原作知らないけど私に係わらないで!!   作:白だるま

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早めに更新できました

今回の話は原作5話の後半になっています

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エピソード7「この身を犠牲にしても…」

響は明日の作戦の為一度寮に戻っていたが、そこで待っていたのは、未来の質問攻めと朝の修行の置手紙の事の文句だった。

 

響ははぐらかしたまま荷物を持ってそのまま出ていってしまった…。

 

心配する暇もなく立ち去ってしまった幼馴染に未来は少し不満を言ってしまうが、話してくれるまで待つことにしたのでその時に色々訳を聞けばいいと思っていた。

 

もう一人の幼馴染の月華はどうしているのだろうか?

 

確か1人部屋だったはずだと考え、少し愚痴ぐらいは聞いて欲しかったので訪ねてみる事にしたが、彼女は月華がなぜあんなに頑なに仲直りをしないのかを疑問に思っていた。

 

「私とは自然に話せているのに」と不思議に思いながらも月華の部屋の前に着きチャイムを鳴らそうとした時、話し声が聞こえた。

 

何を言っているかはわからないが、月華の他にも誰かいる事は何となくだが分かった…。

 

邪魔をしてはいけないと思い自分の部屋に戻ろうとした未来だったが、話が終わっていたのかドアが開いて月華と鉢合わせしたしまった。月華に「何してるの?」と話しかけられ少し慌ててしまったが、話し声が聞こえたので誰か来ていると思い、大した用ではないので帰ろうとした事を月華に言うと、彼女は「大した話じゃないわ」と言って部屋に入れてくれた。

 

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本当の事を言うと少し危なかった…。

 

私は明日行われると思われるデュランダルの移送計画の事でジークとヒルデと私の三人で話し合いをしていた。でも、分かっていることだったけど、ヒルデから猛抗議されたのだ…。

 

〔響さんの事が心配なのはわかります…ですがご自身の事も心配してください!!今回の事もですが…〕

 

何故かヒルデが今回の事に限っては猛反対した。

 

理由は特機部二(とっきぶつ)の内通者の事だった。

 

防衛大臣じゃなくて、なぜ櫻井さんを拉致しようとしたのかが疑問だ。

櫻井さんは異端技術専門の考古学者と特機部二(とっきぶつ)本部の防衛システムの責任者だから狙われていた。そう考えるのが妥当な意見だけど何かおかしいのだ…。

 

その事をジークとヒルデに話した時に、ジークが〔確かになんでターゲットを替えたのかが気になるが…念のため調べよう。だがマスター、もう消されている可能性が高いから期待しないでくれ…〕と言いながら調べてくれた。

 

ジークの言うとおりデータは無かった。用心していたのか最新の追跡プログラムのトラップがあったが、そんなのに引っ掛るようなミスはしない。だが、私がハッキングすることを米国政府は想定していた事がこれで分かった。

 

その為かヒルデは私の事を心配して、この作戦に関わって欲しくないと言って口論まで発展してしまった。

(ジークは口を出すと面倒だから落ち着くまで黙っていたらしい)

 

だけど今回の事で分かったのは、確実に内通者がいる事と、米国政府のターゲットが櫻井さんになった事だ。

 

私は自分自身で、これから起こりうる最悪の事態を考えていた。その結果、今回の作戦は失敗したら私はここには居られなくなるか…もしくは響ちゃん達と敵になる可能性がある事が結論として出た。

 

その答えをヒルデに言わなかったせいか凄い言い争いとなってしまったが、黙っていたジークが〔部屋の前に未来がいるが平気なのか?〕と聞いてきてびっくりした。ジーク…そうゆう事は早く報告しなさい!!

