①本編ではありません
②ただの設定公開です
③台詞オンリーです
④メタばっかりです
⑤茶番
以上が嫌な人は読むのを止めましょう。
注意事項無視して読んで感想で文句言われて俺は知らん。
「…………いや、これ何のコーナー?」
「タイトル見て察しなさい」
「つまり、これまでの話に出てきたことのちょっとしたおさらいだよ」
「なんでこの三人」
「それは私と」
「僕と、キミが現在のホウエンで一番強いトレーナートップ3だからさ」
「一番強いトップ3とかいうパワーワード…………そういうことね…………じゃ、俺は帰るんで、おつかっした」
「まあ、待ちなよ」
「そうよ、逃がすわけないでしょ」
「離せ! 話せばわかる!」
「離したら話す前に逃げるの見え見えなのよ、まあ落ち着きなさい。これは決してアナタにも無関係な話じゃないわ」
「俺にも関係あんの? どこに?」
「それは勿論未来編で」
「くっそメタじゃねえか!!! え、ここそういうのアリなの!?」
「前書きにメタあるよって注釈入れておけば問題無いさ」
「その発言がすでにメタいんだよ!」
* * *
「というわけで前振りはここまでにして、解説始めようか」
「結局巻き込まれた…………仕方ねえな。つってもこれ年々改訂されててやる意味あるか?」
「大丈夫よ、今から二十年以上は少なくとも今のままだから」
「またメタ情報?!」
「まあまずは基本のトレーナーステータスからだね」
「って言っても知らん人間は知らんだろうから解説すると『ポケモンバトルにおけるトレーナーに求められる能力』のことだ」
「大雑把には三つ『指示』能力。『育成』能力。『統率』能力ね。どんなトレーナーでも必ず求められる基本要素よ」
「そこにさらに『技能』と『戦術』の二つの要素を加えた五項目を10点で評価し、50点満点でトレーナーのランクを考査してるよ」
「本編じゃ全く関係ないけどな」
「メメタァ」
「四十点以上がAランク、三十点以上をBランク、三十点未満をCランクとし、ポケモン協会やリーグが四天王やリーグトレーナーを雇ったりする時の参考にしたり、格街のランク別大会があったり、後は雇われた時の給料の考査にも関係してくるよ」
「チャンピオンには関係ないけどな」
「チャンピオンは強い弱いじゃなく、勝つことが条件だからね。僕も、キミもつまりそういう事さ」
「私には関係無いけどね」
「来年の挑戦お待ちしてます」
「ギガスさん育成します」
「止めてください、死んでしまいます(白目)」
「まあトレーナーステータスの概要は分かったと思うし、次はそれぞれの要素を解説しようか」
「次スレへ移動」
「ここ掲示板じゃないわよ?」
* * *
「つっても字面見ればだいたい分かるけどな」
「まあそうだけど、協会の評価項目の詳細って知ってるかい?」
「どういうこと?」
「例えば『指示』なら『相性』『技』『読み』の三項目それぞれ3点+初期1点で最大10点って配分が決まってるんだよ」
「え、なにそれ初耳だわ」
「私もね」
「『相性』つまり自分と相手のポケモンの相性を考えた指示を出せるか。『技』自分のポケモンの能力値、相手のポケモンの能力値、それぞれのタイプを考え適切な技を選択できるか。『読み』先の二つと互いの現状を考え、相手の思考を読み解き裏を取った指示ができるか。それぞれを『0:全然ダメ』『1:未熟』『2:十分』『3:素晴らしい』でチェックしていくらしいよ」
「どこで知ったのそんなの?」
「デボンの仕事でリーグに行った時に少しね?」
「因みに俺の評価は?」
「それは後でやるから、今はそれぞれの要素の説明」
「仕方ないなあ…………んじゃ、頼んだ」
「そこで私? まあいいけど、『指示』は上でも言った通り、主に『読み』の深さの意味で使われがちだけれど、『指示』の適切さというのが一番の意味ね。自分のポケモンの得意不得意すら考えずに強そうな技を適当に撃つだけを『指示』とは呼ばないわ。だから指示はまず第一が適切かどうか。読みは第二ね。勘違いされがちだけども『適切』な指示を出す、例えそれを相手に読まれても『こちらの行動に合わせて相手が対応のために動いた』時点でこっちのアドバンテージなのよ。交代受けするならその瞬間に最大火力を叩きこんで受け潰しすればいいし、こちらの先を潰そうとリソースを費やしてくるなら逆にこちらは出し惜しんで次で潰せば良い。基本的に切れるリソースが同じならリードを取ったほうが有利になるのは当然、だから敢えて読ませることで相手を受け身にさせれればこっちのものね。あとは一つずつミス無く詰めて行けば絶対に勝てるわ。逆にそこでアドバンテージが取れないならそれは『正確』であっても『適切』な指示じゃないってことね」
