幻影のエトランゼ   作:宵月颯

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目覚めの片鱗。

真実を兆しに目覚めた者達に晒す。

それは始まりにすぎず、真化に至る道筋は未だ遠く。

それでも歩む事を諦めない。


第七十一話 『拒絶《キョゼツ》後編』

前回の行動から一時間後。

 

伊豆基地内部に侵入者が入り込み、基地内は銃撃戦へと変貌した。

 

既に同基地には既に鋼龍戦隊と一部のノードゥスの艦隊が帰港していた為、動ける者は防衛戦に駆り出されていた。

 

そして侵入者の正体に気付いたアリエイル・オーグは侵入者がガイアセイバーズの実働部隊である事を基地内全域に警告要請した。

 

 

******

 

 

伊豆基地・通路内にて。

 

ノードゥスのメンバーが各方面で強化を終え、伊豆基地へ集合する中。

 

伊豆基地はガイアセイバーズの実働部隊による奇襲を受ける。

 

そしてイルイの姿を発見するや否や彼女を捕えようとしたが…

 

元ATXチームのサポートメカとEFからの来訪者によってそれは防がれたのである。

 

 

「やはり、奴らの狙いはイルイか!」

「キョウスケ、どうする?」

「ハガネに戻るぞ、イルイをこのままにしては置けない。」

「…っ!」

「ロサちゃん、ピート君、調子は?」

「はい、バッチリです。」

「躯体の肩慣らしには十分な相手だ。」

 

 

虎王機奪還後、イルイの護衛の為にハスミの手で鋼龍戦隊に合流したロサとピート。

 

一時期はホルトゥスからのスパイとされていたが、必要な情報の多くはノードゥスに引き渡された。

 

二人は事実上ホルトゥスから切り捨てられたとノードゥスに報告。

 

諸々の事情もあり、古巣であるATXチームで二名の身柄を預かる事となった。

 

ピートに関しては元の躯体の修理が終わったとの事でW03の躯体に戻っている。

 

 

「と、言う訳だけとキョウスケ。」

「このまま強行突破する、前衛はピート、後衛はロサが付いてくれ。」

 

「「了解。」」

 

「エクセレン、援護射撃を頼めるか?」

「モチのロンよ!その代わりイルイちゃんを頼むわね?」

「ああ!」

 

 

キョウスケらはそのまま敵の銃撃戦を掻い潜り、ハガネが帰港しているエリアへと向かった。

 

残りのエリアでも銃撃戦が繰り広げられており、各エリアで鋼龍戦隊とノードゥスの猛者達が奮闘していた。

 

その様子を基地内の排気口より除く人影があった。

 

 

「…連中が動いたよ。」

『分かったわ、貴方はそのままイルイ達の動向を追って。』

 

 

人影が付けているインカムから流れる言葉に対して返答していた。

 

 

「他の所はいいの?」

『ガイアセイバーズの目的はイルイだけよ、他の場所には斥候を送ってある。』

「判った。」

『外の様子も騒がしくなってきたからこのまま私はターゲットの二人に接触するわ。』

「うん、気を付けてね。」

『ありがとう、アリア。』

 

 

声の主ことハスミは人影の正体である少女アリアに礼を告げると目的の場所に向かった。

 

 

******

 

 

その頃、ギアナ高地に展開された限仙境では。

 

 

「あれじゃあ…怪獣と猛獣の争いだよ。」

 

 

ケイロンとノードゥスの格闘家メンバーによる乱戦。

 

その様子を遠目で観戦していた光龍。

 

先の呟きに習って観戦先は言葉通りの現場と化していた。

 

 

「…一撃自体に力がない故に数で攻めるか?」

 

 

サイサイシーら動きの速いメンバーによって翻弄させられるかと思ったが、ケイロンは一人ずつ容赦なく捕らえ投げ飛ばした。

 

続けてパワー重視のメンバーがその隙を突いて狙うがケイロンはそれすらも見抜いて逆手に取っていた。

 

