IS 〈インフィニット・ストラトス〉 -造られた双子-   作:ark.knight

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第94話

 

 

白は何も変わらず授業を受けていたがそれも終わり放課後になる。ここ最近の白の生活は訓練の日以外はそそくさと寮に戻り適当に過ごす毎日だったが今日は久しぶりに登校してきたクロエに寮に帰ろうとしたところを引き留められる

 

「どうしたよクロエ」

 

「白様に用があるので少しいいでしょうか?」

 

「おうよ、この後は特に何もすることがねぇしな」

 

「ありがとうございます。それでは寮の私の部屋まで来ていただいてもよろしいでしょうか?」

 

「なら一服して着替えたら行くわ」

 

「かしこまりました。あとセシリアさんとラウラさんに楯無会長もいらっしゃるのであしからず」

 

「へいへい」

 

「それではお先に行って準備してます」

 

クロエはそういうと教室から出ていく

 

「クロエも大丈夫かね、さてと俺も行くか」

 

白は教室から出ていくと寮に向かっていく途中で喫煙室に寄り煙草を吸ってから自分の部屋に向かい中に入ると束が飛びついてくる

 

「おっかえりー!!」

 

「んあ?」

 

白は反射的に束の頭を掴み床に押さえつける

 

「ぐえっ!!」

 

「あ、すまん」

 

「痛いなぁもう!!」

 

「飛びついた束が悪いんじゃね?」

 

「ぐぬぬ・・・」

 

白は束の頭から手を放すと部屋の中に入り着替えようとするが相も変わらず白に抱き着いてくる

 

「着替えっから離れろ」

 

「少しだけ少しだけだから」

 

「俺はクロエに呼ばれてんだよ」

 

「なら戻ってきたらいいかえ?」

 

「はいよ」

 

束が離れると白は着替えると部屋から出ていきクロエの部屋に入っていくと既にセシリアとラウラ、楯無が既に部屋の中にいた

 

「白君遅かったわね」

 

「さーせんした、んで俺を呼んだ理由はなんすかね?」

 

「それなんだけどこれを見てもらえるかしら」

 

楯無は朝に紙に書いたものを白に渡す

 

「なんすかこの痛い文章は」

 

「それはもしかしたら黒君に繋がるものかしら」

 

「兄貴に繋がるもの?」

 

「ええ私とクロエちゃんにセシリアちゃん、ラウラちゃんに宛てられたメッセージよ」

 

「はぁ・・・んでこれを解読しろってか?」

 

「そうよ、わかるかしら?」

 

「読んでもねぇのにわかるわけねぇよ」

 

白は適当に読むと少し気になる点が出た

 

「とりあえずクロエの奴だけどよ嘘歴史ってのはなんだ?」

 

「黒歴史ならぬ嘘歴史ってやつ?」

 

「それもだけどよそこじゃなくて2文目の方だ」

 

「生け贄どうこうってやつか、これがどうかしたのか?」

 

「まずこの悪魔ってやつを兄貴だと仮定すると兄貴は死んでなく今の世界を変えて本当の世界にするつもりらしいな」

 

「本当の世界ですか?それってなんですの?」

 

「さてな、その次はラウラのやつだけどよ」

 

「これがどうしたんですか?」

 

「さっきの仮定で兄貴が悪魔なら歴史が変わろうとすると兄貴が現れる。2文目は分からんからちとパスな。3文目は・・・とりあえず兄貴は現れるみたいだな、暫しの眠りと英雄ってのは知らんけど」

 

「それならわたくしのは古き都に黒さんが現れて何かしらの理由で姿を見せない、3文目は・・・わかりませんわね」

 

「古き都、古き都・・・ねぇクロエちゃん今年の修学旅行ってどこにいくのかしら?」

 

「たしか京都です」

 

「京都なら古き都であってるわね」

 

「てことは黒兄貴は京都の修学旅行に来るのか!?」

 

