちも手を貸しますし先生方も手を貸してくれるでしょう」
「ですが・・・こんな私に手を差し伸べてくれるでしょうか?」
「現状でなら2人いるぞ」
「え?」
クロエはセシリアとラウラの方を見ると2人がクロエに手を差し出していた
「クロエさんは1人ではないのですよ、私たちがついてますわ」
「どうだクロエちゃんと2人いただろ?」
「・・・ありがとうございますセシリアさんにクロエさん、って危ないですよ!!」
クロエは2人の手を取ると引き寄せられベッドの上から降ろされる
「これで全員か、白兄貴のおかげだな」
「白様ですか?」
「そうですわ、昨日までわたくしたちもクロエさんと同じようでしたの」
「それを白兄貴が励ましてくれたんだぞ」
「そうですか・・・白様には明日謝りましょう」
「それがいいな、白兄貴は今日は代行で生徒会の仕事があるそうでな」
「代行・・・黒様の代わりに生徒会の仕事をしているのですか?」
「そうらしいですわ」
「白様は大丈夫でしょうか、楯無会長は今期に入ってからはよくなったみたいですがサボり魔ですし」
「そういえばそうだったな、少し様子を見に行くか?」
「いや今行っても邪魔するだけですのでやめておきましょう」
「そうですわねクロエさん」
「そうだクロエ、気分転換に少し外を歩かないか?」
「いいですよ、着替えてきますので少し待っててください」
「ええわかりましたわ」
クロエが着替えるため部屋の外に出る。少しするとクロエは制服を着て出てくる
「2人ともお待たせしました」
「そんなに待っていないですわ、さぁ行きますわよ」
「ええ、久しぶりの外ですがどうなっていますか?」
「少しづつ寒くなってきましたが紅葉が増えてきて綺麗ですわよ」
「そろそろそんな時期なんですね」
「部屋の中にいると忘れやすいが海風が寒いからな」
「それもそうですね」
3人は冷たい風が少し吹く中外に出るのであった
クロエはセシリアとラウラの2人と紅葉を楽しむと暗くなってきたので寮に戻ることにした。寮に入り部屋に戻ると本音が慌てていた
「ただいま戻りました」
「クー!!」
クロエが部屋の中に入ると本音はクロエに抱き着いてくる
「おっと、大丈夫ですか?」
「どこに行ってたの!!クーが部屋にいないから心配になって学園中を探したんだよ!!」
クロエは本音の顔を見ると涙目になっていた
「心配をかけて申し訳ありません本音さん」
「うんいいの、それよりももう大丈夫なの?」
「はいセシリアさんとラウラさんのおかげで」
「なーんか納得できないな~私もあれだけ言ったのに~」
本音は怒ったようで頬を膨らますが全然怒ったように見えなかった
「あはは・・・そのお詫びとしてこれから夕食を作りますのでどうですか?」
「わぁ~い!!やったね~」
「現金な方ですね、まぁいいですけど」
この後本音に料理を振る舞うためにクロエは2週間ぶりに料理を作るのだった
今回もお読みいただきありがとうございます
昨日は体調が最悪で投稿ができませんでした