幻影のエトランゼ   作:宵月颯

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現れるは究極だった悪魔…

それらを止めるは…

荒々しくも神々しい金の指…

曇り無き水の一滴…

悪魔の産声に隠された嘆きと共に…

睡蓮は銀色の呪いを受ける…

それは偶然か必然か…




第三話 『金指《キンノユビ》』

横浜での事件の後、各自の滞っていた機体修理や必要な補給物資到着までの遅延が続いていた。

 

物資到着までと療養期間を含めて1週間ほど、伊豆基地で缶詰にされてました。

 

その間に休暇を言い渡されたパイロット達は伊豆の海へ海水浴を敢行しそれぞれの親睦に勤めていた。

 

しかし、私の考えが甘かった。

 

今の時間軸はα、IMPACT、OGの序盤だ。

 

お決まりのネタをやられそうになったのだ。

 

そう、スパロボお色気シーン恒例行事の『のぞき』である。

 

幾ら何でも『のぞき』をされる日が来るとは思わなかった。

 

ちなみに甲児やボス達曰く『我が学園きっての三大ボ〇ンちゃんや数々のボ〇ンさん達がこれだけ揃っているんだぜ!見なくてどうする!?』だそうだ。

 

我が学園きってと言うのはさやかとクスハ、どう言う訳か私らしい。

 

オイこら!です。

 

ちなみにアカシックレコードでそれが発生する事を先に知った私は女子更衣室に罠を仕掛け、尚且つお義父さん達に頼んで恐怖の訓練メニューを考案してもらった。

 

案の状、更衣室に忍び込んで盗撮カメラ設置なり実力行使で覗こうとした連中は動画サイトyou・friend仕込みの罠(時限式メントルコーラ&タバスコ入りスライム爆弾)で仕留めました。

 

ちなみにこれらの罠道具は全部、先日伊豆の駄菓子屋で購入した代物です。

 

そして、とっ捕まった数名は炎天下の中で旧戦技教導隊きっての頑固親父sに説教の末、恐怖の訓練メニューをこなすペナルティに処されました。

 

うん、合掌はしておいてあげるよ。

 

えっとお義父さん、さすがにそれは素人じゃ死にますって。

 

何だかブツブツと『私の義娘に手を出せばどうなるか…』聞こえるわ怨念っぽいのが漂ってる!?

 

ついでにカイ少佐、数名昇天してます。

 

パパセコムってすごいね。

 

そんな阿鼻叫喚な状況を他所にエルザム少佐の海の家風の料理美味しかったな。

 

相変わらず黒のエプロンにブランシュタイン家の金箔家紋入りは凛々しいです。

 

後、ゼンガー少佐。

 

毎度の事ですが、ふんどし姿で釣りをしないで下さい。

 

それと貴方本当にドイツ人ですよね?

 

似合いすぎてて貫禄が出まくりです。

 

そのせいで浜辺の隅っこでエクセレン少尉や忍達辺りが腹部抑えて悶絶しています。

 

毎度の事ながら抱腹絶倒させてしまう破壊力は抜群です。

 

と、思いつつ隊長が釣った魚で作られた浜焼きを黙々と食べていた私である。

 

さてブリット、そろそろ気絶から回復しないと君鼻孔からの出血多量でそのうち死ぬよ?

 

いくらクスハの水着姿見て卒倒したとは言え、むっつりスケベ率が日々アップしてるね。

 

タスク、リュウセイ、気絶した彼に素数を数えろと言っても無理だよ。

 

それとクスハ、介抱するのに今のブリットには貴方の膝枕は毒だよ?

 

これが本当の無限ループって奴だね?

 

アハハ。

 

本当に楽しいね、この人達。

 

 

*****

 

 

そして休暇期間の1週間が過ぎた。

 

補給物資の詰め込み作業と短い休暇を終えた私達の部隊はハガネに乗艦し、アイドネウス島へ向かっていた。

 

今回はクロガネが追従する形で任務に参加しているのでありがたい。

 

元ATXチーム所属のユウとカーラとはクスハと共に意気投合し、紅茶の件でユウと音楽の件でカーラと話をした。

 

私も小説を執筆をする時に良くコーヒーやお茶にヒーリングソングを嗜みつつ進めるのでリラックスできるお茶や音楽などでいい知識を貰えた。

 

クスハドリンクの洗礼だけは何とか止めました。

 

察してくれた二人には感謝しきれない。

 

そう言えば、二人が連邦軍(OG)の軍服に袖を通している姿はかなり斬新だった。

 

まあ、お義父さんも同じ連邦軍の軍服だったので少し違和感はあるものの似合っていると思う。

 

私も同じ連邦軍の軍服に袖を通しているがピンク色の少女兵用よりも成人女性用の青い軍服の方が好みだ。

 

