……あれやこれや修正していたらえらく時間がかかりました。
「影丸さん!? 先生! 急いできてください!」
……どうやら1世紀生きている体には先ほどのデュエルの疲れが大きかったようだ。実際結構長かったし。
さすがにこの状況では帰るわけにもいかず(間接的にやったのは俺だし……)医師たちの懸命な治療が続くのを外から眺めているしかなかった。
ただ一つだけ気がかりなのはあの維持装置にデュエルの影響で少々傷が入ってしまったことだ。なんでソリッドビジョンなのに傷が入るのかとか疑問が残るがとにかくこれで死なれてはたまったものではない。お金的な問題もあるし目覚めが悪いし、最悪アムナエルにボス属性が追加されかねない(復讐的な意味で)
と、不安になっていたのだが治療が終わり看護師さんから聞いた話によると理事長は今日会う人と何かあった場合はすべての責任は自分が取ると言っていたそうだ。
……それはおそらく俺をセブンスターズにする際に何かあってもという意味で言ったのだろうけど。負けるなんて思っていなかったように感じたからな。セブンスターズは捨て駒みたいなものだからそこそこ強ければだれでもいいだろうし。
治療が終わったものの反動でしばらくは動けないとのことだ。命に別条はないそうなのでとりあえずは安心したがセブンスターズのイベントの始まる四月までには大丈夫だろうが一月ぐらいは動けない可能性が高いとのこと。一度冷静に話し合いはしたいのでその旨を伝えるように頼んで俺は病院を後にした。
○
しかし今日もデッキ回りはいまひとつだった。決して事故ではないもののキーカードである雑貨商人と馬頭鬼が出てこない。終末とグレファーがいたからまだよかったが……
でも最後の引きに関してはデッキに感謝だな。いつもだったら間違いなく引けていなかったシーンだったのに引かせてくれた。デッキ枚数が少なかったという点を差し引いてもいい引きだった。
デッキを信じるか……元の世界でそんなこと言っても絵空事とか言われて馬鹿にされたからな。忘れていたけど十代の強さの秘訣もそこにあったはずだ。
やっぱり違うんだな。この世界は。
さてと、冬休みも残り少ないしデッキでも考えながら今後のフラグ折りでも考えよう。
……今頃、十代たちはサイコショッカーとやりあっているんだろうか? そういえばあれどういうイベントだっけ?
……まぁいいか。忘れているぐらいだし。
○
気が早いが少し二期の話をしよう。アカデミアは秋入学なので九月から新学年だ。この二期は総称して光の結社編と言われ斎王琢磨(破滅の光)がラスボスのシリーズだが恐らく今回のような策は通用しない。(まだ通用したとも言いきれないが……)あの人が二重人格になってしまっているためボス属性の駆除が困難なのだ。どうしようか……
次にエド・フェニックス。一応斎王がマネージャーということになっているがエドの目的は究極の負けフラグ……ではなく究極のD-HEROであるD-HERO Bloo-Dの捜索。
これは後見人のDDが持っているがこいつも破滅の光の一部。破滅の光は分裂しすぎだ。感染症か何かか。
それと斎王の妹である美寿知。主なのはこの三人だがエドに関してはファンレターの中にでもヒントでも入れておけばもしかしたら十代との戦闘も回避……ってこれは果たしていいのか? ネオスに会わないで話を進めるとかキモイルカとかモグラさんとか手に入れずに進むってことだし……でもまだエドもデビューしてないしとりあえず保留かな。
……そもそもこのイベントは10年前から始まっているから今さらどうこうできる問題じゃない。成りゆきに任せるしかない。
……こうしてみるとフラグ折りって結構前途多難だな。俺自身も斎王とデュエルをする可能性もあるし。対光属性デッキでも組んでおこうか?
などと思いながら俺は再びデュエルアカデミアに向かう船の上にいた。結局理事長の意識は冬休みの内には戻ったもののまだ面会謝絶の状態が続いていた。最終意思ぐらいは確認しておかないと安心できないから面会できるようになったら連絡をもらうことになっている。
まぁ、今は一時の平穏を感じながら潮風にでも当たりますか。
○
訂正。平穏なんてそう簡単に訪れなかった。
新学期が始まってすぐの事、授業も終わり寮でのんびりしているとPDAにメールが入った。
基本的に携帯を使うのは苦手で元の世界では他人からのメールを放置して怒られたり充電をしないでほったらかして怒られたりとよく『携帯が置物になっている』と言われるぐらい携帯は使わない。せいぜい非常時の電話とか必要最低限のメールぐらいだ。
送り主は……翔からか。えーと内容は?
