Muv-Luv MUSHAの名を持つガンダム 作:アドベンチャー
なので、いつもよりかは字数が多いので何卒よろしくお願いします!
-京都-
大和が不知火から武者ガンダムMK-2に乗り換えて、唯依達がいる方向へと出撃した同時刻に唯依・上総・和泉の3人は元教官で上官でもある不知火・壱型丙を搭乗機としている真田と合流していた。
「どうして、教官が
「此処では大尉と呼べ。なに、撤退の途中にお前達のコールサインを捉えたものでな」
そう言うと、
「さて、
「あっ……」
そこで唯依があることに気付く。真田の乗っている不知火・壱型丙は激戦であったのだろうか、頭部のアンテナと左腕の肘から下が無くなっていた。そのことに上総と和泉も気付き、状況を見た上総は真田を止める。
「上手くすれば補給も受けられるだろう」
「しかし!」
「上官の命令に逆らうつもりか?!」
そう言われると唯依・上総・和泉の3人は口ごもる。上官の命令は絶対であり、何よりも軍規違反でもある。
「行け!」
真田がそう言うと、3人は命令通りに京都駅の方角へと飛ぶ。それを見送った
「次に会ったときは一人前の衛士になっていろよ?」
腹部から血を流しながらも操縦桿を握り、3挺のライフル銃をBETAへと
場所は変わり、唯依達は真田の言われた通りに集積所がある京都駅に向かって飛んでいた。
「見て!京都駅よ!!」
「周囲に注意。気を抜かないで」
和泉・上総の順に言う。だが、戦場はそう思った通りにはならない。
唯依・上総・和泉の3人と京都駅の間に建っているビルの影から
「要塞級?!」
「あっ!」
「危ない!」
3人の中で先頭を飛んでいた和泉機が要塞級に当たらないようにメインスラスターを逆噴射して、急ブレーキする。
その結果、上総機と唯依機の2機と衝突して上総と和泉の瑞鶴は地上へと不時着するが、唯依の瑞鶴は要塞級の頭部に当たりながらもビルの屋上に不時着するが、本人の唯依は衝撃で気絶してしまった。
「フッ、どうやら俺の人生も此処までのようだな」
場所は戻り、BETAと交戦していた真田と不知火・壱型丙は絶体絶命の瞬間だった。
搭乗機の不知火・壱型丙の状態は、残っていた右腕も付け根からもぎ取られており、バックパックに装備されてる2挺の36mmライフル銃も1挺は弾切れ、もう1挺は残っているものの残ったBETAを倒すだけの残弾は無かった。
「だが、俺の教え子たちが必ず貴様達を倒すぞ!BETA共!!」
要撃級の
『ザザァ……そう言ってくれるのは嬉しいのですが、言った本人が死んでしまっては元の子もありませんよ?教官』
『PPPPP!』
そうすると、不知火・壱型丙のレーザー警報が鳴る。そして、数秒後に
「これは一体……」
砂煙が晴れると、真田を殺そうとしていた要撃級どころか、周りにいたBETAも一緒にして倒されていた。真田はコクピットにあるレーダーのディスプレイを見ると
「何なんだアレは……」
そこには周りの中で一番高いビルの上に1機の
しかし、ただの戦術機ではない。全身が蒼と金色のカラーをして両肩・両膝・胸部には家紋のマーキングが彫られている武者鎧で覆われており、普通ならば腰の部分にあるはずのジャンプユニットが2本の和刀『虎鉄丸』が装着されているのと頭部のメインカメラがスリットアイタイプではなくてツインアイになっている。
さらには右手に先ほどの
『大丈夫ですか?教官』
「その声……まさか煌月?!」
『はい。唯依がいる場所に行く途中、教官が見えたので助けました』
「しかし煌月、お前は一体……」
『その話は後で。今は』
そう言うと、
『残りは自分が
「待て煌月!」
真田が大和を止めるが、それよりも早く武者ガンダムMK-2のスラスターの出力を上げて昇竜丸を右手から左手に持ち替えると、空いた右手で左腰の鞘に収まっている虎鉄丸を抜刀して交戦する。
「急いでいるんだ。初めから全力で行かせてもらうぞ!」
これから唯依達の身に起こることを知っている大和は急いでおり、そう独り言を言うと
「(数は200……いや、300か)」
残りを数え終えると、戦いやすいように昇竜丸で先頭にいる突撃級を狙撃する。
そうすると昇竜丸はユニコーンガンダムの主武装『ビームマグナム』並みの威力があるので突撃級だけではなく、後ろにいた要撃級と周りにもいた突撃級・要撃級を巻き込んで撃ち倒された。
「(今ので30ぐらいは減ったかな?)」
そんなことを思いながらも続けて昇竜丸を5発ほど撃つ。そして、BETAと武者ガンダムMK-2との距離が近くなると、昇竜丸をバックパックのアームに接続させて右腰の虎鉄丸へと