早い所、あの軍服が着られる様に成長したい。

 

後、前回の一件に関する情報収集並びに生還で私の階級が准尉へ昇格しました。

 

理由とすれば、あの時アキュリスを盾代わりにヴァイスやマイトガイン、屍の山を防御して死守し情報を持ち帰ったのが一つらしい。

 

確か、オリジン辺りで准尉に関する説明があった様な気もするけど割合します。

 

うん、気になる人は調べてください。

 

 

♱ ♱ ♱ ♱ ♱

 

 

次の哨戒任務まで休憩を取っていた私は自室でコーヒーを片手に小説の添削をしつつ例の情報に関してぼそりと呟いた。

 

 

「…にしても困りました。」

 

 

蒼い睡蓮から手に入れた情報に寄ると現在の外宇宙は大規模な混乱に陥っている。

 

原因と言うのは四大星間国家のいがみ合いである。

 

一つ目は只今、地球圏に喧嘩を売っていますよゼ・バルマリィ帝国。

 

二つ目は秘密裏に偵察を繰り返しているインスペクターことゾヴォーク。

 

三つ目は植民星かき集め中のズールとムゲ筆頭の星間連合。

 

四つ目は数で勝る驚異の軍団を使役するバッフ・クラン。

 

この四大勢力が星間内で戦争中らしい。

 

そしてゼントラーディとメルトランディの巨人軍団、宇宙怪獣、現在は地球圏に接触していないアインスト、ラダム、イバリューダー、ガルファ等の勢力が無作為に介入しているそうだ。

 

その余波でフリード星、ブレイブ星、ラドリオ星など温厚的な星々は滅ぼされるか隷属星として各勢力に星ごと拿捕されてしまっている。

 

逆に抵抗を続けた根性のある惑星群などは上記の四大勢力に取り込まれています。

 

誰だかもう察していますよね?

 

世紀末なアイツらですよ。

 

この様な感じに四大勢力は戦力増強の為の他星への侵略を繰り返してしまっている。

 

その最中に何とか生き延びた少数はここ地球圏を目指して流れているとの事だ。

 

何故か?

 

彼ら曰く、地球人は四大勢力と渡り合える戦力を秘めているかららしい。

 

後にそうなるかもしれませんが、今あの戦力で地球圏に攻め込まれたらひとたまりもないのですが?

 

 

「今は地球圏に侵略を開始しているホワイトスターを何とかしないと話が始まらないですね。」

「話には聞いていたがここまで複雑とは…地球圏よりも外宇宙の方が慌ただしいな。」

 

 

 

同じ様に私の自室でコーヒーを啜り、気難しい顔で答えたお義父さんことテンペスト少佐。

 

私が転生者で今回の経緯を大体把握している事を知っている人物の一人です。

 

正体を明かしたのは私がお義父さんの養女に迎え入れられた時である。

 

驚いていたものの過去の羞恥ネタを話したら信じてくれました。

 

うん、私が来る前の戦技教導隊時代にエルザム少佐のお手製虫料理を試食して卒倒し一日病室から出られなかった上にゴキブリのガサゴソ音でトラウマが発生するオチなんて誰にも言えないものね。

 

 

「はい、恐らくは各陣営に隠れ潜む悪意の仕業と思います。」

「例の悪霊の事か?」

「いえ、それとは違う欲望の悪意の集まりです。」

「己の欲望の為に他者の血を流させる輩だったな。」

「知っているとは言え、今の私に止める術はないのでどうしようもないです。」

 

 

知っているからこそ何も出来ない自分が歯痒い。

 

こう言う所はアニメや漫画の様にはいかない。

 

これが現実である以上、そのルールに沿って世界は進むのだから。

 

 

「ハスミ、お前はどう進む?」

「前にも話した通り、私は私の信じる道を進みます。」

「そうか…」

「無謀と思っていますか?お義父さん。」

「確かに無謀だが、それを補える手腕と知識がお前にはあるのだろう?」

「はい。」

「ならば私は何も言わん、お前が進むべき道を進むといい。」

「お義父さん…」

「だが、無茶だけはするな…それだけは約束して欲しい。」

「判りました。」

 

 

前世のお父さんもこんな感じだったのかな?