「要するに読めってことだよね」
「ていうか言ってる本人のことだよなこれ。初手“りゅうせいぐん”でいきなりサザンドラが『とくこう』六積みとかふざけんなって感じだし。それだけで大きくリード取ってるよね」
「受けきればいいのさ」
「それができるのはお前だけだ鋼馬鹿」
「初見殺しのタイプ相性で無効化したやつが言う台詞じゃないわね」
「……………………勝手に、勘違いしただけだし(目逸らし)」
「まあまあ、次の要素行こうじゃないか、今度は僕が説明しようか」
「ヨロ」
「そう、ならよろしく」
「『育成』はポケモンバトルにとても重要な要素だからね、しっかり説明させてもらうよ。文字通り育成はポケモンの育成に関する能力だ。単純な『レベリング』のみならず、『進化』にも大きく関係するよ」
「ん? レベル上げれば進化じゃないの?」
「それは通常の進化ね。特殊な進化に関しては育成の分野に大きく関わるわ…………というかアナタ自身やってるじゃない」
「…………なんかやったっけ」
「メガシンカとゲンシカイキ合わせるとかいう作中一番ご都合設定使っていてよく言うわね」
「あれは酷い、訴訟も辞さない…………うちのエースはゲンシカイキすらできないのに」
「お前のエースがオメガシンカすると超越種になるからダメです(白目)」
「強さのバランス崩れるわよね…………本編ストーリー変わるじゃない」
「メメタァ」
「まあオメガシンカとかよく分からないことやってるのはキミくらいだけど、例えばデルタ種への進化とか、あとは通常の進化だって、育成能力が高ければ促進して通常のレベルより速く進化させることだってできるよ、それに特殊な進化方法が必須のポケモンだって育成能力次第では単純にレベルを上げるだけでも進化させることができる」
「なにそれくっそ便利じゃね?」
「さらに環境必須の裏特性、専用トレーナーズスキルなども育成の分野だよ」
「通常のトレーナーズスキルは?」
「あれは技能のほうだね、正直名前がややこしいからオリジナル地方編では作者が区分けと整理しようかなって考えてるよ」
「メメタァ!」
「あとは地方ごとの『固有』とかね」
「固有って何? 俺知らんぞそんなの」
「ホウエンは『特技』ね。技と技を組み合わせるってやつ」
「ああ、あれね」
「最近合体技とかいう僕のパクリをしたやつもいるらしいけどね」
「馬鹿め! 効果が全く違うわ! 俺のは伝説種相手に通じるんだ、格が違う!」
「で? 本音は?」
「作者のただのロマン」
「あ、そっちだったか」
「いや、単純にね。合体技とかいいよな、って思って、そもそも別に複数匹同時に出せるんだから同時に技出して、技の相乗効果とかあっても良くね? って思ったらしい」
「まあ間違ってはないね、でもまああのヒトガタラティアスいないと絶対に無理だろうけど」
「そうね、彼女の感応能力が無ければ反発して一発で爆発オチね」
「というかヒトガタラティアスなんてどこで捕まえたんだい?」
「街中でばったり遭遇して、ジュースあげたら付いてきた」
「…………冗談?」
「マジらしいわよ」
「…………何そのご都合的過ぎる偶然」
「まあ話を戻そう。この固有も地方ごとに独特でね」
「確か前にスクールで授業受け持った時に色々言ってたよね」
「カロスの『迫撃』、カントー、ジョウトの『強化必殺』、シンオウの『貫通』、イッシュの『溜め撃』とかね」
「説明しようか。『迫撃』は敵の攻撃が命中した時、追加で反動付の技を繰り出す技だ」
専用トレーナーズスキル(P):『おいうつほのおのつばさ』
自身の『ほのお』『ひこう』技が命中した時、同じ技をもう一度繰り出す。次のターン行動不能になる。
「一例としてはこんなのね」
「糞鳥だああああああああああああああああああ(発狂)」
「ファイアロー人気だよね」
「分かりやすい速攻火力だから仕方ないわね。因みに偶に別の技を使うことがあるけどその場合『こだわり~』系の道具があると使えないから『いのちのたま』安定ね」
「そういやどっかにカロス出身トレーナーさんいたけど、こんなの使ってなかったような」
「特技のほうが便利だもの…………両壁同時張りとか」
「あの害悪みたいな技か…………」
「ふふ、考案者としては嬉しい限りだね。有効活用して欲しい、そのほうが僕も楽しいしね」
「うへえ…………年々勝つのが辛くなってくるな。まあ楽しいんだけどな」
「まあそれはさておいて、次の『強化必殺』について説明しようか」
