H S DX2D   作:メラニン

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タイトル通りですね。


今回は稽古に関するお話です。師匠の強さが天元突破してる感じがしますが、まぁこれはこれで。

あと、後半にはキーパーソンも出てきます。



ではでは、どうぞ!


稽古!稽古!!

 

――ルドガーside

 

 

「はあぁぁぁ!!」

 

 

「足!」

 

 

パァン!

 

 

室内に乾いた音が響く。俺は竹棒で叩かれた足部分を抑えて蹲る。ってか、痛い痛い痛い!!!

 

 

小さい頃の体って、痛みに慣れてないからなのか、大人なら大した事がない痛みでも数倍に感じてならない。目尻に浮かびかけた涙を無理矢理引っ込め、自分より背の高い女性に再び相対する。

 

 

「そうだ。その調子だよ。さぁ、男の子なんだから、まだまだ行けるだろう?掛かっておいで!」

 

 

「わあぁぁぁぁ!!」

 

 

再び俺は竹刀を両手で持ち、女性へと向かっていく。女性の名前はソニア・ロランド。どうやら、俺がエレンピオスを旅している途中にも会ったことがあるらしい女性なんだけど、俺の感覚としては「そういや、どっかで見た事あるなぁ」程度にしか思えない。当然、エレンピオスの方とは別人とのこと。

 

 

 

 

 

さて、今道場の中にはこのソニア師匠(せんせい)と俺、そしてもう1人だけしかいない。このソニア師匠(せんせい)、実は若かりし頃は各国の武術大会を荒らし回った猛者だそうで、それらの武術大会では出禁を食らった事があるほど暴れ回ってたらしい。そんなソニア師匠(せんせい)も結婚・出産を機に引退。当時はその業界では電撃引退だったらしく、話題に事欠かなかったらしい。と、夫であるウォーロックさんが言っていた。

 

 

今でも現役と変わらない実力を誇り――と言うか、子供が出来て余計に強くなった、とウォーロックさん談。そして、自分の身に着けた武術を少しでも残したいと、街で道場を開いたそうだ。

 

 

 

 

 

まぁ、このソニア師匠。本当に話題に事欠かなかない。

 

 

以前、どうやって知ったのか知らないが、ここにソニア師匠(せんせい)が居るというのを、ヤの付く職業の人が知って、やって来た事がある。用心棒を頼みたいと、3つくらい隣の街から10人ほどで、恐喝にも近い形で依頼しに来たんだ。

 

 

たまたま道場にいた俺はソニア師匠(せんせい)に道場の奥へと下げられ、コッソリ扉の隙間から様子を見ていた。初めはソニア師匠(せんせい)も穏便に済ませようとしてたみたいだけど、内1人がソニア師匠の子供の話を持ち出したが最後、恐喝に来ていた10人がほぼ同時に、道場のはす向かいにある空き地に吹き飛ばされ、そのまま地面にめり込むという、あり得ない方法で撃退されていた。当然、道場の扉は壊れました。

 

 

いや、本当にこの時の動きは目で追えませんでした………

 

 

そして、ソニア師匠は振り返って俺に一言。

 

 

「散歩に行ってくる」

 

 

とだけ残して、『散歩』に行きました。

 

 

翌日、別の街のとある住宅がボロボロになっていた上、そこに居た人達は口を揃えて「魔神が出た……」と病院のベッドで(うな)されていたらしい。因みに、その日も普通に稽古はありました。バリバリ健康体なソニア師匠相手に。

 

 

 

 

 

 

さて、そんなソニア師匠(せんせい)なんだけど、どうしても気になった事があってウォーロックさんに質問をした事がある。一体そんな人をどうやって落としたのかといった内容の質問をした。その結果、何処からともなくソニア師匠が現れて、背後から猫の子の様に首根っこを掴まれ、そのまま地獄の様なシゴキを受けた。

 

 

俺の中で、絶対にソニア師匠(せんせい)の結婚に関する話は聞かないという誓いが生まれた瞬間であった。

 

 

 

 

 

当然、そんな人が道場主なもんだから、始めたばかりとはいえ、門下生は少ない。俺とあともう1人だけだ。

 

