「こんにちは神ちゃんだよ。 君は急な飛び出しから幼女を守って死んだんだ。 だから転生させてあげるね?
転生の体はあの子でいいね」
え?は?ちょ!
すらすらという自称神にとまどいすら覚えるわたし。
だが、次の瞬間にはハンマーでたたかれて意識を失った。
最後にアリシアちゃんの肉体で転生してね☆と言われた気がする。
そりゃ、もう魂がないかもだけどさー!!
そりゃないよ~~~!
~~~☆
とある場所のとある城?ような場所で生体ポッドの中で眠っていた少女が急に眼を開けてばんばんとポッドをたたく。
その音に気づいて現れたのは少女の好きなアニメで登場する人物でプレシアだとわかる。
「あ……」
呆然とするプレシアさん。
いいからここを開けて~~っ!!
そんな思いをこめてガンガンとたたくわたし。
「アリ……シア……!?」
そう驚きの声でこちらを見つめるプレシアさん。
い、いきががが!!
「どっ、どうして!? まだ私は何も……!?」
おろおろとするプレシアさんにそろそろキレてもいいよね?
「く、苦しいのね!? 今ポッドから出してあげるから!!」
「~~~~~~~~~っ!!ハァッ、はぁ、はぁ……」
そういって出してくれたわたしは培養液の流れにそって倒れこむ。
「あぁ、ああッ! アリシア! アリシア!!」
「・・・・・・・・・お母さん」
涙を流して嬉しそうに抱きしめてくれるプレシアさん。
それはとても久しぶりだという感情が満たされる。
「ええ! ええッ!! お母さんよ! あぁアリシア……!」
「会いたかったよおお~っ!!」
涙を流して強く抱きしめるプレシアさんに感きわまって抱き着いたわたしは悪くない。
それからなんとか立ち上がろうとすると。
すってんコロリ、すってんコロリ。産まれたての小鹿のように震える足に力を入れるたび、尻餅をつく醜態を晒す。七転び八起きを実践するも、得られる結果は七転八倒。つるつるのお尻に傷が付くことなど、今では気にすることではなくなった。
「ああ、アリシア、まだ無理しては駄目。貴女はずっと眠っていて、簡単には立てないはずだわ」
と慌てて止めるプレシアさん。
いや、でも一応前世では大人だったので自力で立ちたいのですが。
「ぃた……」
「あぁ!? アリシア、お願いだから無理しないで!」
はらはらしながらこちらを見ているプレシアさん。
で、でも頑張って立つからね!
「アリシア……そうね、貴女は頑張り屋さんだったものね。貴女がそこまで頑張るのなら、お母さんはここで見守らせて貰うわね?」
と、そう言ってこちらを見守るように見ていてくれる。
それだけで余計にやる気がでてくるので頑張るぞ!
「……立てた! 立てたよ お母さん!」
「あぁ…あぁッ! 頑張ったわねアリシア! 偉い、本当に偉い子!!」
そう笑顔で言うと嬉しそうに抱きしめてくれた。
暖かいぬくもりに包まれてわたしは幸せだなぁ・・・。
「とりあえず服を着ましょうアリシア。安心して、貴女の服もちゃんと残してあるの」
と、笑顔でそう言ってくれたプレシアさん。
わーいと嬉しそうに手をあげてみせればますます笑顔になってくれた。
これに続いてフェイトの虐待もなんとかするぞ!
プレシアが手を翳すと、何処からともなく可愛い服が飛んできた。フリフリのワンピースだ。
「はい、アリシア。一人で着れる?」
「うん!」
プレシアさんの問いに笑顔で答えて着始めるわたし。
「お母さん……」
「どうしたの? 服、気に入らなかったかしら? 貴女が一番好きだったものを持って来たのだけれど……」
「ううん、違うよ。フェイトの……わたしの妹のことだよ」
わたしが深呼吸をしながらまっすぐ見つめてそう言った。
「フェイト? あなたの妹がどうかしたの?」
きょとん、としているぷれし・・・もういいや、お母さん。
「えっと、ひどいことして、ない?」
「そんなことしていないわ、 あなたとは違うなって思ってはいたけど」
小首をかしげて聞くとお母さんはそう答えてくれた。
もしかして、作成してそれからの時間帯に生き返った?
そう期間は立っていないということかな。
「そっか、よかった」
「ふふ、妹想いなのね」
安堵するわたしにはお母さんは笑ってくれた。
「さ、かわいい妹に会いにいきましょう?」
「うん!」
手を繋いで仲良く歩いていくわたし。
どうやら、まだフェイトの虐待にいたるまでにはなっていなかったみたいだ。
さあ、リリカルなのはでわたしの大好きなフェイトに会いに行こう!
「ああそうそう、あなたには弟もいるのよ」
え、なにそれ初耳なんすけど!?