設定? 時系列? ねこです。 キャラ崩壊? 捏造? 世界観? その他諸々? ねこでした。
そんなもの気にしちゃいけねえさ。よろしくおねがいします。なんたって本編とはなんの関係も影響もない番外編なんだからなぁ!
ねこです、よろしくおねがいします。
「………」
「………」
「………」
(き、気まずい。何で誰も喋らないんですか?!)
この無言の空間に堪えられずにゲートの門番が口を開いた。
「……えっと、この組み合わせでの任務は今回がはじめてでしたよね?」
「ん、そう言われればそうだな」
「神田と一緒だったことはありましけど、レイとの任務はこれが初めてですね」
「……ッチ」
三者三様の反応が返ってきた。
「あ~、俺の場合はちょっとやり過ぎたり迷子になったりで留守番が多かったからな」
「やり過ぎたりって、いったい何をやらかしたんですか……」
アレンは呆れたように質問した。
「……森を消し飛ばしたり山に風穴開けたり、行方不明になったりだ」
「「「………」」」
レイは目を合わせないようにしながら開いた口から出た言葉をアレン達は理解しきるのに少し時間を要した。
「まって、待ってください!! いったい何があったら森が消し飛んだり山に風穴が開くことになるんですか?!」
「洞窟内がアクマ共の巣窟状態で入るのは危険だと見て、というよりも入れなかったし出入り口から全力の一撃をかましたらそうなっただけだ。その祭に山に風穴を開けたのは不可抗力だ」
「一応反省はしているがな」
「……森の方に関しては何があったんですか?」
躊躇いながらも尋ねた。
「……ちょっとイノセンスが張り切りすぎたらしく気づいたら森が消えてた」
「「「………」」」
まるでヤバいヤツのような目で見られている。しかも、三人の方を見たら目を逸らしながら一歩引かれた。
門番に引かれるのは一般人だからしょうがないと割りきれるが、二人にまで引かれるのは納得がいかなかった。
「おい、そんな目で見るな」
「知ってるからな、神田はおれ以上に凄惨なことを過去にやらかしてるのを」
その言葉を最後に、再び沈黙が訪れた。
「………」
「………」
「………」
いや、レイと神田はお互いに殺気を飛ばしあっている。二人はいつでも抜刀できるように、アレンはないとは思いたいが二人がイノセンスを発動させたさいには対処できるように警戒している。対応しきれるかどうかは別だが。
この時点で第38番ゲートの門番は、
(自分は空気だ。空気に溶け込むんだ、巻き込まれないように。そして、門番としての仕事をこなすんだ)
心の中で巻き込まれないことを願いつつ、距離をとっていた。
そんな願いが通じたのか不明だが、三人が衝突する前にゲートが開く時間になった。
「時間になりました。どうか、神のご加護があらんことを」
門番の言葉を聞き方舟のゲートが開いたことを知り、三人は無言でゲートを潜っていった。
一触即発の状態のままゲートから足を踏み出すと、
「……え?」
「……ん?」
「……は?」
地面がなくその事に気づくも刻すでに遅し、三人は重力に従い仲良く下に落ちていった。
レイと神田の二人は落ちながらもアレンに『これはいったいどういうことだ』と目で問いただしている。
教団で方舟のゲートを設置できるのはアレンしかいないため、落下途中であろうがお構い無しに二人の攻撃がアレンを襲う。
「ちょっ、二人とも落ち着いてください!」
アレンは器用に二人の攻撃をどうにか捌きつつ説得を試みる。
「どういうことか説明しろ、モヤシ」
「そうだぞアレン。なんで方舟の出口が上空だったのかを」
「それがわからないんですよ」
「……わからない、だと」
「教団でゲートを設置できるのはアレン、お前しかいないのにわからんって。どうすんだよ」
アレンの返答に呆れるように呟いた。
──ただでさえ、地上に向かって落ちてるのに。
何気ない一言で自分達がどういう状況だったのかを三人は思いだし、
「おいモヤシ! なんとかしろ!」
「アレンです」
「無茶言わないでくださいよ!」
「お前が原因だろうが!」
「お前のイノセンスならどうにか出来るだろ!?」
「……あっ」
「早くしろ、モヤシ!」
「だからお前はアレンなんだよ」
「………」
自分のイノセンスのことを言われて漸く気づいたような反応が返ってきた。その反応に対し神田がアレンにイノセンスの発動を催促し、レイはアレンに呆れてよくわからないのとを口走っている。
アレンは無言で発動させたイノセンスで神田を捕まえ、左腕を退魔ノ剣に変えレイに構えた。
「……あの~、アレンさん? なんで
「……レイ」
「……はい」
「先程の言葉に自分でもわかりませんが、イラッと来ました」
