幻影のエトランゼ   作:宵月颯

19 / 237
月夜の下で忍が飛び交う。

時過ぎれば火の海と化す街並み。

守るべく鋼鉄と黒鉄は進む。

そして更なる出会い。

荒ぶる竜の騎兵隊。

奇跡の象徴は雨ノ百合と鬼灯。

睡蓮は亡霊の必殺技を披露する。




第四話 『月下《ツキノシタ》』

その航路がオーストラリア近海へと近づきつつあったハガネとクロガネ。

 

その時、謎の集団の戦闘を目撃する。

 

このまま戦闘が続けば目的地のシドニーにも多大な被害が及ぶ。

 

各部隊に迎撃の任が下ったのである。

 

 

「アサルト0並びに4、6発進どうぞ。」

 

 

特機用のカタパルトでオペレーターの通信が入り順に発進する。

 

 

「グルンガスト零式、参るぞ!」

「アサルト4、行きます。」

「とっとと終わらせるぞ、アサルト6出る!」

 

 

こちらのPT用のカタパルトでも発進準備を進めていた。

 

 

「アサルト1発進どうぞ、順に2、3、5、シャイニングガンダム、ライジングガンダム、発進どうぞ。」

 

 

発進口が開閉しその先には月夜の空と海が広がる。

 

 

「アサルト1了解、出るぞ。」

「はいは~い、じゃ行ってきます♪」

「アサルト3、出撃します!」

「アサルト5、ゲシュペンストmk-Ⅱ出ます。」

「レイン、遅れるなよ。」

「ええ!」

 

 

ATXチームが発進した後、続けてゴースト隊が発進した。

 

今回は戦艦の警護の為に後衛に当たっている。

 

 

「ハスミ、mk-Ⅱの乗り心地はどうだ?」

「悪くありません。」

「俺の組んだ戦闘OS、無駄にはならない筈だ。」

「はい、有効に使わせて頂きます。」

「ハスミ。」

「テンペスト少佐、何でしょうか?」

「無茶はするな。」

「了解です。」

 

 

戦闘海域に向かう途中でゴースト1より通信が入り、応対した。

 

やはり『究極ゲシュペンストキック』を使わざる負えないらしい。

 

そして人数調整の関係でゴースト隊に編入したテンペスト少佐から心配されてしまった。

 

前の事を根に持っていた様だ。

 

通信の周波数を変えてお義父さんだけに通信を行った。

 

 

「お義父さん、必ず帰ります。」

「分かった。」

 

 

私は通信を切ると部隊と合流し戦闘海域に向かった。

 

 

******

 

 

ATXチーム並びに各部隊が戦闘海域に向かっている最中の事。

 

そこでは折り鶴に似た戦艦と5機の人型機動兵器が横浜の事件で出現した赤い忍者に襲撃されていた。

 

なお、この赤い忍者の正式名称であるバンクスである。

 

しかし現時点では不明の為、連邦からは『レッドアサシン』と呼称されていた。

 

 

 

「ちっ、地球に帰って来たと思ったら奴らと鉢合せしちまうとは!?」

「兄貴、どうするんだ?」

「やるしかねえ、そもそもローニンの知り合いがいるって言う極東支部まで無事にたどり着けるとは思っては無かったしな。」

「ちょっと、ジョウ、マイク、二人ともグダグダ言っている場合じゃないわよ。」

「ごめんなさい、私のせいで…」

「カレンのせいじゃないわ、アイツらだって偶然私達を狙って来た様なものだもの。」

「そうだ、来るなら俺達で奴らを倒すだけだ。」

「レニー、ダミアン…ありがとう。」

 

 

白い忍者型の機体からジョウ、青い竜型の機体からマイク、飛行型の赤い機体にレニー、黄色い獅子型の機体のダミアン、薄水色の人型の機体のカレンがそれぞれ通信で話していた。

 