 

ゲームキャラクターを義理の父と呼び慕う今の状況。

 

傍から見ればおかしいかもしれないがこれが私の現実であり今の状況だ。

 

彼を父と呼び、同じ戦場を駆け巡る日々はとても充実している。

 

私はこの人を父と呼べて安堵しているのだ。

 

 

「お義父さん、前に話した通り…シャイン王女の護衛をお願いします。」

「分かっている、例のキョウスケ少尉の事件で降格と左遷したとは言えハンス少佐…奴の行動には不可解な事が多い。」

「恐らく、Anti・DCがそれに一つ噛んでいるでしょうから…」

「そうだったな。」

 

 

これから発生するシャイン王女の拉致事件にはAnti・DCが関わっている。

 

時系列と同じであればジャブロールートへ進んだリュウセイ達の部隊と接触する筈だ。

 

敵の数が多い為、ジョルジュ・ド・サンドがその場で介入する予定となっている。

 

この世界では彼を慕うマリアルイゼ姫とシャイン王女がご友人らしい。

 

歳も近いし、いい友達になっているのだろう。

 

ラトゥーニ、着せ替え人形にされまくりだろうな。

 

見た目も性格も可愛いからちょっとうらやましいかも。

 

話はさておき、その後の護衛をお義父さんに担って貰おうとした訳である。

 

 

♱ ♱ ♱ ♱ ♱

 

 

時折現れる敵を迎撃したり哨戒任務や艦内で訓練を行いつつ、ハガネ一行はアイドネウス島へ到着した。

 

予想通り、巨大なマクロスの母艦が鎮座している姿が目に移った。

 

そして島の中央にぽっかりと開いた湖にはメテオ3が沈んでいる。

 

現在は重力アンカーでメテオ3を支えているもののいずれセプタギンとなって地球圏を襲うだろう。

 

アカシックレコードによるとこの世界のUGのUG細胞はこのメテオ3の破片より転用されたらしい。

 

そう言えば『新』で似たような設定を聞いたような?

 

でも、この世界の東方不敗は地球人だし。

 

何で?またスパロボマジック?無限力(イデ)の陰謀?ややこしい。

 

この世界はどこまで『実験室のフラスコ』を『因果』で満せば気が済むんだろう。

 

 

 

「では、もう一度今回の目的を説明する。」

 

 

ハガネ艦内のグリーフィングルームにて今回の目的を説明された。

 

今回の目的はアイドネウス島にあるEOTI機関からの依頼で今回の稼働実験を行うUG(アルティメットガンダム)の警護依頼だった。

 

本来は地球環境再生を行う為の過程で作成されたものだが、このご時世だろうか兵器転用の声も上がっていた。

 

その一派があのヘンテコ銀仮面を付けていないウルベ・イシカワである。

 

あの仮面は原作では暴走したDG追撃の際に受けた傷を隠す為に付けていたので今はありません。

 

お義父さんにも事前に原作での彼の経緯を説明しておいたが、どうやらクロらしい。

 

軍諜報部でもギリアム少佐がマークしていたと話していた。

 

半信半疑だったが私の言葉でそれが確信になったとの事。

 

アカシックレコードの読み通り、今回の一件で事を起こすらしい。

 

出来る事なら止めなければならない。

 

 

******

 

 

私達は艦内で説明を受けた後、護衛対象の機体を見学する為にEOTI機関本部の格納エリアに訪れていた。

 

ゴースト隊やトロンべ隊も一緒である。

 

大部分は閲覧出来ないものが多いが今後の研究によって実用化が進められている技術やスポンサー確保の為に自分達の研究を見て貰いたいと言う研究グループなど様々な思惑がそこにはあった。

 

二ルファで戦う事になってしまったリクレイマーの母体となる伊佐未ファミリーのオルファンの研究も眼にする事が出来た。

 

時折、あの名を耳にするが既に彼は行方不明になっている様だ。

 

そりゃバイストンウェルで兵器開発を行ってますからね。

 

一通り、有名な名前をちらほらと聞きつつUGの保管されている格納庫へ足を進めた。

 

ビアン博士が行方不明になっていてもここは正常に機能している。

 

恐らくは側近だった存在達によって支えられているのだろう。

 

アカシックレコードに因ればビアン博士はシュウ・シラカワ博士とマサキ・アンドーと共に今もどこかで行動しているらしい。

 

何かの思惑か暗殺未遂でもあったのかは不明だが原作のDG設立フラグはへし折っておいたのでラングレー基地のグレッグ司令達は今だ健在だ。

 

私は出会った事はないがその内に顔を合わせる事もあるのかもしれない。

 

出来る事ならいずれ起こるであろう『次元を超えた先での戦い』の為に戦力は多い方がいい。

 

それが今の私の出した答えだ。

 

 

「あれがUG?」

 

 

考え事をしている私がエクセレン少尉の声で現実に引き戻された。

 

格納庫に鎮座するUG。

 

その横で主任研究者達が最終調整を行っていた。

 

 

「すごいですね…(あれはライゾウ博士とキョウジ・カッシュ、奥さんにミカムラ博士か。」

 

 

その中でひときわ目立つ赤いマントを羽織った青年がその様子を見守っていた。

その姿を観たエクセレンは狂喜乱舞しその横で案内を務めた男性の研究所スタッフが説明をしてくれた。

 