技:ちょうはかいこうせん 『ノーマル』タイプ 分類:非接触特殊技 発展:はかいこうせん
威力250 命中100 次のターン行動不能になる。
「なんでさっきから行動不能になってばっかなの」
「名前安直過ぎないかしら?」
「そっすね“ミラクリバリアー”」
「分かりやすいでしょ?」
「なんで堂々としてんだ」
「まあそれは置いといて、見れば分かるけど、『必殺』の域まで高めた純粋な技の強化だね。基本的に威力120以上の技に適用。威力を1.5~2倍くらいにまで高めるよ」
「Z技じゃねえかあ!!!」
「残念ながらまもみき貫通は無いんだ。普通に“まもる”や“みきり”で防げる。ただ回数制限無いけどね」
「チートくせええええええええええええ」
「“レールガン”と“アシストフリーズ”外してから言いなさいよ」
「“シューティングスター”は許されちゃならない」
「いやでも、最近なんか戦艦落し(威力500)に目覚めた人いなかったっけ」
「じゃあ次行こうか」
「あ、逃げた!」
専用トレーナーズスキル(A):『穿ち砕く地の刃』
自身の『じめん』技が相手の“まもる”や“みきり”などを解除して攻撃する。
「シンオウでこれって…………」
「うん、ガブリアスが使ってくるらしいよ」
「うわ、せっこ」
「キミ同じようなの持ってなかったっけ」
「アナタのほうがもっとひどいの持ってたわよね」
「ていうか何で漢字なんだよ」
「シンオウはシステムアップデート入ってるからね」
「漢字バージョンに対応してるのよ、システムが」
「メタすぎる()」
「まあそれはさておいて、次の紹介にいこうか」
トレーナーズスキル(A):『チャージ』
1ターンの間攻撃をしなくなるが、次のターンに使用する技の威力が2倍になる。
「因みにチャージ短縮技能も一緒に持たせて疑似パワフルハーブ状態にした上で、ジュエル持たせて交代際を叩くのがイッシュの流行らしいよ」
「サイクル破壊の悪魔みたいな能力だな。ジュエルまで考えたら3倍? あれ? この世界ってジュエル1.5倍だっけ、1.3倍だっけ」
「5のほうだね。六世代からノーマルジュエル以外消えたから、この世界は全部普通にあるし、そこは五世代基準らしいよ」
「メメタァ、ね」
「因みにジュエルは自動リサイクル機能までつけるのがセットらしいよ」
「イッシュ魔境過ぎじゃね? 一撃必殺みたいな威力の技ぽんぽん応酬してるのかよ」
「ただみんな同じような育成してるらしいから、アデクさん対策一つで簡単に積ませれるって悩んでた」
「まあぶっちゃけ、貫通しないなら“まもる”でいいよな、ジュエルも消費するし」
「そっちの対策してるトレーナー少ないらしいね。耐久ポケモンで耐えて、こっちも相応の火力でって脳筋戦法が基本らしい」
「イッシュェ…………」
* * *
「ところでアローラは何かあるの? 固有の育成」
「あるよ」
「え、まじで?」
「あー…………何だったかなあ、私も一度だけ見たことあるけど、相当に不可思議な」
「アローラは『ポジション』という役割を突き詰めた育成があるんだ」
「なにそれ?」
「まあそれは…………まああれだよ、いつやるか分からないアローラ編『いっくんとあーちゃん』にて、ということで」
「まさかの宣伝?!」
「宣伝はいいけど…………やるの?」
「……………………………………………………」
「……………………………………………………」
「……………………………………………………」
「「「……………………………………」」」
ポジション:アローラに伝わる特殊な育成。言ってしまえば、パーティの中でどんな役割を持っているか、ということ。『主』『先手』『攻撃』『防御』『補助』と分類が分かれており、同じ分類のポジションは重複できない。
キング(王者):主。場に出た時、全能力をぐーんと上昇させる(C+2)。『ひっさつわざ』を持つ。
※ひっさつわざ:バトル中一度だけ、自身の攻撃技をZわざにする。
ヒーロー(英雄):主。場に出た時、『こうげき』か『とくこう』と『すばやさ』のランクを『ひんし』の味方の数だけ上昇させる。
アタッカー(主力):攻撃。場に出た時、全能力を1ランク上昇させる(C+1)。
コンダクター(遊撃):攻撃。場に出た時『こうげき』『とくこう』『すばやさ』の中から二つを2ランク上昇させる。
ブロッカー(防護):防御。味方と交代で場に出た時、そのターンに受けるダメージを半減する。
ディフェンダー(守護):防御。相手から攻撃を受けた時、味方と交代する。