彼らは火星へ移民した移民団だったが、折り鶴型の戦艦エルシャンクが降り立った事から全てが変わったのだ。

 

エルシャンクを追ってザールとムゲの星間連合に組み込まれたザ・ブーム軍が追撃してきたのである。

 

その場に立ち会ったジョウ達はエルシャンク一行に協力し火星から地球へと脱出してきたのである。

 

現在、火星はザ・ブーム軍、メガノイド、木星トカゲとの三つ巴戦に移行している。

 

火星侵攻の一端を担ったハザードであるが蒼い睡蓮の仲間である『地獄』のコードネームを持つエージェント達によって謀殺されたとの事である。

 

その様子を確認したローニンは彼らよりハザードの裏帳簿並びに悪行の数々を記した記録媒体を渡された。

そしてエージェントの一人が『奴は火星侵攻の罪を償う為に自決した。』と上層部に伝えろと言い残して去って行ったのだ。

 

ローニンは説明された通りの指示を行い、その後の上層部の指示で民間人をマーズクレイドルへ避難させ籠城する事を決めた。

 

現在も火星で敵勢力への抵抗を続けているそうだ。

 

ちなみに彼が何故『地獄』と名乗った者達の指示を受けたかと言うと常識が通じる相手ではないと悟った為でもある。

 

そして地球への逃避行の間にハザードの政策に意を反したレジスタンスの出であるダミアンと元敵側の刺客だったカレンも加わっていたのである。

 

そしてジョウは飛影の操縦者に選ばれ、戦力上申し分ない力を手に入れた一行だったが爪が甘かったせいで他勢力の追撃を受けた上にザ・ブーム軍の偵察部隊に発見されてしまったのだった。

 

 

「姫さん、ここは俺達が何とかする。」

「その隙にここから逃げてください。」

「いえ、皆さんが戦っているのに私達だけで逃げる訳には行きません。」

「姫様…」

「私も戦います、そうでなくては火星に残してきてしまったローニンさん達に顔向けができません!」

 

 

ロミナ姫の意思は固く、曲げられるものではないと悟ったジョウ達はそのまま戦闘に参加してもらう事に決めた。

 

 

「分かったぜ、姫さん力を貸してくれ!」

「ええ、ガメラン、シャフ、このまま戦闘準備を!」

「はっ!」

「判りました。」

 

 

エルシャンクも戦闘態勢に入りザ・ブーム軍の偵察部隊と戦闘に入る直前だった。

 

この戦闘海域に乱入する機影が存在した。

 

 

「こちら地球連邦軍極東方面伊豆基地所属戦艦ハガネ、貴殿の所属を述べて貰いたい。」

「こちらはエルシャンク、私達はシェーマ星系ラドリオ星より亡命してきました。」

「エルシャンク…?」

「艦長、照会が取れました。」

「上層部からの要請で保護の指示があります。」

「分かった。」

 

 

通信で互いの紹介を終えた後、エルシャンクは連邦軍上層部からの指示で保護の任が下された。

オペレーターのエイタとアズキの照会でダイテツ艦長はエルシャンクの代表者に会話を続けた。 

 

 

「こちら戦艦ハガネ、艦長のダイテツ・ミナセです。」

「私はロミナ・ラドリオ、ラドリオ星のラドリオ王家の者です。」

「では、ロミナ姫でよろしいか?」

「はい、ダイテツ艦長。」

「火星開拓基地からの照会で上層部より貴方方の保護を任命されました。」

「では…」

「まずは周囲の敵を一掃してからとしましょう。」

「判りました、こちらも微力ながら協力致します。」

 

 

二つの戦艦の通信が終了しこの戦闘を終わらせる為に行動開始となった。

 

 