 

ドアを開けてみると確かに未来ちゃんが居た。けど彼女からは、話し声が聞こえたので邪魔しちゃ悪いと思って帰ろうとしていた事を聞いた。

 

会話の内容は分かっていないようなので少し安心した。ヒルデのお説教よりは未来ちゃんと話していた方がかなり楽なので部屋で話を聞くことにしたけど…

 

どっちも似たようなものだった…響ちゃんしっかりしてよ!! 大変な事になっている事はわかるけど、これじゃヒルデのお説教と同じよ…。ジークが黙っていたのが良く分かるわ…。

 

だけど未来ちゃんがここまで私に会いに来るのと響ちゃんの世話を焼くのは無意識にあの事の罪滅ぼしのつもりかもしれない…。その為私はこの後数時間のように感じる未来ちゃんの愚痴を聞いていた…。

 

本当に勘弁して…響ちゃん…。

 

私はこの原因の犯人を呪った。

 

 

因みにこの長い闘いが終わった後、私が明日の事を言った時のヒルデの返事は…

 

〔マスターの勝手にしてください〕

 

この一言だけだった…。

 

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デュランダルの移送計画の前に響は実行まで休んでいようと思っていたが、作戦の緊張とここに来る前に未来に何も説明できずに来てしまった罪悪感で眠れなかった。

 

近くにあった新聞を見ようとしたが男のお宝ショット(察してください)を見てしまい、赤面しながら「男の人ってこうゆうの好きだよね」とつぶやきながら別の記事を見た。

 

そこには翼が疲労によって活動を暫く休止することが書かれていた。

 

その記事を見て考え事をしている響に緒川が話しかけ、情報操作をした事と、翼が意識が戻った事を彼から聞き、響は安堵の表情を見せた。

 

この時に、予定していたライブが出来なくなった事をファンにどう謝ればいいかを考えて欲しいと緒川に言われ、あの時に、自分の力不足によって翼が絶唱を使うことになってしまった罪悪感から少し落ち込んでしまう響だった。緒川の言葉はあくまでその場を和ませるためのジョークだったのだが、上手くいかず響に謝罪したが、その事で彼女に笑顔が戻った。

 

緒川は、色々な所でバックアップをしてくれる人がいる事を知って欲しかった事と、肩の力を抜いて欲しい事を言いたかっただけだったのだ。

 

「優しいですね、緒川さんは」と響は言ったが「臆病なだけです…。本当に優しい人は他にいますよ」と緒川は返した。

響は緊張が解けた事のお礼を言って、明日の為に休むため奥の仮眠室へ向かっていった。

 

それを見ていた緒川も「翼さんも響さんぐらいに素直だったら」と今まで苦労をかけさせている彼女を思い出し言った。

 

次の日のデュランダルの移送は緒川と響の担当となる事が決定していた。

 

これは本来は了子が担当する事になっていたが、危険性もあった為に変更となったのだ。

 

それと、明日は彼女(グラム)も来るだろうと読んでいた弦十郎は、非常事態が起こった時の事を考えていたのか特別な指令を出していた。本来であればこれは()()()()()()()()()()だが、緒川もその事に関しては了解した。

 

「甘いですね、司令は」と緒川は苦笑しながらもその命令に従った。

 

「甘いのは分かってる…性分だ」と迷いもなく弦十郎は言葉を返した。

 

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気分は最悪だ。

 

昨日の未来ちゃんとヒルデの地獄の部屋の後に目覚めが良いなんて事は無かった。

未だにヒルデは沈黙していたので、仕方なくジークのバリアジャケットを展開し、幻影魔法を使って自分の姿を見えなくして待機していた。

 

仕方ないので、ヒルデに私がなんでこの作戦に参加するのか、理由を言った。

 

この作戦でデュランダルが紛失、強奪された場合と、この作戦に伴う被害でもし今の防衛大臣が失脚した場合、今の副大臣がその席にスライドされるだろう…。

その副大臣の就任によって米国政府の要求が通りやすくなる…。

それが意味するのは、もし私が捕まった時、特機部二(とっきぶつ)に日本政府の横やりが入り、彼らの保護を受けられない事だ。その後は簡単だ…私を米国政府との交渉材料に使えばいいだけだ。

