Muv-Luv MUSHAの名を持つガンダム   作:アドベンチャー

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読者の皆さん、お待たせしました!
最近、現実の方が忙しくて遅れましたが6話の完成です!


第6話 始まり

-日本 京都-

 

大和がシナンジュ・スタインでソ連での戦闘から約1週間が経過し、近衛軍衛士養成学校では今日から戦術機『撃震』での実地訓練が始まった。そして、その訓練地域では大和や唯依を含むクラスがいた。

 

「(う〜ん。やっぱり、強化装備よりパイロットスーツの方が良いんだけどなぁ〜)」

 

そんな事を思いながら大和は2番機の撃震を操縦していた。今日の実技課題は”戦術機を手足のように操縦する”と言うことで、ある程度の人数での市街戦勝ち残りバトルロワイヤルをしていた。

 

『そこだぁぁぁ!』

 

「……見つかったか」

 

1機の撃震が上から奇襲してきたが、大和はそれを回避してライフル(ペイント弾)でコクピットブロックを射撃する。

 

『8番機、コクピットブロック被弾により大破!2番機は8人抜き!!』

 

「すごい……」「つ、強い……」などの声が無線から聞こえた。一方、大和は残りの撃震のマーカーを数えて、どうしようかと考えていた。

 

「(残りの数は……2機。そして、制限時間まで残り5分)この2人には悪いけど、少しばかり本気を出させてもらおうかな」

 

そう言うと、2機の撃震が戦っているポイントへといくのだった。

場所が変わり、この場所では2機の撃震が戦っていた。しばらくすると、メインカメラで新たな撃震が見えた。

 

『ん?新手か?』

 

『スキあり!』

 

1機の撃震が2番機の撃震(大和)を見ていると、残りの1機が74式長刃(カバー付き)で斬ろうとするが、あっさりと回避された。そして、大和の撃震が2機の撃震の中に乱入する。

 

「悪いけど、乱入させてもらうよ」

 

1機の撃震がライフルで乱射してくるが、大和は遮蔽物を利用して裏へと周って背後を取る。そうすると、相手は銃口を大和に向けようとするが、それよりも早くコクピットブロックをペイント弾で撃ち抜いた。

 

『う、嘘だろ?!』

 

「(9機目……)」

 

『26番機、コクピットブロック被弾により大破!』

 

1機目の撃震を倒すと、最後の1機の撃震が74式長刃で斬りかかって来てライフルで迎え撃とうとしたが……

 

「っ!弾切れか!」

 

『もらったぁ!』

 

「さて、それはどうかな?!」

 

弾切れになった状態をチャンスと思ったのか、ジャンプユニットを最大出力にして突っ込んで来るが、大和は(から)になった弾倉を()()()()()()投げて相手の姿勢を崩す。

 

『なっ!ライフルごと投げただと?!』

 

投げたライフルは見事に直撃して、相手の撃震は姿勢を立て直そうとするが、その間に大和も74式長刃を展開して相手の撃震を居合(いあい)のようにして斬る。

 

『しまっ「これで終わりだ!」

 

『14番機、コクピットブロック切断により大破!勝者、煌月 大和!』

 

こうして市街戦勝ち残りバトルロワイヤルは大和の勝利で終わったのであった。その後、幾つもの模擬戦・実技試験などあったが、いとも簡単にクリアして操縦技術は訓練学校で歴代1位という成績を収めたのであった。

 

 

 

 

 

 

-1998年 7月-

 

大和がシナンジュ・スタインでBETAの侵攻を遅らせたのもここまでの様で、BETAは朝鮮半島を超えて北九州に上陸した。これに対して日本帝国軍・在日米軍・国連軍の3軍防衛戦を張り、そして大和や唯依などの学生達も戦場に駆り出された。

場所が変わり、京都の嵐山にある仮設備補給基地に大和や唯依などのメンバーがいた。

 

「大和君、何を見ているの?」

 

「ん?コレかい?」

 

そんな中、黄色い強化服を着た唯依が白い強化服を来てガンダムのデータが入っているUSBメモリーをセットしたタブレットを見ている大和に話しかける。

 

「(京都防衛戦が終わった時のことを考えると、タイミング的に見せてもいいかな)この前に世界を変える力が入っている、って言ったのを覚えてる?」

 

「覚えるけど……それがどうかしたの?」

 

「コレが世界を変える力っていう代物だよ」

 

そう言うと大和は唯依を隣りに座らせて見せると、唯依は画面に英語で表示された機体名を言う。

 

RX-104FF

PENELOPE(ペーネロペー)

 

RX-105

Ξ GUNDAM(クスィーガンダム)

 

「ガン…ダム…?」

 

読み終わると同時に上総(かずさ)が来て、慌てたように言う。

 

「皆さん、大変でしてよ!BETA戦闘集団が突出。鷹ヶ峰にまで接近しているって」

 

それを聞くと、戦況の様子を見るために外を見る。そこに映ったのは森・街が燃えている光景だった。

 

「そんな……防衛戦は?」

 

「……食い破られたんだわ」

 

「おい!あそこ!」

 

志摩子・唯依の順に言うと、安芸が指を2機の戦術機の方に向けて指すが光線(レーザー)級によって撃破された。そして、しばらくするとコンディションレッドが発令され、少女(唯依)達にとっては絶望の戦いが始まったのであった。




トータル・イクリプスを見たことがある読者さんはお分かりと思いますが、やっと本編の1話が終わりました!そして、次回からは京都防衛戦&武者ガンダムMK-2の介入と言うことで行きたいと思います!
う〜ん、死亡回避とかどうしよう?

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