名も無きバケモノ   作:執筆使い

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今回の戦闘で主人公は変態しません。


生身での戦闘

 

「じょう!!」

 

先に動いたのはテラフォーマーだった。そのスピードを活かした蹴り。突然だがゴキブリは死の淵から生還するとIQが格段に上がるのはご存知だろうか?その数値は300を超えるという。

 

「っ。」ヒュン

 

もし、進化の過程でその頭脳を幾らでも発揮できる様になったらどうなるか?

 

「じ」ヒュン

 

バキ!「ぐっ!?」

 

当然、戦闘において単純なフェイントをかける事ぐらい容易である。蹴りと見せかけてパンチ...単純な子供騙しであるが、相手は単純な子供である。

 

「げほっ。ごほっ。」

 

戦闘能力が高くても

 

「じょうじ」ガシ

 

「ぐうっ!?」

 

武術の心得がない単純な子供だ。

 

「じょうじ」ブン

 

「うわっ!?」

 

直ぐに捕まえて投げとばす事など容易。だが...

 

「じょう...」

 

何故、自分は奴に対して脅威を感じている?

 

「はぁ...はぁ...」

 

何故、此処で仕留めなければと思う?

 

「まだ...だ。」

 

何故...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ...駄目だ。まだ...」

 

まだ、出て来るんじゃない。僕はキミには頼りたくないんだ。

 

「じょうじ」ヒュン

 

「くっ。」ヒュン

 

それに、こんな奴でもきっと解り合える筈なんだ。

 

ドガガガガガガ!!!

 

友達になれる筈なんだ。だから、

 

 

 

 

 

ポタッ ポタッ

 

 

 

 

 

「僕は君を殺したくない...殺したくないんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如相手が攻撃を止めた。罠か?テラフォーマーはそう考えたが、奴の表情を見た。

 

泣いている。

 

泣いている人間は戦う意思がない。だから、

 

「じょうじ...」

 

今が奴を殺せる好機だ。

 

「お願いだ...」

 

確かに、それはある意味では正しい判断である。

 

「もう...こんなこと、止めようよ。」

 

だが、それが最大のミスでもあった。

 

「じょうじ」ブォン

 

時速300キロのスピードで繰り出す蹴りは、奴の無防備な腹に当たった。

 

ドゴオオオオオン!!!

 

 

「...」

 

「じょう...」

 

訳の解らない奴だった。いきなり戦う意思を無くして...不気味であっtガシ!!

 

「じょう?」

 

「ギ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤット...デラレタ。

 

「ギ...」

 

「じょう?」

 

マズハコイツヲイタブッテコロシテヤル。

 

「グギャ...」

 

タノシミダ。

 

「グギャギャギャオオオオオオ!!!」

 

ホンバノヤツヲコロスノハ。

 

 

 

 

 

 

 

「じょうじ」ガシ

 

あの攻撃は確かに決まった筈。

 

「グ...ギャ!!」ブチィ!!

 

「!?」

 

おかしい...変化は見られない。それなのに

 

「ギャハアアア!!」ドゴォ!!

 

「じょう!?」

 

強くなってる。

 

「じょう...ぎ...ぎ。」

 

不味い。このままでは殺される。

 

「ギャハ...」

 

テラフォーマーに感情は存在しない。筈だった。

 

「グギャ...」

 

だが、今感じてるのは...

 

「じょう...じょう...」

 

まぎれもない恐怖。

 

「グギャアアアアアア!!!」

 

何故、あんな事をしてしまったのか?

 

「じょう...」

 

何故、バケモノを呼び起こしてしまったのだろうか?

 

「グギャアアアアアア!!!」

 

 

解らなかっtグチャ

 

 

 

 

To be continued...

 

 

 




変態しないとは言ってたが、バケモノの人格が出てこないとは言ってない。

はい、もし彼が変態してしまった場合アネックス一号がプレデターの宇宙船の二の舞になりそうだったから生身での戦闘になりました。
(プレデリアンの遺伝子が多少混ざってるからあれぐらいの事は出来ます...多分)
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