ゼロの悪夢   作:BroBro

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落ち着いてきたので書きました
何とか今年中には次回を出したいです(願望)


道中

 

 

 

アンリエッタ姫は、ルイズ達が学園を発つところを学院長室の窓から眺めていた。

 

 

「彼女達に加護をお与えください。始祖ブリミルよ…」

 

 

目を閉じ、静かに手を組んで祈るアンリエッタ。その隣では、オールド・オスマンが鼻毛を抜いていた。一大事だと言うのに緊張感の無い仕草に、アンリエッタは問うた。

 

 

「見送らないでいいのですか?オールド・オスマン」

 

「見てのとおり、この老いぼれは鼻毛を抜いておりますのでな」

 

 

はぁ、ため息を小さく吐き、アンリエッタは首を横に振る。

 

その時、学院長室の扉が乱暴に叩かれた。慌てた様子で飛び込んできたのはミスタ・コルベールだ。

 

 

「いいい一大事ですぞ!チェルノボーグの牢獄からフーケが脱獄した様です!」

 

「ふむ…」

 

 

話によると、貴族を名乗るフードの男が風の魔法で門番が気絶させられたらしく、その隙に男と共にフーケが脱獄したと言う。アンリエッタの護衛で魔法衛士隊が出張らっている隙を付いたのだろう。門番の戦力が低くなっていた所を狙われた様だ。

 

魔法を操れる者は一般的には貴族のみ。つまり、裏切り者がいることになる。

 

 

「これが一大事でなくて何だと言うのですか!」

 

 

コルベールの説明を聞いたアンリエッタの顔から血の気が引いていく。

 

しかしそれと比例して、オスマンは茶を飲みながら手を振り、コルベールの退室を促した。

 

 

「分かった分かった。その件については後で聞こうではないか」

 

 

不満そうにコルベールが退室し、またオスマンとアンリエッタの二人だけが学院長室に残った。

 

 

「城下に裏切り者が!間違いありません、アルビオン貴族の手の者ですわ!」

 

「そうかも知れませんな」

 

 

アンリエッタの言葉を淡々と返して、オスマンは鼻毛抜きを再開した。

 

アンリエッタはそのオスマンの態度に不満を顕にする。

 

 

「トリステインの未来がかかっているのですよ。なぜそんな余裕な態度を…」

 

「既に匙は投げられたのですぞ。我々には待つだけ。違いますかな?」

 

「そうですが……」

 

「なに、彼ならばどんな困難があろうとも、やってくれますでな」

 

「彼、とはあのギーシュですか?それとも、ワルド子爵?」

 

アンリエッタの問に、オスマンはいえいえと首を横に振った。

 

 

「彼、ミス・ヴァリエールの使い魔です」

 

「彼が?確かに強そうではありますが…彼だけでどうにかなる問題では無いでしょう?」

 

「確かに、並の使い魔ではどうしようもない問題でしょう。しかし、彼ならば例え軍隊であろうとも粉微塵に吹き飛ばしてしまうでしょうな」

 

「そんな…いくら何でも買い被りすぎでは?確かに珍しい、言葉を解す生き物ではありますが、そこまでの力があるとは思えません」

 

 

アンリエッタの言葉に、オスマンは悩ましそうに首を捻る。

 

 

「ふむ…姫は、始祖ブリミルの伝説をご存知ですかな?」

 

「通り一遍の事なら知っていますが…」

 

「通り一遍…という事は、あの伝説はご存知ないでしょう」

 

「あの伝説…?」

 

 

オスマンは悪戯が成功した子供のように笑う。

 

 

「始祖ブリミルが聖地に辿り着いた時の事。聖地に足を踏み入れようとした時、空から眩いばかりの光が始祖ブリミル一行を照らし、地では闇が辺りを支配した。闇から現れた異形の者は全てを静寂へと誘う力を持ち、光から現れた美しい者は、光で全てを癒す。それらを相手した始祖ブリミルは2匹を退くも痛手を負い、引き分けという結果に終わった。まあ、簡単に言うとこのような感じですな。ご存知でしたかな?」