「………」
「なので先にしたに降りて待っていてください」
「それは構わないが……、」
「よし、言質は取りましたから後で文句を言っても受け付けませんよ」
イイ笑顔でアレンはそう言い放ち、退魔ノ剣をレイに突き刺しそのまま振りかぶり地面に向かって投げ飛ばした。
「……え?」
突然のことに反応が追い付かず、気づいたときには落下速度が上がり二人よりも先に地上にダイブすることになった。
「ちょ、おま、ふざけんな~~~!」
──────────
──────
───
「──と、そんな訳で剣がブッ刺さった状態で落ちてきたんだよ。わかったか?」
「そーなのかー」
「……ほんとにわかってんのか」
「わはー」
話を理解しているのか、してないのかがいまいちわからない返事が返ってきた。
レイは心のなかで「まぁ、どっちでもいいや」と呟き偶然落下地点の近くにいた金髪の少女の頭を撫でて暇を潰し始めた。撫でられている方は気持ち良さそうにしている。
今は大人しく撫でられているが、最初に目があったときの一言が『食べて良い人類なのかー?』であり、それに対するレイの答えは『食ったら死ぬぞ。具体的には内側から身体が弾け飛んで紅い雪が降ることになるぞ』であった。
寄生型イノセンスの適合者の血はアクマに対し毒であり実際に血を入れられたアクマは弾けとんで血の雪を降らせているため間違ってはいない。
それを聞いて諦めたのかレイの持っていた
レイは二人が落ちてくるまで紅い霧を発生させている紅い館を離れた位置から少女の頭を撫でつつ観察をしている。
(二人と合流したらこの霧はイノセンスが原因なのか、それともアクマ共の能力かなにかなのかを調べないとダメか。……メンドクセェな)
(調べずに館ごと吹き飛ばせたららくでいいんだけどな~。そしたらそしたらで、絶対にいろんな方面から要らない恨みだとかを買うことになるだろうし)
「ハァ、全くを持ってままならんものだな」
それから暫く待っていたが二人が何時までたっても落ちてこないことに痺れを切らしたレイは、先に一人で館に侵入し探索を開始した。
「……迷った」
侵入したまではいいがいつも通り迷子になっていた。
「いや、まず可笑しいだろ。なんで外から見た大きさと、実際の館の内の大きさが合ってないんだよ」
そんなことを言いながら歩いていると、
『───』
『───』
『───』
『───』
内容は聞き取れないが扉の内側から話し声が聞こえてきた。
扉の向こうに誰かが居るのがわかったレイは、扉を勢いよく開けた。
「抵抗しろ! さもなくば撃つ!」
「「……っえ」」
「いきなりなんだぜ?!」
「……抵抗すればいいの?」
「……間違えた。抵抗するな、さもなくば斬る」
(……此処って金髪少女しかいないのか?)
扉の先には金髪少女が二人いた。
片方は箒を持ち、片方は枯れ木にプリズムがぶら下がったようななにかが背中に存在している。
大量の大きな本棚が置いてあるこの部屋は見た感じだと書庫のようだ。
この部屋の大きさも館同様に外から見た大きさと実際の広さが噛み合っていない。
(この屋敷だけが特別におかしいのか、それとも方舟のようなオーバーテクノロジーが使われてんのか。まぁ、どっちだろうが興味はないからどうでもいいや)
「お兄さんは誰?」
「ん? 俺か?」
「うん」
「俺は黒の教団所属エクソシスト、天野レイ。気軽にレイと呼んでくれてもいいぞ」
「で、お前らの名前は?」
「……霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ」
「フランドール・スカーレット、長いからフランでいいよ。そして種族は吸血鬼だよ」
「……クロウリーの親戚かなにかか?」
「クロウリー? 誰それ?」
「違うならいいや。今のは忘れてくれ」
吸血鬼と聞いた瞬間、仲間のアレイスター・クロウリーが頭のなかに出てきたので質問をしてみるも、クロウリーとはなんの関係もないようだ。
「……なあ、ひとついいか?」
「なんだ?」
「身体に刺さってる
退魔ノ剣の能力を知らない魔理沙にはなぜ、剣が刺さりっぱなしになっているのに何事もないかのように平然としていられるのかがわからなかったのである。
「あ~。これは退魔ノ剣と云ってだな、普通の人間には無害だ。相手が純粋に人間じゃなかったりしたら傷は負うぞ」
面倒なのか説明が大雑把である。
「そんなのありかよ」
「ありなんだよ」
「ふーん、そうなんだ」
お互いに質問をしながら歩いていると、
「この部屋にお姉様がいるよ」
「よし、霊夢よりも先にこの異変を解決しちまうんだぜ!」
(アレンと神田の奴、ホント何処に居やがんだよ?)
