やはり俺が悪魔と契約するのは間違っている。   作:コアラッコ

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※このエピソードには被虐のノエルのネタバレ要素が含まれております。


Chapter 1, Episode 1 ~こうしてピアノコンクールは幕を閉じた~

――ラプラス市・コンサートホール

 

{DAY1 4:29PM}

 

『――それでは、今年度のラプラス・ピアノコンクール最優秀奏者の発表に移りたいと思います。』

 

...ああ、やっとこの長い地獄に終止符が打たれるのか......

俺、比企谷八幡は、アレがアレでこうなって、なぜかコンクールを観なくてはいけなくなったのだった。

 

 

~5時間前、11:29AM~

 

小町「お兄ちゃん!今日は久しぶりの外食だね!なに食べよっか!」

 

八幡「そりゃあお前、サイゼしか考えられないだろ、普通」

そして俺は迷わずミラノ風ドリアを注文する、うん絶対。

 

小町「えぇ~っまたサイゼ?この前行ったばっかじゃん。まあお兄ちゃんが喜んでご飯を食べてる姿を見れるならサイゼでもいいよっ♪あっ、今の小町的にポイント高い!」

 

八幡「はいはい高い高い」

その溜まったポイントっていつになったら使えるんですかね...もう八万点位溜まってそう、八幡だけに。と、いつも通りの会話をしていたら、

 

???「あれ?もしかしてあれってヒッキー?おーいヒッキー!」

...なんかピンク頭の誰かさんが手を振っている気がするが、面倒くさそうなので無視無視するしか小町「あ、結衣さん!やっはろーです!」おい小町何してる、あれほどビッチっぽい人に会ったら(俺のメンタルが)危ないって何回言ったらわかるんですか!八幡的にポイント低い!

 

結衣「もうヒッキー聞いてるの?ヒッキー!」

と、脳内で八幡トークをしていたら由比ヶ浜がどうやら何か言っていたみたいだ。

 

八幡「おうすまん、全く聞いてなかったわ」

 

結衣「ひどい!」

そんなにすぐおこらないでくださいよ、ビチヶ浜さん。

 

小町「まったく、このごみいちゃんは...」

なん...だと...こ、小町、お前は俺の味方だと思ってたのに...

 

小町「それとこれは別でしょ...ってゆうか口に出しちゃってるよ、ごみいちゃん」

 

結衣「ビチヶ浜ってなんだし!あたしは処j...ってなに言わせるし!」バシッ

 

八幡「地味にイテェ...で、話って何だったの?」

 

結衣「あ、すっかり忘れてた!で、話ってゆーのはね、今日ってラプラスのピアノコンクールがあるじゃん?」

 

八幡「ああ、そういえばそうだったな。雪ノ下、チェルクェッティとリットナーはコンクールに出場するそうだが、お前は出なくていいのか?」

 

結衣「えっ~と...えへへ、実はあんまり自信がなくて...だから今年は諦めて、来年チャレンジしようと思ってるんだ~」

 

小町「でも小町は好きですよ、結衣さんの演奏も!なんか個性的で、ピアノなのにワイルドな感じに奏でるし、それに」

 

八幡「小町、それ全部フォローになってないぞ、もうやめてやれ」

もうやめて、由比ヶ浜のライフはとっくにゼロよ!...うん、言ったら絶対通じないから言わないでおこう、そうしよう。

 

結衣「あ、あはは...で、ヒッキーどうするの?行くの?」

 

八幡「いや、これから小町とサイゼ行くから無理だ」

 

結衣「即答!?しかも断られた!」

 

小町「でもお兄ちゃん、小町はコンクールで出るおいしい料理がたべたいな~って」

 

八幡「よし行くぞ、小町、由比ヶ浜」

 

結衣「え、また即答!? (さ、さすがヒッキー、シスコンすぎる...)」

 

 

 

 

~回想終了~

 

 

あれ?これってもしかしなくても俺の自業自得じゃね?自分で墓穴掘っちゃった、テヘッ♪...うん、キモいからやめよう、うっかり喋ってたら怖いし...

 

『みなさまもご存知の通り、このコンクールの最優秀奏者は市の記念式典にて、ピアノを弾くことができます。』

 

ピアノを弾く係に強制的にさせられるって事じゃねぇかよ...そんな社畜みたいなマゾいんのか?

