遊戯王GX フラグブレイカー   作:順風

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今回の話は改稿前にはなかった話です。改稿前はキンクリした遊戯デッキ展示の際の話です。

……半日がかりで作ったら文字数の最高記録を更新しました(それまでは第4話の理事長戦が最高文字数)といってもそこまで大げさでもないですけど。


今回もアニメオリカが複数登場します。ご注意を。


第6話 ゼアルの変則デュエルは変則しすぎだと思う

「ま、負けた……」

 

ふー……勝った。相手が全力で回っていたのに比べれば地味なものだけどまぁまぁといったところかな。

 

ま、一応寮差別の概念を砕いたのは間接的ながらも俺だしこれで一応面目は保ったかな? なめられないようにするためにも明日香ほどでなくてもそこそこ強い奴を倒さないとまずかったのは事実だし。

 

負けた枕田……だっけ? ガチで泣いてるんですが。どうしたらいいんですか? 

 

 

→励ます

立ち去る

罵倒する

 

ってなにこれ。何の選択肢? ギャルゲーかこれは。聞いといてなんだけどどうするんだこれ。というか俺は誰に聞いているんだ?

 

「なによ、どうせバカにするつもりなんでしょ!」

 

どうやら時間切れになって話が進んだようだ。確かにそういう選択肢もあったな。

 

「いや、そんなつもりじゃないんだけど……」

「ほんとは心の中では嘲笑ってるんでしょ! そうよ、そうに違いないわ!」

 

そう言って走り去っていく枕田。しかし俺にはどうしようもないな。なだめるのは明日香に任せて部屋に戻ろう。そろそろ新しいデッキも作りたいし。

 

      ○

「昨日はごめんなさい。また迷惑をかけてしまって……」

「……別に何されたわけでもないし謝られるほどの事じゃないんだけどな」

 

2日連続で謝ってきた明日香にそう返して昼食を食べる。勝負に勝ち負けはつきものだしそれで悔しいなら悔しいなりに精進すればいい。俺もよく友人に負けているが故に精進することの大事さはわかっているつもりだ。

 

……とはいっても元の世界じゃそれでどうにかなるものでもなかったが。せいぜいプレイングをなんとかするぐらいしか解決策はなく後は金次第という状況でやっぱり負けが先行していた。仕方ないといえば仕方ない話だけど。

 

「昴! 遊戯さんのデッキが来るって話聞いたか!」

「とっくに知ってたよ(原作的な意味で)」

「楽しみだよなー!」

 

さて、先ほどまでの話とはうってかわるが遊戯デッキの展覧会がもうすぐ行われるそうだ。つまり盗難事件が起きるという事でもある。……十代は嬉々としてやるだろうからたぶん問題はないだろうけど。

 

「そういえば昨日当てたカードは結局どうしたの?」

「黒の魔法神官のことか? いずれデッキを組もうとは思っているけどまだ途中」

「黒の魔法神官……強力な効果を持つが故、世界に十数枚しかないとされるカードだな」

「「「三沢いたんだ!」」」

「最初からいた!」

 

……そういえば三沢の空気化が始まったのってこの辺だったな。全然気付かなかったけど。

 

「それはともかく。黒の魔法神官のカードは武藤遊戯も使ったことがあると言われている」

「使ったと言われている?」

「正式なデュエルで使ったわけではないがデッキには入っていたということだ」

 

実を言うと俺も気になったので調べてみたところ光のピラミッドの展示が行われたという記述があり同時期に海馬ランドのドームが原因不明の爆発で破損したという事が記事になっていた。

 

ちなみにその遊戯VS海馬のデュエルの一部はKC社員が某掲示板に書き込んだため(黒の魔法神官を使ったと言われているのもこのため)社長の怒りを買い懲戒解雇されたという余談があったりするのだが今は関係ないので横に置いておく。

 

そんな話が続いていたが昼休みの終了が近かったためここで解散となった。

 

      ○

「ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!」

「ほんとお前強いよな……」

 

放課後のレッド寮前。俺は十代に呼ばれてデュエルをしていた。この前のワイトデッキとやってみたかったからというだけで。

 

もちろんお分かりの通り負けましたとも。ええ。十代のライフが残り200のタイミングでプラズマヴァイスマンを出され、その効果でワイトキングを破壊されてしまったから。

 

削りきれなかった時点でこうなるとは思ってた!

