Muv-Luv MUSHAの名を持つガンダム   作:アドベンチャー

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第1話 転生

「ここは…」

 

「ここは生と死の狭間です」

 

大和は辺り一面、白い空間にいた。すると突如、声がしたので後ろを見るとそこに立っていたのは金を溶かした様な黄金の髪とルビーの様な色をした目をした女性だった。

 

「あなたは?」

 

「私は女神と呼ばれる存在の者です」

 

「女神?あのギリシャ神話や北欧神話に出て来る女神?」

 

「はい。そうですよ」

 

キッパリとそう言う大和は目の前の女性を見て思ったことを言う。

 

「……コスプレ?それとも、ただのバカ?」

 

「コスプレでもバカじゃありません!本物です!!本物の女神です!!!」

 

「(どう見てもコスプレにしか見えないんだけれど……)」

 

「え?!私、そんな格好に見えますか?」

 

「まぁ、見えると言え……ん?」

 

女神に返答しようとしたが、大和は先ほどの会話で頭の上に?マークを浮かべる。

 

「……もしかして、読心術でも使った?」

 

「はい♪なにせ”女神”ですから」

 

「ま、マジか……」

 

本当に本物の女神なんだな、と大和はそう思ったのだった。

その後、話を聞くとトラックに轢かれそうになった小学生を庇った大和を見ていた女神は残酷すぎると言うことで何処かの世界に転生してくれるらしい。

 

「で、その何処かの世界って?」

 

「トータル・イクリプスの世界です」

 

「トータル……イクリプス?」

 

大和はトータル・イクリプスと言う題名を聞きいて頭に2回目の?マークを浮かべる。

 

「あれ?トータル・イクリプスと言うアニメを知りませんか?」

 

「知りません」

 

「そ、即答ですね。ならば、今からトータル・イクリプスをみてください!」

 

「え?今から?!」

 

そう言っている大和の前に何処からか持ってきたのかスクリーンが出てきて、空間も暗くなる。そして、しばらくするとトータル・イクリプスというアニメが始まった。

 

 

 

 

 

〜1時間後〜

 

「1話と2話だけでしたが、どうでした?」

 

「率直に言うと……なかなか死亡フラグ全開なアニメだね、コレ!!他のアニメはなかったの?!!」

 

「え、え〜とですね。実はこれしか用意出来なかったので「はぁ、このまま消え去りたい」ちょっと、ネガティヴにならないでください!」

 

女神から少し離れたところで大和は三角座りしながらそう言う。すると、女神が思い出したように言う。

 

「言い忘れていましたが、特典もちゃんとありますよ?」

 

「いくつですか?」

 

「3つです。ちなみに、ロボット関係の知識や操縦方法の能力は事前に追加されますよ」

 

「3つか〜。う〜ん」

 

特典が3つと言われて大和は考える。しばらくすると、決断して女神に3つの特典を言う。

 

「ならこの3つを頼みます。

1つ目、機体は武者ガンダムMK-2

2つ目、身体強化。主にMSの操縦技術

3つ目、補給物資

以上です」

 

「どうして、武者ガンダムMK-2なんです?ツインサテライトキャノンを装備しているガンダムDXやツインバスターライフルを持っているウイングガンダムゼロにしないのですか?」

 

「答えは簡単。自分が好きだから」

 

「トータル・イクリプスの世界に一騎当千並の機体性能(スペック)を持つ武者ガンダムMK-2って、ある意味でオーバースペックすぎませんか?」

 

自分がガンダムシリーズの中で武者ガンダムMK-2を選んだのは、ぶっちゃけて言うとカッコイイからなのである!装甲が鎧武者の鎧であり、武器が二本の刀『虎鉄丸』や薙刀『閃光丸』などを持った武者ガンダムMK-2の姿が実にカッコイイからね。

 

「それではやるべき事もやったので転生と行きますね」

 

「転生するとはいいのだけれども一体、どうやっでするの?」

 

「こうやってするのですよ」

 

【カチッ!】

 

そう言うと、女神はいつの間にか手に持っていたリモコンのボタンを押すと足元の空間が歪み、そして落ちた。

 

「いきなり過ぎるよぉぉぉぉぉ!!」

 

「いってらっしゃ〜い♪」

 

大和が転生したのを見送ると、3つの特典が書かれているタブレットを見る。

 

「う〜ん。機体と能力だけでは少ないからサービスしちゃおうかな♪」

 

そう言うと、女神はタブレットを操作する。そして、操作し終わるとタブレットの完了ボタンを押すのだった。


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