『今すぐテニスコートまで来てほしいッス!』
あー……あの○造か。あれ相手なんて面倒でやってられないぞ。カイザー並の強さ=バーンデッキっていうやつでフィアンセを賭けて戦えとか……
…………
あれ?
俺こんなフラグ立てた覚えがないんだけど。
このフラグって女子とある程度仲良くなっていないと起こらないはず。今まで見てきた二次創作の主人公たちも誰かしらの女子と仲良くなっていたのを嫉妬されて挑まれていた。俺の女子との関係を考えてみると思い当たる節が全くない。要するに巻き込まれかけているだけってことか。
その翌日、昼食前の時間が体育に充てられており、なんでこんな時間に体育をやるのかと思いながらテニスのラリーを行っていた。ちなみにここにはラーイエローの生徒しかいない。
何となくラリーを繰り返して疲れたので休憩していると入口から一人の何か熱気を纏った男……いや、もう何となく想像はつくけどな
「ラーイエローの諸君、僕とデュエルだ!」
何を思ったのかあの○造がやってきた。このままここにいると巻き込まれそうだし退散させてもらうとしよう。
「さぁ、デュエルだ!」
一旦外に出てしばらくしてから戻ってみるとあの○造は三沢に敗れていた。
あとはご想像の通り泣きわめきながら走り去って行ったけど。何とかかわした……
このデュエルでだいぶ時間を消費したため今日の授業はこれまでとなったのはよかったけどな。
○
で、今日の昼食はドローパンにでもしようかと思い購買に行くと原作組の姿があった。
「昴くん! なんで昨日は来なかったッスか!」
「それはあれだよ。眠かったから。というか昨日何があったんだ?」
一応事情聴取。なんで俺まで呼ばれたか聞いておきたかったし
「それは私が説明するわ」
? なんで明日香が説明するんだ
明日香から聞いたところによると途中までは原作と同じだった十代が撃ったボールが明日香に当たりそうになったところを○造が撃ち返してクロノス先生に衝突、デュエルが発生し十代が勝利。違うのはここからだった。
「そんなんじゃラーイエローにも負けるって言ってやったらどうやらさっきの時間に乗り込んでいってしまったみたいで……本当にごめんなさい」
「いや別に天上院が謝ることじゃないだろ」
おおかたあの○造バカっぽいしイエローに勝てば見直してくれるとか勘違いしたんだろう。そんなことは言ってないのに。
「ところで今日は卵パンは出たのか?」
この購買の名物と言えば黄金のタマゴパン。なんでも一日に一個しか生まない貴重なものらしい。
「今日はまだみたいね」
「よし、今日も引いてやるぜ!」
ああ、そういえばあなたの運はすさまじいものでしたね。十代の前にひかないと勝機はないか……
「十代、先にひいてもいいか?」
「ああ、いいぜ!」
どうやら明日香と翔、隼人はすでに引いたもののはずれだったらしい
「んじゃドローっと。えーっと中身は……具無しか……」
「でもカードがもらえるんだな」
「もらってくる」
「よし、いくぜドロー!」
タッグフォースではあたりも多々あったがこの世界じゃどうなんだ?
