「今...この辺から声が...!」
みいつけた♪
「お、兄、さ、まー!!」
「僕はこのまま...バケモノになっちゃうのかな?」
目の前に映る奴みんなを殺してしまうような...そんな...
「嫌だ...嫌だ...あ...ああ。」
「お、兄、さ、まー!!」
!?
「来ないで!!」
「?どうしてですか?」
「...近づいたら危ないんだ。見ての通り、僕はみんなを殺してしまうバケモノなんだよ。」
「それがどうかしたのですか?」
「君が誰かは知らない。でも、例えどんな人であろうと僕は殺したくないんだ。だから、此処から離れて。」
「...大丈夫です。」
「え?」
「どんな姿になったとしても、お兄様はお兄様です。それに、私は知ってます。貴方が優しい人っていうのは。」
「...ありがとう。その言葉だけでもうれし「ですから、その優しさには嫉妬してしまいますわ。」え?」
ドスッ
「!?な、何を...」
その尻尾は...
「私の可愛い可愛いお兄様♪」
僕と同じ...
「一緒に愛を育みましょう♪」
駄目だ、体が動かない。
「とりあえず、こんな狭い船から出ましょうか。」
た...す...け...
テラフォーマー達は知っていた。
この高さでは人は生きていけないと。
その筈だった。
「じょう」ザシュ
だが、目の前の元人間...翼を生やした異形はいとも簡単にこの高度で飛び回って、火星に向かおうとしている。
「ギシャアアアアアア!!」ヒュン
疾い...そして強い。こいつを我々の住処に落としては駄目だ。
「じょう」 「じょう」 「じょう」
だが無理だ。カレ...否、カノジョもまた...長い間品種改良をされて元より強くなっている生物兵器。
ズババババ
「ギシャァ...」
あっさりと地獄へと堕ちていったのだった。
〜火星〜
「ふぅ...やっと着きましたわ。私とお兄様の初デートの...キャー///」
「は...な...して。」
「ふふっ。照れなくてもいいのです。私とお兄様は結ばれる運命なのですから。」
「そ...れに...君は...一体...」
「あらあら。紹介がまだでしたわね。私の名前はNo.01...なんていうのはもうやめにしたのでしたわ。可愛くないですもの...こほん。私の名前はアリス・ウェイランド。お兄様の許婚ですわ♪」
「いいなずけ?僕はオズだよ?」
「お兄様。許婚というのはですね、あんなことや...こんな事をお互いにする関係なのですわ///」
「訳が...わからないよ...アリス。」
「私の事を名前で呼んで...嬉しくて涙が止まりません。」
「え!?ごめんね。僕何か...悪い事でも...」
「ふふっ、優しいのですね。でも大丈夫、これは嬉し涙ですわ。」
「そうなんだ...よか...った。」バタン
「あらあら♪私の神経毒を食らったとはいえ寝てしまうとは...」
「すぅ...すぅ...」
「可愛いくて...食べてしまいたいぐらいです♪」
種類は違えど、最凶の生物兵器。
カレらが発するフェロモンのような成分は
人も
テラフォーマーも
近づく事を許さなかった。
To be continued...
クイーンは空を飛べる(勿論プレデリアンも...)。品種改良で水掻きできたのだったら翼が生えたって問題ない。
服に関しては完全に思いつきです。今までの話の中であ、これ矛盾してるな...なんて所がありましたら感想欄でビシバシ言って下さい。