 

「まぁな! でも昴もこの前よりは良かったと思うぜ!」

「慰めありがとさん」

 

一戦終えたのでお菓子を食べながら休憩となった。フィールドを離れた俺たちと入れ替わりに2人のレッド生がやってきた

 

「おっ! デュエルするのか!」

「えっ……ああ……」

「がんばれよー!」

 

十代に声をかけられたレッド生が驚いたような声を出して答えた。もう一人もなんだか気弱なようにも見える。たとえるならクラスに必ずいる大きなグループには馴染めず数人で集まっている人達……といったところか。

 

「「デュエル!」」

 

レッド生のデュエルってあんまり見ることがなかったけど実際どうなんだろう。

 

「僕のターン! 幻獣王ガゼルを守備表示で召喚!」

 

幻獣王ガゼル……やられ役の典型みたいなモンスターだったなぁ……

 

「俺のターン! 磁石の戦士αを攻撃表示で召喚!」

 

今度は磁石の戦士……どちらも闇遊戯が使ったカードのせいでステータスの割に高いという妙な状況になっているカードたちだ。

 

「あの二人ってどういう奴なんだ?」

「今ガゼルを出したのが工藤俊也、磁石の戦士を出したのが武内勇気。どちらも遊戯デッキ同好会のメンバーなんだな」

「遊戯デッキ研究会?」

「その名の通り遊戯デッキを研究する同好会なんだな。といってもメンバーはあの二人だけだ」

 

遊戯デッキ同好会か……武藤遊戯はこの世界ではバトルシティで優勝した伝説中の伝説。ファンがいること自体不思議なことじゃない。

 

「……あの複雑というか普通に使えば事故しか起きそうにないデッキを研究するのか」

「あの二人のデッキは遊戯さんが使ったことのあるカードがかなり入っているッス」

「でも様々なカードが混在しているからかえってバランスが悪くなって勝率は今一つなんだな」

 

……そりゃ王様が使っていたからって必ずしも強いってわけじゃないし。あのデッキを回すのは相当の運を必要とするだろう

 

デュエルはなんだかアニメ最終回の同窓会の様相を呈しておりカース・オブ・ドラゴンやデーモンの召喚が繰り出されていった。最終的に武内がデーモンの召喚でライフを削りきって終了。

 

デュエルを終えた2人は部屋に戻って行った。でもその時に俺を見て何か話し合っていたのが若干気になるといえば気になる。何もなければいいんだけど……

 

        ○

そして遊戯デッキ公開の前日……の23時くらい。

 

俺はレッド寮とラーイエローの間あたりにある森の中にいた。なぜこんなことになっているか。

 

「「頼む! 黒の魔法神官のカードを貸してくれ!」」

「なんで?」

 

十代たちに誘われ一足早くデッキを見に行ったところすでにケースが壊されている! ということで手分けして探すこととなり一番に見つけないようにするため森の中を歩いていたところ工藤と武内が現れ今に至る。

 

「遊戯さんのデッキに使われていたそのカードを使うことであのデッキを最大限に生かせるからだ!」

「あのデッキってもしかして……」

「展示されるデッキを少し拝借するだけだ!」

 

それは世間的には窃盗だ(もう神楽坂に盗まれているけど)。分かって言っているのか。

 

「というかデッキは今……」

「心配ない!デッキはきちんと返すから! だから協力してくれ!」

 

……もう盗まれているって言おうと思ったんだが聞く耳を持ってくれない。

 

「断る。取った時点で犯罪だし退学にでもなりたいのか?」

「「宿願が果たされるならそれも本望だ!」」

 

だめだこいつら……早くなんとかしないと。

 

「どうしても協力してくれないというのなら……デュエルで決着をつけてやる!」

「いやだからどうしてその発想に……」

「「デュエル!」」

「しかも2対1かよ! 別に一人でも問題ないだろ!」

 

そこまですることか!?

 

「僕たちのデッキは武藤遊戯のデッキを半分に分けたものだ!」

「はい!?」

「……以前俺たちは別々に遊戯さんのデッキを研究しデッキを組んでいた」

「あの、武内君だっけ? 勝手に回想に入らないでくれない?」

「しかし遊戯さんのデッキに入るカードは皆値が張り手に入れるのは一苦労。しかも全ての戦術を40枚に入れるのは無理があった。そこで俺たちはデッキを二つに分け遊戯さんが使っていたカードを出来る限り多く入れることに成功したんだ!」

 

それ成功っていうのか? 本人たちからすれば0.5+0.5の足し算をやっているつもりなんだろうけど俺から見ると0.5×0.5の掛け算をやっているようにしか見えない。

 

「僕たちが勝ったら計画に協力してもらうぞ! さぁディスクを構えろ!」

 

どうやら俺は気がつかないうちに本編ではない別件に巻き込まれてしまったらしい。

 

       ○

「そっちが2対1を決めたんだ。ライフ8000と先攻はもらうぞ」

「ああ、構わないぜ」

 

どことなしか王様に似せているような気がするのは……そういうデッキだからか?