「この文章ではそうみたいね。でも黒君は姿を見せないみたいだけどね」

 

「そうか・・・」

 

「でもその後にちゃんと現れるみたいなことが書かれているわね」

 

「深くは分かんねぇけどな」

 

「今のところこの文からわかるのは黒君が生きていること、その黒君が大きなことをしようとしていること、京都の修学旅行には必ず来るけど姿を現さない、この3つかしら」

 

「あとは楯無のだけどよ、たぶん兄貴の行動を考えて何をしようとしてんのかを当てろってことじゃね?」

 

「そうなると黒君は私たちに黒君の行動を読めって言ってるのね。無茶難題な注文してくるわね」

 

「そうですわね、黒さんが何を計画しているのかなんてわかりませんわ」

 

「少なくとも黒兄貴は私達のためにこうしてメッセージを送ってきたのだから隠す気はないのだろう」

 

「となると手伝うように言ってるのでしょうか?」

 

「それなら最初からそう言ってくんだけどな。今日のとこだけどこれだけか?」

 

「そうね、なにか分かったことがあればISの方に連絡を入れてちょうだい」

 

「はいよ、んじゃ俺は帰るわ」

 

「それでは白様また明日会いましょう」

 

「おうよ」

 

白は4人と別れ部屋から出て自分の部屋に戻ると束が抱き着いてくるが今度は素直に抱き着かれた

 

「おかえりーはー君」

 

「おう、ただいま」

 

束は抱き着いたまま匂いを嗅いでくると何やら反応した

 

「クンクン・・・クーちゃんと知らない女の臭いがするよ。どういうことなんだいはー君!!」

 

「昼ドラじゃねぇんだからよ、まぁ楯無にセシリア、ラウラとクロエに会ってたんだっつーの」

 

「そんなことのために束さんとはー君の時間が少なくなったんだよ!!ぷんぷん!!」

 

「そんなことって言うなや、兄貴に繋がるかも知れねぇ手掛かりが入ったんだからよ」

 

「・・・それ本当なの?」

 

「ああ、ほれこれだ」

 

白は先ほど楯無から渡された紙を束に渡す

 

「な~にこれ~?」

 

「何って・・・暗号かね」

 

「ふむふむ・・・あーなるほどねー黒君が言ってたのってこれかー」

 

「なんかわかんのか?」

 

「クーちゃんのなんだけどこれは黒君から教えて貰ったよ」

 

「はぁ!?」

 

「黒君は今の世の中女尊男卑の世界を元に戻そうとしてるんだよ」

 

「兄貴がそんなことしてるとはな、それで正確にはわかるか?」

 

「んーとね今の世の中は本来のものじゃなく嘘だ、悪魔が・・・生け贄?」

 

「全部の文での悪魔は兄貴と仮定するぜ」

 

「それならくー君がいなくなったのも嘘でくー君は元の世の中に戻す為に動いてるってことかな~」

 

「そうか、とりあえずクロエの文はわかったか、後はセシリアとラウラのか」

 

「そうだけど、それよりもはー君イチャつこうぜい!!」

 

「そんなこと言ってたな、んまぁいいで」

 

白は束を抱きかかえながらベッドに座る

 

「しっぽりやろうよはー君!!」

 

「卒業するまでやんねぇーよ」

 

「変に頑固なんだから~」

 

「別にいいじゃねぇかよ、それによまだ時間はあるからゆっくりしようや」

 

「それもそうだね~しばらくはー君を抱き枕にしていい?」

 

「いいぜ、俺も少し寝るわ」

 

白は束に抱き着かれながらベッドで寝るのであった。しばらくして目が覚めるともう食堂が閉じる時間だったので料理を作るのも面倒だったのと束にがっちり抱き着かれていて振りほどくのが1番面倒だったので再び眠りにつくのであった

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

もうしばらくは謎解き回になりますが
分かった人はいるんですかね?
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