~恋姫†無双~竜と鳳の守護者 永久凍結 作:ミスターキシドー
それは朝の事
「稽古を付けて欲しい?」
「あぁ、親衛隊のな」
朝突然周瑜さんに呼び出されて話を聞くと親衛隊に稽古を付けて欲しいと言われた
「それは別に構いませんけど、急にどうしたんですか?」
「いや、たまには祭殿達以外の人間に稽古を付けてもらおうと思ってな。ちょうど鳳炎がいる事だからと思ったんだが・・・駄目か?」
少し不安げな顔をして聞いてくる周瑜さん
ふむ、自分の鍛錬にもなるからちょうどいいか
「いいですよ、その申し出受けます」
「本当か!それでは頼む、明日の朝に鍛錬場に集めておくからよろしく頼む」
「はい、わかりました」
そして次の日の朝、鍛錬場
「それじゃあ、今日の稽古を付ける事になった鳳炎です。俺自身まだまだ若輩の身だけど精一杯やらせてもらうからよろしく」
「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」」
・・・多いな
そう思いながら俺は模擬刀二本をもらい鍛錬場に立ち構える
「とりあえず、一人ずつ来てくれ」
そう言って俺は集中する
そして親衛隊から一人づつかかってくる
「行きます!」
まず一人目が剣を持って斬り掛かってくる
「ふっ!」
「えっ!?」
その斬り掛かってきた剣を柄の固い部分で受け止めてもう一つの模擬刀で剣をはじき相手の首に寸止めで模擬刀を向ける
「はい、終わり」
「・・・は!あ、ありがとうございました」
何が起きたのか理解ができなかったようだ
まぁ「天帝の眼」で相手の死角から攻撃をしているから反応ができないからな
「次の人」
「・・・は、はい!」
一人目があっさり負けた事に驚いてたのか返事が遅れて帰ってきた
そして前にでて今度は様子を見ているようだ
けど・・・
「それは悪手だよ」
「っ!?」
俺は相手の反応できない死角から高速で切り掛かり寸止めをする
「様子見をするのは悪い事じゃないけど格上に対してはその構えじゃ甘いよ」
「は、はい、ありがとうございます!」
そして次また次と親衛隊の人を相手して行き次で最後になった
「ふー次で最後か」
親衛隊の人がその様子を見てざわついている
「す、すごい・・・まだ誰一人も有効打を当てれてない」
「つまり、鳳炎様は無傷・・・」
「あの人強すぎですよ・・・」
まぁ、呂布クラスのスペックですからねー
そんな事を思っていると最後の一人が前にでてくる
「よ、よろしくお願いします!」
「ん・・・ん?」
最後の一人が前に出るとその人が凄い形相で俺をにらみつけてくる
・・・あれ?俺なんかした?
このままだと防御が下がっちゃうよ?だだ下がりだよ?