「アサルト0より各機へ、これよりエルシャンク所属の特機と共に戦艦エルシャンクの護衛並びに敵の掃討を行う。」

「アサルト1了解。(ここでジョウ達に出遭うとはな。」

「OKよ、ボス。」

「アサルト3了解です。」

「アサルト4了解しました。」

「アサルト5了解。(物語が加速し過ぎてる、このままだと最悪の結果になりそう。」

「了解した。(あれがエルシャンクか、まるで折り鶴だな。」

 

 

ATXチームはゼンガーの号令と共に合意の声をかける中で前回の記憶を持つ者達はそれぞれの思惑を過らせていた。

 

 

「レイン、お前はハガネの艦橋で援護頼む。」

「分かったわ、ドモンも無理をしないで。」

「すまない。(DGの気配はなさそうだ、今はザ・ブームの雑魚を片付けるか。」

 

 

ドモンとレインの二人も互いに鼓舞していた。

 

 

「…」

「ちょっと忍、どうしたんだい?」

「いや、何でもねえ。(あいつら何処かで?」

「忍がボーっとするなんて珍しいね。」

「明日は槍の雨が降るか?」

「お前ら…俺を何だと思っているんだ!」

「そうそう、いつも通りシャキッとしとくれよ!」

「ああ!!」

 

 

忍もまた仲間に叱咤され戦闘態勢に入った。

 

互いに軽い挨拶をしザ・ブーム軍と見慣れない機体(ムゲ・ゾルバトス帝国製の戦闘メカ)が混合する偵察部隊を相手に私達は戦闘を開始した。

 

 

「わぉ、さすが忍者って所かしら?」

「少尉、ふざけている場合じゃないですよ?」

「いいじゃない、これだけ大盤振る舞いの部隊で攻めてるんだし。」

 

 

正直に言えば戦力として申し分ない状況だ。

 

何せ前回の記憶を所持しているキョウスケ少尉、アクセルさん、ドモンさん、おそらくジョウがいる以上、この戦線を崩す事は不可能だろう。

 

旧戦技教導隊であるゼンガー隊長、エルザム少佐、カイ少佐、お義父さんことテンペスト少佐まで揃っているのだから。

 

今は敵の数を減らす事に専念しよう。

 

 

「あらら~また増援?」

「どうしたんでしょうか?」

「よほど、彼らを俺達と接触させたくないのかもしれん。」

「ややこしい、これがな。」

 

 

しばらく戦闘を続けているとここを嗅ぎつけたのか敵の増援部隊が現れたのだ。

 

更に増えた敵機の数にこちらも少し延長戦を強いられる事になりそうだ。

 

その時だった。

 

 

「こちら、トリントン基地所属アルビオン隊、応答を願う。」

「こちらは伊豆基地所属ハガネ、どうぞ。」

「コーウェン司令の命により貴君らの救援に入る、指示はそちらに従う。」

「救援感謝する。」

 

 

ハガネにアルビオン隊からの通信が入り、救援に来たと説明を受けた。

 

戦闘の指揮権はハガネになった為、ダイテツ艦長は各機に命令を下した。

 

 

「これよりアルビオン隊と連携し敵の殲滅を継続する。」

 

 

近くの小島付近に到着したアルビオン隊のメンバー。

 

GPシリーズの二機のガンダム、ジムカスタム、ジムキャノンⅡ、そしてドラグナーの三機であった。

 

 

「ヒヨッコども、訓練通りにやれ。」

「了解です、バニング大尉。」

「少佐は後方から援護を願います。」

「了解した。」

「ケーン、お前達は敵の攪乱を頼む。」

「了解。」

 

 

ありゃりゃ、アカシックレコードの予告通りかなり編成が変わってるな。

 

少佐の件は後で説明するとして三馬鹿の機体はまだカスタムではない。

 

無茶をしなきゃいいけど。

 

 

******

 

 

敵の増援もあったが味方の増援もあり、こちらの優勢で敵機の姿が見えなくなった頃だろうか。

 

バンクスの一体がエルシャンクの装甲の影に潜んでおり、期を見たのかエルシャンクのブリッジを狙って行動したのだ。

 