 

「「「デュエル!」」」

 

昴 LP8000 VS 工藤 LP4000 & 武内 LP4000

 

「俺の先攻、ドロー!」

 

……悪いとは言えないがいいとも言い切れない。

 

「BF-精鋭のゼピュロスを攻撃表示で召喚!」

 

BF-精鋭のゼピュロス 効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1000

このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を手札に戻して発動する。このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ポイントダメージを受ける。「BF-精鋭のゼピュロス」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

昴    LP8000 手札4枚

 

場 BF-精鋭のゼピュロス(攻)伏せ1枚

 

 

工藤   LP4000 手札5枚

 

場 無し

 

武内   LP4000 手札5枚

 

場 無し

 

 

「僕のターン!」

 

ターン順は俺→工藤→武内の順。乃亜編でもあったねこんなの。

 

「僕はホーリーエルフを守備表示で召喚! カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

ホーリーエルフ 通常モンスター

星4/光属性/魔法使い族/攻 800/守2000

 

 

「俺のターン! 俺は磁石の戦士γを守備表示で召喚! 俺もカードを1枚伏せてターン終了だ」

 

磁石の戦士γ 通常モンスター

星4/地属性/岩石族/攻1500/守1800

 

 

昴    LP8000 手札4枚

 

場 BF-精鋭のゼピュロス(攻)伏せ1枚

 

 

工藤   LP4000 手札4枚

 

場 ホーリーエルフ(守)伏せ1枚

 

武内   LP4000 手札4枚

 

場 磁石の戦士γ(守)伏せ1枚

 

 

特殊ルールのため全員1ターン目の攻撃はできない。各々モンスターとリバースカードを伏せただけで終わった。

 

「俺のターン! 増援を発動! デッキから忍者マスター HANZOを手札に加えて召喚!」

 

 

忍者マスター HANZO 効果モンスター

星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1000

このカードが召喚に成功した時、デッキから「忍法」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。また、このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「忍者マスター HANZO」以外の「忍者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

 

「召喚したタイミングでコピー・ナイトを発動!」

 

コピー・ナイト 永続罠

自分フィールド上にレベル4以下の戦士族モンスターが召喚された時に発動できる。このカードは発動後、その召喚されたモンスターと同じレベルの同名モンスターカード(戦士族・光・攻/守0)となり、モンスターカードゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。

 

「忍者マスター HANZOとしてこのカードを特殊召喚! そして召喚した忍者マスター HANZOの効果で忍法 変化の術を手札に加える。カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

昴    LP8000 手札3枚

 

場 BF-精鋭のゼピュロス(攻)、忍者マスター HANZO(攻)、コピー・ナイト(忍者マスター HANZO)、伏せ2枚、

 

 

工藤   LP4000 手札4枚

 

場 ホーリーエルフ(守)伏せ1枚

 

武内   LP4000 手札4枚

 

場 磁石の戦士γ(守)伏せ1枚

 

 

 

「僕のターン! 手札から融合を発動! 手札の幻獣王ガゼルとバフォメットを融合して有翼幻獣キマイラを融合召喚! バトル! コピーナイトを攻撃! 幻獣衝撃粉砕(キマイラインパクトダッシュ)!」

 

 

有翼幻獣キマイラ 融合・効果モンスター

星6/風属性/獣族/攻2100/守1800

「幻獣王ガゼル」+「バフォメット」

このカードが破壊された時、墓地にある「バフォメット」か「幻獣王ガゼル」のどちらか1枚をフィールドに特殊召喚する事ができる。(表側攻撃表示か表側守備表示のみ)

 

 

「この瞬間コピー・ナイト(忍者マスター HANZO)を生け贄に永続罠、忍法 変化の術を発動! デッキからダーク・シムルグを特殊召喚!」

 

