Muv-Luv MUSHAの名を持つガンダム   作:アドベンチャー

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かいざーおーさんが考えてくれたタイトルを13話のタイトルにしてみました。
かいざーおーさん、ありがとうございます!


第13話 防人たちの戦い

「(すごい、瑞鶴とぜんぜん感覚が違う)」

 

クシャトリヤの操縦に多少、手間取っているもハロのサポートによって機体を上手く安定させることができていて、前の機体である瑞鶴とクシャトリヤとのマシンポテンシャル(性能)の差に驚いていた。

 

『テキ、セッキン!テキ、セッキン!』

 

「!」

 

唯依達の前に現れたのは重光線級の救援として来た要撃(グラップラー)級群だった。

 

「ここから先は行かせない!(私の後ろには大和君がいるんだから!)」

 

少し後ろを見ると、そこには彗星のごとくビームサーベルで重光線級を殱滅していくシナンジュが見えた。

 

「ファンネル!」

 

『ファンネルテンカイ!ファンネルテンカイ!』

 

そうすると、クシャトリヤの4枚ある大型サイドバインダーの前、2枚に収納されている合計12機のファンネルが要撃級に牙を向く。

ハロによって操作された12機のファンネルは先頭の要撃級群に狙いを定めてビームを放ち、12体の要撃級を瞬殺する。その後も次々とファンネルは1体1体確実に仕留めていき、全体の3割を倒したところで戻ってくる。

 

「これがMSの力……」

 

『PPPPP!』

 

『コウホウチュウイ!コウホウチュウイ!』

 

ハロの警告とアラートが鳴り、後ろを見ると十数体の光線級が戻ってきて、レーザーを撃ってきた。

 

「ハロ、ファンネルを全部だして!」

 

『リョウカイ!リョウカイ!』

 

唯依の指示通り、ハロは4枚の大型サイドバインダーから合計24機のファンネルを射出する。そして、24機のファンネルを前の要撃級に、クシャトリヤ本体は後ろの光線級の迎撃に当たった。

 

「(あの時は逃げるだけしか出来なかったけど、クシャトリヤなら!)」

 

レーザーの直撃を避ける為に光線級群へとクシャトリヤの莫大な推進力で真っ直ぐと向かう。光線級も反射的にクシャトリヤを撃墜しようとするが……

 

『Iフィールド、テンカイ!Iフィールド、テンカイ!』

 

対ビームバリア発生装置であるIフィールドによってレーザーが無効化される。

 

「この距離なら!」

 

間合いが取れたところで唯依はクシャトリヤの右腕に内蔵された緑色のビームサーベルを取り出してビーム刃を展開する。

 

「やああああ!」

 

そしてファンネル戦術から近接戦闘に移行し、クシャトリヤ(唯依)はビームサーベルで次々と切り倒していった。

『PPPPP!』

 

「ッ!」

 

しかし、残っている光線級もレーザーをクシャトリヤに向けて反撃する。だが、その程度で負けるようなクシャトリヤではない。

 

「これで!」

 

そうすると唯依は胸部とサイドバインダーに装備されているメガ粒子砲を拡散状態で一斉発射する。その結果、地形ごと光線級を焼き払い全滅させるのと同時に24機のファンネルも戻ってきた。

 

「はぁ……はぁ……」

 

『ユイ、ダイジョウブ?ユイ、ダイジョウブ?』

 

ハロが唯依の心配をする。

 

「大丈夫。ありがと、ハロ」

 

体制を戻すと、別の場所で戦っていたローゼン・ズール(上総)が隣に並ぶ。

 

『そっちも何とかなったようですわね、唯依』

 

「ハロとクシャトリヤのおかげでね。そっちは?」

 

『こっちもこの機体(ローゼン・ズール)のおかげで何とかなりましたわ。後は……』

 

前方を向くと、残存する要撃級が合流してこちらを囲むように迫ってくる。それを見たクシャトリヤとローゼン・ズールは背中合わせで対峙する。

 

『ざっと500弱といったところですわね』

 

「それでも負ける気がしない」

 

『奇遇ですわね。私もでしてよ』

 

そのような会話が終わると、2機は500弱の要撃級と交戦状態に入る。

 

「行くよ、上総!」

 

『了解でしてよ!』

 

接触したのと同時に上総は撹乱するために機体を上昇させて攻撃範囲を広げる。そして、左腕に装備されたIフィールドと3連装メガ粒子砲が内蔵されたシールドを拡散させた状態で撃つ。

 

「これでもくらいなさい!」

 

そうすることで、外縁部にいた要撃級はビームによって一掃されて残るのは中心部にいる要撃級のみとなったが、それでも全体の8割は残っている。

 

「次はコレでしてよ!」

 

次に機体を降下させながら両腕のインコムを射出する。両腕のインコムは宇宙ではないために方向転換することは出来ないが、本体とインコムを繋ぐ長いケーブルを利用して先頭の要撃級に3基の大型クローを直接、突き刺す。

 

「それだけで終わりではありませんでしてよ?」

 

からの、突き刺したインコムに内蔵されている3連装メガ粒子砲を放ち、突き刺さった要撃級を貫通して後ろの別の要撃級までも倒した。

一方、唯依の方でもクシャトリヤを巧みに操縦して要撃級群と交戦していた。

 

「ファンネル!」

 

再び4枚の大型サイドバインダーから24機のファンネルを射出し、右腕のビームサーベルを展開する。そして、先程の戦法と同じくファンネル達が要撃級群を殱滅し、うまく退けたとしてもクシャトリヤ本体によってビームサーベルと胸部に4基あるメガ粒子砲によって倒される。

 

『ピカッ!』

 

「あれは……」

 

唯依は戦っている途中、後ろの方でビーム・ライフルの下部に装備されたグレネードから撤退の信号弾を撃ったシナンジュが見えた。そして、オープンチャンネルで上空にいるシナンジュからの回線が繋ぐ。

 

『戦闘中域にいる全戦術機に告げる。光線級吶喊(レーザーヤークト)が終了し、まもなくすると国連軍の爆撃機による空爆が始まるだろう。生き残った者は直ちに滋賀県の甲賀基地まで後退せよ。繰り返す、甲賀基地まで後退せよ』

 

そう大和からの広域通信が入った。

その後、すぐさまに生き残った兵士達は指示された場所まで後退し、国連軍の爆撃機によって残存のBETAは全滅させられた。そして、この戦いで『赤い彗星』の異名が広がったのと同時に日本初、BETAに勝利した日であったのだった。




次回からはユーコン基地編までの2年間のオリジナルストーリーとなりますので、どうぞお楽しみに!

結果発表
アンケートに答えて下さった読者の皆さん、ありがとうございます!下記にて登場するMSを載せましたので登場までどうかお楽しみに!!
(N-N-Nさんが答えてくれた武装は選抜したのちに登場させます!)

フルアーマーガンダム(サンダーボルトver)
ZZガンダム
バイアラン・カスタム
ジェガンA2型
スタークジェガン
ジムスナイパーⅡ
ガンダム試作1号機
ガンダム試作2号機
ガンダム試作3号機

シナンジュ
ドライセン
イフリートシュナイド



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