サポーター(補助):補助。味方と交代する時、交代する味方の一番高い能力のランクを一つ上昇させる。『主』と交代する時、次に出す技の優先度を+1し、『てだすけ』状態にする。
コマンダー(司令):補助。自身が場に出ていない時、場にいる味方の能力を1.1倍にする。また『めいちゅう』と『かいひ』を1ランク上昇させ、技の追加効果の発動確率を1.5倍にする。
スターター(先駆):先手。パーティで一番最初に場に出た時、能力ランクを一つぐーんと上昇させる。
スカウター(斥候):先手。戦闘に出た時、相手の特性と持っている道具の名前が分かる。
「何これ?」
「ほら、サンムーンで『ぬし』ポケモンって出てきたよね。あれから作者が派生させて思いついたらしいよ」
「ああ、『ぬし』ポケモンって場に出たらいきなり全能力2ランク上がるしな、チートくせえ」
「つ“つながるきずな”」
「つ“つながるきずな”」
「お前らもっとチート技使ってるじゃん」
「ところでこれおもっきりネタバレだけどいいの?」
「オリジナル地方編で全部混ぜこぜに使う予定だから先出ししとこうかな、って作者が言ってわよ」
「メメタァ!」
* * *
「さて、もう何の話してたのか分からなくなってたけど、何だっけ?」
「えーっと…………トレーナーステータスの話だったかしら」
「ああ、そうだ、次は『統率』だね。じゃあ、よろしく」
「俺かよ…………まあ『統率』ってのは要するに『ポケモンをなつかせる』能力だ。実機を例にすれば多分分かると思うが『他人のポケモンを扱う』場合に似ている。実機だとバッジの数と他人から交換されたポケモンのレベルがつり合っていない場合、指示を無視して勝手な行動をするがまさにそれだな。現実的にはアレは別に他人のポケモンじゃなくても普通に在り得る。さらに言うならば実機でポケリフレとかポケパルレとかあの辺で『ハートマーク』を増やすと色々効果があるわけだが、『統率』が高いトレーナーのポケモンはあの辺の効果が受けられる」
「キミのとこのポケモンは極まってるよね」
「極まってるわね…………ホント」
「愛だよ、愛。まああれだ…………つまるところ『トレーナーのためにどれだけ懸命にさせれるか』という能力だ。統率が低いと本気で不味い。指示出してもそっぽ向かれたり、ダメージ受けるとやる気失くしたり、耐えられるレベルの攻撃であっさり落ちたり(乱1など)、一番やばいのはトレーナーに反抗してくることだな。特に気性の荒いポケモンだと『トレーナーを殺す』ことが無くは無い。そうなるともうダメだ。『人を殺すことを覚えたポケモンは生かしておけない』。残酷かもしれないけど、放っておけば必ず街にまで被害が出る。そうなる前に殺すしかない」
「ま、仕方ないわよね」
「そりゃあね…………その前に誰かトレーナーが捕獲して手綱を取ったら別だけど」
「その場合でも、そのトレーナーは被害者の関係から恨みを買うけどな。本当、現実って糞だわ」
「でもこういう事故って後を絶たないわよね」
「自分のことも分かっていない初心者が安易に強力なポケモンを求めて殺されるってのは時々ある話だからね。時には熟練のトレーナーだって痛い目を見るんだ。だから僕はこの辺の教育は絶対に必要だと思うけどね」
「まあそれはさておき、『統率』の高いトレーナーってのはだいたい同じようなスキル思いつく傾向にあるよな」
「まあそうだね、僕とかキミとか、あとは彼とか」
「純粋な能力上昇系のスキルが好きよね、そっちは」
トレーナーズスキル(A):つながるきずな
行動直前時発動、戦闘に出ているポケモンの全能力を2段階向上させる、スキル発動以降、交代をしても戦闘に出ていたポケモンの能力ランクや状態変化を全て引き継ぐ。
トレーナーズスキル(P):はがねのおうのとうそつ
自身の手持ちの『はがね』タイプのポケモンの全能力を1.5倍にする。乱数ダメージを最低値に固定し、『はがね』タイプを持つのポケモンの能力が下がらなくなる。
「2ランク上昇って…………2倍だよね」
「チートね、チートだわ」
「ランク補正だから…………4倍超えないからセーフ(震え声)。ていうか下のスキルだとランク6だと6倍になるんだが、そっちのほうが卑怯じゃね?」
「これでも作者はバランス取ってるんだけどね。キミのお手軽火力はちょっと卑怯じゃないかと作者も考えたけど、だったら周りも同じくらいぶっ飛べば許される、とかなんとか」
「下方修正でなく、それ以外の上方修正で難易度調整とかインフレの始りかな?」
「それはもう今更過ぎるわね」