 

「完全な防御は地に接する事で成り立つ…だが、浮いた状態ではどうだ?」

 

 

アルゴの様な巨体すら拳で空に浮かして回し蹴りにてはじき返したのだ。

 

同格の巨体に対しての回し蹴りであれば怯む程度だっただろうが、ケイロンは体格をものともせずに蹴り飛ばした。

 

 

「クソッ…奴に小細工は効かねえって事かよ。」

「その様です、こちらの手の内を読み逆手へと取っています。」

「…奴自身、本気すら出していない。」

「何だと?」

「あくまで様子見程度若しくは俺達の力量はその程度と認識されている。」

「あれで本気ではないと…?」

「何処までも俺達を舐めやがって!」

 

 

残りのシャッフルの仲間達もまた冷静に戦いを分析していたが、本領発揮すらしていないケイロンに怒りを覚えていた。

 

 

「さあ、次は誰が相手をする?」

 

 

理由は明かされないまま攻防は続いた。

 

その猛攻は鬼神の如く。

 

多勢に無勢の状況であったにも関わらずケイロンは己に課した状況に立ち向かった。

 

今も秘匿する己の立場がそうさせたのか。

 

或いは可能性の未来の為に礎と化す事も辞さないと表現するかの様に。

 

だが、相手となった彼らも幾多の戦いに勝ち抜いてきた猛者達である。

 

そう易々と倒される相手ではなかった。

 

しかし、ケイロンには彼らに存在しない力を有していた。

 

それが勝敗を決める結果となったのだ。

 

 

「言った筈だ、今のお前達では足元にも到達していないと?」

 

 

結界の中にある荒野と崖の外壁には至る所にクレーターが点在。

 

その多くが凄まじい打撃によるものであると推測させた。

 

そのクレーターを生み出した存在は息を整えると静かに告げた。

 

 

「だが、流石はガンダムファイターの頂点…シャッフル同盟。」

 

 

彼は先の戦いで外していたサングラスを付け直すと引き続き告げた。

 

 

「そして天空宙心拳の使い手に名のある格闘家達…この世界も捨てたものではないな。」

 

 

実に良き戦いだった。

 

ハスミの話していた通りの相手達だ。

 

どの様な状況下でも諦めず立ち向かう姿勢。

 

何度敗北しようとも這い上がる闘志。

 

その意思はこの俺をここまで高ぶらせてくれた。

 

 

「…ケイロン・ケシェット、お前は一体何者だ?」

 

 

クレーターとなった瓦礫の中から這い出してきたドモン。

 

先の一撃を喰らいながらも辛うじて気を失う事は避けた様子。

 

彼の発した言葉はケイロンにとっても正体を露見しつつある発言と捉えた。

 

 

「何者だと?」

「万丈の話ではお前の生きた証と言うものがこの世界に一切なかった。」

「…」

「経歴が紛い物である以上、恐らくは次元震で転移してきたのだろう?」

「だとしたらどうする?」

 

ドモンの発言に対して返答を返答で返すケイロン。

 

 

「…ケイロン、お前の目的は何だ?」

 

 

同じ様に失神を避けて瓦礫から這い出してきたロムと一矢。

 

後追いでDボゥイとシンヤが銀河と北斗を庇う形で瓦礫より這い出していた。

 

先の戦闘でその場に居た者達を己の拳と脚撃でクレーターに沈めた。

 

だが、自力で脱出したその殆どが記憶保持者であった事にケイロンも内心驚いていた。

 

 

「!?」

「お前と拳を交えた時、お前自身から悪意を感じなかった。」

「俺も同意見だ。」

「やろうとしているのはその逆。」

「かなりシンプルな答えだけどね。」

「アンタ、無理に悪を演じているだろ?」

「うん、銀河や僕もそれが理解出来た。」

 

 

先の拳を交えただけで俺の意思を理解しただと?

