グリム童話 ダークサイド   作:深緑の古龍

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こんにちは。早くもお気に入り登録が七件に達し、衝撃を受けている深緑の古龍です。
こんなしょうもない小説を見てくださっている皆様、ありがとうございます。
お待たせいたしました、最新話更新です。

それでは、グリム童話たちの世界を、お楽しみください。
ハッピーエンドなんて、許さない。


一章
グリム童話の世界で


20××年 ○月×日。

この日、社はいつものようにベッドに入り、いつもの時間に眠りに落ちた。

そして、目を覚ましたさきに見えるのは。。

 

「・・・へんなとこ。」

ふと目を覚まし、辺りを見渡した社の第一声は、そのひとこと。

普段からあまり物事に動じないタイプであった社は、こんなときでも冷静だった。

とはいえ、ここは社の知らない世界である。

すこしばかり興味を持っても、何らおかしな点はない。

「・・・よし、探索するか。金目のもんあったら、持っていこう」

このような反応をするのは、おかしくはない・・・はずだ。

社が歩きだそうとしたその時、一瞬ではあるが視界の端に何かヒラヒラしたものが見えた。

「・・・」

少しの間止まっていた社は・・・

「行くか」

何事もなかったかのように歩きだした。

「待って!?一瞬気づいたでしょ?!助けようよ、そこは!」

歩き出した彼を止めたのは、木の枝に引っ掛かり身動きがとれなくなってしまっている、巷で言う美少女だった。

ひょいと振り返る社に、少女はまた声をかける。

「ね、おねがい!私をここから下ろして!そしたら、いいことしたげるよ?」

そう艶かしく言いながら、少女は自らスカートの端をチラリと持ち上げる。

「・・・いや。お前、丸見えだけど。あと、その年でくまさんぱんつはやめておけよ」

「!?!?!?」

社の一言に、少女はカチンと固まる。

その後に赤面となり、少女は木の上でジタバタと暴れ始める。

「お、おおおおおおおとめのパパパパパぱんつを見るだなんて、ゆ、ゆゆゆゆゆゆゆるされることじゃないんだかんね!?」

「見せようとしたのはどこのどいつだ。てか見せんな、んながきくせーぱんつ。俺は、もっとボンキュッボンでグラマーな大人の女性が好みだ。俺に見てもらいたいのなら、せめて紐にしろ」

「いやぁぁぁぁぁ!ケダモノ!変態!!変態!!!変た・・・ひあ!?」

盛大に暴れていた少女だったが、突然体がぐわんと大きく揺れ、驚いて変な声を出す。

そこで少女は自分の状況を思いだし、赤く染まっていた頬を今度は蒼白にさせた。

「・・・さすがにヤバイか)おい、動くなよ」

そろそろ不味いかと思いつつ、社は少女に告げる。

そして、言われた通りおとなしく固まっている少女を救うため、木を登り始めた。

ものの数分で木を登り終えた社は、素早く少女がぶら下がっている枝のすぐ根本まで移動する。

「・・・おい。手、伸ばせ」

自身も精一杯手を伸ばしながら、社は少女に手を伸ばすよう命令する。

しかし、少女はブンブンと首を振り、それを拒む。

それどころか、余計に木にしがみついてしまう。

社はハァとため息をつき、なんとか少女の体をつかもうと、彼女のもとへにじりよった。

「っこれいじょういけねぇぞ。手ぇ、伸ばせ・・・っ」

ギリギリまでにじりより、それでも届かなかったため、社はまた手を伸ばす。

動こうとしない少女に声をかけるも、彼女はやはり固まったままである。

(あーくそ。どうしろって言うんだ)

どうもうまくいかない。

少女の態度に軽くイラつきを覚えつつも、表情は一切変えない。

一応、少女が動きたがらない気持ちも分からないわけではない。

とはいえ、このままの状態を続けている訳にもいかないのは、目に見えてわかる。

太めの木の枝ではあったものの、子ども二人の体重では、あとどれ程持つか分からない。

その証拠に、根本の方にはうっすらと亀裂が走っている。

(・・・落ちたら洒落にならねぇっての)

