幻影のエトランゼ   作:宵月颯

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語られるのは新たな代償。

それは記憶を持つ者への禍。

選んだ選択肢が己の足枷となる。


第四十九話 『刀船《ソーディアン》後編』

前回の戦闘後、私達はミネルバ隊と共に合流し行動を共にする事となった。

 

現在はミネルバ隊との交流をしつつ調査対象である建造物が位置する宙域に向かっていた。

 

私ことハスミは前回のステラ達の件をミネルバ隊所属のシン・アスカに説明。

 

彼女達が自分の意思で戦っている事は判って貰えた。

 

 

「ステラ達が自分の意思で戦っているのなら俺は何も言いません。」

「ゴメン、本当ならあの子達を巻き込むつもりはなかったの…」

「事情はキラさんから話は聞いています、それに『御使い』の事もあるなら『仲間集め』はしておいた方がいいです。」

「ありがとう…それとステラ達はこのまま鋼龍戦隊が責任を持って預かる事になる。」

「そうですか。」

「ええ、場合によっては国際警察機構に就職させようと思っているわ。」

「…えっ?」

「この先の可能性のある戦いに巻き込まれる可能性も否定できない…安全の為と思って頂戴。」

「判りました。」

 

 

そして私はシンと別れ、目的地へ到着するまでの休憩を挟んで記憶保持者達と会議を行っていた。

 

シンが不参加なのは彼が黒の英知に触れていない為である。

 

後でギリアム少佐らに事情を説明して貰う形を取っている。

 

 

******

 

 

ハガネ艦内、第一グリーフィングルームにて。

 

ギリアムとハスミの応対から始まった。

 

 

「ハスミ、話したい事とは?」

「それは、バルトール事件が起こる前から私が独自に動いていた事に関してです。」

「それは諜報部が軍上層部と国際警察機構との連携時の指示で『アルジャーノン騒動』の事件を追っていた事と関係が?」

「それもありますが…今回話す事は違います。」

「例の報告書に記載されていない内容か?」

「はい、しかも現在進行形で起こっている事も含めてです。」

 

 

一つ目は異世界スダ・ドアカワールドでの状況です。

 

アムロ大尉がダークブレイン軍団の手に堕ちた事。

 

これによりアムロ大尉が今後敵として出撃させられる可能性があります。

 

これに関しては現地に滞在しているロンド・ベル隊が対処する形となります。

 

救いなのはダークブレイン軍団の居城ダークアイアンキャッスルがエネルギー枯渇と大規模破損によって転移が出来ないと言う事実です。

 

奴らは後のフューリーとの戦いで接触しますが、同じ様に遅延させる為の時間稼ぎを行ってもフューリー戦までが限度です。

 

兵器に寄生するマッドネットやラマリスに変わる戦力を増やす可能性も否定できません。

 

 

「マッドネット?」

「ロア達がEFに転移する際に襲撃を仕掛けて来たアメーバ状の寄生生物です。」

「例のPTやAMに取り付いていた奴らか…!」

 

 

マッドネットの言葉に反応したアクセル。

 

その正体を説明したハスミの言葉に合点していた。

 

 

「二つ目は先程説明した通り、現在進行形で起こっている事です。」

 

 

記憶保持者達に対する無限力の介入です。

 

これにより記憶保持者達の一部に被害が出ています。

 

 

「被害だと?」

「ドモンが新型DG細胞を使用したODEシステムのコアに取り込まれたのを被害の一つです。」

「他には?」

「確定しているのはアムロ大尉のダークブレイン軍団による拿捕、アキトの消息不明、GGG機動部隊の極端な戦力低下、外宇宙組との合流が遅れている事。」

「…それはお前が知る物語にもあったのか?」

「似ている状況であればあります。」

 

 

ドモンの状況はラウル達の物語と本来のバルトール事件の顛末からです。

 

但し、その話では配役が違いますがね。

 

 

「配役が違う?」

「本来その物語でDGに操られるのは死亡した東方不敗でした、そしてODEシステムに取り込まれる運命だったラミア少尉……状況が少し似ていませんか?」

「…」

「次にアムロ大尉には騎士ガンダムと魂の繋がりがある為にデブデダビデの手に落ちたのでしょう。」

「アキトの消息不明と言うのは?」

「本来ならアキトはユリカ元艦長と新婚旅行に向かった際に火星の後継者に拉致されて演算システム解明の為に人体実験の素体にされました。」

「それをお前が未然に防いだのか?」

「はい、ただ彼らのお店を燃やす結果となりましたが…」

「GGG機動部隊の戦力低下は一体?」

「それは彼らの因縁の相手『ソール11遊星主』との戦いが迫りつつあるからかもしれません。」

「ソール11遊星主って、あの連中もいるのかよ!」

「リュウセイ、前にも話したでしょ?未来を変える可能性が増える分…逆もあるって?」

「つまり、今回の事件には君の言う配役が入れ替わっている事と更なる不安定要素が入りつつあると言う訳か?」

「恐らくは…これも無限力の介入によるものです。」

 