そんな事を考えているとその子が何も持ってない事に気づく
「君は徒手なのかい?」
「は、はい!」
凄い顔をしているけど返事は凄く丁寧に返してくる
とりあえずはにらみつけてくるのを気にしない事にして話を続ける
「それなら俺も徒手でやるよ」
「え?で、でも・・・」
「大丈夫、俺は徒手も得意だから」
「は、はい、わかりました」
そう言って俺が構えると相手の子は俺に向かって来た
けれどその動きはすべて見えているのでそのすべてをさばく
しかし
「はぁ!!」
「くっ!?」
数発の攻撃の死角から一発攻撃を受ける
これは・・・
「っ〜!」
「え、えっと・・・」
「いや、今の一発は油断してた・・・驚いたよ」
死角からの攻撃に油断していた訳ではないが今のタイミングでの攻撃は予想していなかった
タイミングを見る目があるなこの子・・・
「しかし、今の一撃は早くはないけどとてもいい一撃だったけど・・・君、機を見てたよね?」
「は、はい!えっと、今までの鳳炎様の攻撃方法を見ていて鳳炎様が私たちの攻撃はすべて見切ってるのに気づいて、それで一番あたりやすい方法を・・・」
ふむ、この子・・・
「まぁ、とりあえず・・・本気で行かせてもらうよ?さすがに今の一撃をもらったからには武人としての矜持があるからね・・・」
そう言って俺は「天帝の眼」を全力で使い構える
「っ!」
俺から発せられてる気に当てられたのか体が強ばるその子
けれど、気を引き締め俺に向かってくる
「はぁ!」
先ほどのように連撃を繰り出し俺の隙を狙ってるようだが・・・
「終わりだよ」
「えっ?」
相手の子の体勢を崩して顔に拳を向けて言う
「す、凄い・・・何されたかわかりませんでした・・・」
「ん、今のはちょっとした技でね」
今俺が行った技は黒子のバスケで赤司が使っていた「アングルブレイク」を改良した技である。
実際一対一なら100%体制を崩す事ができるので重宝している
「それより、君の名前を聞いていいかな?」
「は、はい!えっと、呂蒙子明です!」
「呂蒙か、一つ聞いていいか?」
「は、はい何ですか?」
俺は呂蒙に対してずっと疑問に思っていた事を聞いた
「俺・・・何かしたか?」
「え?何でですか?」
「いや、ずっと俺にらみつけられてるから・・・」
そう、最初っから最後までずっと呂蒙は俺の事をにらみ続けているのである
マジで俺何かしたっけ?
「えぇ!?ち、違います!これはその・・・私眼が悪くてその、眼を細めてないと全然見えなくて・・・」
「あぁ、そうだったのか」
つまり眼が悪いせいでずっとにらまれていたのか・・・
よかった、もう俺の防御は0になってたよ・・・
それよりも、驚くのは眼が悪い状態であれだけ動ける呂蒙だ
眼が悪くてあれなら・・・
「なら、何で眼鏡をかけないんだ?今の戦いの間も大変だっただろうに」
「えっと、眼鏡が高くて買えなくて・・・」
高くて買えない・・・か
「なら、明日の正午空いてるかな?」
「え?空いてはいますけど・・・」
「なら、明日眼鏡を買いに行こうか」
「えぇ!?そ、そんなお金無いですよ!」
「そのお金なら俺が出すよ、さっき俺に一撃与えたご褒美としてね」
まぁ、お金に関しては結構もらってるからな、余裕はあるし
「そんな、悪いですよ!」
「まぁまぁ、ちょっと君に話したい事もあってね。俺の顔を立てると思って・・・ね?」
「えぇっと・・・わかりました、じゃあお願いします」
「うん、お願いされたよ」
そうして明日呂蒙と眼鏡を買いに行く事になった
次の日
待ち合わせの場所に行くと呂蒙が先に待っていた
「ごめん、待たせたね」
「い、いえ!大丈夫です!」
「そう言ってもらえれば助かるよ、じゃあ行こうか」
「は、はい!」
二人で町を歩いて行く
その途中にいい匂いがするので匂いの方へ向くと点心の店があった
「なぁ、少し小腹がすかないか?」
「え?少しすいてますけど・・・」
「あれ、一緒に食べないか?」
そう言って俺は点心の店に指を指して聞く
「えっと、別に構いませんけど・・・」
「じゃあ決まり!ちょっと買ってくるから待っててくれ」
俺は点心の店に行きごま団子いくつか買って呂蒙の元に戻る
「ほら、ごま団子」
「これがごま団子・・・」
「あれ?もしかして食べた事ない?」
「はい、あんまり趣向品を買わないので」
「そうなのか、まぁとりあえず食べてみないか?」
「はい」
そう言って興味深そうにごま団子を見て一口かじる