 

『清く美しい音楽には退魔の力があるとされ、ラプラスの街をまた一年間、災いから守ってくれることでしょう。』

 

それって一年間だけなのか...社会の競争率が激しい事を楽しいパーティー会場ですら目の当たりにするだなんて、やっぱ外は怖えな、その分ボッチは競争する意味がないから最強だ。え、ボッチは社会の最下層だって?...まあ、その、気にするな、俺はまだ学生だし?社会に出る頃にはリアルを充実できてるかもしれないし?(願望

 

『今年度の最優秀奏者......』

おっ、やっと結果発表か。雪ノ下とリットナーには悪いけど、俺はやっぱりチェルクェッティが一番良かったと思うがな...本人も自信満々な顔してるし

 

『そして栄誉ある式典奏者に選ばれたのは......。』

俺の勘は結構当たる方だ、そしてその勘が俺に言っている、式典奏者は...

 

『――ジリアン・リットナーさんです!!おめでとうございます!』

リットナーだ!...べっ、別に司会の人が回答を言うタイミングを狙ったんじゃないからね?・・・男のツンデレとか需要無さすぎだろ...自分自身に対して吐き気がしてきたな...今なら雪ノ下の毒舌ですらハチミツの味がしそうだぜ...あっ、噂をしたら鬼畜兵器ゆきのん(笑)が来たな。こいつもかなりプライド高いからな、負けた今ならきっといつも以上の毒舌っぷりを堪能できるであろう...Mじゃないよ?Mじゃないからね?

 

雪乃「あらヒキガエル君、何か言って欲しそうな顔をしてるわね。その醜い醜態を私の近くで晒さないでくれるかしら?正直、反吐や蛆ですら容易に吐けそうな気分になりのよ、あなたの気配を感じるだけで。さ、早く消えてちょうだい。」

 

前言撤回。何時聞いてもこいつの猛毒は哀れなヒキガエルを毒殺するのであった...いや待てよ、ドブガエルって言われる位なら少しは毒に耐性が...

 

雪乃「いつまでそこに突っ立っているつもりなの?あなたの放つ腐敗オーラだけで、この会場、いえラプラス全体が腐り落ちてしまいそうだわ。死に谷君はさっさと土にお戻りなさい。」シッシッ

 

耐性、耐性が...う、も、もう無理だこんなの耐えられん...だ、誰か、助けてくれ...

そうだ、マイエンジェル小町!!!チラッ ...だめだ、食い物に目が行っちゃってて、反応すらしてくれないだろう。考えろ八幡、お前はできる子だ!鬼畜兵器ゆきのんが三発目を放ってくる前に何か対策法を考えるんだ!そうだ、由比ヶ浜!お前ならばゆきのんを止めれるはずだ、違いない!あぁ、由比ヶ浜が女神に見えてきた...ありがとうございます、由比ヶ...チラッ あれ、え?ちょ、なんでそっちに行っちゃうの?俺はこっちだよ?

 

結衣「うぃ~トイレトイレ~もれるぅっ~」トテトテ

 

ああダメだ、女神が男には絶対に入れない聖域へ...ナンテコッタ\(^o^)/オワタ

...はっ!ま、まだだ!まだリットナーがいる!彼女だったら独自の癒しオーラでゆきのんのオーラを中和出来るはずだ!よし、さりげなく「式典奏者おめでとー」とか言えば、優しいリットナーなら返事をしてくれるはず...チラッ

 

ジリアン「いえ、ボクなんてそんな...。家柄だってたいしたことないし......。」

 

バロウズ「ジリアン君はたしか市街地の出身だったかな?たしかに音楽をこころざす者には金持ちが多いが......」

 

ううぅぅぉぉおおおいいいい!!!!!バロウズ市長!何俺の安全圏を潰してくれてんだよ!!!ボッチの数少ないセーフゾーン奪ってんじゃねーよぉぉぉぉぉ!!!!!

 

雪ノ下「...。」

 

きちくへいきゆきのんの にらみつける!

はちまんに こうかは ばつぐんだ!