 

無限力が求める余興に余りにも花が無いと言う理由から今回の水を差された。

 

何処までも虫唾が走る。

 

 

「君が空白事件で負傷したのも僕がバラルを裏切った事による夏喃達からの報復を受けたのも無限力の仕業って訳か…」

「その通りです。」

「無限力って確か…イデの連中の事かな?」

「はい、今回も同じ様に世界を本来ある闘争の世界に引き込もうとしています。」

 

 

光龍の説明と共に原因を語るハスミ。

 

そしてキョウスケらはハスミから更なる事実を告げられた。

 

「今回の戦いも私が無限力のお遊びで飛ばされるしか代償を支払う方法がないのかもしれません。」

「飛ばされる?」

「今までの九十九事件関与、セフィーロ召喚、EF転移、レムレース強襲、隔離空間騒動は私が代償を支払って来た結果です。」

 

 

飛ばされた先々で起こる事件を解決し私自身が傷つき苦しむ様を無限力らが見る事で代償は支払われる。

 

まるで演劇でアドリブ入りの台本通りに動く役者の様に。

 

 

「それがお前の無茶振りと厄介事引き寄せ体質の正体か…」

「はい、無限力に設定された私への呪いです。」

「呪いか…」

「例え呪いでも構いません、それに…飛ばされたからこそ様々な出会いや体験も出来ました。」

 

 

九十九事件で出会った森羅の仲間達。

 

セフィーロで光達と出会いエメロード姫達に明日を作ってあげられた。

 

EFでハーケンさん達との旅路。

 

レムレース強襲によって怪我もしたけど、光龍…お父さんと再会出来た。

 

隔離空間でロジャーさんやランドさん、セツコ達と手を取り合える事が出来た。

 

 

「私は飛ばされた事に意味があると思っています。」

「そうか。」

 

 

アカシックレコードは新天地へ飛ばされる事が私への呪いで在り試練であると答えた。

 

それは私自身の中で留めて置こう。

 

 

「では、これからの行動についての状況説明に移ります。」

「次の行き先は例の修羅達の居城…転空魔城だったか?」

「はい、前と同じであれば転空魔城には『絶界宝』と呼ばれる防御機構が備わっています。」

「絶界宝?」

「こちら側風に言うと『エネルギー遮断機構』を備えたシステムの事です。」

「それはどう言ったものだ?」

「様々なエネルギーの一切を遮断する事が出来る…超エネルギーである光子力やゲッター線もです。」

「だが、抜け道もある。」

「はい、あのシステムは生体エネルギーのみ遮断出来ないと言う弱点があります。」

「居城の主である修羅側の機動兵器・修羅神の動力源は生体エネルギー…厄介なのは変わらずか。」

 

 

ギリアムに対し修羅の居城・転空魔城の防御機構の説明をハスミ、キョウスケ、アクセルらが進める中。

 

光龍は冗談でもない発言をした。

 

 

「ふうん…応龍皇がメンテナンス中で無ければ、僕が奴らの城に一撃加えられたのだけどね。」

「お父さん、これも無限力の陰謀が絡んでいるので軽はずみな事はしないでください。」

「はいはい。」

「…冗談にも聞こえねえぜ。」

「あんなのぶっ放したらソーディアンがタダじゃ済まねえよ。」

「いやいや、僕も一応真面目に答えたつもりなんだけどね?」

「…お父さん。」

「これ以上は娘の機嫌が悪くなるから止めておくよ。」

 

 

恐らくフォルカ・アルバーグは既に城から離脱しているし。

 

ファイターエミィと化したショウコ・アズマはファイターロアと交戦中。

 

流れは原作通りにややこしくなっていく。

 

それでも他のノードゥスのメンバーがユーラシア大陸に現れたオーバーデビルの討伐に成功しただけまだ有難いか…

 

それにマスター達がODEシステムのコアを守ってくれた事でデュミナス一派への戦力供給は出来なくなっている。

 

ザール・ガルラ連合も外宇宙組のメンバーが止めているけど、ゾヴォークに不穏な動きがあるし。

 

今回はどこまで戦乱が広がる?

