ザレゴトフィアンマ ~戯言遣いとボンゴレマフィア~ 作:昆布さん
書くことがねえ・・・
「うう~にい~」
「なんだかいやに間延びしてるな・・・どうしたんだ?」
どうしたもこうしたもないんだよ。といって友はむくれた顔を向けてくる。
「最近お仕事ばっかりでいーちゃんちっとも僕様ちゃんに構ってくれないからヨッキューフマンなんだよ」
そりゃ悪かった。じゃあ今ンとこ仕事も入ってないし、どっか遊びに行くか?
「うに♪」
数時間後にはレンタカーを借りてぼく達は高速道路を走っていた。
「で、どこ行くんだっけ?」
「パンダの赤ちゃんを見にいくんだよ」
あ、そ。というかわれながらかなり行き当たりばったりだと思う。そういえば。と何とはなしに話を振ってみた。
「そういえば、なんでパンダなんだ?神社仏閣はさすがにないにしても、○塚不二雄のマンガミュージアムなんかもいいと思うけど。」
本当に何とはなしに振った話に友は
「作者が三重県人だからだよ」
「メタだし身も蓋もないな・・・」
そんなとりとめもないことを話しながらぷーっと車を走らせていると何というか、非常に分かりやすい忍者のモニュメントが現れた。
「伊賀だね」
「ああ伊賀だな、ちょっと休憩するか。」
喉も渇いたし。とぼくは自販機のところへ歩いて行く。歩いて行って・・・
「げ・・・忍野さん・・・」
「やーいーちゃん。こんなところで会うなんて奇遇だねえ」
住所不定職業およそ人の世には存在できない、強いて言えばエクソシストというかオカルト研究家というか、研究家兼エクソシストのアロハのおっさんがいた。自販機の前でしゃがみ込んで顔を横にして・・・っておい。
「何してんですか」
「小銭がなければ僕は生きていけないんだよ!」
いや拳を握って力説されても何とも返しようが・・・まあいいや。と、早く車に戻りたかったので財布を取り出して
「おしるこぐらいなら驕りますよ」
「いやーありがとうありがとう。いーちゃん今日は気前いいねえ、何かいいことでもあったのかい?」
「玖渚と白浜にパンダ見にいくんですよ」
「青春だねえ・・・ってあれ?いーちゃんマイカー持ってたっけ?アパートの死んじゃった女の子の部屋に少しだけ居候したときはベスパしかなかったと思うけど。」
レンタカーですよ。とだけ言って僕はペットボトルを二本・・・ジュースとどこぞの落語家の顔が描いてある麦茶・・・を自販機から取り出すと車に戻った。
「よし、じゃ行くか。」
「うに」
鞄からCDケースを取り出し、デッキにセットして出発する。
<~♪空ッ!溢れ落ちたァ二つの星がァ~♪光とッ闇の水面ォ吸い込まれてゆぅ~くゥ~♪>
最近アニメ化された某奇妙な冒険のオープニング(完全に玖渚の趣味)を流しながらエンジンを振るわせる車の後ろでアロハのオッサンの「んぎゃあ~っ!」という熱いおしるこを顔面に被ったような悲鳴が聞こえたが黙殺しておこう。
あからさまに伏線を張りやがりましたが、果たしてスターダストクルセイダースはアニメ化されるのか・・・個人的にはむしろダイヤモンドは砕けないの方が見たいけど。
次回はクラッシュクラシック×ほんのちょっとだけ八軒と御影×人識です。
水がなければ牛乳を飲めばいいじゃないって・・・んなムチャな。