すると
「ふぁ〜♪」
顔を輝かせてかじったごま団子をみる
「美味しいだろ?」
「はい!とっても美味しいです!」
そう笑って呂蒙は次々とごま団子を食べていく
そして最後の一個になり
「あ・・・」
悲しそうな顔になる
「ん?そんなに気に入ったのか、なら俺の分もあげるよ」
「え?いいんですか!」
呂蒙が顔を輝かせながら近寄ってくる
「あ、あぁ別に構わないけど・・・」
「わぁ!ありがとうございます!」
そう言って俺の分のごま団子を渡すとうれしそうに笑う
そして俺の分のごま団子も食べて行く
「こうやって趣向品を食べるのもいいもんだろ?」
「はい!」
そして俺たちは呂蒙がごま団子を食べ終えるのをまって食べ終えてから眼鏡屋に向かった
眼鏡屋
「いらっしゃい!お?鳳炎の旦那じゃないですかい、どうしたんですかい?鳳炎の旦那には眼鏡なんて無縁の店だと思いやすが?」
「いや、今日は俺じゃなくて彼女にね」
そう言って店主に呂蒙を紹介する
「へぇ〜?旦那も隅におけねぇですね?」
店主が俺をからかってくる
「うらやましいだろ?」
「はぅぅ・・・」///
「おやおや、旦那じゃなくてお嬢さんの方が照れちまいやしたか」
「はは、ごめんな?呂蒙」
「い、いえ、大丈夫です・・・」///
その後もしばらく顔が赤いままだった・・・すこしからかいすぎたか
そして呂蒙と二人で眼鏡を選ぶ
「こんなのはどうだ?」
「えぇっと、度があいません」
「じゃあこっちは?」
「これもまだぼやけます」
眼鏡を探しているがなかなか眼鏡の度があわない
そして一つの眼鏡が眼に入る
「これはどうだ?」
「えっと、あ!これなら度が合います!」
「そうか、よかった見つかって」
「は・・い・・・」
「ん?どうした?」
呂蒙がこっちを向いた瞬間固まった
「・・・」
「どうした呂蒙?」
「・・・は!え、えっと!その・・・今までみえなかった鳳炎様の姿がその・・・はっきり見えた姿が・・・」
「姿が?」
あんまりにも不細工だったとか?
それだったら俺立ち直れない・・・
「あまりにも・・・かっこよくて」///
「え?」
呂蒙が言ったその一言に驚いた
てか、顔を赤らめて上目遣いでそんな台詞を言うなんて・・・
な、なんて破壊力だ・・・
「おやおや?」ニヤニヤ
「くっ!店主はこっち見て笑うな!」
「いや〜珍しいものを見れたと思いやして」ニヤニヤ
「っ〜!これを買うからな!」
「へい、まいど〜」
くそ!凄い恥ずかしい!さっさと買ってこの店を出よう!
そうしてさっさと買って店を出たが店主はずっとニヤニヤしていたのだった
「たくっ、あの店主め・・・」
「あ、あの大丈夫ですか?」
「・・・あぁ一応ね」
さすがに呂蒙のせいにはできないからな
けどあの店主は今度しめる、キュッとしめる
「あ、あの、ありがとうございます。私のために眼鏡を買っていただき」
「あぁ、それは俺がしたくてした事だから気にしないで」
「それでもです、ありがとうございます」
「まぁ、そこまで言うなら礼を受け取っておくよ。それで呂蒙」
「はい、何ですか?」
俺は呂蒙に言おうとしていた事を言う
「もしよければだけど、軍師になるつもりないか?」
「え?軍師ですか?」
「あぁ」
昨日訓練の時に感じた機を見る才能、あれはどっちかと言えば軍師の才能だ
もし、呂蒙が軍師としての才能を磨けばかなりの軍師になると思って彼女に聞いてみた
「君には軍師としての才能の片鱗を感じてね、もしその気があるならと思って聞いてみたんだが・・・どうだい?」
「えぇっと・・・」
急に言われてもピンとはこないか、まぁそれもそうか
「まぁゆっくり考えてくれ、もしその気があるならその手伝いをしたいと思っただけだから」
「あ・・はい」
そうしてその日はお開きになりそれぞれの部屋へと帰って行った
said呂蒙
今日の鳳炎様の話が私の頭の中をずっと埋め尽くしている
「軍師にならないか?」
この言葉を聞いた瞬間私は正直それもいいかもしれないと思った
私は昔から本を読む事が好きで、いつももらったお給金は本へと使ってしまうけれど
今日は鳳炎様に食べさせてもらったごま団子・・・あれはとっても美味しかった
今度からごま団子を買うのもいいかもしれない
・・・少し話がそれました、それで私は鳳炎様から聞かれてからずっと考えていた
軍師・・・けれど私なんかが周瑜様や陸遜様のような軍師になれるのでしょうか?