 

「ねえ、あれってドモン・カッシュよね!?」

「このUGの開発責任者が彼の父親だそうで、彼自身も今回の稼働実験の警護に参加してくれました。」

「うっそ、色紙持ってくるんだったわ!」

 

この様な感じで暴走するエクセレンにブリットが対応し、クスハやカーラ、ユウが話を進めた。

 

「少尉、任務中ですよ?」

「もう、ブリット君ったら~今は中止しちゃってるけど、彼って有名なガンダムファイターなのよ?」

「俺も知っていますよ、数か月前のアメリカの都市部でアメリカ代表のチボデー・クロケットと交戦してましたからね。」

「いいわよね、ブリット君ってばその時その場所に居たんだし~」

「居たと言っても任務中でしたし…」

「そう言えばその後に大会の中止が宣言されたんですよね?」

「そうそう、エアロゲイターとかの襲撃も徐々に悪化していたし。」

「その結果、大会よりも地球防衛の為に選手すら担ぎ出される羽目になったか…」

「うん、情勢は日々悪くなる一方だしどうしようもないよね。」

 

 

しかし、ガンダムファイトの中止で救われた命はいくらでもある。

 

UGの研究成果で宇宙放射線病の治療法が確立したり、国連から派遣されたWHOによって一部の国の命令でドーピング薬の服薬を余儀なくされ薬物などで弱ったファイターが戦場に担ぎ出される事も無くなったのだ。

 

戦場での死を望む人もいるかもしれないがそれ以上に残された者達の事を考えるきっかけとなった。

 

せめて余生位は静かにさせてあげたいのが私の信条でもある。

 

でも、誰かがまた新たな犠牲になる事だけは避けたい。

 

出来る事はやるつもりだ。

 

 

「あれ?」

「ハスミちゃん、どうしたの?」

「いえ、あのUGでしたっけ?何だか不思議な感じがしたので…」

「そう?」

「多分、私の気のせいかもしれませんけどね。」

「あらら?とうとうハスミちゃんもブリット君やクスハちゃんみたいにキュピーンとかなったり?」

「何を言っているのですか?私は二人や皆よりも適性がギリギリで…」

「そうは言っても、こう言うのって二人にはない特別な能力が実はあったりするものよ?」

「そうですかね?(ううっ、モロに図星なんですけど?」

「そうよ、自信を持ちなさいって!」

「は、はい。(本当に隠しててごめんなさいです。」

 

 

ちなみに私はサイコドライバーとしての能力の事を隠す為に適正テストではギリギリのランクを取って置いたのだ。

 

そうでなけれは私はあのガーリオンから降ろされてしまう。

 

それを避ける為の措置だ。

 

今の所、適性が高いとイングラム少佐に思われているのがリュウセイとクスハ、ブリットである。

 

後にSRXアルタードや龍虎王を乗りこなすのだがら適正は高めなのだろう。

 

その次にユウ、リョウト、タスク、アヤ大尉が同格、三番目にカーラ、リオ、レオナが似たり寄ったり、最後があるのかないのか不明な程度の私と言う結果だ。

 

正直に言うとペンダントを外してテストを受けていたらとんでもない結果になっていたかもしれない。

 

予測通りにフフフ…の人に謀られて機体ごと拉致、そのままホワイトスターにお持ち帰りルートだったかもしれない。

 

うん、ヤダね。

 

 

「そう言えばキョウスケは?」

「少尉なら先にハガネに戻られましたよ?」

「あらそう?」

「命令あるまで待機でしたから先に休んでいるのかもしれませんね。」

 

 

ゼンガー少佐らと各小隊と共にUG開発研究主任ライゾウ博士と研究メンバーに挨拶を終えた後、キョウスケ少尉は先にハガネへと戻ってしまったそうだ。

 

命令があるまで待機命令は出ているがUGの見学をするもよし、研究スタッフに連れ添って残りのスペースの見学もOKと言う事で自由時間になっていたのだ。

 

それを他所に私はアカシックレコードからまた情報を開示された。

 

 

「…(ん、そう言う事か?」

 

 

アカシックレコードより開示された情報が正しければキョウスケ少尉は会いに行ったのだ。

 

永遠のライバルである彼に。

 

そして偶然にも出遭う事になってしまった。

 

 

 

「久しぶりだな、キョウスケ・ナンブ?」

「やはり、アクセル・アルマー…!」

「その様子だとお前も記憶を持っている様だな?」

「!?」

「貴様もどうか知らんが、知っている記憶、知る筈のない記憶、どちらも所持するっていうのは何の因果だろうな?」

「状況はお前も同じという訳か?」

「俺と?お前も『あの戦い』を知っているのか?」

「ああ…」

 

 

二人は互いに『あの戦い』を口にした。

 

 