 

フフフ…。

 

ハスミ、お前の言う通りの結果になったな。

 

 

「これに関しては俺も予想外と伝えておこう。」

 

 

真化の兆しをその身で感じ取ったか…

 

これは予想もしない結果。

 

この世界には失望する必要がなさそうだ。

 

 

「ならば、貴様の真実…この場で話して貰おうか?」

 

 

周囲の瓦礫脱出に気を取られていたケイロンに影縫いで離脱を妨害するシュバルツ。

 

退路を塞がれた状態でさえも顔色一つ変えずにケイロンは話を続けた。

 

 

「真実か…それを知った所でどうする?」

「どう言う事だ?」

「この真実を知った所で今の貴様達に対抗策は存在していない。」

 

 

感じているのだろう?

 

貴様達の中に芽生えた兆しの片鱗を?

 

今の貴様達は兆しの始まりに辿り着いただけにすぎん。

 

その兆しを目覚めさせ、己の力をするには時を要するだろう。

 

 

「兆しを識る者はその力を真化と呼ぶ。」

 

 

真化の言葉に反応するドモンら一同。

 

 

「シンカ?」

「多元宇宙で闘う為の力、たった今お前達は平衡する天秤の中間に至った。」

「多元宇宙だと…?」

「後はその意味を知る者に訊くといい。」

「お前からは何も話さないと?」

「ああ、どの道…それよりも急を要する事を告げなければならないからな?」

「?」

 

 

それを伝えよう。

 

今、ノードゥスは伊豆基地でガイアセイバーズによる奇襲を受けている。

 

だが、ハスミの指示でホルトゥスが動いている以上は案ずる事は無い。

 

西の地で闘い続ける仲間達の元にも変化が訪れる。

 

破滅より産まれ出でし『風』と『氷』による助力によって道は開かれる。

 

闘うべきはルイーナの根源『破滅の王』とガイアセイバーズの首魁『アルテウル・シュタインベック』のみ。

 

そこに至り、生ずる危害は今のお前達なら看破出来るだろう。

 

 

「だが、心せよ……人類は月に到達した時点で監視される結末を迎えた。」

「…監視だと?」

「先の兆しへ目覚めた者を監視し勧誘か抹殺するかを決議する者達。」

「…」

「その者達の総称はクロノ…テンシの配下である真徒と呼ばれる者達よりも格下の者達だ。」

 

 

兆しに目覚めた者達はクロノに監視され、その命は明日をも知れぬ身となる。

 

それ故にハスミは兆しに目覚めた者達を認識させぬ様にクロノの構成員を影で倒していた。

 

 

「ハスミはクロノの手の者からお前達を護っていた……己の立場を晒す結果となったとしても。」

「そう…僕が宇宙で活動していたブルースウェアに後手に回り過ぎていると告げたのもそれが理由さ。」

 

 

今までの行動を静観していた光龍からも話しかけられた一行。

 

光龍の言葉も確かであるが共闘の道も歩めた筈だと答えるロムとケイロンのもの言いに戦力外と認識した一矢。

 

 

「…孫光龍。」

「クロノに関する情報を君達は秘密の仲間内で知っているだろう?それが如何言う結果を生み出すのかも…」

「猶更、共に戦うと言う選択も出来た筈だ。」

「共にか…兆しに目覚めたばかりのお前達と何故共闘出来ると思う?」

「お前にとって、俺達は戦力外と言うのか?」

「その言葉通りだ、真化の力を自由自在に扱えぬ以上は奴らと戦う事すらままならぬ。」

 

 

話がこじれぬ様に間に入って助言を告げる光龍。

 

その言葉に反応する銀河と北斗。

 

 

「それにハスミはこうも言っていたよ?」

「えっ?」

「誰かを救えた分と助けた分…君達は真化の道が遠のくとね。」

「救えた分と助けた分?」

「…」

 

 

君達は何かを失う時に守りたいと言う願いと想いの力によって途轍もない力を引き出している。

 

今回は君達が救いたいと願った人々が存命した。

 