「ていうか四天王よりキミのほうが高『統率』トレーナーっぽい戦い方だよね」
「そうね。基本的に力押し大好きだものね『統率』の高いトレーナーって」
「始まった瞬間2ランク積んで、それを引き継ぎながらさらに6ランクまで高めて、そっから高威力技をタイプとか色々貫通させながらぽんぽん撃ってくるって。よく考えると酷すぎない?」
「ば、バランスはとれてるだろ(震え声)」
「まあそれでも伝説相手だと足りないけど」
「あれは人間の相手する存在じゃないと思うんだ(マジレス)」
「因みに準伝説種を『統率』できれば最高評価だよ。というか半分規格外だね」
「え、伝説は?」
「あれは人間に『統率』できる相手じゃないから(目逸らし)」
「『はがね』タイプならワンチャンありそうだけどな、お前の場合」
「準伝説種までなら可能だけどね。だから僕の評価10だし」
「俺の評価は?」
「多分10じゃないかな、ヒトガタラティアス『統率』してるし」
「あれは…………『統率』なのかしら?」
「ぶっちゃけた話、ただのロリコンだよね」
「貴様アアアアアアア! 誰もが思ってても言わなかったことを、貴様ぁぁぁぁぁ!!!」
「基本的に『統率』することでポケモンの『底力』を引き出すのが本領ね。食い縛り系効果とかもこの辺に由来するわ」
「気合いだけで耐えたり、気合いで避けたり、気合いで当てたり、気合いで急所引いたり」
「本当に気合いが仕事するのがこの世界の法則だからね」
「補助技も半分くらいは気合いとか気分とかそんなのだからなあ…………プラシーボ効果が本気でやばいのがこの世界」
「というのがまあ『統率』に関する説明かな?」
「因みに補足しとくと『種族値合計の高さ』と『個体値の高さ』と『レベルの高さ』で必要とする『統率』のレベルが上がって行く」
「レベルまで関係するのが『統率』が必須要素とされる所以よね。レベル100まで育てるために最低でもリーグ評価で『統率』5点は必要だもの。それ以下はレベル100まで育ててしまうと言うこと聞かなくなるからトップ環境はほぼ無理って感じよね」
「正確にはレベル100を従えれることが5点の基準なんだけどね。それにしても『育成』高くても『統率』低いと悲惨だよね。能力とかスキルだけ見れば文句無く強いのに、レベルが低いから小手先の技にしかなってないとかね」
「『指示』『育成』『統率』のどれか一つ高くできるっていうならまあ真っ先に『統率』選ぶくらいには重要よね」
「んで、ここまでが必須の三要素。次が『技能』か」
「まあここは『異能』トレーナーの第一人者であるキミかな?」
「また私なのね、まあ『異能』なら妥当ね」
* * *
「『技能』って言っても、別に『異能』限定じゃないのよ」
「まあそれなら『異能』って書くしな。トレーナーズスキルとかトレーナー側の能力全般を総称してる感じだよな」
「そうね、まあだいたいは『技術』で片付くのだけれど。極論を言えばリーグ本戦にも出ていたアイテム使いのトレーナー、あのトレーナースキルだって『技能』の範疇ね」
「ああ。アイテムマスターさん…………えーっと名前なんだっけ?」
「さあ? そんな人いたかな?」
「って言っても『異能』を除くと、トレーナーがバトル中に発揮できるトレーナー自身のスキルって実のところそう多くないのよね」
「そうだね、大半のトレーナーはだから自分の『技能』を専用トレーナーズスキルとしてポケモンに覚えさせて使っているからね。トレーナー自身がバトル中に何かするっていうのは中々難しい」
「ああ、あれだな“スイッチバック”とか手頃だけど中々に有用だよな」
「そうだね、汎用スキルって言われるくらい覚えようと思えばだいたいのトレーナーは覚えれる『技能』の一つだね。あれは」
「て言っても使いどころが難しいのよね。極端に言えば『交代する前から交代の準備を整えて交代の時間差を極力無くす』っていうだけのことだから、ある程度先を予測して交代しないと有効活用できないから、読みも同時に必要とされるわ。だから覚えやすさと比べて実際に使っているトレーナーは少ないのよね」
「本編だとキミ以外で使ってるトレーナーっていたっけ?」
「表記してないだけで、四天王戦とか最初から交代決めてた時は発動してるよ」
「表記しないと分からないわね」
「実機にも欲しいよね“スイッチバック”」
スイッチバック:相手に技を出した後、味方と交代する。交代先は技を出す前に選ぶ。
「こんな感じで」
「サイクル戦が楽しくなりそうだけど、システム的に出来るかな?」
「“とんぼがえり”とか“ボルトチェンジ”とか交代技あるなら行けると思うけどね」