「俺達は『あの戦い』で確実に死んだ筈だった。」

「そしてどう言う訳か俺達は記憶を持ったまま同じ存在として生まれ落ちた。」

「お前は向こう側から来たのか?」

「ああ、俺が完全に記憶を取り戻したのはアインストに取り込まれたお前と対峙する時だった。」

「…」

「気にするな、貴様も救える筈の命を救えなかったのだろう?」

「調べたのか?」

「ああ、キョウスケ…この世界でも例のシャトルの事故に巻き込まれていたのだろ?」

「そうだ、そしてあの事故をきっかけに俺も記憶を取り戻した。」

「互いにややこしい時に記憶が戻ったものだな、これがな?」

「そうだな…だが!」

「安心しろ、俺はヴィンテル達と離別した。」

「何だと?」

「新しい可能性を見出したと言ったら『好きにしろ』だとさ。」

「…そうか。」

「それにちょっとばかり入れ知恵をしておいたし暴走はしないだろう、国際警察機構やBF団やら敵に回すと厄介な連中がいるからな?」

「アクセル、ラウル達はどうなった?」

「奴らは向こうの世界の月面のコロニーで研究を続けている筈だ。」

「記憶が戻らなかったのか?」

「記憶が戻るにしても差異はあるんだろう、恐らくは向こうで…」

「そうか…」

「見捨てるつもりはなかったが向こう側の独立機動部隊が余計な事してくれたおかげで宇宙との行き来どころか連絡すら取れなくなった。」

「どういう事だ?」

「あの機械仕掛けの女神(ガンエデン)の仕業ではないのは確かだ。」

「それでも地球圏を宇宙から遮断するフィールドを発生させるものでもあったのか?」

「何分情報が曖昧でな、分かったのはその独立機動部隊が何かの装置を起動させたと言う位だ。」

「そうか…」

「結果、俺達の居た世界は衰退と滅亡する運命にまたなった訳だ。」

「話が変わるがアクセル、何故ここに居る?」

「過去の記憶のよしみでなUG…いや、DG(デビルガンダム)の暴走を止める為だ。」

「…お前もDGの事を知っているのか?」

「ああ、恐らくお前の持つ記憶とは違う記憶で関わっていたらしい。」

「だが、知っているのなら話は早い、あの事件が起きるのはいつだ?」

「俺の推測が正しければこれからだ…!」

「!?」

「かつてDGの暴走を引き起こす原因を作ったウルベ・イシカワの周囲でキナ臭い連中が関与していたからな。」

「やはりか…」

「傭兵の真似事をしている俺がここでの警備の依頼を受けたのもそれが理由だ。」

 

 

 

あ~隠れていたとは言え、拙い事聞いちゃった。

 

まあ、これはこれで良かったのかな。

 

まさかアクセル・アルマーやキョウスケ少尉が逆行者だったなんて、何て奇跡?

 

それにしても『あの戦い』って何の事だろう?

 

可能性で言えば『霊帝』か『御使い』との戦いだと思うけど?

 

もっと強大な敵でも現れたのかな?

 

コンパチフラグ立ちそうな時点で『例のアレ』を思い出した私がいる。

 

 

******

 

 

その後。

 

稼働実験の開始時刻となり、各自持ち場に付いた。

 

ATXチームは外部からの侵入を妨害する為に施設の外で待機。

 

アクセルは内部での思惑を阻止する為にこの場には来ていない。

 

ドモンの姿もないので付き添っているのだろう。

 

 

 

「それにしても、あれ凄かったな?」

「ええ、あれが実現されれば地球の環境問題は無くなるんでしょ?」

「うん、そう説明を受けた。」

 

 

EOTI本部の実験場右側に展開するゴースト小隊のジャータ、ガーネット、ラトゥーニが通信機で会話をしていた。

 

彼らの乗機は順にゲシュペンストmkーⅡ(青)が二機とビルドラプターだ。

 

実験場左側に展開しているトロンべ小隊はガーリオン(黒)、ゲシュペンストmk-ⅡタイプTTが二機、ダンクーガの配備。

 

中央がATXチーム、ハガネ、クロガネの傍にテンペスト少佐の搭乗するガーリオン(ダークブルー)が待機していた。

 

EWAC等の電子戦装備が施されており、周囲の警戒に呈していた。

 

原作だとラングレー基地への攻撃に使用したのはリオンの電子戦装備だったが、時系列の変化でこうなった。

 

普段は遠距離戦を想定したMLRS装備(多連装ロケットシステム)になっている。

 

様はミサイルコンテナを積んだガーリオンである。

 

実際はガーリオンの特性である機動性を封印してしまうが、撃つだけ撃って後はMLRSを切り離してからが本領発揮だ。

 