「あれ? なんか俺だけ置いてかれてるよ」
どうやら紅い霧を発生させている原因がいる部屋に着いたようだ。
二人は考え事をしているレイを置いて先に部屋に入っていった。
レイも遅れながら部屋に入った。
「……お前ら、なにやってんだよ」
部屋に入ると、天井に穴が開いていた。その穴から外を覗いてみると青みがかった銀髪少女とフランが戦っていた。そして、部屋の奥の方には十字架に磔にされているアレンと神田がいた。
それを見たレイは『完全に訳がわかんねえよ』と思いつつイノセンスを発動させ斬撃を飛ばし二人を括り付けている紐を斬り裂いた。
「痛っ!」
「………」
「取り敢えずアレン、イノセンス返すぞ」
「あ、はい」
アレンは顔面から落ちたのに対し、神田は綺麗に着地を決めている。
「綺麗だな~」
「言われてみれば、そうですね」
「フッ」
「……なあ、気のせいかも知れねえけどよ。こっちに向かって落ちてきてないか?」
そんなアレンにイノセンスを返し、何があったのか光っている空を見上げながら話し合っていると眩い光とともに蒼白く輝く巨大な陰陽玉のようなものがこちらに向かって来ていた。
「「「……は?」」」
「いやいやいやいや、死ぬ! これは洒落にならないから!!」
「ど、どうしましょう?!」
「チィッ!」
どうにかその場から逃げようと慌てふためいている三人を余所に、光はアレン達を飲み込んでいった(後で知ったことだが、あの光は異変の首謀者を倒すために放たれた技でアレン達は完全に巻き沿いだった)。
「久し振りに死ぬかと思ったぞ、おい」
「えぇ、本当に死ぬかと思いましたよ」
「ふざけやがって」
瓦礫の山から這い出して各々が文句をいっている。
何気なく辺りを見回してみると、
「「………」」
フランとフランの姉(推定)が仲良く壁にもたれ掛かっているのを見つけた。念のため生存確認をしてみると息はあったので生きてはいるようだ。一先ずソッとしておく。
「……で、どうする?」
「どうすると言われましても……」
「おいモヤシ」
「アレンです」
「まだゲートは開けないのか」
「……どうやら無理みたいです」
「いったいなにがどうなってやがんだ」
「どうしたもんかねぇ~」
三人がこれからどうすべきかを話し合っていると、途中まで一緒にいた魔理沙と巫女服を着た少女が目の前に降りてきた。
「ふーん、あんた等が魔理沙の云ってた外来人ね」
「外来人?」
そこから博麗の巫女である博麗霊夢によるここ、幻想郷についての説明がされた。三人を元の世界に帰すためには準備が必要であり、準備が整うまで幻想郷で暮らすことになった。
三人は特殊な御札が出来上がるまでに巻き起こる様々な異変に巻きこれていく。
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次回予告(嘘)
『ここは冥界、亡霊たちの住まうところ』
『命ある人間よ、とくお前たちの顕界に引き返すがよい』
『……見た感じだと剣士ですね』
『剣士か。なら』
『『俺がやる』』
『『あ?』』
『譲れ』
『断る』
『『………』』
『二人とも落ち着きましょう?』
『……おい』
『なんで元凶とではなく味方同士で戦おうとしてるんだよ?!』
『……おい! 無視するな!!』
『『黙れ、斬るぞ』』
『黙ってください』
『みょん!?』
『……人選間違えちまったんだぜ』
春が来ない異変解決の手伝いをするはめになったアレン達は冥界で半人半霊の剣士と誰が戦うかで揉め始めた。
三人のそんな様子を見て、手伝いを頼んだ魔理沙は不安を覚えた頃、博麗の巫女が動く。
『まったく、面倒ね』
こんな調子で魔理沙、アレン、神田、レイの四人は霊夢が到着する前に異変を無事解決できるのか?!
続かない。
続けない。
なんか思い付いたからアレン、神田、レイを幻想郷にブチ込んでみた♪
後悔はしているが反省はしていない。
( ・`д・´)キリッ
……なんか前書きの一部がミーム汚染されてた気がするけど気のせいだよな?
ねこです、よろしくおねがいします。
ねこでした、ありがとうございました。