上ってみてわかったことだが、今彼らがいるところは地面から大分離れたところである。

仮に落ちたとすれば、怪我は避けられないだろう。

それだけは、遠慮しておきたい。

社はまたひとつため息をつき、覚悟を決めた。

「いいか、絶対に動くなよ」

そう言って、社が思いきって少女の方へと近寄ろうとした、次の瞬間。

(なんだ?あれ。なんか光ってる)

視界の端に見えた光るものに、社は疑問を浮かべる。

それが何を意味するのか理解する前に、それは起こった。

パーンッ

大きな音が聞こえてきたかと思うと、目の前にいた少女の体がぐらりと大きく傾いた。

「・・・へ?」

「え」

何が起こったのかも分からないまま、少女の体は地面へ向かって落下し始める。

「にゃあああああ!?!?!?」と変な悲鳴をあげながら、少女が落ちていく。

社は「っち」と小さく舌打ちし、なんの躊躇いもなく木の上から飛び降りた。

「やあああああ!死んじゃうぅぅぅむぐ!?」

「黙れ、喋るな。舌噛むぞ」

空中で少女の体をとらえた社は、素早く彼女の体を抱き締めると、口を塞いだ。

目をぱちくりする少女を気にもとめず、社はどうするかを考える。

(このまま落ちたら・・・あ、下に枯れ葉の山あるじゃん。なら、死にはしないか。それにしても、さっきのは音からして猟銃か?誰が撃ったんだよ、あぶねぇな。狙ってたのか?)

落ち着きはらっている社とは別に、抱き締められている少女は別の意味でパニックを起こしていた。

(にゃあああああ!?!?!?これなに?どういう状況!?こんな少女漫画みたいなシチュエーションなんて、ほんとにあったの!?というか、この人結構かっこいい・・・は!顔近い顔近い顔近い!!!)

・・・まさに、パニック状態である。

そして二人はその後、そのままの勢いで枯れ葉の山に勢いよくダイブを決めることとなった。

 

はらはらと舞い散る枯れ葉たち。

ぎゅうっと目を閉じていた少女は、自分が考えていたような痛みも衝撃もなかったことに疑問をもち、そっと目を開けた。

「私、生きてる・・・?痛くもない。。」

キョトンとする少女であったが、すぐに社がいないことに気がつき、慌て出す。

「あ、あれ?!さっきの人は!?」

「・・・下。」

自分のお尻の下から聞こえてきた声に、少女ははてなマークを浮かべる。

そして、そっと下に視線を下ろした。

「!?!?!?やあああああ!変態!!!!」

少女のお尻に下敷きにされると言う形で枯れ葉の山にうつ伏せになっていた彼を見て、彼女は絶叫する。

そして、パニックになっている少女は、あろうことか彼の頭をぶん殴った。

ゴン!!!

鈍い音が、辺りに響き渡る。

と同時に、少女は我に帰った。

「あ、ご、ごめんなさい!!!」

「・・・重い。降りろ」

謝ってきた少女に対して彼が言い放ったのは、女性に言うにはあまりにも失礼な一言だった。

酷い!!と言ってわめく少女を枯れ葉の山に落とし、彼は立ち上がる。

服に付いた枯れ葉をぱんぱんと払う彼の姿に、少女は怒るのをやめる。

なんだかんだ言っても、彼が自分を助けてくれたと言う事実は変わらない。

彼がいなければ、怪我をしていたかもしれないのだ。

その事を十二分にわかっていたため、少女は彼に声をかけた。

「あ、あの。。助けてくれて、ありがと……」

素直にお礼を言ってくる少女に、彼は振り返る。

「別に。困ってるやつ助けねぇと、あのバカがうるせぇから」

そう言う彼に少女が「バカって、あなたのお友だち?」と訊ねると、彼は「さあな」と言って少し笑った。

その笑みがあまりにも暖かいもので、少女は(きっと、すごく大切な人なんだろうな)と思った。

彼の言うその人物が友人なのか、はたまた彼の好意を一身に受けている人物なのか、それは分からない。

でも彼の表情を見る限り、それはとても大切な人で。

自分なんて敵いもしないと、少女は感じ取っていた。

「・・・羨ましいなぁ」

ポツンと呟いたその言葉は、少し離れたところにたっている彼には届かなかった。

 