 

ユニファイド・ウィズダムの戦乱変異が多すぎて読みづらくなってる。

 

 

「ギリアム少佐、これを渡して置きたいのですが…」

 

 

私は軍服の内ポケットからUSB型のメモリーをギリアム少佐に手渡した。

 

 

「これは?」

「私が前世上で識る…こちらの事件の情報を纏めたメモリーです。情報漏洩を防ぐ為に今回の戦いに関係する事案のみが入っています。」

「何故これを?」

「また飛ばされる可能性がある以上、不在時に何かあった場合はそのメモリーから情報を抜き出してください。」

「…」

「中にはブルーロータスへ連絡を取れるアドレスも入っています、但し一度きりですが…」

「使い所を見誤るなと言う事か?」

「少佐でしたら、これの扱いを間違えないと思ったからです。」

 

 

ギリアムは少し考えてからハスミに答えを出した。

 

 

「判った、責任を持って預からせて貰おう。」

「宜しくお願い致します。」

 

 

その後、調査対象物へ接近したアナウンスが艦内放送で入った。

 

私達は調査対象物へ出撃を命じられたが…

 

既に新たな戦いが始まっていた。

 

 

♱ ♱ ♱ ♱ ♱ ♱

 

 

パイロットスーツに着替えた後、格納庫の自機に向かう途中で特機用ハンガーに座する龍王機と虎王機の視線を感じた。

 

 

「「…」」

 

 

私は二機に念話で声を掛けた。

 

 

「…(私は暫く留守になる、その間…クスハ達を守ってあげて。」

 

 

二人は了承したかのように唸った。

 

私が出来るせめてもの声掛けだった。

 

私はそのままPT並びにAM用のハンガーへ移動し自機に搭乗した。

 

エクスガーバイン・クリンゲ。

 

ある事情から複座式にコックピットを改装しており二人乗りとしても使用する事が出来る。

 

私は乗り込んだ後、コックピットのハッチを閉めようとした所で後ろから声を掛けられた。

 

 

「ちょっと、いいかな?」

「ハリスさん!?」

 

 

既にエクスガーバインのコックピットの後部座席に搭乗していた孫光龍。

 

事情を伏せている艦長らには偽名であるアラン・ハリスで通してある為、偽名で呼んだ。

 

 

「僕も乗せてってくれないかな?」

「貴方には居住スペースで待機指示が出ていた筈です。」

「それは大丈夫、君の所の艦長さんに掛け合って上司命令で乗せてもらえる様に許可を貰ったからね。」

「…」

「それに僕に隠し事は無し…龍王機達の声は僕にも聞こえる事は忘れてないよね?」

 

 

どうやら先ほどの龍王機達との念話を聞かれていたらしい。

 

 

「…ドコヘ飛ばされるかも定かではない旅路へ一緒に往く気ですか?」

「それも楽しそうだからね。」

「判りました、但し怪我だけはしないでくださいよ?」

「それはハスミもだよ?」

 

 

私は静かに溜息をついた後、コックピットのハッチを閉めて出撃準備に入った。

 

 

>>>>>>

 

 

所変わって巨大建造物付近の宙域にて。

 

 

「アンタ、中々やるね?」

「…」

 

 

烈級修羅神の残骸が周囲に浮遊する中。

 

馬頭型の修羅神アガレスと対峙する蒼い特機。

 

 

「その機体、もしかして地球製?」

「…」

「アンタ、無口なんだな?」

「戯言はいい、早く始めないのか?」

「?」

「貴様ら修羅は闘争への思想に満ちていると思ったが?」

「確かに俺は修羅だ、だが自由に生きる事を誰かに指図されるつもりはない。」

「そうか…」

「ま、倒された仲間の仇討ち位はさせて貰うぜ?」

「構わん、俺はいつでも相手になる所存だ。」

 

 

アガレスと蒼い特機が組手をする様に相対し構えるが…

 

同時に宙域へ接近したハガネとミネルバ。

 

既に戦闘が始まっている事もあり、各艦からPT、AM、MS、特機の混合隊が出撃を開始した。

 

 

「艦長、例の蒼い特機の姿を目視しました。」

「各機、天臨社のテスト機が例のアンノウン部隊と交戦中だ…救助しつつ宙域より離脱する。」

「まさか…あの巨大建造物が例のアンノウン達のアジトだったとは。」

「ブルーロータスからの知らせが無かったらどうなっていたか…」

 

 

艦長からの指示もあり、代表としてキョウスケが蒼い特機に通信を繋げた。

 

 

「そちらの特機、応答せよ。」

「要件は?」

「そちらの所属と名を教えて貰いたい。」

「所属は天臨社、名はケイロンだ。」

 

 

ケイロンの名を聞き、反応するハスミ。

 

 

「ケイロン…まさかケイロンなの!」

「久しいな、ハスミ。」

「はい、空白事件以来ですね。」

「ハスミ、知り合いなのか?」

「はい、彼が天臨社の所属までは知りませんでしたか…」

 

 

ハスミとケイロンのやり取りにATXチームのメンバーがそれぞれの感想を伝えた。

 

