H S DX2D   作:メラニン

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完璧におふざけが入ってますw


あと、ルドガーの性格というか、口調?に関しては、完璧筆者が勝手に想像して描いてしまっているので、違和感あるかと思います。


では、どうぞ!


俺の幼馴染がこんなに変態なわけがない

 

 

――ルドガーside

 

 

俺は現在駒王学園の敷地内に存在する雑木林の中を歩いていた。……皆さん雑木林です。

 

 

いやいやいや、おかしいだろ!何で学園の中にこんなのが入る面積があるんだよ!?無駄じゃないですか!?この学園の運営って悪魔がやってるって話だったけど、それにしたって、これはどうなの!?これだけの土地の維持費だって幾ら掛かるんだか……

 

 

いや、まぁ大学一つが街みたいになってる所もあるし、不思議は………いや、けどただでさえ土地代が高い日本でこれは、やり過ぎだよなぁ……

 

 

ただ、雑木林と言っても、道はしっかり舗装されていて歩くのに苦にはならない。何でもこれから向かうオカルト研究部なるところに向かうには、ここを通っていくらしい。設置されている建物がこの先にある旧校舎だからという理由だ。

 

 

「はぁ~~……改めて、悪魔の経済能力の高さを感じますよ」

 

 

「まぁ、そうだろうな。俺だってこの前悪魔になったばかりで、その辺の事は初めて知ったからな」

 

 

「へぇ、じゃあ匙は新人悪魔ってわけだ」

 

 

「おう!『兵士(ポーン)』の駒4つ消費の有望株だぜ!」

 

 

「ほぉ…!」

 

 

俺は純粋に感嘆の声を上げる。因みに、口調は砕けた調子に戻した。どうやら、この支取会長や真羅副会長に、庶務の匙の実年齢が本当に高校生相当だったので、口調を戻した。匙にはだいぶ驚かれたけど。

 

 

「匙、自分の力を誇示するのは愚か者のする事です」

 

 

「う……す、すみません、会長」

 

 

はは、怒られてるな。匙の様子を見てると、こいつ会長に気があるんだなと、すぐに分かる。

 

 

「それに、駒の価値でいったら、匙よりルドガー君の方が高い可能性がありますしね」

 

 

「え、えぇ!!?」

 

 

「いやいや、別にそんな事は」

 

 

「ふふ、だいぶ謙虚なようですね。しかし、どうです?私の眷属になる気はありませんか?」

 

 

「えぇ!!?」

 

 

匙、俺の事を警戒してるのは分かるが、そんな露骨に嫌そうな顔をするな。さすがに傷つく。

 

 

「はは、まぁ今は考えておくだけにさせて下さい。確かに魅力的な話ではありますが」

 

 

「ほっ………」

 

 

「おや、フラれてしまいましたね。しかし、魅力的な話と言っていましたが、差支えなければ理由をお聞きしても?」

 

 

「まぁ、そのくらいなら」

 

 

 

と、俺はなぜ悪魔になるのが魅力的な話と言ったのか、理由を語る事にした。それは母さんと父さんが原因だ。単純に、親よりも先に死ぬのが一番の親不孝だと思うからだ。

 

 

俺の母さんは半神のヴァルキリーで、父さんは勇者(エインヘリヤル)だ。長ければ、あと数千年から1万年、下手したらもっと生きるかもしれない。俺と兄さんは、結局は人間がベースの父さんの血を半分引いてるから、両親よりも長生きは出来ないかもしれないといった旨の話を、それとなくゲンドゥルさんから話されていた。だから、俺と兄さんは両親よりも長生きできる術があるなら、それを実行しようと思っている。当然、父さんにも母さんにも、こんな事は話していない。

 

 

あと、俺には前世の記憶は多少ある。だがその中に、兄さんと暮らしていた記憶はあるが、両親が居たという記憶は無い。だから、俺にとって人生二回分の両親という訳で、それなりに親孝行はしたいという気持ちはあるんだよな。

 

 

といった内容の話を話しても問題ない部分だけ掻い摘んで話したら、隣で号泣してる匙が居て、ギョッとした。ど、どうした!?

