ザレゴトフィアンマ ~戯言遣いとボンゴレマフィア~   作:昆布さん

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ぅおっっっしゃあああああ!ストックが上がったぞぉぉぉぉ!
・・・つってもまあ、こっから加筆やら修正やらをして完成した物を上げていくことになると思います。


標的13 快進撃(壊!震!撃!)

なめんじゃねーっちゃ。

 

・・・・・

 

とある洋館の前にいた男が、やってきた数人の学生に声をかけた。

「よー。おそかったな。」

白いランニング姿にだぼだぼのズボン、首に掛けたタオルと麦わら帽子が特徴的なその男の顔を見て綱吉は驚いた。

「式岸さん!?」

「ちげーよ。今の俺は零崎軋識っちゃ。」

ちゃ?復唱して訝しむ獄寺に軋識は続ける。

「おうよ。こりゃまあ愚神礼賛としてのキャラ作りっちゃが、この口調が知る人ぞ知る恐怖の象徴になっているっちゃ。」

なにせ愚神礼賛と自殺志願は忌み嫌われ度第一位、殺し名序列第三位の零崎一賊の二枚看板なのだ。

「それより、もうじき時間じゃねえか?」

山本の台詞に反応して腕時計を見るのは人類最強の請負人、哀川潤だ。

「ああ、たしかにそうみてえだが、しかし愚神礼賛よ、アンタなんでここにいるんだ?」

本来無関係のハズだろ?と続くはずの台詞を遮って軋識はいう。

「報復っちゃ。如何に何考えてるのかわからねえ人識のガキといえども一賊には違いない。一賊に敵対する物は全て排除するのが俺達零崎一賊っちゃ。」

「ボス…」

「ん?どうしたの?クローム?」

クローム髑髏の言葉に反応した綱吉は彼女が示す方向を見て、片手を上げた。

「こんにちは、戯言遣いさん。」

 

・・・・・

 

「やあ、綱吉君。潤さんも軋騎さんもわざわざ来てくれたんですね。」

さて、とぼくは全員の顔を見回した上で周囲を示す。

「早速でなんだけど、この黒い霧って何かな?」

「パーヴェントの手下でも出てくるんじゃねえの?」

山本君がいうと獄寺君も続けて

「ありゃ手下っつーか眷属だろ」

と答えた。

「ふうん…で、早速で悪いんだけど、綱吉君と潤さん以外は待機してもらえるかな?」

ここにこの霧が現れて、そこからザコ敵軍団が現れるんなら、ちゃんと殲滅する方が良いだろう。後顧の憂いを断つ意味でも。

「あたしは一人でも大丈夫だけどな」

うわ、マジモンだよ。戦略もクソもねえよ。人類最強がアホの子扱いされるとか不名誉極まりねえぞ。

とまあそんなこんなで、途中獄寺君が「初代を差し置いて何勝手に話進めてやがる!」とか騒いだが、それも綱吉君が鎮圧し、ぼくら三人はここから動くことにした。

「で、どこに行くんですか?」

「行き当たりばったりでいーんじゃねーの?」

ダメです。と、マナーモードにしてある携帯電話が鳴った。

「メールだ…読み上げますよ。」

『よう俺の敵。きっとあてもなくさまよってるころだと思うから一応教えといてやる。並中の屋上だぜ。』

「だそうです。」

どうする?と綱吉君に顔を向けると彼は軽く頷いて同意してくれた。

「意見もまとまったし、行くとすっかね」

なんでアンタが仕切ってんだよ。

 

・・・・・

 

「るぁぁぁあ!」

ブゥンッ!

釘バット愚神礼賛が振るわれ、黒い人魂のようなモノ達を破壊していく。

「俺達の出番ってないんじゃないのか?」

「そんなだからテメエは野球バカなんだ…よっ!」

獄寺のダイナマイトが炸裂し、黒い霧を量産する。一瞬の黒煙をすり抜けた山本の太刀筋がその向こうでハンマーにも似た腕を振り上げるそいつが斬り捨てた。

「おーおー、さすがに表の最強クラスともなるとやっぱり派手っちゃねー…ふぬあッ!」

二人に負けじと愚神礼賛を振るう軋識。積み雪が最近身内から仕入れた技術で作られた強度に自信があると豪語する最新作と言うだけあってその攻撃力、耐久性共に文句なしだ。

と、そんな軋識の眼前に刀が振り下ろされる。

「おおおッ!?不意打ちとはまた…驚くっちゃねー。」

愚神礼賛を担ぎ直して目の前に現れた男を見る軋識。

没個性的な顔立ち…であるかどうかは彼の目には判然としない。

「なるほど、アンタがバルテスカの裏切りモンとかって奴っちゃね。モンゴロイドは閉鎖的だから白人の顔の違いはよくわかんねえっちゃ。」

飄然と構える軋識に再度刀が居合い抜かれる。

その刹那、彼の耳は男の呟きを完璧に拾っていた。

「―零閃―」

しゃりん!

 

・・・・・

 

「狐さんに頼まれてな、シンボルエンカウントの中ボスまがいの登場のさせ方をさせてもらうぜ。」

そういってぼく達の前に現れた男は刀を抜いた。

いやにギラギラと光る刀だ。荒れに触れたら鉄もダイヤも関係なく、それこそ斬鉄剣で斬られたみたいに障子紙同然。バッサリ逝かれることだろうと思う。

「元バルテスカファミリー、否、フォックスファミリー所属、イエーナ…いや、違うな、こりゃ俺の名前じゃねえ。」

何言ってやがる?潤さんが呟いたところで男は二イッと唇をつり上げて笑った。

綱吉君がゾクッと身をすくませる。

 

・・・・・

 

同時刻、並盛商店街であぐらをかいて座っていたその男の首筋に、ピタリとトンファが突きつけられた。

「へえ、最後の一人には誰が来るのかと思えば…ボンゴレ最強が来るか…!」

来るか…といった瞬間、後ろに立っていた線の細い青年がトンファを振り抜き、間一髪で逃れた男は冷や汗を拭って彼を睨み据える。

「どーやら3人の中で最後にエンカウントしたのが俺って事になるみたいだなあ、雲雀恭弥さん。」

「うっとうしいね。それに基本的に武器の携帯が認められるのはぼくだけだ。その刀は違反している。」

手厳しいね。と呟くと男は居合いの構えをとった。

「さて、これから俺の剣技…抜く手も見せぬ最速の居合いを披露するわけだが、残り二人といっしょにかるーく自己紹介をさせてもらおうかな?」

 

・・・・・

 

瞬間、殺気を感じて軋識が飛び退き、男が舌打ちをした。

綱吉達の前にいる男は気味の悪いニヤニヤ笑いをへばりつかせているし、居合いの構えを捕った雲雀の前の男は口元を引き締めている。

そして三人同時に口を開いた。

「罪口商会第2地区統括、罪口積木だ。」




カニャッツォに勝てん・・・というわけで鬱憤を晴らすが如く大暴れ。
ちなみにですが、冒頭で出てきた洋館は虹の呪い編に登場したユニチームの拠点です。
では次回、並行世界(閉口世界)にてお会いしましょう。
ちゃおちゃおー。
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