私は今まで本を読む意外軍師らしい事をしてきませんでした
それなのに鳳炎様は私なんかを軍師の才能があるなんて言ってくださりました
「鳳炎様・・・」
昨日の鍛錬で初めてお会いした人、噂では色々とお聞きしていましたが
実際にあってみるととても綺麗な戦い方をする人でした
その動きの一つ一つに無駄がなく、攻撃という攻撃のすべてを見切っている
そんな戦い方をする人、正直言ってとてもうらやましかったです
私は親衛隊の中でもあまり才能がある方ではありません
眼も悪く体術もあまりうまくはないです
だから、鳳炎様ほど強ければ・・・そんな嫉妬も少ししてしまいました
けれど今日話してみて鳳炎様はとても立派な方でそしてとてもまじめな方だとわかり
自分が嫉妬していた事なんかも忘れてとても楽しんでいました
・・・もし、私が軍師になりたいと鳳炎様に言ったらもっと鳳炎様と仲良くなれるのでしょうか?
そうなのであれば・・・・・
「軍師を目指すのもいいかもしれません・・・」
だから、私は鳳炎様の問いへの答を決めました
明日、鳳炎様にこの答えを言おうそう思って今日は眠りにつく事にしました
said end
次の日の朝
「ふっ!ふっ!」
俺はいつもの日課の朝の鍛錬をしていた
すると
「あ、あの!鳳炎様!」
「ん?呂蒙か、どうしたの?こんな朝早く」
「その、昨日のお話の返事をしようと思いまして」
「え?もう決めたの?」
こんなに早く答えが帰ってくるとは思ってなかったので少し意外だった
「別にそんな早くに決めなくてよかったんだぞ?ゆっくり考えてくれて構わないのに」
「いえ、話を聞いた夜に考えてみて・・・それで」
「それで?」
「私、軍師になりたいです!」
そう言って俺の眼をまっすぐ見てくる呂蒙
うん、いい眼だ
「そうか、なら明日からにはなるけど俺が軍略や兵法について教えるよ」
「はい!お願いします!」
「任せておいて!これでも塾では三番目に成績が良かったからね!」
さすがに伏竜鳳雛の二人にはかなわないけどね・・・
「これからお願いします!」
「うん、よろしく」
こうして俺は一人の弟子を取る事になったのだった
つづく
おまけ
「その、塾で三番目って上の二人はどんな人なんですか?」
「え?あぁ、俺と一緒に旅をしている二人でな。その二人はそれぞれ伏竜と鳳雛って言われてる二人でな、正直言っておれなんかよりもずっと頭の切れる二人だよ」
「そうなんですか・・・凄い人なんでしょうね」
「あぁ、旅をしてる間もずっとたよりにしてるからな」
「ふわぁ〜いったいどんな人なんでしょう?」
「ん?ん〜あわわとはわわ?」
「へ?何ですかそれ?」
「いや、そんな人って事」
「・・・どんな人ですか一体」
どうも、ミスターキシドーです
今回は呂蒙ちゃんにスポットを当ててみました
正直な所恋姫のキャラクターの中では結構好きなキャラクターです!
ある意味では男の理想ですよね、結婚するなら彼女のような人がいいです!
けど一番好きなキャラは雛里ちゃんですけどね
まぁいいや、それではノシ