 

 

 

 

「ぜっ、はっ、はぁ……はぁ……」

 

 

「もうへばっちまったかい。仕方ないね。じゃあ、次。ユリウス、あんたの番だよ」

 

 

そう、もう1人の門下生というのは、ユリウス・ウィル・クルスニク。俺の兄さんだ。前世でも俺の兄さんだった人だ。それだけは覚えてる。

 

 

「はい、お願いします」

 

 

兄さんはそう言うと、短めの竹刀を二本それぞれ逆手持ちにし構えを取る。初めは構えがなってないと、注意を受けてたけど、数回ソニア師匠との稽古を重ねると中々の動きと評されていた。前世の記憶は残っていない筈なんだけど、体は覚えてるって奴なのかな?俺も慣れたあの戦い方なら、もう少し動けそうなんだけど、如何せん5歳の体に片手で竹刀は地味にキツイ。兄さんは今年で14歳だからこそ、できる事だよなぁ……

 

 

「ほぉ……その構えも中々堂に入って来たじゃないかい。今日は少しレベルを上げようかね?」

 

 

「ははは……程々にお願いします、よ!」

 

 

そう言うと、兄さんは一足飛びにソニア師匠(せんせい)に肉薄する。そのまま竹刀を振るかと思ったが、さらに一回回り込む様なステップを入れて、一撃目を入れる。それをソニア師匠は手にした竹棒を滑らせる様にして、兄さんの攻撃をいなし、そのままガラ空きになった胴体へ風切り音を立てながら、竹棒の一撃を叩き込もうとする。

 

 

が、兄さんはもう一方の竹刀でそれを防ぎ、先ほど外した方の竹刀で横薙ぎにする様にして、ソニア師匠へ竹刀による一撃を放つ。だけど、ソニア師匠(せんせい)はそれを読んでいたかの様に、竹棒をブオンという音を立てながら回し、勢いよく兄さんごと弾き飛ばした。

 

 

兄さんが着地する間もソニア師匠(せんせい)は与えず、今度は一気にソニア師匠が兄さんの懐に入り込む。

 

 

「そら、どうする!?」

 

 

「ぐっ!!」

 

 

竹棒による横一線の攻撃を二振りの竹刀をクロスして防ぐ。だけど、威力を殺しきれなかったからか、背後に押し込まれる。そこからは、兄さんは防戦一方だった。ソニア師匠は竹棒を縦横無尽に振り回す事による連撃を繰り出し、兄さんは何とかそれを竹刀で防ぐか、往なして、直撃は避ける。けど、それでも技量や力量の差はどうにもならない。

 

 

まるで詰将棋だ。さすがの兄さんも竹刀を握る手に力が入ってこなくなり始めたのか、ソニア師匠に竹刀を弾かれ両手の竹刀を吹き飛ばされた。

 

 

「くっ!まだだ!」

 

 

「甘い!」

 

 

無手になっても兄さんは、ソニア師匠に組みかかろうとする。だが、ソニア師匠も竹棒を投げ捨て、右手を掴み背負い投げを食らわす。だが、兄さんは器用に足を出し、ダンッと大きな音を立て着地し、背中から叩きつけられる事はなかった。

 

 

「ほう…!」

 

 

「次はコッチから行きます!」

 

 

兄さんはソニア師匠の手から逃れると、再び向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぜぇっ!………はっ…はぁ…はぁ……」

 

 

「うぇっほ……けへ………」

 

 

結局今日の稽古は1時間と少しで終わった。兄さんと俺で交互にソニア師匠(せんせい)と組手をやったけど、時間の割合としては、俺が2割で兄さんが8割くらいを占めていた。流石に、今の5歳児である俺の体には、それだけでも結構キツイ。コレにプラスで、道場での稽古の前にはマクスウェルとの訓練があるし。

 

 

「ふむ、今日はここまでにしようかね」

 

 

「「あ、ありがとうございました……」」

 

 

俺と兄さんは倒れたままそう挨拶すると、ソニア師匠(せんせい)は道場の入り口を開けて、外へ出て行った。

 