「おっ昴! 今日も当たりだぜ!」
まじでか……お前ほんとどうかしてるぞ。
「ところでカードはなんだったの?」
忘れてた。十代の引き運におどろきすぎた。
クリッチー
黒魔術のカーテン
拡散する波動
迎撃準備
黒の魔法神官
魔法使いのパックのようなんだけど……一枚とんでもないのが混じっていた。
「黒の魔法神官!?」
「すごいレアカードなんだな!」
「すごいぜ昴!」
「ブラック・マジシャン・ガールじゃないのか……」
各々様々な反応を見せているが一人おかしい反応をしている。この世界でのブラマジガールはレア中のレアなようで販売をしているサイトにも取り扱いがなかったし、オークションにも見当たらなかった。……一体いくらするんだか。
さて、話を戻すがこの黒の魔法神官のOCGのテキストはこんな感じ
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3200/守2800
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上のレベル6以上の魔法使い族モンスター2体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、罠カードが発動した時、その罠カードの発動を無効にし破壊できる。
しかし、先ほど引いた黒の魔法神官はこの世界で引いたのでアニメ仕様。なので……
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3200/守2800
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在するレベル6以上の魔法使い族モンスター2体を
生け贄に捧げる事で特殊召喚する事ができる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、罠の発動と効果を無効にして破壊する事ができる。このカードと戦闘を行うモンスターの攻撃力を、エンドフェイズまで自分の墓地の魔法使い族の数×500ポイントダウンさせる。
発動しか無効にできなかったOCG版と違い効果までも無効にできる。それに加えて墓地の魔法使い一体につき相手モンスターの攻撃力を下げるという魔法使いデッキに特化すればほとんどのモンスターの攻撃力を0にするというとんでもない効果のカードだ。
「でもこのカードを出すのは難しそうね……」
「レベル6以上の魔法使い2体を生け贄にしなければならないんだな……」
この世界の住人の反応としては間違っていない。普通に出すには手札の消費がすさまじいし魔法使い族モンスターは前述のBMGやブラック・マジシャン、そろそろこの世界では禁止が近いはずの混沌の黒魔術師も総じて値段が高い。
要するにこの世界ではかなりの出しづらい部類のカードということだ。
……引きの悪い俺ではあるがなぜかパックに関してはそうでもなく箱ごと買わなくても結構いろいろあたったのを覚えている。といってもレアカード=使えるというわけでもなかったから結局のところ引きが悪いとも言えるのかもしれないが。
○
さらにその翌日。どうやらドローパンが盗まれるという事件が発生したらしい。俺は興味ないから(犯人を知っているから)傍観でもしていよう。
だんだんと原作主人公たちといるのには慣れてきた。厄介事は大体把握しているから回避できたしこいつらだって人間なんだ。いい加減偏見的な見方と考え方はやめようと思ったのも理由の一つ。
さてさて……今日は帰って録画しておいてたまっていたアニメでも見ようかな
「ちょっとアンタ!」
……何か思うと邪魔されるって非常に腹立たしいんだが。
そんないかにも不満全開で話しかけてきた女子2人を睨む。
「何か用か?」
「あ、あ明日香さまに気安く話しかけているんじゃないわよ。デュエルしなさい! 負けたら明日香さまと二度と話さないこと!」
「……ならあいつらはいいのか?」
俺が指差した先にいるのは明日香と談笑している十代達
「う……あれは強いから……」
「だから天上院に負けた俺から倒すと。はぁ……というかお前誰だっけ?」
「枕田ジュンコよ!」
ということは後ろが浜口か……月一の時になんか言っていたのは覚えていたがどっちがどっちか忘れてたな。常に2人でいるし。
「デュエルは放課後、逃げるんじゃないわよ!」
枕田のデッキってなんだっけ? あんまりデュエルしている描写なかったしなぁ……
○
放課後。面倒だったが矯正するいい機会と思いデュエル場に来ている。
「昴ー! がんばれよー!」
ほんとデュエル大好きだなお前ら。またどこから聞きつけたのか観客も集まってる。……ブルーが多いのは気のせいと思いたい。
「よく逃げずにきたわね」
いろいろと死亡フラグだと思うのは俺だけなんだろうか
「いいからさっさと始めるぞ」
「わかってるわよ!」
「「デュエル!」」
「私の先攻! ハーピィ・クイーンを墓地に捨ててハーピィの狩場を手札に加える!」
ハーピィ・クィーン 効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1900/守1200
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。デッキから「ハーピィの狩場」1枚を手札に加える。また、このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
「ドラゴンフライを召喚! カードを1枚伏せてターンエンド」
ドラゴンフライ 効果モンスター
星4/風属性/昆虫族/攻1400/守 900
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下の風属性モンスター1体を自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
ハーピィの狩場か……ハーピィの狩場の効果は特殊召喚時にも発動する。ドラゴンフライ自身は昆虫族で効果が受けられないし、ドラゴンフライでハーピィをリクルートするときに効果が発動するから自壊を防ぐためか?