「(残り120!)」
そう言って次々と要撃級を2本の虎鉄丸で葬っていくが突如、武者ガンダムMK-2がビルへと吹き飛ばされた。
『あれは要塞級!』
真田の通信で武者ガンダムMK-2を吹き飛ばした正体が分かった。
おそらく、要塞級が持っている衝角で吹き飛ばされてビルに突っ込んだのであろう。そして、その衝角は砂煙で見えないが武者ガンダムMK-2に刺さったのではないか、と思った真田は大和に呼びかける。
『大丈夫か?!煌月!!』
「大丈夫ですよ、教官。流石にビックリしましたけどね」
『(し、
返事が返ってきて砂煙が晴れると、武者ガンダムMK-2は強酸性溶解液を持っている要塞級の衝角を白刃取りで免れていた。
「切り落とす!」
そうすると、右腕の手甲クローを展開させて要塞級から衝角を切り落とす。
BETAにも痛覚があるのか要塞級は痛がり、その隙を突いて武者ガンダムMK-2は右足のスラスターを左足のスラスターよりも少しだけ出力を上げ、機体を左向きに回転させて回し蹴り『陽昇流誠壱式旋風脚』(ひのぼりりゅうまこといちせんぷうきゃく)をする。
その結果、要塞級の頭部に勢いよく入り込み、残りの要撃級を下敷きにしながら蹴り倒されて全滅した。
場所は変わり、気づいた唯依は山吹色の瑞鶴から降りて和泉と上総を探しに行っていた。
しばらくして、ライト付き小型拳銃を頼りにしてホールの中へと進んで行くと兵士級によって襲われている和泉の姿があった。
「(兵士級!)」
ライトを消して手で叫ぶのを塞ぎながら後退すると、上総からインカムで通信が入る。
『篁…さん……』
「山城さん?何処にいるの?」
唯依は周囲を見てみると、そこには複数の戦車級によって破壊されていく上総の白い瑞鶴があった。
『篁さん、お願い……』
「山城さん?」
唯依は瑞鶴へと近づいて行き、戦車級によってコクピットブロックを引き出される瞬間を見る。
「山城さん!」
「篁さん……お願い…私を撃って……」
そう言われて唯依は上総に向けて拳銃を向けるが手が震える。それもそのはず、いくら仲間を救うとはいえ人を殺すのは簡単な覚悟では出来ない。
戦車級がそこまで来たとき、上総は唯依に向かって叫ぶ。
「撃ってよぉぉ!コイツらに喰われる前に!!唯依ぃぃぃぃぃ!!!」
「あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁぁ!!」
唯依が拳銃の引き金を引こうとした時、2人のインカムに
『待て!唯依!!』
「「……え?」」
その声が聞こえるのと同時に唯依と上総の周りにいた戦車級が散弾によって倒される。そうすると、爆風によって唯依は近くにあった遮蔽物に頭を打ち、上総はコクピットから放り出されて地面で気絶していた。
唯依は視界がぼやける中で上空から飛来して来た機体を見る。
「ガン…ダム……」
咄嗟に唯依は呟く。そこには蒼と金色のカラーをした武者鎧で覆われているガンダム『武者ガンダムMK-2』がいた。それを最後に唯依は気を失ってしまった。
場所は変わり、大和は自分の搭乗機である武者ガンダムMK-2に感謝していた。
「ありがとう、武者ガンダムMK-2。おかげで唯依と上総を救うことが出来た」
大和は残っていたBETAを全滅させた後、不知火・壱型丙から散弾を装填された36mmライフル銃を拝借して此処まで来たのであった。
「さて、後は……」
地面に着地すると、残った戦車級が群がって来る。それに対して
「やっぱり、この姿で集積所まで行くのは難しいかな?……」
戦車級を殲滅させた後、大和は上総を武者ガンダムMK-2のコクピットへと運んだ後に今度は唯依を運ぶ為に今後のことを考えながら走っていた。
「まぁ、遅かれ速かれ帝国軍と話すことは決まっているんだし良いか」
そう結論を出すと、怪我をしているかもしれないので唯依を背負う。そうすると……
「(柔らかい……)」
強化装備服ごしとはいえ、唯依の胸部が大和の背中に当たり、その感触が刺激する。
「(この状況で唯依が目を覚ましたら、絶対に殴られそうだな……)」
そんなことを思いながらもコクピットへと連れて行き、大和はハッチを閉めて集積所に向かったのであった。
前々から思っていたのですが、MAと鉄血のMSを登場さようかな?と、悩んでいるのですがどうでしょうか?
次回からは帝都燃ゆ編とユーコン基地編の間のストーリーとなります。オリジナルストーリーとなるので、少々時間がかかりますがよろしくお願いします!