トリントン基地にて私の機体を含めて各機のガーリオンはカスタム化する予定になるので少しは変化もあるかもしれない。

 

 

 

「…(静かすぎる。」

 

 

待機中であるがこの空気は嫌な予感しかしない。

 

後はアクセルとドモンの手腕に任せるしかない。

 

ドモン・カッシュも逆行者であるのはアカシックレコードから確認済みである。

 

悪い方向にはいかないと思いたい。

 

 

「っ!?」

「ハスミちゃん、どうしたの!?」

 

 

私の頭痛と同時に施設周辺で爆発が起こった。

 

爆発の規模からして陽動だと思われる。

 

 

「何が起こった!?」

「カイ、どうやら施設内部で爆発が起こっている!」

「何だと!?」

「規模からして…これは陽動だ!」

「ゼンガー!」

「各自、警戒を怠るな!来るぞ!!」

 

 

カイの言葉を皮切りにテンペストが状況を説明、察したエルザムがゼンガーに声をかけた。

 

それと同時に現れたのはAnti・DCの部隊である。

 

構成はガーリオン、バレリオン、シーリオン、ジオン軍の水中戦用MSのオンパレード、それに混ざってギガノスのMAが含まれていた。

 

 

「やはり、Anti・DCか!?」

「報告にあった機体もあるな。」

「テンペスト、数は!」

「数からして奴らは奇襲が目的だろう、後続の部隊が後に控えていると思われる。」

「この戦法は恐らく…」

「おそらくはロレンツォ中佐だろう。」

「!?」

「…油断は禁物という事だ。(だが、何故リオンとガーリオンの機動性を利用した奇襲に切り替えなかった?最悪の結果にならなければいいが…」

「アサルト0より各機へ奇襲部隊への攻撃は俺とアサルト1、2で行う!3、4、5は本部周辺の防衛に当たれ!」

 

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 

「トロンべ1より各機へ我らも本部の防衛に向かう、獣戦機隊の諸君らも追従してもらおう。」

「仕方がねえ…少佐さん、付き合うぜ!」

「ゴースト小隊各機はハガネの防衛しつつ、あぶれた敵を叩くぞ!」

 

 

「「「了解!」」」

 

 

先行してグルンガスト零式、アルトアイゼン、ヴァイスリッターが奇襲部隊を叩き、あぶれた敵を中立地帯のゴースト小隊、トロンべ隊、ダンクーガが叩く。

 

本部周辺の警戒をヒュッケバインmk-Ⅱ、グルンガスト弐式、ガーリオン・タイプT、ガーリオン(紫)で行い、撃ち漏らしを叩く事となった。

 

今回は大物が参加していなかった事が唯一の救いだった。

 

また黒い三連星やMA繋がりでギガノスの蒼き鷹とかと当たりたくないし。

 

星座占い好きのガーリオンを見かけたが、侵攻中にアルトアイゼンのリボルビング・ステークを撃たれて早期退場となった。

 

ご苦労様です。

 

しばらくしてから増援でマクロスに配属されているバルキリーの部隊が駆けつけてくれた。

 

どうやらマクロスにも奇襲が行われたが無事に退けた様だ。

 

こちらは実験エリアをキラーホエール級からの砲撃を受けてしまったものの無事とは言えないがEOTI機関の本部死守に成功した。

 

Anti・DCの奇襲部隊が撤退を開始し少し落ち着いた頃に私は異様な気配を感じた。

 

 

「っ!(何、この気配は?」

 

 

圧倒的な闇の念が押し寄せた。

 

恐怖、悲しみ、苦しみ、痛み。

 

 

 

イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ。

 

コワイ、コワイ、コワイ、コワイ、コワイ、コワイ。

 

 

「えっ!地震!?」

「な、何が起こった!?」

 

 

そして実験エリアを中心に地響きと爆発が起こった。

 

 

「クスハ!危ない!!」

「えっ!?」

 

 

私は言葉よりも先に体が動いてしまい、クスハの乗るグルンガスト弐式の前に移動していた。

 

そして地中から無数の触手が飛び出しガーリオン・タイプTを貫いた。

 

 

 

「ぐっ!?」

「ハスミ!?」

「何だ、これは!?」

 

 

コックピットまで貫いた触手は運よく座席から外れており、即死は免れたが少し左腕に掠ってしまった。

 

独特のサイレンとerrorの赤い文字がコックピットのディスプレイを埋め尽くしていた。

 

触手に捕まったガーリオン・タイプTは身動きが取れず、行動不能に陥ってしまった。

 

そして現れたのは警護対象だったUGだったものだ。

 

 

「しっかりして、ハスミ!」

「ダメだ、通信が繋がらない!」

 

 

クスハは起こった衝撃でうろたえてしまい、ブリットは何とか連絡を取ろうと回線を繋げるも返答はなく、sound・ONLYの表示が映し出されるだけだった。

同時にハガネ並びにクロガネより各パイロットに入電が入った。

 

