テラフォーマー達が襲撃を始めてる頃...
もう1人のバケモノが艦内を彷徨いていた。
「お兄様はどこかしら?」
「じょう」ザシュ
「まさか、既に脱出...いえ、お兄様の気配は消えてませんし。」
「じょう」ズバッ
「はぁ...それにしても。」
「じょう」 「じょう」 「じょう」
「邪魔しないでくれる?ゴキブリ風情が。」ブォン
テラフォーマー達は訳も解らないまま死んでいった。辛うじて見えたのは、とても人間とは思えない異形の腕。
そして、それに引き裂かれた自分の四肢であった。
「〜♪」
「おやおや、誰かと思えば女王様ではありませんか。」
ふと、そんな少女に話しかける者が1人。
「は?お兄様以外の蛆虫が私に気安く話しかけないでくれる?」ブォン
パシッ「レディにそんな言い方をされたのは初めてだよ。」
「そう...成る程。少しは強いみたいですね。」
「一応これでも一位って呼ばれてるんでね。」
「人間如きがつけた順位なんてたかが知れてるわ。それに、私にとっての一位はお兄様ですから。」
「そんなに大切な人なのかい?君の言うお兄様は。」
「そうです。だから、邪魔しないでいただけるかしら?」
「...解った。どうやら今の僕では勝てないみたいだ。」
「人間にしては懸命な判断です。」
人類の到達点をも見下すその態度。生物兵器の頂点にして女王と呼ばれる遺伝子を持つ者...名を
「この私...アリス・ウェイランドの寛大な心に免じて許してあげましょう。」
アリス...オズと同じく外の世界からやって来た少女の名を持つ者。そして、訪れた世界を混乱に陥れた人間の名である。
「ありがたきしあわせ...とでも言えばいいのかな?」
「はぁ...はぁ...」
何で、出て来るんだよ...
「どうしてなんだ!!なんで?なんで!!」
また、僕は勝てなかった。
他でもない自分自身に。
「...ウアアアアァァァァ!!」
このままじゃ僕は...
「ァァァァ...」
嫌だ。
「嫌だよ...」
人が、まだ人になる前...生物が他の種族を殺すのはある共通の理由があった。
自分が生き残る為
しかし、進化の過程で人とゴキブリはそれとは別の理由で戦いをしていた。
なんか、嫌いだ。
恐らく本能に刻まれているだろうその理由は、しかし長年の年月を経ても変わっていくことは無かった。
では?それより以前から姿形を変えずに生きてきたカレらは何故他の種族を殺すのだろうか?
理由などあるわけない。自分達はそうする為に
では、エンジニアは何故...私達人類を作りし者は何故カレらを作り出したのだろうか?
死人に口なし...奴等は既に、自分達の作った兵器で滅んでしまったのだから。
To be continued...
エンジニアが滅んだ云々は完全に作者の独自解釈です。プロメテウス見る限りだと彼らはゼノモーフによって壊滅状態になったのでは?と自分なりに思うんですよね