既にエルシャンクから離れすぎてしまったジョウ達では間に合わない状況である。

 

 

「姫さん!?」

「やらせはしない!」

 

 

コックピットのディスプレイに『ULTIMATE・GESPENST・KICK』と表示され続けて『SHOUT・NOW!!』と表示された。

 

ゲシュペンストmk-Ⅱを飛翔させ空中でバランスを取った後、こう叫んだ。

 

 

「究極!ゲシュペンストォォォ!!キィィック!!!!」

 

 

ゲシュペンストmk-Ⅱの重量とブーストを利用し落下の速度もプラスされたキックがバンクスを狙う。

エルシャンクを狙っていた一体のバンクスに強烈な足蹴りが決まりそのまま爆発四散する。

 

 

「永久に…地の底を這いずり回れ。」

 

 

うん、INのキョウスケ少尉をイメージしてみた。

 

そのままゲシュペンストmk-Ⅱの体制を立て直し、次の行動に移った。

 

 

 

「あららん?ハスミちゃん、やるじゃない。」

「言わないでください、恥ずかしいです///」

「そう?結構ノリノリだったけど?」

「忘れてください…!(改めて思い出すと恥ずかしい。」

「どうしようっかな?」

 

 

貴方には絶対に言われると思いましたよ。

 

はあ、後で何て言われるだろう。

 

泣けてきた。

 

 

「その辺にして置け。」

「あらん、キョウスケ~私はハスミちゃんのお叫び羞恥プレイを褒めてるのよ?」

「それは褒めているに入っていない。」

「ん、もう。」

「ハスミ、その技を使うなら羞恥心を捨てろ。」

「りょ、了解です。(ですよね。」

「あら?ハスミちゃん。」

「はい?」

「左の眼が赤くなっているけど?」

「えっ?」

「もしかして泣いちゃった?」

「いえ、さっき前髪が眼に当たっちゃったので。」

「そう、もしだったらヘルメットちゃんと被っておきなさいな?」

「そうですね、そうします。」

「…」

 

 

もしかして感染が進行した?

 

確かに原作でもDG細胞は精神の不調で進行の有無が決まっていた。

 

いや、今は戦闘に集中しないと。

 

 

「っ!?」

 

 

油断していたとは言え海中から突如現れたバグスの攻撃を喰らってしまったのだ。

 

 

「ハスミちゃん!?」

「新手か!」

「ハスミちゃん、大丈夫!?」

「だ、大丈夫です。」

 

 

その時だった。

 

 

 

ーユルサナイー

 

 

 

「!?」

 

 

 

ーモウスグー

 

 

 

「…(この声は!?」

 

 

 

ーアエルー

 

 

ーワタシモー

 

 

ーアナタニアイタイー

 

 

ーワタシヲマモッテー

 

 

 

「ぁ……(声が聞こえる?」

 

 

 

ーダカラー

 

 

ーソマッテー

 

 

ーワタシノイロニー

 

 

ーハスミハー

 

 

ーワタシガマモルカラー

 

 

 

「私は…(貴方をマモル。」

「ハスミちゃん?」

「!?」

 

 

キョウスケが通信画面越しで見たハスミの姿は異常であった。

 

普段の深い蒼をした瞳のハイライトは無く澱んでおり、相対して左眼は紅く染まっていた。

 

そして無言のまま敵陣営に突撃し戦場をかき乱した。

 

装備されたストライク・アキュリスを展開し敵をかく乱しその隙をついてメガ・ビームライフルで撃ち落とし、プラズマ・ステークで殴りつける。

 

所謂バーサーカー状態である。

 

 

 

「ど、どうしちゃったの?」

「兎に角、ハスミを止めるぞ!(あれではまるで…!」

 

 

 

その後、無事に戻された私は隊長の話で私の様子がおかしくなったと聞いた。

 