 

 

知らない、とアンリエッタは首を横に振る。

 

 

「知らないのも無理もないでしょう。伝説は美化され、薄汚い部分は歴史の闇に葬られるもの。全てが美談で終えられる人間なぞ、いませんからな。出回っている伝説は、大衆に尊重される様に美化されたものばかり。この話は言わば、伝説の"影"となってしまった話ですかな」

 

「……ですがその話が本当だとすると、あの使い魔といったい何の関係があるのですか?」

 

「似てると思いませぬか?あの使い魔と、影の異形とが」

 

 

そう言われ、アンリエッタはその話で現れる異形との共通点がいくつかある事に気が付いた。

 

闇に溶け込む黒い体、自ら影に入る能力を持ち、さらに周囲を眠らせる能力を持つ。闇から現れた異形のモノ、静寂へと誘う力。これ以上無いほど一致していた。

 

 

「ワシも信じて居ない話でしたが、こうも一致する生物が現れると、信じるしかなくなりましてなあ」

 

「…もしや、彼がその?」

 

「恐らく。ですが始祖ブリミルと対峙したとされる者とは別の個体でしょうな。しかし強さは折り紙付き。恐らく、伝説以上の強さを持っていると見ていいでしょう」

 

「そんなモノを、あの子が…」

 

「だからワシは終始余裕なのですじゃ。どんな壁が立ち塞がろうと、彼は立派に役目を果たして帰ってくると信じておりますでな」

 

 

信じられないと、アンリエッタは目を丸くした。オスマンの話を100%信じた訳では無い。始祖ブリミルとは恐ろしく強く、その使い魔達も神の如き力を持つとされている。そんな伝説の存在が、たった2匹の生き物に負けたなんて考えられない。

 

しかし、嘘を言っている様には見えなかった。こんな時に嘘をつく人間でない事も知っている。だからこそ、信じられなかった。自分の旧友が、そんな生物を召喚した事が。

 

それと共に、昨日の夜の出来事が頭に浮かんだ。無作法にベタベタと触り、ジト目でコチラを見てきた使い魔の姿。もしかしたら、とんでもない生き物にとんでもない事をしたのではないのだろうか?

 

 

「……謝罪の言葉を考えなければなりませんね」

 

 

そう言って、アンリエッタはルイズ達が向かった方角に向けて、深く頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しまったな」

 

 

山道を飛行するダークライがボソリと呟いた。

 

ギーシュと共にラ・ロシェールへと向かうダークライの目からは既にグリフォンの姿は見えない。グリフォンはダークライの予想以上の速度で移動する様だ。おかげでルイズを見失ってしまった。

 

ギーシュの馬と同速で飛んでいるためスピードが遅く、とてもでは無いがグリフォンに追いつく事は出来ないだろう。しかしダークライはラ・ロシェールの場所を知らなければ、どこで待ち合わせるのかも分からない。今のところ、ギーシュについて行くしか無い。

 

 

「もう少し早くならないのか?」

 

「無茶言わないでくれ。これでも精一杯だよ」

 

 

少し苛立ってきて、ギーシュに催促して見るが、どうやら馬も限界が近い様だ。足場の悪い道を二時間近く走り続ければ流石に体力も尽きてくるだろう。

 

 

「これはどこかで休憩を挟まないとね…」

 

 

馬の様子を見てギーシュが言う。確かにこのまま走らせても足は遅いし呼吸は荒いしでジリ貧ではある。

 

少しでもルイズに追いつきたいが、仕方ない。どこか開けた場所にでも休憩するしか無い様だった。

 

数分走らせると、道が少し広くなっている場所があった。腰を下ろすには丁度いいサイズの岩もあり、ギーシュの休息も充分可能だろう。

 

 

「そこで止まるぞ」

 

 

ダークライが指を指し、ギーシュが頷いて馬の速度を落とす。休憩場に指定した場所に馬が止まり、ギーシュが腰をさすりならがゆっくりと降りてきた。山道の荒い道のせいで腰に負担がかかったのだろう。