 

「わぁお~♪ま・さ・か・のハスミちゃんの愛しのダーリンとか?」

「は?」

「まさかの問題が発生したか、これがな。」

「ハスミ…そうなの?」

 

 

そのやり取りに赤面中のハスミが答え、後ろの複座に着席していたハリスもニヤニヤ視線で眺めていた。

 

 

「…私がお慕いしている方です///」

「あらら…こりゃまた。」

 

 

「「…」」

 

 

「カーウァイ中佐、テンペスト少佐?」

「家の娘に…」

「良からぬ虫が…」

「お二人とも銃口を向ける相手が違いますが…」

 

 

尚、義父二名は不穏なオーラを背後にブツブツを呪詛を呟いていた。

 

ギリアムもその様子に出来るだけフォローを入れていた。

 

 

「あの、他の社員の人は?」

「俺を除き全滅した、やったのは奴らではないがな…」

「…判りました。」

「先も現れたヒラメの様な生物が訪れる前に立ち去った方が良い。」

 

 

ケイロンより忠告を受けたハガネとミネルバの混合隊は撤退戦をしつつ宙域より離脱を開始した。

 

 

「待てよ、俺との勝負は?」

「預けて置く、それまで貴様の拳を磨いておくのだな?」

 

 

アガレスの操者にリベンジ発言をした後、ケイロン機は混合部隊と合流し撤退した。

 

それを見送る形で取り逃がした彼は操縦席で呟いた。

 

 

「磨く?冗談じゃねえぜ…俺どころか修羅王よりアンタの方がヤバいだろ?」

 

 

彼こと、アリオン・ルカダは対峙した相手が次元を超えた相手であると認識していた。

 

そう、自分は命拾いしたのだと実感するのだった。

 

 

******

 

 

混合部隊が宙域離脱後、突如発生した次元転移のエネルギー。

 

各機が各艦に帰投する際に引き起こされた。

 

最後に帰投する筈だったエクスガーバイン二機、アルブレード・カスタム、救助対象の蒼い特機が『次元震』に巻き込まれ消息不明となったのは先の戦闘からほんの数分後の事である。

 

 

=続=

 

 




この再会は愛おしくそして波瀾。

彼の者を識る者は脅威と示す。


次回、幻影のエトランゼ・第五十話 『蒼拳《ソウケン》』。


巡るのは親の不安と説教の嵐。



=今回の用語=


※天臨(テンリン)社

CEOは普段顔を隠している為、秘書であるウィロウ・トランクが窓口として統括を執っている。
屋久島近辺の海域に建造された巨大人工島『六角柱』を拠点とする複合企業。
新参ではあるが他社とは違う開発コンセプトと発想で企業株が上昇中の企業である。
一時期、ライバル社からの吸収合併などの危機もあったが国防産業理事であるムルタ・アズラエル氏より企業間における一部企業による産業圧力の禁止案が決定されたので危機を逃れている。
他にも自社ブランドとしてSF(ソルジャー・フレーム)と言うMSやPTと同系統の機体も開発している。
また、それに対応した支援ビークルマシンやパワードパーツの開発も行っている。
テスト機の特機投入に関しては他者との違いをアピールするものとされている。
天臨社の機動兵器は独自のパイロット登録システムを使用しており、強奪や拿捕を防ぐ処置が施されているが、逆に言えば不測の事態によってパイロット登録された人間の解除手続きが困難である事を示している。
最後に個人負担であるがパイロットの思考や癖に合わせて個別カスタマイズも行っている。


※蒼雷(ソウライ)

L5戦役後に設立された『天臨(テンリン)社』の格闘戦用特機。
表向きはテスト機とされているが、実際は個別カスタマイズが施された特定パイロット用の特機。
マン・マシーン・インターフェイスと同様にパイロットの動きに合わせて操縦を行う。
特機とは思えないほどの高速戦闘と脚撃よる攻撃に特化している。
腕部は打撃戦闘も可能だがエネルギー放出による攪乱戦術機構を備えている。
登録パイロットはケイロン・ケシェット。


※ケイロン・ケシェット

天臨社のテスト機・蒼雷の専属パイロット。
年齢は推定29歳。
銀混じりの白髪を項に束ね、目元を隠す様にサングラスをした褐色の男性。
体格から白兵戦にも長けていると推測出来る肉体を持っている。
本人はほぼ無口で余り会話をする事はない。
本社からの指示で宇宙での実戦データ収集中に修羅との戦闘に巻き込まれた。
その後、本社命令で救援を申し出た鋼龍戦隊の戦艦ハガネにて実戦データ収集の為に乗艦する予定だったが…
突然の転移騒動に巻き込まれ機体ごと行方不明となる。
名称からも判る様にハスミが隠していた例の存在である。

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