妖精さん、我が道を爆走中   作:オートスコアラー

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第7話

「今日よりこの艦隊に着任したホワイトグラントだ。諸君、よろしく頼む……なーんて」

 

「…………おはようございます、鳳翔さん」

 

「ひゃあああ!?」

 

朝早くに目が覚めた為少し早めに食堂に来て見たのだが、誰もいない閑散とした食堂内で、鳳翔さんが真っ白な艤装で決めポーズを取っていた。

まあ、様になっていたとここでは言っておく。決して大人気ないなどとは思っていない。断じて。

 

「あ、あの、この事はどうか内密に……あ、今日の朝食一品おつけしますので!」

 

「……いえ、別にバラしたりはしませんけど」

 

むしろ個人的にはそれは何なのか知りたい。誰がどうしてどうなったは今までの経験則から考えるに、答えは分かっているようなものなのでせめてどんなものかだけでも把握せねば。

出なければいつの間にかこの鎮守府が無法地帯となるだろう。

 

「それ、例の妖精さんからですか?」

 

「この艤装ですか?これは以前夕張ちゃんが余ったのでと……ついでにげえむ?というのも頂きましたが」

 

「余った?」

 

余ってるのか、これが。

 

「ええ、他にも種類はあるらしいのですが、私はこの白いのが気に入りま……え、えと、それよりも、朝食の準備して来ますね!少々お待ちください!」

 

逃げるように去って言った鳳翔さんの背中には眩いくらいに白く輝くロケットのようなブースターが伸びていた。あれぶつけないのか、ずいぶん邪魔そうだけど。あっ、ぶつかった。

 

~~~~~~

 

「そうそう!それでこの部分がこうで……」

 

やほやほ、妖精さんです。

ただいま夕張さんの意見を元にとあるゲームに出てくる機体を作成中です。と言ってもそっくりそのまま作るのも芸がないので、せっかくなので艦娘が装備できる艤装にしちゃうとしてます。まあもう出来たのですが。

今はカラーリングに並々ならぬこだわりを持つJさんと夕張さんがペイントを行ってます。私と主任さんはお休み状態ですね。

それにしても「ホワイトグラント」ですか、個人的には「まっしろかちかちロボ」とかいいと思ったんですけど今回は大不評でした。解せぬ。

設計思想は「空母が単騎で戦況を覆す」との事らしいです。攻撃機直掩機共に50機ほどの配備に加え、水上水中両面の索敵器。魚雷を撃てれば砲撃もこなせ、夜戦用の暗視偵察機も完備と正にワンオフ性能に収まってます。もちろんコストは据え置きて。

実際の試験稼働も問題なく済んでおり後はペイントしてテストプレイしてもらうだけですね。まあそのテストプレイヤーがいないのですが「妖精さん〜」

 

「そろそろ夕食の時間になりますよ。夕張さんも」

 

「あ」

 

「えっ?」

 

「( ゚д゚)」

 

カモが来ましたぜ主任さん。




鳳翔さんは隠れてアニメとかめっちゃ見てそう。休日にせんべいかじりながら鳳翔さんとサザエさん眺めてたい。
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