 

「ルドガー、お前また強くなったなぁ」

 

 

「ま、待って、兄さん……ま、まだ、息…苦し…………すぅ〜〜〜……はぁ〜〜……」

 

 

俺は何度か深呼吸して、呼吸を整える。取り敢えず、10回くらいやったところで、息苦しさは収まり始めた。

 

 

「………大丈夫か、ルドガー?」

 

 

「ふぅ…………うん、大体。って言うか、兄さんもソニア師匠と、だいぶ組手続く様になったよね。その内、一本取れるんじゃない?」

 

 

「馬鹿言え。ソニア師匠(せんせい)はあれでまだまだ本気じゃないぞ?もし本気で相手されたら、冗談抜きで死んじまう」

 

 

「……ソニア師匠って、あれでどのくらい手加減してるんだろう?」

 

 

「……2割くらいと信じたいところだな」

 

 

「残念だが、その目測は外れだ」

 

 

急にした入り口の方からの声に、俺と兄さんは視線だけ向ける。って言うか、体が疲労で動かない。そこには白衣に身を包み、眼鏡を掛けた男性が立っていた。キツ目の眼光に、仏頂面という言葉が当てはまりそうな表情。やや、相手を威圧し兼ねない風貌の男性である。

 

 

「彼女は1分の力も出してはいないだろうな」

 

 

「何で、そう言い切れるんです?」

 

 

「もし、1分でも出して、棍――っと、稽古だから、使っているのは竹棒だったか。とにかく、武器を持った彼女が1分の力でも、今の君を相手取っていたら、今ここに君はいないだろうな」

 

 

「………それは、病院行きって方の意味で、ここにいないって事で良いんですよね?」

 

 

「いや、原型を留めていないという意味だ」

 

 

「「…………………」」

 

 

俺と兄さんは絶句した。ソニア師匠(せんせい)、あなた一体どれだけ強いんですか?

 

 

「さて、では治療を始めよう。まずはルドガー君からだ」

 

 

「お願いします、ディラック先生」

 

 

さて、今俺が名前を呼んだディラック先生だが、ここ『ロランド武術道場』のはす向かいの空き地に隣接する『マティス治療院』という医療施設の院長だ。

 

 

なぜ、院長自らがこうやって診にきてくれているかといえば、こういう事があったからだそうだ。昔、近場で喧嘩していたチンピラ共が、治療をして貰うために治療院に押しかけたそうだ。治療後、治療費を踏み倒そうとしたところで、娘さんを連れて治療院を訪れていたロランド夫婦がエンカウント。逃げようとするチンピラ共を当然ソニア師匠(せんせい)が見逃すはずがない。

 

 

全員引っ捕えて、警察のお縄につかせたというわけだ。それ以降、ここいら一帯の荒事はソニア師匠が治めるというのが暗黙の了解となり、マティス治療院だけでなく近くの商店街の諍いなんかも、ソニア師匠が治める事が多い。

 

 

で、何かお礼をしたいという事になり、だったら道場の運営に少しで良いから力を貸してくれ、という事と相成って、健康面はマティス治療院のディラック先生。その他色んな手助けを他の商店街の人たちがやってくれている。

 

 

因みに、このディラック先生もソニア師匠(せんせい)同様に、エレンピオスでは会ったことがあるそうなんだけど、やっぱりイマイチピンと来ない。

 

 

「ふむ。姿勢に少し歪みが出ているな。少し我慢しなさい」

 

 

「え?――いだだだだだだっ!!」

 

 

俺は肩を押さえられ、ディラック先生に背後から腰辺りを膝で押され、無理矢理仰け反る様な格好になる。それが10秒ほど………

 

 

「これでいいだろう。竹で打たれたところは少し腫れているが、明日には治るだろう。さぁ、ユリウス君。君もだ」

 

 

「お、お手柔らかに…」

 

 

それから兄さんの治療も終わり、道場で昼食となった。先ほど言った商店街からの手助けという奴だ。飲食に関係のあるところなんかは、どうしても出てしまう端材や、商品としては使えないもの、賞味期限が近いものなんかを持ち寄り、それぞれが料理をして商店街や、近場の人たちなんかも集まって来て、食事会の様になるのが俺たちの稽古があった日の通例だ。