忍法 変化の術 永続罠

自分フィールド上に表側表示で存在する「忍者」という名のついたモンスター1体を生け贄に捧げて発動する。選択したカードのレベル+3以下の獣族・鳥獣族・昆虫族のいずれかのモンスター1体を手札またはデッキから自分フィールド上に特殊召喚する。このカードが自分フィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。

 

ダーク・シムルグ 効果モンスター

星7/闇属性/鳥獣族/攻2700/守1000

このカードの属性は「風」としても扱う。自分の墓地の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを手札から特殊召喚する。手札の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを自分の墓地から特殊召喚する。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手はフィールド上にカードをセットする事ができない。

 

……欲を言えば魔封じの芳香がほしかったところだが仕方がない。

 

「ダーク・シムルグが召喚されたことによりバトルの巻き戻しが発生するがどうする?」

「くっ……僕はBF-精鋭のゼピュロスを攻撃する!」

 

有翼幻獣キマイラ ATK2100

VS

BF-精鋭のゼピュロス ATK1600

 

昴 LP8000→7500

 

「ならカードを伏せ……伏せられない!?」

「ダーク・シムルグが存在する限り相手はカードをセットすることができなくなる」

「くっ……ターンエンド」

 

「俺のターン! 俺は強欲な壺を発動し2枚ドロー! 今引いたワタポンを守備表示で特殊召喚する! さらにワタポンを生け贄に暗黒魔族ギルファー・デーモンを攻撃表示で召喚!」

 

 

ワタポン 効果モンスター

星1/光属性/天使族/攻 200/守 300

このカードがカードの効果によって自分のデッキから手札に加わった場合、このカードを手札から特殊召喚できる。

 

 

暗黒魔族ギルファー・デーモン 効果モンスター

星6/闇属性/悪魔族/攻2200/守2500

このカードが墓地へ送られた時、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。このカードを攻撃力500ポイントダウンの装備カード扱いとして、選択したモンスターに装備する。

 

ギルファーデーモン……墓地に送られると相手モンスターの攻撃力を500ポイント下げる効果を持つモンスターで状況によって『タイミングを逃す』という以後多くの決闘者を悩ませることとなる任意効果を生んだカードだ。

 

「ギルファーデーモンで忍者マスター HANZOを攻撃! 暗黒火炎葬(ギルファーフレイム)!」

 

暗黒魔族ギルファー・デーモン ATK2200

    VS

忍者マスター HANZO ATK1800

 

昴 LP7500→7100

 

「俺はこれでターンエンド」

 

 

 

昴    LP7100 手札3枚

 

場 ダーク・シムルグ(攻)、忍法変化の術、伏せ1枚、

 

 

工藤   LP4000 手札2枚

 

場 ホーリーエルフ(守)、有翼幻獣キマイラ(攻)、伏せ1枚

 

武内   LP4000 手札4枚

 

場 磁石の戦士γ(守)、暗黒魔族ギルファーデーモン(攻)、伏せ1枚

 

 

「俺のターン!」

 

さて……相手のフィールドにはモンスターが4体。俺のフィールドに存在するダーク・シムルグは他のすべてのモンスターより攻撃力が高い。どれを攻撃するか……

 

「ダーク・シムルグで磁石の戦士γを攻撃!」

「させるか! 罠カード発動! 攻撃誘導アーマー!」

 

工藤のリバースカードか!

 

 

攻撃誘導アーマー 通常罠(アニメオリカ)

相手モンスターの攻撃宣言時、そのダメージ計算前に攻撃モンスター以外のモンスター1体を選択して発動する。攻撃モンスターは選択したモンスターと戦闘を行い、ダメージ計算を行う。

 

 

「工藤!」

「わかってる! 攻撃対象をギルファーデーモンに移し替える!」

 

うげっ……2人で1人とか言ってただけはある。

 

ダーク・シムルグ ATK2700

  VS

暗黒魔族ギルファーデーモン ATK2200

 

武内 LP4000→3500

 

「罠カード発動! 魂の綱!」

 

あれ? アニメ効果!? 