 

 

「うっ……うぅ!!ずずっ!……お、お前、いい奴過ぎるだろ!な、なんかスマン!俺お前の事、苦労を知らないボンボンなんだと思ってた。け、けど、その話……話、聞いたら……う、うおぉぉ………」

 

 

匙の様子を見て、支取会長も、真羅副会長も頭を抱えて、溜息を吐いていた。ってか、そんな風に思ってたのか。いや、もう慣れたけどさ。

 

 

「匙、気持ちは分かりますが、あなたはもう少し感情を抑える事を覚えなさい。それでも、悪魔ですか」

 

 

「で、ですけど、会長~~!」

 

 

「はは……まさか、感動されるとは思って無かったよ」

 

 

「お前、感動するに決まってんだろ!俺なんか、お前に比べたら、それこそ苦労も無く生きてきたんだなぁ、って思うわ!」

 

 

「はぁ……ごめんなさい、ルドガー君。私の下僕が…」

 

 

「いえいえ、寧ろ好感を持てますよ。少なくとも、友好的に接する事が出来そうだと思いますから」

 

 

「そうですか?それなら、良いのですが………はぁ、ほら、匙。涙を拭きなさい。もう、着きますよ?」

 

 

「は、はい……」

 

 

支取会長は匙の方を振り返って、ポケットから取り出したハンカチで、匙の目元を拭ってあげていた。お、これは、もしかして……

 

 

俺はスススと、副会長の方へ移動して、耳打ちする。

 

 

(もしかして、会長って…)

 

 

(…いえ、おそらくそれは無いでしょう。多分ですが、弟に接するのと同じような感覚だと思いますよ)

 

 

(うーん……)

 

 

俺は首を捻る。パッと見、匙の事を会長が甲斐甲斐しく世話を焼いている様にも見えるから、完璧に脈なしという訳でも無いと思うんだけどなぁ……

 

 

まぁ、その辺の人の機微に関しては俺もまだまだだな。

 

 

「っと、そんなこんな言っている内に見えてきましたね。ルドガー君、あれがオカルト研究部がある旧校舎です」

 

 

「あれが……」

 

 

俺は目線の先にある古い建物を見据える。俺にはどうしても確かめなければならない情報がある。正直、その情報には俺も耳を疑った。俺が家族よりも先に帰国した原因でもある。それを確かめなきゃならない。

 

 

 

 

――side out

 

 

 

 

 

―― 一誠side

 

 

「メイドさんキターー!!」

 

 

聞いて下さい!いつも通り部活してたら、我らがリアス部長が「紹介しておきたい人が居る」と言って、引き連れてきた。銀髪に、服の上からでも分かる、その大きな双丘……眼福眼福!ありがたや~~。

 

 

「イッセー、あのね……」

 

 

「す、すみません、部長。その……昨日の夜の時はよく見えなかったんで、ついつい……」

 

 

「……昨夜はお嬢様共々、失礼いたしました、兵藤一誠様」

 

 

「あ、こ、こここちらこそ!いきなり、大声を出してしまって申し訳ないです!」

 

 

っとと、いきなりマイナスイメージで覚えられるのは勘弁……ってもう遅いか……

 

と、俺が落ち込んでいると、ポンとアーシアが頭に手を置いて、よしよしと励ましてくれる。って、超気恥ずい!!背伸びして撫でる姿は凄く可愛いし、癒されるんだけど、恥ずかしよ、アーシア!!

