鬼畜男は不死と成ったようだ。。。 作:ふじみん
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「えっと──残念ですが貴方は死んでしまいました。」
青白い肌にウェーブのかかった長い茶髪茶色目の巨胸の美女が中肉中背黒髪黒目の少年に話し掛けた。
「まじすか…」
「まじです!!」
(俺が覚えてる記憶の最後は確か女の子を庇って轢かれる瞬間に何故か空に放り出された命こそ助かったが挙げ句の果てにコボルトの大群に…って、あーそれが原因かよ)
少年が周囲を見渡す限り普通の部屋だ。
死から転生の特典無しと言ったハードモード設定のまま知らず知らず異世界へと召還され死亡。
記憶の糸を手繰り寄せ思い出す。
携帯をいじりながら俺の前を歩いていた女子高生が、信号が青になったのを確認して、そのままロクに左右も見ずに横断歩道を渡っていった。
そこに、わき見運転をしていたトラック……!
ではなく。
トラクターが突っ込んで来たのだ。
耕される!
俺は危うく畑の肥やしになりかけた女子高生を、とっさに後ろから突き飛ばし耕される瞬間視界が変わり横には雲があった。
(雲に触れたことの無い人の中には特別な感触(ふわふわ)とかあると思われるが単に霧の中を入る感じだし視界が見えなくなると最悪な紐無しバンジー…二度とごめんだ)
それから持ち前の幸運要素で助けて貰ったりしながら命に別状は無かったが場所が悪く其処はコボルトの巣穴で…何故か追い掛けられ挙げ句の果てに死亡。
「取り敢えず自己紹介でもすっかな。俺は佐藤和真だからカズマって呼んでくれ」
互いを知るため自己紹介を開始するカズマに美女は驚きを見せながらも自己紹介に入る。
「私はウィズ魔道具店 店長のウィズです。これでも一応魔王幹部の一人…今の聞かなかった事にしてもらえますか!?」
(ウィズは魔王幹部の一人らしい。てか、魔王って何だよこの世界…)
魔王が存在し魔物が存在するこの世界は人間と共存してない言わばゲームの世界。
「それは良いんだが俺って死んだよな、何で生きてんの?」
(にしてても、身体が痛くない。傷も治ってる訳だが魔法強すぎだな)
コボルトにバラバラにされたカズマの傷や腕は付いてる。この世界の魔法は凄いらしい。
「お気になさらず!カズマさん自身で治りましたし」
(まじですか!俺の秘められた能力の一端か!)
「自己修復能力が上がるんですよね…ゾンビって」
(ゾンビ…ゾンビ…ゾンビ!?えっ?何あれかウイルス的な奴で世界を滅ぼしかねない要因な存在かよ!!)
一度死んだカズマはウィズの魔法によってゾンビとして蘇る。そうゾンビとしてだ。
ショックを受けたカズマは絶望したような目で一点を見つめる長年の仕事からリストラされたかの目をしている。
「ど、どうしました!?何処か痛む所あったら言って下さい」
ウィズは優しさ子だった。
「強いていえば心が痛い」
カズマはケアを必要としている。
それを見たウィズはカズマに近寄り膝枕をした。
「カズマさんをゾンビにしてしまって御迷惑だったでしょうか…死ねない体に成ってしまいましたし」
「そんな事ないよウィズ。ただ俺の異世界計画が台無しに成っただけだ」
カズマはゾンビ化し死ねない身体を手にするが同時に多くの対価を支払った。
どの世界も等価交換何だなと思っただけだ。
「あの…代わりと言っては何ですが、お店を手伝って貰えませんか!勿論お金払いますし部屋も貸します何でもするので働いては貰えませんか!赤字続きで今日でご飯が…」
(最後が本年だな…金も入り部屋も貸してくれる何て俺もラッキーな奴だ商売に自信あるし運高いし…)
「ウィズは騙され易いタイプだな…何でもするって言ったら何でもして貰うぞ?下がるぜ女の価値が」
命の恩人なウィズを協力しない何て出来ない。
取り敢えず少しずつウィズの悪い点を解消することにしたが、
「言ってませんでしたか?私これでもリッチー何ですアンデット最上位の…ってカズマさん!?」
お父さん、お母さん、俺、人間辞めました。