 

魂の綱 通常罠(アニメ効果)

自分フィールド上のモンスターが破壊され墓地へ送られた時、1000ライフポイントを払って発動できる。デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する。

 

武内 LP3500→2500

 

「魂の綱の効果で磁石の戦士αを守備表示で特殊召喚! そしてギルファーデーモンの効果によりダーク・シムルグの攻撃力を500下げる!」

 

ダーク・シムルグ ATK2700→2200

 

キマイラより100ポイントは高いけど正直破壊されるのは時間の問題か……

 

「リバースカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 

 

 

昴    LP7100 手札3枚

 

場 ダーク・シムルグ(攻)、忍法変化の術、暗黒魔族ギルファーデーモン(ダーク・シムルグ)伏せ2枚、

 

 

工藤   LP4000 手札2枚

 

場 ホーリーエルフ(守)、有翼幻獣キマイラ(攻)

 

武内   LP2500 手札4枚

 

場 磁石の戦士γ(守)、磁石の戦士α(守)

 

 

 

 

「僕のターン! 僕は一角獣のホーンをキマイラに装備する!」

 

使いづらいカードを……似合ってはいるけど。

 

一角獣のホーン 装備魔法

装備モンスターの攻撃力・守備力は700ポイントアップする。このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、このカードをデッキの一番上に戻す。

 

 

有翼幻獣キマイラ ATK2100→2800

 

「キマイラでダーク・シムルグを攻撃!」

 

有翼幻獣キマイラ ATK2800

   VS

ダーク・シムルグ ATK2200

 

昴 LP7100→6500

 

「くっ……」

「やっとカードを伏せられる。リバースカードを1枚伏せてターンエンド」

「俺のターン! 場のα、γと手札のβ。この3体の磁石の戦士を生け贄に磁石の戦士 マグネット・バルキリオンを手札から特殊召喚する!」

 

 

磁石の戦士 マグネット・バルキリオン 効果モンスター

星8/地属性/岩石族/攻3500/守3850

このカードは通常召喚できない。自分の手札・フィールド上から、「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ生け贄にした場合に特殊召喚する事ができる。また、自分フィールド上に存在するこのカードを生け贄にする事で、自分の墓地に存在する「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ選択して特殊召喚する。

 

「マグネット・バルキリオンでダイレクトアタック!」

「罠カード発動! ガードブロック! 戦闘ダメージを0にしてカードを1枚ドローする!」

「ちっ……カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

 

昴    LP6500 手札4枚

 

場 伏せ1枚

 

 

工藤   LP4000 手札1枚

 

場 ホーリーエルフ(守)、有翼幻獣キマイラ(攻)、一角獣のホーン(有翼幻獣キマイラ)伏せ1枚

 

武内   LP2500 手札3枚

 

場 磁石の戦士 マグネット・バルキリオン(攻)、伏せ2枚

 

 

 

「俺のターン! BF-疾風のゲイルを召喚!」

 

 

BF-疾風のゲイル チューナー/効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400

自分フィールド上に「BF-疾風のゲイル」以外の「BF」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択した相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

 

 

「疾風のゲイルの効果でキマイラの攻撃力を半分にする!」

「なんなんだその効果は!」

 

そういわれてもね……そういう効果だからとしか言いようがない。

 

 

有翼幻獣キマイラ ATK2800→1400

 

「そして疾風のゲイルを手札に戻し墓地のBF-精鋭のゼピュロスを特殊召喚! このとき400ポイントダメージを受けるけど……」

 

昴 LP6500→6100

 

「そして疾風のゲイルはBFが存在するとき特殊召喚できる! 再度召喚したゲイルの効果でバルキリオンの攻撃力を半分にする!」

 

磁石の戦士マグネット・バルキリオン ATK3500→1750

 

「リバースカード、リビングデットの呼び声を発動! 忍者マスターHANZOを特殊召喚! 効果でデッキからを速攻の黒い忍者を手札に加える! さらに二重召喚を発動! このターンもう一度召喚を行える。疾風のゲイルを生け贄に神禽王アレクトールを召喚!」

 

 

神禽王アレクトール 効果モンスター

星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守2000

相手フィールド上に同じ属性のモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択する。選択されたカードの効果はそのターン中無効になる。「神禽王アレクトール」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

 

「アレクトールの効果でリビングデッドの呼び声の効果を無効にする! そのリビングデッドの呼び声を墓地に送りマジック・プランターを発動! カードを二枚ドロー」

 

 

マジック・プランター 通常魔法

自分フィールド上に表側表示で存在する永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。

 

 

「手札の速攻の黒い忍者と女忍者ヤエをゲームから除外し墓地からダーク・シムルグを特殊召喚! そして大嵐を発動!」

「強欲な瓶を発動! カードを1枚ドローする」

「ミラーフォースと闇の呪縛が……」

 