何所にも所属していないので、人権もなく、物として取引出来るので恩を売りやすい…。その後はもうわかるだろうから言わなかった。

ヒルデは〔分かっています…〕と答えてくれたが、少し納得していないようだった。

 

気まずいながらデュランダルの移送計画が実行された。

 

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デュランダルの移送計画が実行されたが急な変更もあった。

 

本来待機であった了子が無理矢理参加したのだ。しかしヘリで指揮を執る事になっている弦十郎と一緒にいる事で、これは了承された。

 

作戦が決行され、護衛車と共に目的地である永田町まで向かっている最中に、ノイズの襲撃にあった。襲撃自体は予想していたことだったが、ノイズによる攻撃で護衛車が破壊されていった。

 

「司令、少し拙くありませんか?」と吹き飛ばされてくる護衛車を避けながら運転をする緒川が弦十郎に言ってきたが、ノイズが先ほどから護衛車だけを的確に攻撃してくるこの状況は、前々から疑問にされてきた、ノイズが意図的に操られている事の証拠にもなった。

 

「弦十郎君!! このままだとやばいんじゃないの?」と横で了子が心配そうに聞いてきたが、弦十郎はこの後の作戦のため、この先にある薬品工場にあえて行く事を選択した。

 

デュランダルの強奪が敵の目的であれば、それが破損もしくは破壊されることは望まないはず。だからこそあえて危険な地域を選び、攻め手を封じるためにそこを通る事にしたのだ。

緒川と了子から勝算があるのかと聞かれ、「思い付きを数字で語れるものかよ!」と弦十郎が返したその時、最後の護衛車がノイズに襲われ、薬品工場のタンクに車が突込み爆発を起こした。その時、ノイズがその爆破を恐れるような動作をした。

それは狙い通りだったことを響が言った後、急に乗車していた車が横転してしまう。

横転した車の周りには、ノイズの大群がいた。

二人は車外へ出て、デュランダルが格納されたハードケースを響が持つが、「緒川さん、コレ重いです」と言ってしまうほど重かった。代わりに緒川が持ち車から離れようとした時、ノイズの攻撃で車が大破して爆発を起こした。

二人は爆風で吹き飛ばされてしまい、動けなくなっているところをノイズが襲い掛かったその時、二人をかばうようにノイズを炭化させ守った人がいた。それは、彼女たちにとっては見慣れた少女だった。

 

「ご無事ですか?」

 

それはグラムだった。バルムンクを連結刃に替え高速で回転させて、ノイズの攻撃を防ぐ盾になってくれていたのだ。

 

「今回は間に合いました…。あなたは早くここからデュランダルを持って撤退を!!」

 

グラムは二人を守っていたのだ。しかし、守られるだけではなく、自分も大切なものを守るために戦う事を決意した響は、決意を込めた声でグラムに向かって言った。

 

「私、歌います!!」

 

聖詠して、響はシンフォギアを纏う。彼女が初めて修行の成果を試す時が来た。

 

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凄い…ノイズと殆ど一人で戦えている…。

 

始めは配管につまずいていたが、ヒールを無くした後の戦闘では、あの時とは見違えるほどに彼女は強くなっていた。

弦十郎さんに教えてもらっていたのは知っていたけど、あのアクション映画を見て実戦に使えるようになったのだから、響ちゃんはやっぱりいい大人に出会えたのだと思った。

私も護身術を真面目に習えばよかったかな?

私も応戦はしているけどこれなら私が戦って二人は退却させた方が良かったのだけど万が一を考え残ったのだ。

だけど鎧の少女が見当たらない…。彼女の目的は響ちゃんとデュランダルのはずだ。

そう思っていると、響ちゃんに攻撃してくる鎧の少女の姿が見えたが、ノイズが湧き出るように出て来るのでその方まで対応が出来ない!!