 

 

「あらあら、うふふ♪」

 

 

「ハァ…まぁ、いいわ。話を本題に戻す前に、もう一組紹介しておきたい人達が居るから、少し待ってくれるかしら?そろそろだと思うのだけれど……」

 

 

と、丁度いいタイミングで部室の扉がノックされた。と、そこで小猫ちゃんが扉を開けて、ある人達が入ってきた。って、めっちゃ見た事ある!!生徒会長さんじゃん!?それに、副会長も!?二人とも少しキツメの目つきだけど、超美少女だから覚えてるぜ!!

 

 

って、え?ま、まさか…

 

 

「あら、ソーナ達だけ?話にあった彼は?」

 

 

「彼なら少し遅れて入って来るそうですよ。私は構わないと言ったのですが、そちらで先にするべき話もあるでしょう、と言って気を遣っていただきました」

 

 

「そう。なら、あなた達からでいいわね」

 

 

「えぇ、そのつもりです。新人悪魔の方は初めまして。支取蒼那の名で生徒会長を務めています。しかし、悪魔としての本名はソーナ・シトリーと言います」

 

 

「はわぁ……会長さんも悪魔だったのですかぁ」

 

 

「ふふ、そうよ、アーシア。ソーナだけじゃないわ。生徒会の役員全員が悪魔よ」

 

 

「「え、えぇぇぇぇ!?」」

 

 

ま、まじですか!?俺もアーシアもビックリです!

 

 

あ、そう言えば、学園の運営も悪魔って言ってたし………って事は生徒側の運営も悪魔で不思議はない、のか?あ、改めて悪魔の勢力がこの学園って凄いんだな……

 

 

と、そこでイケメン野郎がフォローを入れてくる。

 

 

「一応補足しておくと、要は表向きの顔役はソーナ会長率いるシトリー眷属。そして、学園の裏側の顔役がリアス部長が率いる、僕らグレモリー眷属というわけだよ」

 

 

「分かりましたか、イッセー先輩?」

 

 

「と、取り敢えずは」

 

 

「はぁ……それにしても、オカ研の新人悪魔が、まさかお前だったとはな、兵藤」

 

 

何だか茶髪がところどころ跳ね返った男子が会長の横に出てきて話してる。誰だっけ、こいつ?

 

 

「んん?誰だっけ?俺、お前の事知らないんだけど。何で俺の事知ってんだ?」

 

 

「そりゃ、しょっちゅう覗きの常習犯とクレームで有名な変態三人組の一人だからな」

 

 

「な、何おう!?」

 

 

「事実だろ?ったく、クレーム処理するコッチの身にもなれってんだ」

 

 

「イ、イッセーさん?」

 

 

「あ、ち、違うぞ、アーシア!!それは悪魔になる前の話で――」

 

 

「あぁ、そっちがアーシア・アルジェントさんか。気を付けた方がいいぞ、アーシアさん。そいつは、松田や元浜って連中とツるんで、しょっちゅう覗き行為をやらかしてる変態だ」

 

 

「ち、違――」

 

 

「イッセーさん!!」

 

 

「はい!!」

 

 

ア、アーシアが大声出すなんて珍しいな……ってそんな場合じゃないよね!ごめん、アーシア。悲しい男の(さが)というやつでね、ってヤメテくれ小猫ちゃん!そんな冷めた目で俺を見ないで!

 

 

「は、ははははは裸が見たいなら、私が見せますから!もう、他の方の覗きをやるのはヤメテ下さい!!」

 

 

「ごめん、アーシア!これは悲しい男の――って、えぇぇぇ!!?何てことを言うんだ、アーシア!!そんな事言っちゃいけません!」

 

 

「だ、だって…」

 

 

あぁ!小猫ちゃんの目が、余計に……あと木場、お前若干引いてるよな!?後で覚えとけよ、イケメンめ!お前らに俺の苦労は分からないんだ!!