ストッパーが外れたかの様に突如現れたバグスの集団を完膚無きなまでに仕留めたらしい。

 

クスリと笑う姿は狂気の沙汰としか言えなかったとの事。

 

キョウスケ少尉やクスハ達が必死に呼びかけて味方に被害が及ぶと言う凶行は無く事無きを得た。

 

医者の話では被弾した衝撃で破損したT-LINKシステムが幼少期に受けた虐待を起因として一時的に相手を倒す事で自身を護ると言う思考に染まっていた可能性があると説明を受けた。

 

私はそう言う事にして置く事にした。

 

その後、新たに仲間に加わったエルシャンク一行、トリントン基地所属組、ドラグナーの三馬鹿トリオと交流を深める事にした。

 

毎度の事ながら皆がクスハドリンクの洗礼を受けていたがウラキ少尉とガトー少佐は見事に逃げました。

 

前回の記憶があるからって逃げるとは情けない。

 

気持ちは理解しますが。

 

一緒に同行していたリンダとローズから私が隠れて執筆している作品のファンだった事が嬉しかった。

 

ライトノベル専門雑誌であるファンタジア掲載の「賞金稼ぎと桜月の姫君」の続きが気になる筝だ。

 

丸河書店の出版社には軍属になってから執筆が出来ない時、纏めて完成した原稿を送って置いて小出しで掲載して貰っていた。

 

一気読みしたいのは判るがそれだと面白味が無くなってしまう。

 

残念だがそのスタンスは崩せない。

 

二人ともごめんね。

 

その後、私は自室に戻って行った。

 

 

♱ ♱ ♱ ♱ ♱ ♱

 

 

「やっぱり感染が進行している。」

 

 

自室で制服の袖を捲ると銀色の六角形の部分が増え始めていた。

 

確か原作では腕を一回りする位の感染が進むと徐々に自我が曖昧になっていたのを思い出した。

 

 

「まだ時間はあると思うけど、悠長している訳にはいかないよね。」

 

 

そう、DGとの再会が近い事をアカシックレコードから警告を受けていた。

 

ただでさえトリントン基地で例の存在達が現れる事を警告されていたばかりなのに。

 

物語は余りにもねじ曲がりそして変異しつつあるのだろう。

 

その予兆としてジャブロールートへ進んだアーガマ隊がバイストンウェルに飛ばされてしまった事をアカシックレコードから伝えられた。

 

極東残留ルートのヒリュウ隊もややこしい事に鉄甲龍の風のランスターと交戦したらしい。

 

ゼオライマーはまだラストガーディアンの基地に眠り続けているのでまだMXの流れが入って来ている訳ではないらしい。

 

 

「…(そろそろ本格的に蒼い睡蓮に情報を渡して動いてもらった方がよさそうだな。」

 

 

私は銀色に染まる事を予期し事を始める事にした。

 

全ては救済の為に。

 

 

=続=

 




血の繋がらない義親子の会話。

それは別道を行く先の仲間達の軌道。

陰で動く者達の雄姿と思惑は何を感じるのか?

次回、幻影のエトランゼ・第四.五話『会話《トーク》』

心の底より盛大に笑みを浮かべよ。


《今回の登場人物》

<エルシャンク>

※ジョウ・マヤ
飛影のパイロット、今回の件で逆行している事が判明。
しかし、一部の記憶が蘇っておらず曖昧な所があるがカレンの一件は覚えていた。

※レニー・アイ
鳳雷鷹のパイロット、ジョウの事を好いている。
ロミナとはライバル関係にある。

※マイク・コイル
爆竜のパイロット、ジョウを兄貴と慕う。

※ダミアン
黒獅子のパイロット、カレンとは恋人同士。

※カレン
シャーマンのパイロット、元ザ・ブーム軍のくのいち部隊だったが彼らのやり方に反しこちら側に投降、反旗を翻した。
ダミアンとは恋人同士である。

※ロミナ・ラドリオ
ザール、ムゲの星間連合によって隷星となったラドリオ星のプリンセス。
エルシャンクの艦長を務める。
ジョウに対して一途な思いを馳せている。
既にジョウから地球での忍者の事情を聞いており理解している。
連邦軍に保護を求め、VIP扱いとなっている。