 

ギーシュは人間の膝ほどの大きさの岩にゆっくりと腰を下ろす。その間にダークライは周りの様子を確認した。

 

切り立った岩が道の両サイドを囲み、遠くまではよく見ることが出来ない。とうやら渓谷に作られた道らしく、背の高い岩山がダークライを見下ろしていた。

 

 

(襲撃をするにはいい場所だな)

 

 

岩山には大小様々な物がある。矢でも魔法でも、上から撃ち下ろす事は可能だろう。念の為上空まで上昇し、岩山を見下ろして見るが、敵らしき姿は何も無かった。しかし至る所に大人一人が入れそうな穴が点在し、隠れている可能性もあった。

 

一つ一つを調べている余裕は無い。仕方なくダークライはギーシュと馬がいる小さな広場へと降りた。

 

下からでは敵の位置が見えない以上警戒する必要がある。警戒を緩めず、ダークライは静かにギーシュの近くへと降下した。

 

 

「そう言えば君は疲れてないのかい?」

 

 

突然ギーシュから声がかかった。返答する必要は無いが、休憩時間が暇なので適当に答えることにした。

 

 

「この程度で疲れはしない」

 

「は〜、いやはや凄いね君は。あの距離を馬なしで、しかも飛行して全く疲れないなんて。馬でさえこれ程疲れてしまうのに」

 

 

そう言いながらギーシュは息を整える。体の構造が違うというのもあるが、長年生きてきたダークライは体力には自信がある。パルキアとディアルガまでとはいかないが、ゴーディの庭は度々襲撃されていた。幻のポケモンであるダークライがゴーディの庭に潜んでいると世間に知られ、ロケット団と言われる集団が何度もダークライを捕らえようとしてきていた。

 

それを迎え撃つためにダークライは日々レベルを上げていき、長期戦の為に体力も上げていた。波状攻撃を繰り出してくるズバットやゴルバットの大軍と戦闘した時と比べれば、この程度の移動なんて苦にもならない。

 

ペタンと底辺を地につけたダークライは、岩に背を預けて楽な姿勢を取る。

 

一方息を整え終えたギーシュは、腰から提げた水筒の水を馬に飲ませる。ものすごい勢いで馬はギーシュの水筒から水を奪っていき、瞬く間に水筒の水が無くなって言った。

 

うわぁ…と引き気味で馬を眺め、軽くなった水筒の口を下に向ける。中から垂れてくる水は一滴も無い。ガックリと肩を落とし、ギーシュは力なく座っていた岩に腰を落とした。

 

はぁっと大きく息を吐き、空になった水筒をまた腰のベルトに吊るす。そして思い出したようにハッと顔を上げ、ダークライの方を見た。

 

 

「…君に一つ、聞きたいことがあるんだけど、いいかい?」

 

 

何やら神妙な顔で訪ねてくるギーシュにダークライは少し不信感を持ったが、気にせずに要件を聴くことにした。内容によって適当に答るか断るかすればいい。

 

 

「君はルイズに呼ばれる前、何をしていたんだい?」

 

「ここに来る前か」

 

 

何故急に過去を知りたがるのかと疑問に思った。例え教えた所であの世界の事を理解できないだろうし、自分の人生を教える義理もない。何より面倒くさい。ダークライの人生は複雑なのだ。

 

ここは適当に流して先に進もうと思った。馬ももう十分休んだようで、とても生き生きとパカラッている。ギーシュも喋れるなら体に異常は無いのだろうし、わざわざ無意味に喋る時間をとる必要もない黙ろう。

 

ダークライはふわりと宙に浮き、何時でも移動できる姿勢を取る。そして、適当に言葉を並べようと思い、

 

直ぐに止めた。

 

 

「…どうしたんだい?」

 

 

急にピクリとも動かなくなるダークライを見てギーシュが不審そう聞く。ダークライはギーシュの言葉に反応せず、ずっと崖の上を見つめ続けていた。

 

 

「賊だ」

 

 