 

 

俺も早速一際大きいガタイの人の隣に座って、料理が出て来るのを待つ。

 

 

「おぉ、ルドガー君。稽古お疲れ様。ソニアの稽古はやっぱり大変かい?」

 

 

「はい、大変です」

 

 

「はっはっは!俺も昔は、ソニアに稽古を付けてもらった事があったんだが、半日しか相手を出来なかったよ」

 

 

この朗らかに笑う一際大きなガタイの男性がソニア師匠の夫であるウォーロックさんだ。っていうか、ウォーロックさん?何気にあなた今、凄いこと言ってませんでした?ソニア師匠相手に、半日も立ってられたんですか?

 

 

そんなこんなしている内に、料理が並び始め、人も結構集まって来た。道場がやや広めと言っても、流石に30人近く入ると、中々に人口密度が……

 

 

そして、商店街の中でも最も古株な『柴田書店』の三代目店主である、柴田さんが挨拶をする。因みに、まだ大学を卒業したばかりだそうだ。

 

 

「えー、本日も皆さんにはお集まりいただき感謝しています。昨今は大手のスーパーチェーンなどの参入で潰れていく商店街もあるそうですが、この『駒王中央商店街』はこうして今日も残る事ができております。これも、皆さまの奮闘や、この商店街を守ろうとする、その意志のおかげと思っております。昨今の不景気などで商店街では利率が低いのも事実です。もし、先ほど言った大手が来てしまっては、どうなるかは分かりません。ですがたとえ、大手が近くに参入しようとも、商店街には商店街なりの良さや武器があり、特にこの『駒王中央商店街』においては、それが一際発展しているのだと信じております。この古き良き商店街というコミュニティを絶やさ――」

 

 

「「「「「かんぱ〜い!!!」」」」」

 

 

柴田さんの挨拶に飽きたのか、大人組が一斉にグラスに注がれたジュースや酒を掲げる。因みに今日は春休みな上に日曜日なので、仕事がない人の方が多いらしい。だからこそ、昼から酒なんかも持ち出してるんだけどね。

 

 

まぁ、柴田さんには悪いけど、確かに挨拶が長かったし、区切ってくれて良かった。腹ペコだし。さて、何から食べようか……

 

 

「もーらいっ!」

 

 

「あぁ!!」

 

 

俺が今まさに取ろうと思った惣菜は、急に現れた別の箸に掻っ攫われた。隣を見やれば、そこには近所に住む悪友とも言える奴が口に運んで、モゴモゴと口を動かしていた。

 

 

「ほぉーだ、るぼがー!まよっふぇるふぉ、ふぎも俺ふぁ、とっちふぁうぞー?」

 

 

「汚な!口に物入れて喋るな、イッセー!」

 

 

俺の隣に居座るコイツ。俺がイッセーと呼んだ俺と同い年の子供の名は、兵藤一誠という。家がはす向かいという、いわゆるご近所で幼馴染という奴だ。向こうの親御さんにも大分世話になっていて、親同士の仲も良い。そして、その後ろにもう1人。栗毛色の髪に、Tシャツ短パンといういかにも活発そうな子供がいた。

 

 

「イリナ。イッセーを見張っといてよ」

 

 

「ん?無理無理。コッチも食事中だから」

 

 

そう言うと、イリナはそのまま口に食べ物を運んでいく。こいつら……

 

 

「んぐんぐ………ごく。………なぁなぁ、早くルドガーも食べ終わってよ。早く遊ぼうぜ」

 

 

「もう食べたのか!?早っ!」

 

 

「ルドガーが遅いだけだって。なぁ、イリナ」

 

 

「うん、そうだと思う」

 

 

は!?イリナもか!?あれ?俺が別に遅いわけじゃ無いよな?周りの大人たちも、まだ食ってるし。うん、こいつらが早過ぎるという結論に至りました。

 

 

と、そこで再び柴田さんがアナウンスをかける。

 

