ザレゴトフィアンマ ~戯言遣いとボンゴレマフィア~ 作:昆布さん
多分短くなるんだろうなあ…
空っぽで虚ろで空虚って、じゃあ充実ってなんですか?
・・・・・
「起きます」
ぼくは誰にともなくそう呟いて、身を起こすと軽く頭を振って意識を覚醒させてから時計に目をやる。午前九時。社会人としてはいささか駄目な気もしないではないが、自営業のようなものなのでまあよしとしておこう。
「さて、今日の予定は…たしかクライアントと会う予定だったよな…」
スケジュール帳…等という大それたものではなく、カレンダーに書き込まれた予定を見てからぼくは一応背広を着る。
簡単に身だしなみを整えるとぼくは依頼人の指定した場所…6年ほど前に、今思えばアレはデートと言えなくもなかったけれども、ある女の子といっしょに入った新京極のマクドナルドに向かう。人混みで、適度に騒がしい場所。というのが待ち合わせ場所の条件である辺り、かなりやばい部類と考えても良さそうだ。
ひょっとしたら哀川さんや崩子ちゃん、場合によっては真心にも手伝ってもらわなければいけないかもしれない。
「えっと…どこかな…」
件の依頼人を捜すのはかなり楽だった。
色素の薄い瞳の老人。上質なスーツに身を包み、柔和な表情を浮かべているこの老人が今回の依頼人である。にわかには信じられない話だが。
「まず簡単に自己紹介をさせてもらおうかな。」
いいさして老人が口を閉ざしたのはぼくが遮ったからだ。
「それなりに裏の世界にもパイプがあるんで、あなたのことは存じ上げていますよ。ボンゴレⅨ世。」
ほう。と驚いたような顔をするボンゴレにぼくは質問する。
「で、依頼の方は?」
「今並盛で暮らしている綱吉君の護衛をたのみたい。」
「護衛…ですか?しかしネオ・ボンゴレⅠ世は聞くところによると天下無双だとか…」
嬉々としてその話をする哀川さんの顔を思い出して少しだけ顔色が悪くなったのだろう、ボンゴレは心配そうにぼくの顔を覗き込む。
「顔色が悪いようだが、大丈夫かね?」
ちょっと知り合いのことを連想しちゃったものですから。とごまかして話を元に戻す。
「とにかく、護衛など必要ないのではありませんか?」
その通りだ。とボンゴレは首肯し、しかし首を振りながら言う。
「たしかにハード面において綱吉君の右に出るものは古里炎真君を筆頭に六道骸君や雲雀恭弥君、XANXUS、白蘭くらいしかいないだろう。しかしソフト面ではと言うと…」
「なるほど、陰謀に関してはいささか脆いものがある…と。で、心当たりは?」
ボンゴレは今までも充分低かった声のトーンを更に落として続ける。
「人類最悪…といえば分かるかい?」
「なるほど。分かりました。その依頼、受けましょう。」
しかし西東天か…しつこいもんだなあ…
この作品は、亜鉛5グラム、ニッケル30グラム、データ長さ相応、そして勢い95キログラムで制作されております。もうなんかオレの頭が西尾感染症…シュワット!(しまった!)