一言だけ呟き、ダークライは両手を体の前に突き出す。小さな空気の振動の後、ダークライの手の中に闇の球体が生み出される。

 

それを見たギーシュは、広場での戦闘のワンシーンを思い出した。群れて襲いかかったワルキューレをたった一発で吹き飛ばしたあの極太魔法攻撃。

 

ハッと記憶の中から抜け出したギーシュは、急いで地に伏せる。

 

 

「ハァッ!」

 

 

低い声とともに爆音が響く。放たれた「あくのはどう」は岩山の上へと登っていき、岩山の一部を破壊した。

 

ガラガラと崩れてくる岩。それと共に弓を持った数名の男が悲鳴を上げながら落下してきて、崩れた岩と共に地面へと落ちる。土煙によって落下した者達の姿は見えないが、まず命はないだろう。

 

 

「い、いまのは…」

 

 

起き上がったギーシュが顔面蒼白でダークライに聞いた。

 

 

「言っただろう、賊だと」

 

 

そう言って、ダークライは破壊した岩山の上へと上って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奇襲作戦は完璧だった。

 

平均的な馬の体力。騎乗している人間の疲労。到達時刻。すべてを計算した待ち伏せポイントに、まんまと貴族が体を休め始めた。

 

見たことのない使い魔もいたが、奇襲さえしてしまえばこっちのものと、岩陰で待機していた盗賊達は思っていた。

 

使い魔が降下した所を見計らい、完全に気が緩んでいると思われるタイミングを探り、彼等は待機していた岩陰を離れ、攻撃位置に付いた。弓に矢をつがえた者達が岩山の淵で狙いを定め、後方に突撃用の剣持ち達が待機する。

 

弓矢による強襲で貴族を倒せればいい。しかし倒せなかった時の場合、混乱しているであろう貴族達をロープを用いて飛び降り、突撃隊が近接戦闘で倒す。今までの貴族はそうやって倒してきた。

 

しかし、今回は違った。

 

弓兵隊が岩陰から攻撃位置につき、貴族に狙いを定めた瞬間、岩が爆音を上げて爆破され、弓兵隊が崖下へと崩れ落ちて行った。10人以上の弓兵隊が全滅するのに、10秒とかかっていない。

 

 

「ば、馬鹿な…!」

 

 

生き残った突撃隊の誰かが信じられない様に呟いた。

 

貴族達に位置は知られていない筈だった。にも関わらず正確に、しかも確実な方法で弓兵隊を全滅に追いやった。突撃隊はあまりの突然な出来事で混乱し、総崩れになっている。指揮系統もへったくれも無い状態だ。

 

その中で、この場から逃げようと駆け出した者が急に倒れた。冷静さを欠いている盗賊達にその理由が分かるものはおらず、倒れた事さえ気づかなかった者もいたほどだ。上空を見れば、犯人はすぐ分かると言うのに。

 

混乱の中で四方八方に逃げる盗賊達を黒い球が追い、命中すると共に男達が崩れる様にして倒れる。中には走っている勢いをそのままに倒れたため、ヘッドスライディングしながら痛そうに倒れる者もいた。

 

淡々と目標を狙い、作業の様に球体が盗賊に向けて放たれる。逃れられた者は一人もいなく、混乱が収まった頃には周囲は静寂に包まれていた。

 

その全てを、腰を抜かして動けなくなっていた一人の盗賊の男が奥歯をガタガタと鳴らしながら見ていた。

 

丁度いいと言わんばかりに、盗賊の真正面にダークライが降り立った。

 

 

「ひいぃぃぃい!?」

 

 

仲間を全滅させた正体不明の生物に、盗賊は情けない声を上げる。

 

ダークライは容赦なく右手をその男に突き出した。

 

 

「貴様らは何者だ?何故我々を狙う?」

 

「キ、キャァァァ!シャベッタァァァァ!?」

 

 

喋ると思っていなかっただろう、男は驚いた様に絶叫する。しかしこのリアクションに飽きていたダークライは、予想以上の大音声に頭痛を起こしながらも、急かすように右手に球体を生み出す。

 

 