「というかそこまでメタっていいのかしら」
「あと作者が言ってたけど、実機にはもっと“おいうち”系の技欲しいよね、サイクル戦が主体だからこそ、交代前の相手を攻撃できる系の技増えたら戦略が広がるのにね、って言ってた」
「ああ、もしかしてだから本編だと交代前の相手を攻撃できる技出してたのか」
「まああんまり使う機会無いけどね。実際のところ現状のホウエン、というかこの世界ってサイクル戦って言ってもそこまで頻繁に交代しないんだよね」
「作者は実機で5ターン連続交代ばっかしてたけど、実際にそんなことこの世界だと無いね」
「まあそれも仕方ないっていう面はあるのよ。実機ほど手軽にポケモンを育成できないから」
「そうだね、よっぽど『育成』能力が高ければ別だけど、普通ポケモンを一体レベル上限まで持っていこうとすれば半年弱かかる。縮めようと連戦すればポケモン側にも負担がかかってくるし、兼ね合いを見て短縮しても四カ月はかかるかな? そこから技の調整やスキル系の付与を考えればやっぱり半年くらいかな?」
「一匹にかかりきりっていうのも実際にはしないだろうし、やっぱり現実にはもっと時間がかかると見て良いわね」
「あれ? でも前に五十匹くらいのレベル100ポケモン用意したって言ってなかったっけ?」
「あれは全員同時にレベリングさせたからね。二組に分けてよーいドンで模擬戦させて経験値を稼いだのよ。相手を交代させながら戦えば経験値の偏りも無いし、それでも一年かかったわ」
「キミは『育成』能力高いよね、『異能』高いのに。そんなキミで一年だと並のトレーナーなら十年単位かかりそうだね」
「そういうアナタは万能よね。正直『異能』以外全部負けてるわね」
「まあトレーナーの能力で勝負が決まるなら僕はまだチャンピオンさ」
「暗に俺のトレーナーとしての能力が低いって言われた気がする」
「自称凡人よね」
「ホント、自称凡人だよね」
「うるせえ」
「まあそれはさておき、つまり育成の問題でトレーナー一人当たりが所有する育成済みのポケモンの数というのはそう多く無いんだよ。『育成』特化のトレーナーでも20は居ないんじゃないかな?」
「そうね、『育成』能力が高ければある程度の段階まではいくらでも量産できるけど、そこからは一匹ずつ『調整』する作業もいるから、やっぱりそのくらいになるでしょうね。育成施設が無いトレーナーはさらにその半分も持てないわ」
「だから最近のトップトレーナーたちは自分で育成施設を所有してることが多いね。特に『育成』特化のトレーナーたちにとってはあると無いとで違い過ぎて死活問題ですらある」
「俺持ってないぞ」
「キミは本当に…………なんていうか、だね」
「ホントね。自宅の庭で技の練習始めた時は目を疑ったわね」
「ところで今一つ疑問に思ったんだが。技教えって『技能』なのか? 『育成』なのか?」
「ああ。それは良い質問だね。端的に言うと『技能』でもあり『育成』でもある。というかパターンが二つあってね。『自分のポケモンにのみ使える』のが『技能』の技教え。逆に『他人のポケモンにでも教えることができる』のが『育成』の技教えだ」
トレーナーズスキル(A):ひぎのでんしょう
味方の『ドラゴン』『ひこう』タイプのポケモンが場にいる時、“ガリョウテンセイ”を使うことができる。このスキルは一度のバトル中、同じポケモンで二度使うことはできない。
「一番分かりやすい『技能』型の技教えだね」
「『異能』で一時的に覚えさせている感じね。バトルが終わったら使えなくなるわ」
「でもこれレックウザにも教えれるよな」
「そっちのほうは『育成』型の技教えになるわ」
「へー」
* * *
「じゃ、最後に『戦術』だね」
「『戦術』はバトルの骨子だ。バトルの神髄と言っても良い。『指示』『育成』『統率』を基礎、『技能』をその補助とするならば、『戦術』はそれら全ての発展と言っていい」
「だなー、と言っても割とみんな『技能』を基本にしてるやつ多いけどな」
「パーティコンセプトは最初にまず何を中心に置くか、っていうのから始まるから。そうするとだいたい二択になるわね」
「パーティのエースか、それともトレーナー自身か」
「まあ実のところこれそんなに解説することも無いよね」
「だなあ、ぶっちゃけそんなもんトレーナーごとに千差万別だとしか言いようが」
「なら後述のトレーナーステータスの時に解説するのが良いんじゃないかしら」
「あ、それはいいね。是非そうしようか」
「せやな(適当)」
* * *
トレーナーネーム:ハルト