<トリントン基地所属>

※コウ・ウラキ
トリントン基地所属のテストパイロットだったがアルビオン隊に転属。
本編開始前の2年前に逆行した。
今回は同じ様に逆行を果たしたガトーと意気投合している。
逆行の影響で過去の操縦技術を披露した為、GPシリーズ01のテストパイロットを務める。
ストレスが溜まると嫌いだった筈のボイルした塩ゆでニンジンをドガ喰いするなど原作とは真逆の状況にある。

※アナベル・ガトー
内部抗争によりジオン公国より亡命、現在は客将扱い。
コウと同じく本編開始前の2年前に逆行を果たした。
ザビ家暗殺の汚名を着せられたデラーズの護衛に当たっていたが本人からの指示でアルビオン隊に協力する事となった。
アルビオンで地球に降下する際に追撃してきた部隊から艦を守る為にGPシリーズ02を駆って死守しそのまま機体のテストパイロットとして搭乗する。
「ソロモンの悪夢」の異名は錆付いていない模様。

※サウス・バニング
アルビオン隊に配属になった不死身の四小隊の一人。
乗機はジムカスタム。

※チャック・キース
コウと同じくテストパイロットを務める。
乗機はジムキャノンⅡ。


<ドラグナー隊>

※ケーン・ワカバ
戦艦アルビオンと共に地球に帰還した元アストロノーツアカデミー生。
成り行きでドラグナー1型のパイロットになる。
元はリーゼントだったがバッサリ切られた。
現在は『A』の時と同様、他二名と共にバニングの元でスパルタ訓練を受けている。

※タップ・オセアノ
ケーンと同じアカデミー生。
成り行きでドラグナー2型のパイロットになる。

※ライト・ニューマン
ケーンと同じアカデミー生。
成り行きでドラグナー3型のパイロットになる。
戦闘後にクスハにナンパを仕掛けるもクスハドリンクの洗礼を受ける羽目になる。


<クロガネ・トロンべ隊>

※藤原忍
獣戦機隊の一人、ダンクーガのメインパイロットを務める。
うろ覚えな『虚憶』の関係で以前よりも落ち着いている。


<ハガネ・ATXチーム>

※キョウスケ・ナンブ
逆行の記憶を持った仲間が増えた為、前より計画していた転生の記憶を持つ仲間集めを進める。
ハスミがDG細胞に感染している事にドモンやアクセルと共に薄々気が付いている。

※クスハ・ミズハ
ATXチーム所属、アサルト4。
仲間入りしたメンバー達にクスハドリンクを披露し悪夢の根源の一端を担う。
記憶を持っているコウとガトーは颯爽と避難した為、事無きを得る。

※ハスミ・クジョウ
ATXチーム所属、アサルト5。
今回の戦闘でDG細胞の汚染が進行。
100%中20%に上がり、感情の高ぶりで左眼が紅く輝く様になってしまっている。
傾向としてDGの声をダイレクトに聞こえるまでに侵食が進んでいる。
また『究極・ゲシュペンストキック』を披露した結果、スーパー系か?と誤解されてしまう始末である。
またケーン達の仲間であるリンダとローズから白野睡蓮著の書籍のファンであると聞かされる。

<???>

※地獄
ブルーロータスの仲間、ハザードの悪行を阻止する為に派遣された。
彼に協力する者達は全て鎮圧され生き残っている者は居ない。
ローニンによると二人組で刀と拳銃を所持していた模様。
互いに第6の悪魔、第4の堕天使と名乗っていた。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。