ザレゴトフィアンマ ~戯言遣いとボンゴレマフィア~   作:昆布さん

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WRRRRRYYYYYYYYYY!試験終わったァァァァッ!
苦手な英語もそこそこできたしやーよかったよかった。
一番下の英文、文法とか気にせんといて?
では本編最終回でございます。どうぞ!


標的17 それから

復活(リ・ボーン)!死ぬ気で話を〆るー!

 

・・・・・

 

「いーちゃん、あーんして」

ちょっと待て

「折れてるのは足だぞ?腕は大丈夫なんだから自分で食べるよ。」

「つまんないの…むぐ!?」

残ったりんご三切れの中から一つ取り、不意打ちで食べさせてみた。

「うまい?」

「うにー♪」

嬉しそう。

「友、ボンゴレはなんて?連絡あったんだろ?」

「うに。今から来るってさ。」

「今からって…」

やな予感がする。というか待て、このタイミングでぼくが食べようとしているリンゴを横取りするんじゃない!

「お邪魔してしまったかな?」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「あ、ボンゴレのおじいさん!」

ちょっ!友さん!?このタイミングでよくそんなにこやかに手え振れますね!?

などとわたわたしているぼくにボンゴレは真顔になり

「さて、事の顛末を聴かせてくれるかい?」

「は、はい。」

 

・・・・・

 

というわけで、西東天、パーヴェント両名共に死亡しました。

「ふむ、浮かない顔だね?」

「一生かけてあの人の悪巧みに付き合うつもりでしたからね。なんというか、その…拍子抜けというか、まあ、そんなカンジです。」

「そうか、しかし依頼は達成されたようだから、報酬は指定の口座に振り込んでおくよ。骨折の治療費もこちらで負担しよう。」

「うに、おじいちゃん太っ腹だね」

依頼主にそんな口をきくんじゃない!…別に友は請負人じゃないけど。

「そうでもないさ。敵対した者達も友人同様接することができる綱吉君の方がよっぽど器が大きいと思うよ。」

「そんなモンですか?」

そうだよ。と少しだけ笑ってボンゴレは席を立つ。

「それじゃあ、邪魔者は消えるとするよ。」

待って下さい。

「なんだね?」

その時はぼく達も。

「ああ、ぜひ呼ばせてもらうよ。」

「うに。ありがとうなんだよ。」

「よろしくお願いします。ああ、そうだ。綱吉君も全身筋肉痛だとかで入院してますよ。二つ隣の病室ですから会いに行ってはいかがですか?」

「ああ、そうさせてもらうとするよ。」

 

・・・・・

 

「俺もバカだって自覚してますけど、人識さんもそれなりじゃないですか。」

「ああ?そうか?」

「ああ、やっぱりツナ君でも気付きますかー。そーなんですよ、人識君はすぐ無茶したがる死にたがりなんですよ」

死にたがってるわけじゃねエよ。と呟くと人識は綱吉に人差し指を突きつけて言う。

「そもお前ほど違法に死線超えてる奴を俺はしらねえ。少なくとも普通の方法だったら既に死んでるようなことを何度もするんじゃねえ」

普通の方法というのは、つまり眉間を死ぬ気弾でぶち抜き、後悔した内容に対して死ぬ気になることである。あるいは小言弾で愛のある無形の鞭をくらい、より強力な死ぬ気になるかの、要するにヘッドショットである。で、綱吉は修行というか、リボーンのスパルタ特訓によってそれらのプロセスをすっ飛ばして自力発動を可能としている。普通ならハイリスクなもんをローリスクで済ますんじゃねエよ。と呟くと人識は舞織に顔を向けた。

「で、俺達お邪魔な気がするんだけど、ちょっとコンビニ行ってこようぜ。」

「いーんですか?」

良いんだよ。と綱吉を心配そうに見ているちょっと髪の色素の薄い少女―最終回にてようやく登場した笹川京子を示して言う。

「寧ろ俺達がいる方があいつらに対して悪いぜ。とはいえ、俺一人じゃチト厳しいモンがあるし、そうだ、伊織ちゃん、肩貸してくれよ。」

はいはい。と人識を立ち上がらせると舞織は二人に顔を向けて

「では二人ともごゆっくり。」

とだけ言い置いて出て行った。

残された綱吉である。思いを寄せる少女と二人きりという状況に心臓をバクバクいわせながらああ何か言わなきゃでも何言えばいいのか分かんないし誰かタスケテなどと思考が渦を巻いていたが最後の望みだけは叶わないモノである。

部屋を出てすぐに人識が舞織から紙とペンを借り、常備しているジグザグ用の糸と合わせて<馬に蹴られて死にたくなけりゃ這入るんじゃねえぞ>というおよそウェルカムボードらしくない何かを作り上げてしまったからである。