武内の伏せカードを割ることはできたが工藤のカードはフリーチェーンだったようだ。

 

「バトルだ! ダーク・シムルグで有翼幻獣キマイラを攻撃!」

 

ダーク・シムルグ ATK2700

   VS

有翼幻獣キマイラ ATK1400

 

工藤 LP4000→2700

 

「キマイラの効果で墓地からバフォメットを守備表示で特殊召喚する! 一角獣のホーンはデッキの一番上に戻る」

 

バフォメット 効果モンスター

星5/闇属性/悪魔族/攻1400/守1800

このカードが召喚(反転召喚)に成功した時、「幻獣王ガゼル」をデッキから1枚手札に加える事ができる。

 

 

「アレクトールでマグネット・バルキリオンを攻撃!」

 

神禽王アレクトール ATK2400

    VS

磁石の戦士マグネット・バルキリオン ATK1750

 

武内 LP2500→1850

 

「忍者マスターHANZOとゼピュロスでダイレクトアタック!」

「勇気ぃー!!」

 

すさまじい勢いで駆け寄る工藤。巻き込まれるぞ。

 

 

武内 LP1850→-1550

 

「俊也……後は頼む」

「ああ、任せろ! お前の犠牲は無駄にしない!」

「死んだわけじゃないんだけどな……」

 

……なんか俺悪役ってことになってない? 挑んできたのは向こうだからね!? デュエルは進めるけど。

 

「これで俺はターンエンドだ」

 

昴    LP6100 手札2枚

 

場 ダーク・シムルグ(攻)、神禽王アレクトール(攻)、忍者マスターHANZO(攻)、BF-精鋭のゼピュロス(攻)

 

 

工藤   LP2700 手札2枚

 

場 ホーリーエルフ(守)、バフォメット(守)

 

「僕のターン! 場のホーリーエルフとバフォメットを生け贄に捧げバスターブレイダーを召喚!」

 

 

バスター・ブレイダー 効果モンスター

星7/地属性/戦士族/攻2600/守2300

このカードの攻撃力は、相手フィールド上及び相手の墓地に存在するドラゴン族モンスター1体につき500ポイントアップする。

 

「一角獣のホーンを装備して攻撃力700ポイントアップ!」

 

バスターブレイダー ATK2600→3300

 

「バスターブレイダーでダーク・シムルグを攻撃! 破壊剣一閃!」

 

 

バスターブレイダー ATK3300

    VS

ダーク・シムルグ ATK2700

 

昴 LP6100→5500

 

「カードを1枚伏せ、ターン終了だ!」

 

昴    LP5500 手札2枚

 

場 神禽王アレクトール(攻)、忍者マスターHANZO(攻)、BF-精鋭のゼピュロス(攻)

 

 

工藤   LP2700 手札0枚

 

場 バスター・ブレイダー(攻)一角獣のホーン(バスター・ブレイダー)伏せ1枚

 

 

「俺のターン!」

 

手札にバスター・ブレイダーを倒せるカードはない。あのカードが来ないと……

 

「リバースカードを1枚伏せ場のモンスターを守備表示にしてターン終了だ」

「僕のターン! 魔法カード天よりの宝札! 互いのプレイヤーはカードが6枚になるようにドローする!」

 

さ、最強の手札増強カード……アニメ版カードだったから俺は持っていないんだけど……このタイミングで引くか!?

 

俺が4枚、工藤が6枚のカードをドローした。……確実に何か仕掛けてくる。

 

「魔法カード、融合発動! 手札の沼地の魔神王と場のバスター・ブレイダーを融合! 超魔導剣士-ブラック・パラディンを融合召喚!」

 

超魔導剣士-ブラック・パラディン 融合・効果モンスター

星8/闇属性/魔法使い族/攻2900/守2400

「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、手札を1枚捨てる事で、魔法カードの発動を無効にし破壊する。このカードの攻撃力は、フィールド上及びお互いの墓地に存在するドラゴン族モンスター1体につき500ポイントアップする。

 

……ブラック・マジシャンは高すぎて手に入らなかったんだろうね。

 

「さらに死者蘇生を発動! 勇気の墓地のマグネット・バルキリオンを復活させる! リバースカードを2枚伏せて疾風の暗黒騎士ガイアを召喚!」

 

 

疾風の暗黒騎士ガイア 効果モンスター

星7/闇属性/戦士族/攻2300/守2100

自分の手札がこのカード1枚のみの場合、このカードはリリースなしで召喚する事ができる。

 