指示:6 相手の裏を読むことができるが。読みあいが競り合うと負けることが多い。
育成:6 並の育成はできるが、そこから先はポケモンの才能に頼る割合が大きい。
統率:10 道端で出合った準伝説のヒトガタに懐かれたり、伝説引きつれたりとかもう測定不能、取り合えず最高点。
技能:6 一部の汎用技術を取得し、実戦でも使用している。
戦術:8 全ランク+2とバトン効果という強力な戦術とヒトガタポケモンフルメンバーと言う圧倒的な能力値の暴力。シンプルで強力だがクリアスモッグ等解除方法があること、マイナスランクも引き継いでしまうことなど弱点も多い。ただし強制交代技でバトン効果が切れない点はプラス。
合計:36
ランク:B
総評:“ひっくりかえす”したい。
「最後ヤメロオオオオオオオオオオ(実はその手の技に対して地雷仕込んでるやつ)」
「えげつなさすぎる」
「正面から突破しろっていうのね…………あの伝説にも匹敵しそうな能力値の暴力に()」
「でもこうして見ると統率以外ってぶっちゃけそこまででも無いな」
「エリートトレーナークラスって感じだよね」
「手持ちに恵まれるのもトレーナーの才能の一つだと思うわよ」
「…………ふふ、まあ否定はしないよ」
トレーナーネーム:シキ
指示:5 正確な指示だが、正確過ぎて単調とも言える。かつ状況がひっ迫すると手札を一気に切ってしまうきらいがある。
育成:8 かなりの育成能力。特にレベリングの速さはかなりのもの。
統率:8 強大な竜を従え、絆を結ぶ統率力。
技能:10 強力かつ複数の異能を持つ。『さかさま』属性の異能使い。
戦術:9 異能をベースとした強固な戦術。ただしより強力な異能を相手にすると大幅に戦力を減ずる。
合計:40
ランク:A
総評:強固な異能を中心とした『さかさま』の二つ名を持つトレーナー。ホウエンでも最高峰の異能を持つが、より強力な異能に干渉されると戦術が中心から瓦解してしまうためほぼ無力と化してしまう。とは言え、彼女よりも強力な異能者というのは全国的に見てもほぼ存在しないため、実際に対峙する可能性はほぼ無いと言っていい。特徴として、条件さえ整えば短時間で突如能力が数倍と化すことが挙げられる。特に先発にしてエースのサザンドラが強力で僅か一手でほぼ全てのポケモンを一撃圏内に捉えることができるプレッシャーはかなりの物。そして強力な能力を持ちながらその特性故に倦厭されてきたアーケオスなど、デメリットをメリットに反転できるその能力は既存の戦略を力尽くで覆してしまう。
「総評の長さ違い過ぎだろ?!」
「しかしキミで合計40とはね、リーグも中々厳しい評価だ」
「まあ指示の弱さが弱点だっていう自覚はあるわね。どうにかしたいところだけど」
「ところで伝説持ってるはずなのに、何故統率8?」
「私は捕獲してはいても、主として認められていないからよ。だからあれっぽっちの力しか出せないの」
「あれっぽっち…………」
「ただレジギガスは無機物系の伝説だから、捕まえれば取りあえず反抗だけはされないわ。一応こっちの言うことも聞くし。けど生物系の伝説と違ってリミッターみたいなのがかかっている状態ね。主に認証させれればそれも解除できるんだけど、条件がね」
「条件?」
「アイス、ロック、スチルを捕獲すること」
「捕獲したよ?」
「私が、よ」
「……………………もう無理じゃね?」
「無理なのよね、まあもうこれ以上レジギガスの力が必要になるとは思えないけど(フラグ)」
トレーナーネーム:ダイゴ
指示:7(9) 裏の読みあいもできるが、実直な指示が多い。できるのにやらないため、この評価に落ち着いた。()の数値は推定される実際の数値。
育成:10 才能の『共有』と『分配』という特異な育成によって『はがね』タイプのポケモンの能力を限界を超えて引き出す育成能力を有する。
統率:10 準伝説種を複数所持し、完全に統率する『はがね』タイプに対する無類のカリスマ性を持つ。
技能:10 『はがね』の異能を有する。統率と合わせて『はがね』タイプをひたすらに強化するスキルを持つ。また『全ての場の状態』を強制的に変更する極めて強固なフィールド干渉型能力を持つ。
戦術:9 全体で連携した戦術は無いが、個々の役割がはっきりとしており、それでいながら他の役割も担える極めて強大な個体能力により、種類の違う居座り型が六体並んだような状況を作ることができる。
合計:46
トレーナーランク:S