それは君達の力を存分に引き出す事が出来なくなっている対価の一つ。

 

何かを得ると同時に何かを代償として支払わなければならないのと同じようにね。

 

 

「ま、誰かを助ける事は悪いことじゃないよ?」

 

 

世界の摂理とやらが決めた法則で在る事は確かだけど。

 

 

「それもアカシックレコードからの情報なのか?」

「どうだろう、さっきの兆しから僕らも感じ取れたって方が正しいかもね。」

「兆しへ完全に目覚めれば力の意味を理解するだろう、それだけの力を必要とするのだ……お前達がいずれ戦うべき相手にはな。」

「…」

「じゃ、大ヒントを告げた所でお暇しようか?」

「待てっ!?」

 

 

ドモンらの静止もままならぬまま…

 

ケイロンは光龍のテレポートでその場から転移し結界もまた同時に解除された。

 

 

「真化とその兆し…その力を必要とするまでの脅威。」

「…シュバルツ、どう思う?」

「やはり万丈の告げたテンシによる脅威が差し迫っているのだろう。」

 

 

ドモンとシュバルツの会話に続き、一矢とロムもまた心境を告げた。

 

 

「話を整理するにも不明な情報が多すぎる。」

「…今は伊豆基地の事も気掛かりだ。」

 

 

ホルトゥスの援軍を回している為に甚大な被害は出ていないだろうが、基地に残っている仲間達の事も心配だと吐露していた。

 

 

「兎に角、今は埋まっちゃってる他の皆を掘り起こさないと…」

「自力で出られるのはいいが、残りはそうもいかないだろう。」

 

 

D兄弟の発言にはもっともであり、クレーター行となった残りの仲間達を救出する作業に取り掛かった。

 

同じ様に騒ぎを聞きつけたクルーと合流し説明しつつ作業に加わった。

 

 

「…」

「銀河、どうしたの?」

「アイツ…半分楽しんでいたよな?」

「うん、ドモンさん達も気づいていたみたいだけど…」

 

 

作業に加わろうとしていた北斗であったが、相方の様子がおかしかったので声を掛けていた。

 

 

「アイツも言ってたけど、アイツが本気じゃないって事はさっきのは本気の一撃じゃないって事だろ?」

「そう、だよね。」

「もしも…本気を出していたら俺達は全員やられていたぜ。」

「まさかそんな…。」

「ムカつくけどよ、アイツの言う通り…今の俺達が束になっても勝てないって理解した。」

 

 

前の記憶はあっても今の自分は子供の姿である為にそれ以上の事は出来ないと銀河は付け加えた。

 

記憶が在るにせよ無いにせよ、嘗ての彼であれば言わない発言でもある。

 

その発言に北斗は関心半分と驚き半分で静観していた。

 

 

「銀河…」

「それはアイツからの忠告って事で受け取って置く、見た目はああだけど…悪い奴じゃなさそうだし。」

「うん。」

 

 

力量の違い、潜り抜けた修羅場の違い。

 

それは誰にでもある事。

 

ただ言えることは兆しへの目覚めは必然的に必要な事である事。

 

それだけの力を必要とする戦いが差し迫っている。

 

アイツことケイロンはそれを伝える為にあの様な行動を取ったのであった。

 

 

>>>>>>

 

 

一方、伊豆基地では…

 

ガイアセイバーズの実働部隊による奇襲から数時間が経過した頃。

 

銃撃戦を避けて基地内の施設に足止めを喰らっていた二名の姿があった。

 

そしてそれに対峙するハスミの姿もあった。

 

 

