悪霊、世界、幽波紋
「ふぅ、久しぶりの買い物だったからつい買い込んじゃったわね。日も暮れてきたしお嬢様達の夕食に間に合わないわ。」
今帰路に着くこの銀髪の少女は名を十六夜 咲夜と言う。完全で瀟洒な従者と呼ばれる彼女もこの時ばかりは少し焦っていたようだ、普段なら選ばないはずの暗い路地を近道として使った。
運命の選択とはいつどこで起こるかなんてことは誰にも分からない。そう、彼女にとっての「それ」は今この時だった。
「………暗いわね、やはりこっちを使ったのは失敗だったかしら。それによく見えないけど見覚えの無い建物ばかりのような気がするわ。」
「ザザッ」
「…!誰!」
(いつからそこにいた!?この私が気づかないなんて!?)
「…君は、普通の人間にはない特別な力を持っているようだね。1つそれを私に見せてくれないか?」
「悪いけどお嬢様のお世話があるの、先を急がせてもらうわ。」
「現世」ザ・ワールド
目の前の男は動きを止めた、いや動きたくても動くことはできないのだ
「全ての時間は私のもの、あなたはすでに私の世界の中よ。」
「これは驚いた。まさか私と同じ能力とはな、気に入ったぞ。」
「!!!」
嘘だ、嘘だ、嘘だ。何故だ?私は今時を止めている、現在進行形でだ。なのに、なのに何故!?何故あの男は動いている!?それに今あの男はなんと言った?「私と同じ能力」だって!?嘘だ、私以外にそんなこ
「決めた、次の「世界」は君だ。」
「あぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあ!」
十六夜 咲夜 失踪
〜紅魔館〜
「くぁぁ。咲夜ー、咲夜ー?いないのー?」
ん?、なんだ?何か体に違和感を感じるぞ?体が重い、溢れんばかりの魔力を感じない。
ふと背中を触る
「うわあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあ!」
無い!無い!無い!吸血鬼のアイデンティティの翼が無い!
「って叫んでみたけど、別になんてこともないか。」
コンコン
「入っていいわよ。」
「おはよぉ、お姉ちゃん。」
「あらおはよう、フラン。珍しいわね、どうかしたの?」
「美鈴が牢屋に入って出てこないのー。なんか悪霊がどうのこうのとかわけのわからないこと言ってるしー。」
「…………いろんなことが一度に起こりすぎて収拾がつかないわ。一旦落ち着きましょう。」
吸血鬼説明中…
「魔力も翼もないってなんか人間みたいだねー。」
「全く洒落にならないわフラン。とりあえず美鈴の元に行きましょうか。」
トタトタトタ
「美鈴、出なさい。門番はどうしたの?」
「お嬢様、私には悪霊が取り憑いています。ここからは出ません。」
「いや、門番やれよ。」
「えー。だから悪霊が…」
「悪魔の元で働いていて今更なにを言うのよ…。」
「よし、ならば証拠を見せましょう!」
シュバァーッ!
美鈴がそう言うと美鈴の背後に青い人のようなものが現れた
「な、なによこれ!」
「これが私の悪霊です、いつお嬢様達に危害を及ぼすかわかったもんじゃありません。」
「なんかかっこいいねー!ねーねー、名前つけようよー!名前ー!」
スタンド
「それは幽波紋ね。」
「パッ。パチェ!?いつからそこにいたのよ!」
「ついさっきよ、そんなことよりそれは悪霊なんかではないわ。そのスタンドはその者の生命エネルギーのビジョンなのよ。」
「へー!そうなんですか!そう言われるとなんか私に似てる気がしませんか?」
「ならば名前はボンクラガーダーかしら?」
「ひどすぎるッ!」
「そんなんやだよー!ムキムキ太郎にしよー!」
「ムキム…、さすが妹様です…。」
「バカなこと言ってるんじゃないわよ。そのスタンドはすでに名前はあるわ。ええと、この本によると………星。」
「星ィ?」
「星の白金、スタープラチナよ!」
「スタープラチナですか!かっこいいですねぇ。」
「えー、ムキムキ太郎の方がいいよぉ。」
「オラァ!」
「「「「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!しゃべったあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあ」」」」
To be continue
文章力はないです、書いていくうちに良いものにできればいいと考えておりますので我が子を育てる気持ちで感想などお待ちしております