 

「各員に次ぐ、UGが暴走しコックピットに民間人が囚われている。」

「ちょっと、どういう事!?」

「UGには環境修復機能の制御ユニットが積まれている、それが先ほどの戦闘での爆発で誤差を起こしたらしい。」

「マジかよ!」

「どうしよう、ハスミが…!」

「クスハ、落ち着くんだ。」

「ハスミ!」

「…と、さ…。」

「ハスミ、無事なのか!?」

「私は…大丈…夫、でも…機体…が。」

 

 

ノイズまじりの音声で私は無事だと伝えたが、既にUGいやDGの触手に囚われてしまい身動きが取れなくなっていた。

 

コックピット内に侵入し細分化した触手に捕まり絞殺されるのを待つだけだったのだ。

 

意識が遠のく中、DGの触手から意思を感じ取った。

 

コワイ、タスケテと。

 

私は無意識にこう答えた。

 

 

「大丈夫…怖くない…よ…。」

 

 

そこで私の意識は遠のいてしまった。

 

 

 

「俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと輝き!叫ぶ!」

 

 

 

聞こえる声と共に現れたのは黄金の指を持つガンダム。

 

 

 

「必殺っ!!シャァァイニング!!フィンガァアアアッ!!!」

 

 

 

シャイニングガンダムのシャイニングフィンガーはガーリオン・タイプTの触手を引きちぎった。

 

拘束されていたガーリオン・タイプTはそのまま地面に落下する所だったがそれを庇ったのが彼だった。

 

 

「何とか間に合ったようだな、これがな。」

 

 

青い二本角のソウルゲインである。

 

 

「兄さん…くっ!」

「ドモン、油断するなよ!」

「分かっている…!」

 

 

その後、増援で現れたシャイニングガンダムとソウルゲインに私は救出されたが肝心のDGは取り逃がしてしまったとの事だった。

 

また、私は取り返しのつかない結果を残してしまった。

 

 

******

 

 

今回の戦いでドモンとレイン、フリーランスのアクセルらがハガネに乗艦する事となった。

 

理由は軍の情報網によるDGの情報提供行う代わりにドモンのその戦闘能力を買った為である。

 

今回の戦闘の事故でUGはDGに変貌してしまった。

 

UGを止めようとしたドモンの兄はDGの取り込まれてしまい、そのまま行方不明。

 

今回の奇襲の手引きをしたと思われるウルベ・イシカワは失踪。

 

彼に脅されて協力してしまったミカムラ博士は撃たれてしまい、現在も治療中との事だ。

 

ドモンの両親は今回の件でその身柄を国際警察機構の総本山である梁山泊に移送される事となった。

 

命を狙われている以上、もしもを踏まえて『蒼き睡蓮』を通して秘密裏に手回しをして置いたのだ。

 

そして。

 

これからシュバルツ・ブルーダーが産み出される。

 

ドモン・カッシュ。

 

貴方は彼と出会えたのならを兄として迎え入れますか?

 

それとも戦友として迎え入れますか?

 

どちらにしてもそれはドモンが決める事である。

 

私はただその行く末を見守るだけです。

 

アクセルは表向きはお金目当てだが過去の記憶よしみで乗艦するらしい。

 

貴方が味方で良かったです。

 

記憶喪失な貴方も見たかったですけどね。

 

 

† † † † †

 

 

今後の活動指針が決定し隊でのミーティングを終えた後、各自指示があるまで通常勤務となった。

私は先の戦いで負傷はしたものの軽い軽傷であったので自室で静養する様に言い渡された。

 

 

「これ、どうしようかな。」

 

 

私は自室に籠りベッドの上に座り軍服の袖を捲って左腕に付いた少し縦長で六角形の銀色の何かを見ながらぼそりと呟いた。

 

 

「…(やっぱりあの時しか考えられない。」

 

 

私はあの時DGの触手に捕まった。

 

恐らくはあの時に受けた攻撃が原因だろう。

 

アカシックレコードは必然だって言っていた。

 

確かに悲しみと苦しみの中で生きる存在達を救いたいと願った。

 

それはあのDGも入っているのだろうか。

 

誰かを救う為にはその存在の痛みを知らなければならない。

 

この銀色はDGの痛みと悲しみ。

 

これからは悪意は感じ取れないし様子見をするしかないよね。

 

DGいや、UGはどうしたいのかな。

 

 

物語と同じ様に悪魔になるのか?

 

新しい道を進むべく生まれ変わるのか?