総評:ホウエンで最も才能に溢れたトレーナーにして、元ホウエンチャンピオン。指示、育成、統率、技能、戦術のどれをとっても極めて高い次元で揃えられた万能タイプ。ただ指示だけは評価が低いのは、基本的に『読みを必要としない』トレーナーであるためである。実際の指示評価は推定9以上に達していると見られているその指示は実直というか、読みなど無くただ自身のやりたいことを押し付けるかのような単調な物だが、あらゆる妨害を無効化し、真正面からの攻撃しか受け付けず、その攻撃も最硬の能力を持ってして受けきり自身のやりたいことを押し通す、唯我独尊なバトルを繰り広げる。未だかつてこの強大、かつ強固にして強硬のパーティを打ち破ったのは現ホウエンチャンピオンただ一人である。
「けっきょく ぼくが いちばん つよくて すごいんだよね」
「最後の文見ろ、最後の文」
「なにこの…………ホント、なにこの…………」
「ていうかトレーナーランクSってなんだ」
「評価46以上の特殊評価だね、まあAの中でもとっておきって感じだね」
「なにそれ怖い」
「一番怖いのは…………この男、まだ手抜きだってところだ」
「……………………(白目)」
「だって本気でやったらつまらなくなるじゃないか。ああ、でもキミとのバトルはもう手を抜かない。というか前回だって本気だったよ」
「最後のほうはな、少なくとも、エース出すまではかなり遊びがあったろ」
「ふふふ…………でもお蔭で、思い出せたよ。ポケモンバトルって楽しかったんだって」
「あら、今頃そんなこと気づいたの?」
「まあ、誰だって、トレーナーならみんな思ってるさ…………バトルするのが楽しいってな」
* * *
「んで、結局これ何のためにやったんだ?」
「カロス編終了後の未来編、オリジナル地方編でのトレーナー募集する時に、読者さんたちに参考にしてもらうために、だそうですよ?」
「あーなるほど、ってこれ参考になるか…………ていうかお前誰?」
「えー、やだなあ、私に向かって誰なんて、酷いじゃないですか」
「いや、他二人どこ行ったとか言う前に本気でお前誰だよ」
「まあネタ晴らししますと、オリジナル地方編の主人公ですよ」
「…………………………え」
「まあ長々と語っておいてなんですが、未来編をやるのはカロス編終了後なので、確実に来年ですね。それまでに読者がこの作品を切っていなければ、またお会いましょう」
「未来編…………主人公…………まさか」
「では、またですね、父さん?」
《トレーナーパターン》
『トレーナータイプ』
指示評価が特に高い型。読みで相手を上回りポケモンの力を120%活用するタイプ。
『ブリーダータイプ』
育成評価が特に高い型。事前の育成でもってしてポケモンの力を120%まで底上げするタイプ。
『リーダータイプ』
統率評価が特に高い型。忠誠と信頼を持ってポケモンの力を120%引き出すタイプ。
『アナザータイプ』
異能評価が特に高い型。トレーナー自身の力を持ってポケモンの力に20%を付け足すタイプ。
執筆する気力起きないから、じゃあ今までなあなあにしてたトレーナーについての設定煮詰めてはっきりさせようと思ったんだ。
まあ一時間もあれば終わるだろ、とか思ってたら。
丸々二日かかったわ(
この時間を使って普通に本編進めれば良かったと今では思ってる(
ちな、もしどうしても見てみたいトレーナー評価があるなら活動報告にでも投げておいて。
いきなりトレーナーデータ作れ、とか言われても多分分からんだろうから。
①まず最初に好きなポケモンを選ぶ
⇒基本募集するのは恐らく前章のスクール生だけなので、【最大で三体】。
②ウィキの育成理論などを参考にある程度型を決める。
⇒物理アタッカー、特殊アタッカー、両刀アタッカー、物理受け、特殊受け、両受け、積み要因、起点作りなどなど
③持ち物や特性まで考慮しながら決めた型で実機のデータを作る
⇒ニックネーム、種族名、性格、特性、持ち物、技
⇒レベル表記は最後にこちらでバランス取って統一するので書かなくてもいいです。
④あったらいいな、程度でいいので裏特性や専用トレーナーズスキルを決める。
⇒アビリティは【準伝説以上限定なので基本的に出しません】
⇒スクール生、つまりまだ半人前トレーナーなので最悪無くてもいいです。あっても効果が微妙とか、その程度でいい。少なくともプロトレーナー並とか言われたら絶対に修正入ります。
⑤最後にバランス調整。明らかにやばい、強くし過ぎたとか、これ微妙過ぎたかな、という部分を手直し。
⑥完成です。募集が始まったら送りましょう。トレーナーの来歴とか設定一緒に送ってくれたら作者が楽できる(さぼり)