 

「あ、皆さーん!食べながらで構わないので、耳だけこちらに傾けてくださーい!明日の商店街主催の、桜祭りですが――」

 

 

と言って、柴田さんは明日のアナウンスを始める。『桜祭り』と言うのは、まぁ言って仕舞えばお花見だ。だけど、どうせなら地域活性化や、近所同士の繋がりなどなど云々の向上のためにと、企画され始めたイベントだ。

 

 

場所は商店街から少し離れているが、俺が鍛錬で使っている裏山の付近で行っている。毎年、公道には商店街が出している出店が並び、飲めや歌えやの大騒ぎになるのが通例だ。まぁ、俺は去年から参加したんだけど。

 

 

「なぁなぁ!明日の桜祭りはどうする!?どっから回る!?」

 

 

と、イッセーがキラキラした目で聞いてくる。俺を挟んで、イリナがそれに返答する。

 

 

「やっぱり、先に少し何か食べてから色々回りたい!綿菓子とチョコバナナからっていうのは!?」

 

 

「うへぇ……いきなりお菓子からか?それより俺はタコ焼きとかからが良いなぁ。ルドガーは?」

 

 

「ん?んーー………先に遊んでお腹空かせてから、食べ物系に行かない?って言うか、何時に待ち合わせ?」

 

 

「あぁ、そっか。んーー………じゃあ、5時でいいんじゃない?場所は前と同じトコで」

 

 

「前と同じ?何処だっけ?」

 

 

はて。去年はどこで待ち合わせしたっけ?えーっと?

 

 

「ルドガー君、忘れたの?ほら、裏山の」

 

 

「あ、あーー!思い出した!あそこか。分かった分かった!」

 

 

そういや、去年も裏山近くの場所で待ち合わせたんだった。去年は人混みに皆流されてしまって大変だった記憶がある。幸い全員、商店街の人に捕まえて貰ったが、俺たち3人とも親から説教を食らった。まぁ、去年も最終的に、俺たち子供は子供で自由に出店回ってたんだけど。

 

 

「ったく、本当にお前らは元気だな。もう明日の話か。俺は稽古でヘトヘトだってのに」

 

 

「あははー、ユリウス兄ちゃんはジジくさ――いだだだだだだだだっ!!割れる割れる!!ギブギブ!ギブ〜〜!」

 

 

「はっはっは、誰がジジイだって?ん?」

 

 

兄さんのアイアンクローがイッセーの脳天に直撃!なまじ鍛えている分、握力が半端ではない。当然、手加減はしている……と思う。多分。いや、でもイッセーのあの痛がり方はもしかすると、本気のアイアンクローを受けてる可能性も……

 

 

「うぅぅぅ………あ、頭が……頭が割れる……」

 

 

「おい、イッセー。行くんじゃなかったのか?俺はもう食べ終わったぞ?」

 

 

「ようやくか!ってか、俺がユリウス兄ちゃんにいじめられたのって、ルドガーのせいじゃん!」

 

 

「ナニヲイウカ。サァ、イリナ。サキニイコウ」

 

 

「おぉい!!」

 

 

「はっはー!悔しかったら追いついてみろ!」

 

 

俺は道場の玄関口まで猛ダッシュし、その勢いのまま靴を引っ掛ける様に履くと、外へ飛び出る。

 

 

「待てー、ルドガー!」

 

 

「あ、ちょっと、置いてかないでよー!」

 

 

それにイッセー、イリナも続く。そして、中に居る大人たちの誰かが声を掛けてくる。

 

 

「3人とも、車に気を付けるんだぞー!」

 

 

「「「はーい」」」

 

 

3人揃って返事をすると、俺たちは駆け出した。

 

 

 

 

 






んーー・・・・・・


子供の言葉遣いとは・・・


あまりリアルじゃない子供の言葉遣いですみません。そして、二話で唐突に登場、もう一人の主人公。


途中のクソ長い挨拶は、筆者の後輩が飲み会でよく長い挨拶するので、それを参考にしましたw  いやぁ、本当に長い!カンパーイ!


さて、今回はこの辺で。ではでは
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