幻影のエトランゼ   作:宵月颯

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終焉の果て。

闇の中の温もり。

何もない世界からソレは産まれた。


七章予告

 

 

次元凍結により封印された世界と人類。

 

愛する人も何もかもが凍った。

 

言葉を交わせず、ただそこに佇むだけ…

 

 

『血塗られた眼』

 

 

逃れられた者達もまた呪いが蝕む。

 

 

「真実を求めた結果が…」

 

 

晒された真実に絶望する者達。

 

呪いが人類の歩みを停滞させる。

 

 

「それでも明日を掴む為に。」

 

 

凍結解除の策。

 

 

「次元力の行使…それが唯一の解放。」

 

 

希望か絶望かは己次第。

 

 

「救えても絶望に呑まれれば、それまで。」

 

 

刻まれた想いは今も影となる。

 

 

「人は蛹だから…」

 

 

世界消失までの猶予は一年。

 

動き出す意志達。

 

 

「僕を引き入れてくれて感謝するよ。」

 

 

蛇の様な道化の存在。

 

 

「忌まわしい存在め。」

 

 

恨みの遊女は黒衣を纏って。

 

 

「遍く世界よ、剣よ、我の元へ集え。」

 

 

全てに絶望し怨念となった意思。

 

 

「だからこそ君達が必要なのだよ。」

 

 

聖人君子の表情、エゴの塊は消えず。

 

揃いし脅威。

 

抗う意志達もまた歩みを止められる。

 

 

「撒いた種は芽吹き、育ち、花咲かす。」

 

 

宇宙に大輪の花は咲く。

 

 

「虹の彼方に碧色の光を纏う。」

 

 

星を包む優しい光。

 

 

「確定した未来はない。」

 

 

無造作にある道は一つではなく無数にある。

 

 

「だからこそ選択出来る。」

 

 

従順か決別か?

 

 

束縛か自由か?

 

 

支配か解放か?

 

 

選ぶのは己次第。

 

 

「俺達は諦めない。」

 

 

始原神の意志を継いだ戦士達。

 

螺旋の向こうへ突き進む。

 

虹の果てに人の意思は束ね。

 

愛ゆえに星は繋ぎ合う。

 

世界は共に寄り添い。

 

何万年の月日が経とうとも戻って来る。

 

広大な海で命は育まれ。

 

歴史は土へ還り、土から戻る。

 

獣の産声と火の文明は立ち上がり。

 

風は行く先を告げ、水は交わり…

 

魂はそれらを心へ刻む。

 

 

シンカの果て。

 

 

それが目指すのは何か?

 

シンカの先の行く末は?

 

シンカは何を齎すのか?

 

人と神は何故ウマレタ?

 

 

分け隔ては何故。

 

 

種を奪うコードは支配の証。

 

その死は己の存続の為の対価。

 

 

観測者は混乱の世界で何を見る?

 

 

真実を識る者はあらゆる手でソレを阻止する。

 

例え、それが己のエゴであろうとも行使する。

 

いずれは世界の敵となる運命であろうとも…

 

信じた英雄達を守る為に記録を開示する。

 

いずれ訪れる災厄から守る為に…

 

先の世の力を齎す。

 

 

明日は願ってはこない。

 

明日は歩む事で訪れる。

 

明日を目指すなら歩みを止めるな。

 

何度でも前のめりに突き進め。

 

どんな障害でも打ち砕け。

 

その力は自身の中にある。

 

己の不安と恐怖と対話せよ。

 

 

「世界の停滞は人類の罪だ。」

 

 

観測者は嘲笑う。

 

 

「だからこそリセットが必要なのだ。」

 

 

次回、幻影のエトランゼ・第七章『終焉ノ詩篇』。

 

 

己の罪を胸に歩みを止めない。

 

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