 

「邪魔者はザコ相手に引っ込んでな!! アンタはここで始末しろって言われてんだ」

 

鎧の少女が無数にノイズを召喚する。連結刃から元に戻し双剣に替え戦っていたが…ふと緒川さんの様子を見ると何か様子がおかしい…。どうやらデュランダルに異変があったみたいだけど?

 

何?この嫌な予感は…。

 

この時の予感が的中する事を、私はまだ知らなかった。

 

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鎧の少女は苛立っていた。

 

この前の襲撃の時に翼の絶唱のおかげで深刻なダメージを負ったが、ネフシュタンの鎧のおかげで逃げ延びることができた。だがその後、帰還した彼女を待っていたのは拷問だった。

 

ネフシュタンの鎧は完全に粉砕された状態であろうが何度でも復元する特性を持っていたが、破片が体内に侵入したまま再生した場合、装着者の肉体を食い破ってしまう危険性があった。

 

それを防ぐため、電流を流し破片を除去する目的もあったが、()()()()の失敗の事もあって拷問され、精神的にボロボロだった。だが、彼女にも目的があった…。

 

その拷問をしていた女性に「アタシのやっている事は違っていないんだよな」と彼女は確認し、その女性は間違っていないと言った…。現にソロモンの杖を起動させたのはその少女であり、ある目的から女性に協力していたのだ。

 

その後、今回の事で命じられたのは、響の拉致とデュランダルの強奪…そしてグラムの抹殺だった。

 

 

 

今それを実行し、自分は響に対抗しながら、グラムには大量のノイズで対抗していたが、二人とも予想外にしつこかった為に彼女は苛立ちを隠せなかった。

そんななか、グラムによってノイズが殲滅された時、デュランダルが収納されていたハードケースを壊し意思を持ったように出てきたのだ。

 

鎧の少女は先にデュランダルの確保を優先したが手が届く寸前に響に体当たりされ、デュランダルを先に響に確保されてしまった。

 

その後に起こったことで、鎧の少女にとって一番予想外だったのは…抹殺対象であったあの少女に助けられることになったことだった。

 

 

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デュランダルを手に取った後、何か響ちゃんの様子がおかしい。

まさかとは思うけど暴走しているの? デュランダルの欠けた上部の刀身が復元して、その周りを纏うようにエネルギーが刃となっている。

 

鎧の少女がその力を恐れたのか「アタシの前で力を見せつけるな!!」と言ってノイズを出現させたが、この行動は今の響ちゃんにとって逆効果となった…。

 

響ちゃんは鎧の少女のほうを振り向き、デュランダルを振り下ろそうとしたのだ!

 

ここには緒川さんもいる! もし大爆発でもしたら、緒川さんが常人では無い事は確かだけど、まず助からない!!

 

絶唱も、響ちゃんの体の事やこの化学工場への影響の事も考えれば使用は出来ない…。

 

 

私はバルムンクを双剣から手甲に替え、魔法で身体能力を上げノイズを掃討した後、振り下ろそうとされるデュランダルの刀身をバルムンクの全力を持って握り、振り下ろすのを防止した。だが、これで解決されたわけではない…。手に激痛が走り耐えられなくなる前に、私はある事を実行する事を決めていた…。

 

「ジーク!! ヒルデ!! シーリングモード起動(封印魔法)!! デュランダルを停止させる!!」

 

私がやろうとしていた事に気がついてくれたジークはすぐに実行してくれたが、ヒルデは遅れてしまっていた。

 

〔マスター、申し訳ありま…〕「そんなこといいからデュランダルの停止に集中して!!」

 

ヒルデは気にしていたみたいだけど、私は今、全魔力をデュランダルの停止に使っていて、刀身を持つ力は私の歌でどうにかなっている状態だ。

 

私が念話で「文句ならいくらでも後で聞くから…シーリングモードの方は二人の力が必要なの」と言った後、ヒルデはすぐにシーリングモードの方へ集中してくれた。だが、完全聖遺物の力を甘く見過ぎていた。

 

魔力が無くなり、ジークもヒルデももう限界だった…。

 

静まれ!! 静まれ!!

