幻影のエトランゼ   作:宵月颯

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指し示されるは幾多の道…

選べるのは一つだけ…

ならば、己の信ずる道を進む…

選べぬ道は未来を託し…

仲間に希望を託そう…


第二.五話 『別道《ワカレミチ》』

横浜の事件から三日後。

 

私達ATXチームは伊豆基地に置いてアーガマ、修復を終えたヒリュウ改、新たに帰港したクロガネ、それぞれに乗艦するクルーと合流する事となった。

 

レイカー司令の指示の元、各地で進軍を続ける敵勢力の無力化を進めると共に新たな任務への着任が決定したのだ。

 

その説明をする前に今回の合流メンバーを紹介します。

 

まず、アーガマ。

 

カミーユ、エマ中尉、クワトロ大尉らアーガマ隊、シャングリラチルドレン。

 

日本各地で行動していた光子力研究所、早乙女研究所、ムトロポリス、南原コネクション、ビッグファルコンと言ったスーパーロボット軍団の大御所。

 

そこへSRXチームとリョウト、リオが所属している。

 

次にヒリュウ改。

 

オクト小隊は相変わらずであるがレオナがオクト4として隊に組み込まれていた。

 

レオナによると以前所属していたトロイエ隊は別エリアにてエアロゲイターの襲撃に遭い、その多くが死亡はしていないものの負傷で戦線を離脱状態らしい。

 

どう言う経緯か不明だが元PTXチーム所属のイルムガルド・カザハラ中尉が乗艦していた。

 

何でも月面基地でダンガイオーと呼ばれる特機に搭乗する4人の少年少女らを保護したらしい。

 

彼らは宇宙海賊バンカーから逃亡中の身で仲間の一人が地球産まれとの事で逃亡先に選んだらしい。

 

後で格納庫を覘いたらアイザム・ザ・サードがあった。

 

あれ?衝撃のストーリーかなり飛ばしてないですか?

 

戦艦は参加していないがキング・ビアルの面々も参戦していた。

 

前々から思っていた事ですが、あのキチガイ緑ブタと言い訳ばっかの脳髄コンピューターはフラグが立つ前に消し炭にする予定です。

 

赤の他人が勝手に地球は悪の意思に満ちているとか決めつけるなんて馬鹿げている。

 

アカシックレコードに因ると後にガンエデン登場でフルボッコな結末が見えたので直接手を下す必要もないが個人的には止めを刺して置きたい。

 

今回、ギリアム少佐が極秘の任務でヒリュウ改に乗艦する事となった。

 

続いてクロガネ。

 

クロガネに配属するトロンべ隊にはエルザム・V・ブランシュタイン少佐を筆頭にATXチームのアサルト5のユウキ・ジェグナン、アサルト6のリルカーラ・ボーグナインがそのまま転属と言う形となった。

 

別動隊で動いていた獣戦機隊もこちらに参加していた。

 

例のあの人は既に裏切った模様です。

 

主に左遷の末、閑職に追いやられた筈の真空管ハゲs&スーパーサ○ヤ人な髪型しているアレが原因です。

 

ついでにハンス中佐も関わっていたよ。

 

碌な事しないこの4人には後で過去の羞恥ネタ暴露で精神的かつ社会的に始末しよっと。

 

ゴッドバードな妖魔帝国の復活フラグなどへし切長谷部ってくれるわ。

 

最後に我らがハガネ。

 

私達ATXチーム、ちなみに私はユウ達の転属でアサルト5にコールサインが変更になりました。

 

ハガネ所属のゴースト小隊よりカイ少佐、ジャータ少尉、ガーネット少尉、ラトゥーニ、他数名。

 

ゴースト小隊は数日前に伊豆基地司令宛に届いた『異名からの情報』で極秘遠征していたのだが、とある研究施設でラトゥーニの仲間である3人の少年少女と数名の被験者達を保護したとの事。

 

現在は違法薬物による投薬と精神汚染の関係で治療中らしい。

 

助けるのが遅くなってしまったが無事でよかった。

 

アーガマ隊所属のフォウやロザミアも別系統の研究対象だったが彼らと顔見知りだった様で心配していた。

 

残念な事に大元の元凶であるジジババ共は取り逃がしてしまった。

 

次にあったら袋叩きにします。

 

そして養父のテンペスト少佐が今回の任務からATXチームに同行する事となった。

 

お義父さん、いくら何でも職権乱用のしすぎです。

 

 

 

色々と愚痴ってしまったが、ある程度のメンバーは紹介できたので行き先を説明します。

 

 

 

レイカー司令から複数の戦艦が集結したので三手に別れて行動する事となった。

 

アイドネウス島経由トリントン基地行はハガネ、クロガネ。

 

アイドネウス島への監査を終えた後、そのまま南下してオーストラリアへ移動する事となった。

 

因みにこの世界ではシドニーにコロニー落としをされなかったので普通に都市として機能している。

 

お待ちかねの新型受領とそのテストにトリントン基地への旅行の様なものである。

 

それと同時にアルビオンを経由して地球に降りて来ると言うジオン公国のVIPと将校達の事が気になる。

 

これに関してはアカシックレコードからの先取り情報である。

 

ジャブロー経由ダガール行はアーガマ。

 

ジャブロー周辺の様子がどうもキナ臭くなってきたので現地調査を依頼された。

 

そのままダガール経由で同基地に配属されているアムロ大尉ら、カサレリアでウッソ達を拾って戻ってくるルートだ。

 

日本残留組にヒリュウ改。

 

流石に他のルートに戦力を回す訳にはいかず、日本防衛の為に残留となった。

 

噂の大元である「勇者」や「EVA」を確認できるチャンスかもしれない。

 

 

と、まあ…この様な布陣となった。

 

私はATXチームに所属している以上、他のルートへ向かう事は出来ない。

 

とりあえず、アーガマにリュウセイ。

 

ヒリュウ改にギリアム少佐。

 

この二人が居る以上、悪い方に展開が行かないと思うので彼らに任せようと思う。

 

後で『蒼い睡蓮の助言』を送っておくつもりだ。

 

さてと、アイドネウス島でマクロスの式典が行われるまであと二月…

 

それまでに戦力と布石を整えるつもりだ。

 

彼らにあの時の様な敗戦の想いだけはさせない。

 

私の眼の黒い間は危なっかしいフラグなんぞごみ箱へ強制送還してくれるわ!

 

あ、隠し要素は全員救出&救済主義なのでよろしくです。

 

=続=




アイドネウス島へ向かうハガネ。

そこで行われる究極と呼ばれるガンダムの稼働実験。

そしてあの悪夢が再来する。

次回、幻影のエトランゼ・第三話『金指《キンノユビ》』。

心の王の黄金の指は何を思うのか?






※今回はルート選択と説明の為、登場人物は省略します。

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