「…心配した?」

「うん。」

ごめん。と呟くと綱吉は黙り込む。というか二の句が継げない。

「…でも、信じてたよ。」

「えっ?」

驚いて俯けていた顔を上げるとそこには太陽のような笑顔。

「ツナ君は絶対無事で戻ってくるって。」

「!」

耳の先どころか、入院着に隠れて見えないがもはや全身真っ赤である。

「あ、でも戻って来るも何も、最初から並盛であったことなんだよね?」

「う、うん。」

そしてまた沈黙。

「………」

「………」

「………」

「………」

「…き…」

「え?」

綱吉が蚊の鳴くような声で呟くように言う。

「す…だ…」

「何?」

ちょっと耳貸して。と手招きし、綱吉は京子の耳元でごにょごにょとささやく。

「え!?それって告…」

「いや?」

「ううん!そんなこと無いよ!」

「よかった。あ、そこのみかん取ってくれない?」

「いいよ。」

と、どうやら綱吉は無事に想いを伝えることができたらしく、とてもじゃないが誰かが入れるシーンではない。

「…どうしよう。」

「…どうしましょう」

二人して戻ることができなくなった人識達であった。

 

・・・・・

 

着替えその他諸々に、もともとここに来るときは持っていなかった長細い鞄を加えてけして多くない荷物を肩に担いだ軋識は街を離れるところであるが、ふと気になることがあったのか問識に声をかけた。

「なあ、おめーはどうやって生活するっちゃか?」

「そういうき死死きさんはどうやって生活費を稼いでいるのですか?」

「俺はネットで転売屋みたいな事やってるから良いんだよ。あとせどりとかな。」

それなりに稼いでんのさ。というと更に続けて

「アパートも借りるどころか一部屋買ってるからな。別段生活に困るわけでもねーっちゃ」

そうですか。というと問識はしばらく考え込んでから

「まあ、なんとか死て食っていくと思いますよ。死ゅ猟とか」

そりゃ怖い。と呟くと軋識は片手を振って一人歩いて行く。

「人識は何か真っ当な職を探すらしいっちゃ。ま、おめーもがんばれよ。」

縁があったら会いま死ょうと返して問識は軋識とは反対の方向に歩いて行った。

 

・・・・・

 

そして一月ちょっと。ようやくギプスも取れ、一時期病院が別荘とか病院が実家などと揶揄されていたおかげか特にリハビリなんかもなく退院して京都に戻ってきたぼくである。

「あれ?みいこさん、どうしたんですか?」

「いの字、ちょっと前に私が指導している高校の剣道部員から話があった」

へえ。と呟いてぼくはみいこさんに続きを促す。

「で、どんな?」

「お前を紹介してくれと言うんだ。」

仕事ですか?

「だろうな。ご丁寧に名刺まで用意してたぞ。」

「分かりました。悪い友、先に帰っててくれるか?」

「うに。しょうがないんだよ」

悪いな。といって玖渚を見送ると僕はみいこさんに言う。

「では、その子に伝えて下さい。」

その依頼、確かに請け負うよ。

                    E.N.D…?

 

一年後…

 

「それでは、ボンゴレの証を、ここに継承する。受け取ってもらうよ、Ⅹ世」

「はい。(結局こうなったか…)」

マフィアのボスになんて絶対にならないと公言していた綱吉君だ。不思議な気分だろう。

「でも、それはそれで良いのかも知れないな。」

「うに」

ぼくは黒いスーツに身を包んだ綱吉君を見る。

人はいつも自分にとってベストな選択肢を選び取っているのだろう。時にそれが失敗な事もあるが、それでもこれは彼にとってのベストな選択なのだろうと思うから。

「でも、今夏だよ。ツナ君二学期どうするのかな?」

「………」

「うに?いーちゃんどうしたの?」

全く…なんだかとても締まらないが、これがぼく達にとってふさわしい形なのだろう。

最後まで決めることができない、それ故に人間らしい、主人公体質。

……なんてこんな考察、全部が全部、十中八九はおろか一から十まで隅から隅まで徹頭徹尾…

「戯言だよ」

                  <the fake master and vongola famiglia>E.N.D




英文は意訳すると「戯言遣いとボンゴレファミリー」です。まんまサブタイトルですね。
文法以前に単語の問題。フェイクマスターであってますかねえ?じゃまあこの辺で。
どれが先になるか分かりませんが予備カートリッジ 沢田綱吉の場合 戯言遣いの場合 零崎人識の場合 刃物同盟の場合のどれかでお会いしましょう。ちゃおちゃおー。
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