 

 

「はぁ、まったく……」

 

 

「ふふ、賑やかな眷属のようですね、リアス」

 

 

「やめて頂戴、ソーナ。からかってるわね?」

 

 

「さぁ、どうでしょう?」

 

 

「お嬢様、そろそろ……」

 

 

「っと、そうだったわね。皆、一旦そこまでにしてちょうだい。実は今日もう一人紹介しておきたい人が居るのよ。ソーナ」

 

 

「えぇ、入って来てください、ルドガー君」

 

 

 

 

 

 

…………………え?俺は耳を疑った。

 

 

 

 

――side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ルドガーside

 

 

旧校舎の二階、一番奥の部屋の前で俺は待っていた。俺はここでは完璧に部外者だ。先に先方の用事を済ませてもらうのが当然の事だろう。それにしても、中に居るのは全員が悪魔か。そこに、幼馴染が入っていると思うと、少し複雑な心境だな……いろいろと聞くことが多そうだ。

 

 

ん?取り分け特に強い力を感じるな。どんな大物が来てるんだか。俺は壁に寄りかかって呼ばれるのを待つことにする。

 

 

と、そんな風に待っていると、中から声が聞こえてくる。旧校舎って言ってたしな。扉が防音になっている訳では無いんだろう。

 

 

『そりゃ、しょっちゅう覗きの常習犯とクレームで有名な変態三人組の一人だからな』

 

 

………ん?今のって、匙の声だよな?何て言った?いやいやいやいやいや、聞き間違い、だよな?

 

 

『あぁ、そっちがアーシア・アルジェントさんか。気を付けた方がいいぞ、アーシアさん。そいつは、松田や元浜って連中とツるんで、しょっちゅう覗き行為をやらかしてる変態だ』

 

 

……………聞こえちまった。全部聞こえちまった。……はぁぁぁぁぁ!!?

 

 

あ、あいつ!!あいつ!?

 

 

何をやってんだ!?何をどう育ってそうなった!?待て待て!子供の頃を思い出してみよう!イッセーの奴が子供の頃――

 

 

『よし、ルドガー!ヒーローごっこやろーぜ!今日こそ、ルドガーを倒してやるからな!』

 

 

そうだよ!これだよ!昔のイッセーはヒーローごっこして楽しむような純粋な心根だったじゃん!!やっぱ、俺の聞き間違い――

 

 

『は、ははははは裸が見たいなら、私が見せますから!もう、他の方の覗きをやるのはヤメテ下さい!!』

 

 

女の子に何を言わせとんじゃあぁぁぁぁ!!そういや、ソニア師匠がなんかイッセーの話をしようと俺が言い出したら、それとなく会話を逸らされた!あれはこういう事か!!

 

 

しかも、あいつ道場辞めたらしいし!だって、あいつの札が無かったし!!

 

 

 

……………もう、決定だよ、このヤロー。

 

 

『えぇ、入って来てください、ルドガー君』

 

 

俺は中からの声が聞こえ、その言葉に従う。扉を開け、懐かしい顔をすぐに見つける。12年振りに会うが、一目で分かった。感動の再会……ってなるんだろうよ、普通は。……普通は!!

 

 

「う、嘘だろ……ルド――」

 

 

「歯ぁ、食いしばれえぇぇぇ、イッセーーーー!!!」

 

 

「へ――げふうぅぅぅぅぅ!!?」

 

 

入室してすぐさま俺が取った行動――それは12年振りに再会した幼馴染に腹パンを叩きこんで吹き飛ばす事だった。

 

 

行動自体は異常だよ。分かってるよ。分かってるけど!!

 

 

俺の幼馴染がこんな変態なわけが無いんだあぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

と、心の中で猛烈に現実逃避をする俺がいた。

 

 

 

………本当に、どうしよう。

 

 

 






まさかの再会w


これから、どうなるのか・・・


筆者も完璧見切り発進なんで、ちと不安です。いや、少なくとも7章くらいまでのプロットはできてるんですけど・・・


ま、まぁ、ともかく、これからにご期待をば・・・



ではでは、また次回!
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