 

 

望まれて生まれてきたのに君はその力故に追われた。

 

逃げて、逃げて、逃げた。

 

怖いのに訳も解らず撃たれて泣いた。

 

そんな力を持ったのは自分のせいじゃないのに、だからシステムは暴走した。

 

誰か一人でもその思いに答えてくれたのなら、あの様な悲劇は起きなかった。

 

画面越しとは言え、私は何度もあの物語を見る為にそう思ってしまう。

 

だから…

 

いつか手を取り合える事を願って私は前を進む。

 

偽善なのかもしれない。

 

それでも私は解り合いたい。

 

同じ様に誰かと解り合いたいと願った。

 

あの主人公と姫君が望んだように。

 

私は繋ぎ止めたい。

 

 

=続=

 




紡がれる記憶。

それは合わせ鏡の様で違うもの。

伝承はその者の持つ記憶であり。

全てが同じという訳ではない。

今は知らずともいい。

次回、幻影のエトランゼ・第三.五話『差異《チガイ》』。

真相は白日の元へ。







<今回の登場人物>

≪ネオジャパン≫

※ドモン・カッシュ
第二の逆行者、ネオジャパン代表のガンダムファイター。
既に明鏡止水を扱えるが乗機がシャイニングガンダムの為、無茶をすると回路のショートやオーバーヒートを起こしてしまう。
原作同様にサバイバルイレブンの最中であったが、異星人の出現に伴い大会は無期限の中止状態にある。
ギアナ高地で修業中だったがアイドネウス島で父親が主任を務めるUGの稼働実験の様子を見学する為に訪れていた。
しかし、原作同様ウルベの策略でDGへと変貌してしまう。
アカシックレコードによるとDGの発生を知っていても止める事は出来ない運命らしい。
それはドモンの人生を作り上げた最も深い出来事である為に切り離せないとの事。
原作の様な暴走加減はなく落ち着いているが、何処か悲しさを秘めた表情を見せている。
現在はDGの捜索に軍諜報部と『蒼い睡蓮』の情報に頼っている。

※レイン・ミカムラ
ガンダムファイトにおけるドモンのサポート役であり幼馴染で後の嫁さん。
今回の一件でライジングガンダムを受領、ドモンと共にDG捜索に当たる事となる。


≪フリーランス≫

※アクセル・アルマー
第四の逆行者、元シャドウミラーに所属していた隊長格。
OGの記憶だけではなくAの記憶を所持しており、未来を変える為にシャドウミラーと縁を別つ。
現在はフリーランスとして各地を転々としていた。
今回の一件で民間からの協力者と言う事でハガネに同乗。
ATXチーム預かりとなった。
コールサインはアサルト6。


≪ATXチーム≫

※キョウスケ・ナンブ
第三の逆行者、今回の事件で発覚。
OG主軸だがIMPACTの記憶も保持していた。
彼が語った『あの戦い』がいつの時期に起こったのか不明である。

※ハスミ・クジョウ
ATXチームの一員、コールサインはアサルト5。
今回の戦いでDGにDG細胞を植え付けられてしまう。
特に悪意などは今は感じられない為、様子見をしようと本人が決めた。
元々能力の事もあり精神的に強い自我を持っていたので感染は通常よりも遅いがその恩威を受けてしまっている為、早期に治療をしなければ人としての命は無い。
今回は発生時期のズレもありDG事件が開始した直後の為、治療法は発見されていない。
原作同様早くとも治療法が発見されるまで三ヶ月の月日が必要となる。




<今回の用語>

※あの戦い
キョウスケとアクセルが語るある戦いの事。
双方が覚えているのでOG主軸の戦いである事が予測されている。
その戦いで彼ら自身や所属する鋼龍戦隊共々全滅したらしいが?


※you・friend
世界公認の動画サイト、危険なものからフレンドリーなものまで揃っている。
おわりかいちょーとビネガーライスン、タンメン・メンの実験且つ脅かし動画が人気。


主人公が伊豆の駄菓子屋で購入した駄菓子一式。
一部は罠に使用されている。

※メントル
現実世界におけるメン〇スの様なもの。
パッケージは似ているが謎のフレーバーで赤シソ味とサルミアッキ味などがある。

※ゲコ・コーラ
カエルの絵が描かれている緑色パッケージのコーラ。

※うまね棒
現実世界におけるう〇い棒の様なもの。
材料は似ているがグラタン味やエビチリ味、ミネストローネ味、苺ミルク味などがある。

※べビーサンラーメン
現実世界におけるべ〇ースターラーメンの様なもの。
どういう訳か酸辣湯味がある。

※山菜の都
現実世界におけるき〇この山とた〇のこの里の類似品。
チョココーテイングと棒状ビスケットで山菜を真似ている。

※カロリーパートナー
現実世界におけるカロリーメ〇トの類似品。
厚めのハート型ブロッククッキーが4枚封入されている。
メロン味、カフェモカ味、シナモン味がある。

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