 

私はあきらめたくなかった!! こんなもの(デュランダル)に支配されるほど響ちゃんは弱くない事を知っているからだ。

私は響ちゃんを信じながら歌い続ける。

戻ってきて!! その手は破壊する為じゃなくて、人を助ける為の手で…その手で誰かを殺されるところなんて見たくない!!

この身を犠牲にしても…響ちゃんを止めてみせる!!

 

その願いが叶ったのか、デュランダルは輝きを無くし始め、響ちゃんのシンフォギアが解かれ、彼女はその場に倒れた。

どうやら成功したらしいがまだ反応している為、完全に停止してはいないのだろう。だが被害はないので、上出来だろう。

生きていた事には変わりもなく、鎧の少女も撤退しているらしく見当たらなかった。

深刻だったのは…私の両手だった。

 

私の両手は自分の血で赤く染まり…その激痛に声にならない悲鳴を上げていた…。

 

何とか我慢してここから撤退しようとしても、今の私には…その手段がない。

魔力をシーリングモードで使い果たし、幻影魔法も飛行魔法も使えない…。

さっきからジークもヒルデも沈黙しているが、どうやら酷使してしまった為か今は強制停止され自己修復に移行されている。

そして体力もないのだ…。手の激痛で気絶しそうな意識をどうにか保っていたが…限界だった。

なぜならここには緒川さんがいるからだ。

 

私が逃走をあきらめた時、緒川さんに人気のない場所に連れていかれたが、彼はその後に驚きの行動に出たのだ。

彼はどこからか布を出して、私の両手の応急手当をした。

 

「すみませんが…あなたには無理でも逃走してもらいます」

 

と言った後、私をおんぶしてその場から撤退したのだ。

私は響ちゃんの心配をしたが、弦十郎さんと櫻井さんがすでに地上に降りていて、響ちゃんもデュランダルを確保していることを緒川さんが教えてくれた。

その時に響ちゃんは私の事を心配してくれていたみたいだったが、櫻井さんが「逃げられちゃったみたい」と説明してくれたらしい…。

 

私は緒川さんに、なんで逃走を手伝ってくれたのかを聞くと、弦十郎さんの命令で、今回私が逃走出来ないような事態になった時に逃走を手伝うように言われたそうだ。なんで私にここまでしてくれたのかを聞くと、今回の件で[広木防衛大臣の殺害]と[デュランダルの強奪]を防いでくれた事の弦十郎さんなりのお礼らしい。今回だけと言われたが少し嬉しく感じてしまう…私のした事は間違ってはいなかったのだから…。

 

今回の件で弦十郎さんから謝罪をされたが、緒川さんに伝言を頼んだ。

その言葉を伝えた後、緒川さんに「あなたが希望するのであれば特機部二(とっきぶつ)に来ませんか?」と言われたが、丁重に断った…。

 

私は適当な路地裏で下してもらい、今回の事でお礼を言った後、緒川さんはその場から立ち去った。

私はそこで数分経った後にシンフォギアを解除して寮へ向かう事にしたが、やはり限界だった…。

少し休もうと考えたとき、小さな公園があったのでそこのベンチで両手を隠すようにして休んでいたが…そこで私は気を失ってしまっていた…。

 

 

___________________________________________

 

さて、久々に帰ってきたが、どうやら物騒な事件が起こっているみたいだ。だが…私がいた所と比べればずいぶん平和なものだ…。

 

暫くここに住む事にしたので、二人の同居人の一人は今借りたアパートでまったりしているが、もう一人がどっかに行ってしまった。見つけたときには、どうやら公園で何かを見ているようだが…。

 

「あ…。シュウ…この子どうして寝てるのかな?」とアテナが話しかけてきたが、私はこの少女のことを知っていた。

 

「月華さん? なんでこんな所で寝ている」

 

それは数年前に自分が教師をしていた時の生徒だった。

 

 

 

 




次回 エピソード8「なんでそんなに私の事を…」
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