ジュンコ LP4000 手札4枚
場 ドラゴンフライ(攻)伏せ1枚
昴 LP4000 手札5枚
場 無し
「俺のターン、手札のレベル5以上の闇属性モンスター、ダーク・クリエイターを墓地に送ることでダーク・グレファーを特殊召喚。効果でネクロ・ガードナーを墓地に送ってデッキからワイトを墓地に送る」
ダーク・グレファー 効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
「ワイトですって!? 弱小モンスターを使うなんてたかが知れているわね」
周りからも(特にブルーから)そういった馬鹿にする声が聞こえる。蟹さんが聞いたら説教を始めそうだ。
「勝手に言ってろ。バトル、ダーク・グレファーでドラゴンフライを攻撃」
ダーク・グレファー ATK1700
VS
ドラゴンフライ ATK1400
ジュンコ LP4000→3700
「ドラゴンフライの効果でデッキからハンター・アウルを特殊召喚!」
ハンター・アウル 効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守 900
自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスター1体につき、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。また、自分フィールド上に他の風属性モンスターが表側表示で存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
ハンター・アウル ATK1000→1500
ハーピィかと思ったが同じ鳥獣族のハンター・アウルだった。実質攻撃力が1500だから奈落に引っかかるという……
「俺はモンスターをセット、カードを1枚伏せてターンエンドだ」
ジュンコ LP3700 手札4枚
場 ハンター・アウル(攻)伏せ1枚
昴 LP4000 手札1枚
場 ダーク・グレファー(攻)伏せ1体 伏せ1枚
「私のターン! 天使の施しを発動! 3枚カードを引いて2枚のカードを墓地に送る。さらに強欲な壺を発動! デッキからカードを2枚ドロー! そしてフィールド魔法、ハーピィの狩場を発動!」
墓地に送られたカード
ハーピィ・レディ3姉妹
ハーピィ・レディ1
ハーピィの狩場 フィールド魔法
「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」がフィールド上に召喚・特殊召喚された時、フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。
ハンター・アウル ATK1500→1700
「さらに私はもう一体、ハンター・アウルを召喚!」
ハンター・アウル ATK1000→2200
ハンター・アウル ATK1700→2200
ハンターアウルが二体出現したことによって互いの効果でハンター・アウルは攻撃対象にはできなくなった。ただしこの効果はプロミネンス・ドラゴンやマジシャンズ・ヴァルキリアなどとは違い、あくまでハンター・アウル自身が攻撃対象にならないだけで他のモンスターには攻撃宣言は行える。微妙にテキストが違うだけで効果がまるっきり変わってしまうのは遊戯王の恐ろしいところだ。
「さらに永続罠、ヒステリック・パーティーを発動!」
ヒステリック・パーティー永続罠
手札を1枚捨てる。自分の墓地に存在する「ハーピィ・レディ」を可能な限り特殊召喚する。このカードがフィールド上から離れた時、このカードの効果で特殊召喚したモンスターを全て破壊する。
「手札のハーピィ・レディ1を捨てて墓地からハーピィ・レディ1を2体、ハーピィ・クイーンを1体特殊召喚する! そして3体のハーピィ・レディ1の効果でハンター・アウル二体とハーピィ達の攻撃力は800ポイントアップするわ!」
ハーピィ・レディ1 効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、風属性モンスターの攻撃力は300ポイントアップする
ハーピィ・レディ1 ×2 ATK1300→2100
ハンター・アウル ×2 ATK2200→3700→4300
ハーピィ・クイーン ATK1900→2700
「そしてハーピィの狩場の効果であんたのフィールドの伏せカードを破壊する!」
「ダーク・グレファーを生け贄に闇霊術-「欲」を発動!」
闇霊術-「欲」 通常罠
自分フィールド上の闇属性モンスター1体を生け贄にして発動できる。相手は手札から魔法カード1枚を見せてこのカードの効果を無効にできる。見せなかった場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