 

……ここまで戦って気付いたことがある。このデュエル、進めば進むほど向こうの手周りが良くなっているように感じる。いままでそれらしい遊戯デッキというはっきり言えば紙束だったようなデッキがだんだんとデッキとして機能していっている。……要するに協力することでまねたデッキじゃなく2人のデッキに変わりつつあるのだろう。

 

……神楽坂にこの光景を見せてやりたいぐらいだ。だからと言って俺も負ける気にはなれない

 

「罠カードメテオ・レインを発動! このターン、僕のモンスターは貫通能力を得る! バトルだ!」

 

上級3体の攻撃に貫通能力!?

 

磁石の戦士マグネット・バルキリオン ATK3500

VS

忍者マスターHANZO DEF1000

 

超魔導剣士-ブラック・パラディン ATK2900

    VS

BF-精鋭のゼピュロス DEF1000

 

疾風の暗黒騎士ガイア ATK2300

   VS

神禽王アレクトール DEF2000

 

昴 LP5500→800

 

「ぐっ……きっつ……」

「僕はこれでターン終了です」

「ちょっと待った! エンドフェイズに終焉の焔を発動!」

 

終焉の焔 速攻魔法

このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。自分フィールド上に「黒焔トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。このトークンは闇属性モンスター以外のアドバンス召喚のためにはリリースできない。

 

「黒焔トークンを2体特殊召喚する」

 

 

昴    LP800 手札6枚

 

場 黒焔トークン2体(守)

 

 

工藤   LP2700 手札0枚

 

場 磁石の戦士マグネット・バルキリオン(攻)超魔導剣士-ブラック・パラディン(攻)疾風の暗黒騎士ガイア(攻) 伏せ1枚

 

「俺のターン!」

 

これも違う……いつもなら盛大に事故る要因のカードがなんで来ない……

 

「強欲な壺を発動! カードを2枚ドローする!」

 

今なら……今なら構わない。事故要因来い!

 

「ドロー!!」

 

やっと来た……いつもの事故要因。

 

「俺は場の黒焔トークン2体と墓地のBF-精鋭のゼピュロスをゲームから除外してこのモンスターを特殊召喚する!」

「トークンを除外して召喚!?」

「そんなカードがあるのか!?」

 

工藤と武内が驚いている。まぁそんなものだよな。まだこの世界じゃ出てないはずだから。

 

「大気圏より現れろ! The アトモスフィア!」

 

The アトモスフィア 効果モンスター

星8/風属性/鳥獣族/攻1000/守 800

このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在するモンスター2体と自分の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。

 

「アトモスフィアの効果発動! マグネットバルキリオンを吸収しその元々の攻撃力分このカードの攻撃力をアップさせる!」

 

 

The アトモスフィア ATK1000→4500

 

「「攻撃力4500……」」

「手札を1枚捨てて装備魔法、閃光の双剣-トライスをアトモスフィアに装備するこれによりアトモスフィアは攻撃を2回行うことができる!」

 

The アトモスフィア ATK4500→4000

 

「バトル! アトモスフィアでブラック・パラディンと暗黒騎士ガイアに攻撃!」

(伏せカードはガイアを出すために伏せた通常魔法が2枚……ここまでか……)

 

The アトモスフィア ATK4000

    VS

超魔導剣士-ブラック・パラディン ATK2900

 

The アトモスフィア ATK4000

    VS

疾風の暗黒騎士ガイア ATK2300

 

工藤 LP2700→-100

 




Q 宝札使うのかよ……

あんまり使いたくなかったんですが手札が足りなくなってしまって……このあたり以降使う描写がないのでこの先は使う予定はないです。命削りでもいいかと思ったけどあれは社長専用って感じがしたので没になりました。

Q 魂の綱もアニメ効果?

実を言うとアニメ効果をOCG効果と勘違いしてました。書いている途中だったので修正を諦めてアニメ版の効果にしました。

次回はどうするかまだ決めていませんが……がんばります。

Q ちゃんとチェックした?

出来る限りはやりました。ダムルグ召喚の際の巻き戻しとか(最初間違ったまま書こうとしてました……)ゲイルの効果のチェックとか。

……それでも間違うのが順風クオリティーです。ないとは言いません。個数不明の間違い探しだと思ってください(製作半日なんで……)

ではまた。私のメンタルが持っていれば続きます。
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