「さっさと答えろ。喋れなくしてやろうか?」

 

「わ分かった!応えるから殺さないでくれ!俺たちは盗賊で、近くの山道を通る貴族を襲ってたんだよ!ここ最近人通りが少なかったからアンタらしか狙う人間が居なかったんだ!」

 

「…それだけか?」

 

「そうだ!こんな事は二度としない!だから頼む!見逃してく---」

 

 

右手で構えていたダークホールを容赦なく撃ち放ち、男は倒れた。

 

ナイトメアで苦しみ出す男を尻目に、ダークライは盗賊達を物色する。先程の男の言葉に偽りがあると思っていたからだ。

 

 

(……ただの盗賊にしては良質な装備だな)

 

 

どの盗賊を見ても、つい最近買った様な新品の装備ばかりを身につけている。中には高そうな装飾品何かも身に付けている者もいた。

 

人通りが少なくなっているのなら、ここまでいい物を揃えられないだろう。何かの報酬なのか、それとも何かの前払い金で手に入れたのか。例えば、ここを通る貴族を狙えと命令されていたとか。

 

 

「だとしたら、我々がここを通る事を知っている者がいるのか」

 

 

そう考えたら、ダークライを警戒して装備を整えさせたと思えば辻褄が会う。しかし、そうなると一体誰がこの盗賊たちを誑かしたのか。状況が状況なため、ダークライ達の行き先を知っている者は限られている筈だ。

 

そして思考が行き着いた先は、あのワルドとか言う男だった。

 

 

「やはり、警戒しておくべきだったか」

 

 

今更ながら、ルイズをワルドに付いていかせた事を悔やむ。しかしまだ確証はない。もしかしたらあの姫がどこかで情報を漏らしたのかもしれない。しかしどれだけ考えても確証が無く、ただのダークライの想像でしかない。

 

ここで色々考えても意味は無いと思い、ダークライは近くで眠っていた男に近づいた。少し近づいただけで男の呻きは大きくなり、ダークライが瞳を輝かせた瞬間、何やら苦しそうに独り言を呟き始めた。

 

 

「かめん……仮面の男が……ッ!誰だお前は……何故……」

 

「ふむ、仮面の男か」

 

 

悪夢を操作された男は、ダークライの思い通りの言葉を喋ってくれた。最近接触した男が仮面の男なのだろうが、仮面だと言うのなら正体が分からない。

 

その後も悪夢を操作して色々と情報を聞き出してみたが、これと言って有力な情報は得られなかった。分かった事と言えば、今回の襲撃の手引きをした人間がその仮面の男と言う事ぐらいか。これは予想していた事なので、欲しかった情報ではない。

 

裏にいる人物の特定。それが最優先だが、全ての盗賊に仮面を着用して接触しているらしく、正体は掴めなかった。

 

 

「予想以上に役に立たん」

 

 

そう愚痴を零し、盗賊達を捨て置いてギーシュの元に戻った。

 




後書きポケモン図鑑(マイナーポケモン編)

『サニーゴ』さんごポケモン
タイプ:みず
高さ:0.6m
重さ:5.0kg
とくせい:はりきり、しぜんかいふく
ゆめとくせい:さいせいりょく

『図鑑説明』
どんどん育っては生え変わる頭の先は綺麗なので、宝物として人気が高い。
戦闘では攻撃技、補助技が豊富で、夢も含めれば特性が三つある。技ならカブトプスやアバゴーラなどの水タイプに引けを取らない。そう、技だけならば。問題はそのレパートリーにスペックが付いてきていない所。
HPに種族値を振れば硬くはなるが他のポケモンのスペックが大体上回るため弱点が多く、足も遅いため何も出来ずに即落ちすることもある。その鈍足ゆえ、トリックルームに依存してしまい、技に余裕がなくなってしまう。火力を高めるにしても「はりきり」の効果で外れることが多い。火力は高いため、一発必中にかける戦術になる。
その他戦闘では不遇な部分も多いが、習得できる技は水泳部の中でも豊富な為、遺伝役として育てるトレーナーが多い。

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