「ラマリスの呪縛…」

「はい、それがお二人に仕掛けられたデブデダビデの策です。」

「あの時の攻撃がここまでとは…」

「最初は自覚症状が無かったにせよ、ルイーナとの接触でそれが発症したのは事実です。」

「…」

「ルイーナ出現以降、徐々に負念へ意識が転化しつつある事に自覚があったのでは?」

「確かに君の言う通りだ、私が戦場へ出る事を控えたのもそれが理由でもある。」

「シャア…」

「アムロが無理強いをしてでも戦場に出て居られたのは近くに念動者がいた事が理由か?」

「…はい、ブルースウェアの元へリュウセイ達が転移したのもそれが理由と思います。」

「負念を正念へ浄化を促す念者か…」

 

 

ビキビキと奇声を上げる小型の異形。

 

ハスミは手元に掴んでいた二匹の寄生型ラマリスを浄化し四散させると話を進めた。

 

 

「ラマリスの変異種が出ると予測出来なかったのはこちらのミスです…遠回りな事をさせてしまい申し訳ありませんでした。」

「…」

「先も尋ねられた通り、私はホルトゥスの当主としてここへ戻る事は出来ません。」

「君がガンエデンの巫女であるにしてもそれに縛られる必要はない…それは君自身が判っている事だろう?」

「もう時間がないのです…奴らの手が伸び始めてしまった以上は私はガンエデンとして戦う事を決めました。」

「奴ら?」

「…クロノ、その大元とも呼べる部隊がこちら側の世界に転移してきたのです。」

「!?」

「スフィアリアクターが不在の状況の上に真化へ至る兆しに目覚めていないノードゥスには荷が重すぎます。」

 

 

今までクロノの先遣部隊を秘密裏に処理していたハスミは何かしらの都合でこちら側の世界に転移してきたクロノ本隊の来訪を告げた。

 

 

「いずれ、アドヴェント達も動き始めると言う訳か…」

「転移したクロノ本隊もバアルの一部であるペルフェクティオの監視の為に訪れたと思いますが油断は出来ません。」

「連合軍上層部の一部に喰い込んでいるクロノの構成員、マーセナス議員とビスト財団が動くのはもう少し先と思っていたが既に事は始まっていたのだな。」

「だが、シャア…バナージ達はまだ10代未満の子供だぞ?ガンダムに乗る事すら不可能だ。」

「次元のるつぼ…かつてバトル7が引き込まれた現象がインダストリアルでも起こっていたとしたら?」

「まさか…!?」

「局地型次元震…それに引き寄せられる様に起こった時差の変動、可能性はあります。」

 

 

サルファでマクシミリアン・ジーナス艦長が指揮するバトル7はそれが原因で長い間宇宙を彷徨う事になった。

 

エクセリヲンのタシロ艦長らが数分程度の時差であればマックス達は数十年と言う時差のズレ。

 

何処か絶望にも似た希望を齎した結果だ。

 

 

「君はこの件に関して何処まで知っている?」

「今回に関しては可能性の伏線を繋ぎ合わせただけです。」

「伏線?」

「ユーゼスは手札の多くを部下の失態によって失いました、そして最終手段としてイルイを狙ってくる事も想定済みだっただけです。」

 

 

アダマトロンの顕現に必要なピースは絶対に揃えさせない。

 

奴を放って置けないが、それ以上の存在が手を伸ばしてきている以上は油断するつもりもない。

 

 

「今も基地を襲撃している実働部隊や基地の外で交戦中のエア・クリスマスも程無く陥落するでしょう。」

「君の同志とやらが動いているのか?」

「ええ、同志であると同時に同じ復讐を遂げる者達の集まりでもありますけどね…?」

「復讐?」

「私は…神と偽称し人類を縛り付ける御使いを許す事は出来ませんので。」

 

 

願うのは解放と明日。

 

それを願う事は許されないだろうか?

 

戦いが続く中、私は告げる事を告げた。

 

 

=続=

 




世界は破滅に向かって踊る。

だが、それを遮る者達がいる。

世界はどう動く?

己の未来と真の平和の為に向けて歩め。


次回、幻影のエトランゼ・第七十二話 『助力《ジョリョク》』


世界で闘うのは彼らだけではない。

多くの戦士達が存在る事を忘れてはならない。

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