「・・・羨ましいなぁ」

「・・・」

少女の呟きを耳にしつつも、社はなにも言わない。

元々人付き合いがあまり得意ではない社は、自分から他人に声をかけるということをしない。

しても嫌な気にさせることをわかっているから、社はあまり人と関わろうとはしない。

今回社が少女にちょっかいをかけた理由は、ただひとつ。

似ているのだ、彼の言う、バカと言う人物に。

だからこそ、社は自分から少女に関わりを持とうとした。

けれど、実際に関わりを持ってみれば、彼女はバカとは違っていて・・・

どうすればいいのか分からず、社は少女の呟きに対して、無視をした。

「バカって、あなたのお友だち?」

そう訊ねられたとき、どう返せばいいのかわからなかった。

自分とバカは友達なのか。

よく分からず、バカのことを頭に思い浮かべながら、適当に言葉を返した。

その時自分が笑っていたことに、社は気づいていなかった。

 

しばらくその場にたっていた二人は、どちらからともなく歩き始める。

何も話さないまま歩き続けていると、大きな橋のかかった川が見え始めた。

その川の向こうに見えるのは。。

「あ!ねえ、あれって家だよね?」

少女がそう指差す先には、赤い屋根の小さな家がたっている。

「・・・誰かいるのかもな。行ってみるか」

「!うん!!」

やっと会話ができたことを喜んでいるのか、少女は大袈裟なほど大きく頷くと、パッと駆け出した。

「・・・転けるぞ、あのばか……」

社がそういった矢先「ふぎゃ!」という声が聞こえてくる。

案の定転んだ少女に、社はまた大きなため息を付いた。

「お前、ばかだろ・・・」

「うう~~……」

「ったく。ほら」

仕方がない。というように、少女に向かってさしのべられる掌。

少女はその掌に自分の手を重ね、社の力を借りて立ち上がる。

「ありがと……」

「別に。」

あっけらかんとした言葉に、怒りが湧くことはない。

少女は社と一緒に、また歩き出す。

しばらく歩き続け、着いた先は先程見つけた赤い屋根の小さな家。

少女が玄関の前に立ち、チリン チリン チリンと小さな呼び鈴を鳴らす。

少し待つと、中から物音が聞こえ始める。

その音はドアの前までやって来ると、ピタリとやんだ。

そして、カチャッと言う音がし、誰かが出てきた。

「あ、あの!ここどこですか?」

少女が出てきた人物にこえをかける。

が、いきなりすぎる質問をぶつける結果となった。

「・・・」

社の冷ややかな目が、少女に突き刺さる。

少女は半泣きになりながら、「じゃあ、あなたが聞いてよぉ!!」と言い、社をその人物の前につきだす。

社はため息をひとつつき、声を発した。

「初めまして。実は俺たち、迷子になってるんです。ここがどこなのか、教えていただいても構わないでしょうか?」

「ああ、構わないよ。立ち話もなんだ、中に入るといい」

その人物、男性はそう言うと、二人を家の中に招いた。

少女が社をチラリと横目で見る。

社はまたため息をつき、家の中へと入っていく。

すると、少女は安心したように、社のあとを追って中へと入っていった。




最新話、いかがだったでしょうか?
奈乃ちゃんが、早くも変態?キャラを発揮しました。
なぜこうなった。。?
そして、社くん。
女子の下着を見るのは、ダメだと思います。
そしてその反応も酷いと思います。
いくら君がグラマーでセクシーでボンキュッボンな大人な女性が好きだと言っても、それは酷いと思います。
そりゃ、奈乃ちゃんは痩せっぽっちで貧乳どころかちっぱいすらないんじゃない?ってくらい胸小さいし、紐パンに興味持てなくてお子ちゃまぱんつをはいてるとはいえ、それは言いすぎだと思います。
訂正してください。

ところで、お気づきのかたもいらっしゃいますでしょうが、いまだに彼らは自己紹介をしてませんね。
次の話でしたいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。
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