 

ぐっ、し、しまった、もう3.7秒も無駄にしてしまった!このままだとサードインパクトが俺に容赦なく降りかかる!な、なにか、藁でも何でもいいから縋りつくものは!?はっ、そうだ、まだチェルクェッティがいるじゃないk...あれはだめだ、あいつからもネガティブオーラが...こんなのとゆきのんが融合したらシャレにならん...いや、でもここに比べたらまだチェルクェッティの方が...どうする八幡!?絶体絶命なう★

 

...よし!こうなったらこの俺の魔眼、リーディング・ヒキガャーで...ってなんかごろ悪いし言いにくいな...いやそんなこと言ってる暇なんてねえ!これは戦場だ、生きるか死ぬかなんだよぉ!ジィィィ...

 

<時間経過:5.8秒 鬼畜兵器ゆきのん再稼働まで残り1.7秒>

後、1.7秒か、これならまだいける...ピッ  え?...ピッ...?

 

<鬼畜兵器ゆきのん リーディング・ヒキガャーに反応しました>

ナ、ナンダッテーッッッ!?!?  アイエエェェッッッッ!!??

 

<鬼畜兵器ゆきのん再稼働まで残り0.7秒> ピッ

...ま、また墓穴掘っちった♪て、てへぺろりんちょっ♬

と、まあそれはおいといて...ああ、俺、たった16という若さで死ぬのか...すまん、小町...俺はもう死ぬ運命しか残されて「あっいたっ~?雪乃ちゃーん!」え?え?も、もしかして、きゅ、救世主!?あ、ありがとうございま

 

陽乃「あ、比企谷くんもやっはろ~」ニコッ

 

魔☆王☆降☆臨☆  ...やはり俺は死ぬ運命にあったのか...いい人生だったなぁ...

 

陽乃「ちょっと雪乃ちゃんかりるね~今忙しいからあとで相手してあげるぞっ♪」バイバーイ

雪乃「...。」ギロッ

 

八幡「え?あ、はい、了解でございます魔王閣下」

あれ?まさか、俺、助かっちまった?村人Aが魔王に救われる日が来るなんて...

小町...俺、まだ頑張れるよ...

 

ん?でも俺、生還できた後の事考えてなかったな...さてどうすっかガッシャーン!なぅぇ!?

 

ノエル「だから今どんな気持ちだ、と笑いたいのでしょう!?」

 

ノエル「チェルクェッティの娘が無様な姿をさらす、今!それを見て優越感に浸りたいのでしょう!?」

 

ジリアン「ち、ちょっとノエル。ボクはなにもそんなつもりで言ったんじゃ......」

 

ノエル「...。」ダッ!!!

 

...キィィィ ガシャン

 

八幡「...。」テクテク

まあ、仕方ないって言えば仕方ないよな、チェルクェッティはいわばプライドの塊みたいなもんだ、そのプライドが気づ付けられた時、どうなるか位は予想出来たはずだ...

 

ジリアン「...は、八幡」

 

八幡「その、なんだ...余り気にするな、リットナー。あいつも今はちょっと落ち込んでいるだけだと思う、明日になればきっと、謝りに来てくれるさ。親友なんだろ?」

 

ジリアン「...ぅん、だといいけど」

やっぱり言葉だけじゃ無理か...じゃあ行動をとってみるか

 

八幡「リットナー、お前は今日はもうゆっくりしてろ、俺がチェルクェッティと話してきてやる、だからお前は落ち着け、な?」

 

ジリアン「...うん、ありがとう、八幡」ニコッ

 

八幡「...ぁ、あっー、別に礼を言われる程でもねーよ」ポリポリ

ああ、やべーな...癒しのオーラが俺のアイデンティティを洗い流すかの様な感覚...

と、その前にチェルクェッティを探さなけりゃな... どこにいるかはわからんが...

 

 

 

 

 

 

 

{DAY1 4:38PM}

 

 

 

 

                          ―Episode 1 End―




※キャラクター情報に"雪ノ下陽乃"が追加されました


はるのんは味方にするか悪役にするか、魔人にしちゃおうか、とかなり悩んでます
(原作沿いだとすぐにネタ切れになってしまうので)

見てくださった皆様、こんな駄作ですがどうか、これからも温かい目で見てくださると嬉しいです。
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