「魔法カードがあればこのカードの効果は無効化できるがどうする?」
「私はトライアングル・X・スパークを見せてそのカードを無効化するわ!」
「バトル! 1体目のハーピィ・レディ1で攻撃!」
「伏せモンスターは魔導雑貨商人。リバース効果発動! 魔法、罠のいずれかが出るまでカードを引き魔法、罠以外のカードはすべて墓地に送る!」
「自分でデッキを削るつもり!?」
雑貨商人の効果を聞いてまた馬鹿にする声が聞こえる。確実性のない無差別に墓地送りにするカードは戦術として認識されてないんだろうか……
「1枚目ワイトキング、2枚目カオス・ネクロマンサー、3枚目ミスティック・パイパー、4枚目ワイト夫人、5枚目ワイト、6枚目馬頭鬼、7枚目ワイト夫人、8枚目ワイトメア、9枚目終末の騎士、10枚目ワイト、11枚目闇の誘惑。よってこのカードを手札に加える」
「でもフィールドには何もないわ! ハンター・アウルでダイレクトアタック!」
「手札の速攻のかかしの効果発動。このカードを墓地に送ることでバトルフェイズを強制終了させる!」
「……私はカードを2枚伏せてターンエンド(伏せは奈落の落とし穴と砂塵の大竜巻……あいつの手札はドローカードだけどこれならあいつが次のターンモンスターを出しても伏せカードを出しても破壊できる。この勝負もらったわ!)」
ディスクをじっと見つめているが……なにか思考フェイズにでも入っているのか?
ジュンコ LP3700 手札1枚
場 ハーピィ・レディ1 ×2(攻)ハーピィ・クイーン(攻)、ハンター・アウル ×2(攻)、ヒステリック・パーティ、伏せ2枚
昴 LP4000 手札1枚
場 無し
「神の攻撃力を上回ったモンスターが2体も!?」
「ジュンコは絶好調みたいね……。これは彼にとっては厳しいわね……」
「いや、まだわからないぜ」
「え?」
「カードを信じることができればまだ分からない。それに昴はまだあきらめたわけじゃないみたいだしな」
「俺のターン! 闇の誘惑を発動!」
闇の誘惑 通常魔法
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を選択してゲームから除外する。手札に闇属性モンスターがない場合、手札を全て墓地へ送る。
墓地には馬頭鬼がいるからワイトキングを出すことはできる。しかし相手の場には伏せカードが2枚。召喚を無効にされでもしたら勝機はなくなってしまう。
「効果により2枚ドロー!」
! 後は相手のカード次第か……
「闇の誘惑の効果で終末の騎士をゲームから除外する! そして墓地の馬頭鬼の効果発動!」
馬頭鬼 効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
自分のメインフェイズ時、墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
「この効果で墓地からワイトキングを特殊召喚! ワイトキングの元々の攻撃力は墓地のワイト、ワイト夫人、ワイトメア、ワイトキングの数×1000ポイントになる。いまこれらのカードは墓地に6枚……よって攻撃力は6000となる」
「っ! 罠カード奈落の落とし穴! ワイトキングを破壊するわ!」
奈落の落とし穴 通常罠
相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。その攻撃力1500以上のモンスターを破壊しゲームから除外する。
「どう! これでワイトキングは除外されたわ!」
「……ああ、でもまだ終わりじゃない! 手札からワイトメアを捨てて効果発動!」
ワイトメア 効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。また、このカードを手札から捨てて以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●ゲームから除外されている自分の「ワイト」または「ワイトメア」1体を選択して自分の墓地に戻す。
●ゲームから除外されている自分の「ワイト夫人」または「ワイトキング」1体を選択してフィールド上に特殊召喚する。
「この効果で除外されているワイトキング1体を特殊召喚! 墓地にワイトが増えたことでワイトキングの攻撃力も上がる!」
ワイトキング ATK7000
「バトル! ワイトキングでハーピィ・クイーンを攻撃!」
ワイトキング ATK7000
VS
ハーピィ・クイーン ATK2700
ジュンコ LP3700→-600
「きゃぁぁぁぁ!!」
Q 正直修正されているように見えない。
A ほんと申し訳ないです。出来る限り減らすようにはします。
Q プレミス・凡ミスの山
A プレミス率100パーセントとか笑えないですね。今回からADSも使って確認動作をしてはいるので大丈夫なはず……だと思いたい。