新たな問題児たちが異世界から来るそうですよ? 作:覇軍星君
次回からはラストエンブリオの内容に入ります、次回からもよろしくお願いします。
ギフトゲームを終えた、ノーネーム達はクイーンハロウィンが主催するパーティーに来ていた。
「スカハサ、あなたがあそこまで本気になるなんて珍しいわね」
「はい、才能だけで今までのどの弟子よりもピカイチです、指導してみたいですね……」
「まぁいいわ、今日は楽しめたしノーネームに少し興味も湧いてきたから。」
スカハサにはクイーンハロウィンが獲物を狙う女豹に見えた。
「さて、恩恵はどうしましょう」
「えっ!?まだ考えていらっしゃらないんですか?」
「ええ、だって誰もクリアするとは思わなかったもん」
スカハサは、はぁ~とため息をついた。
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「春日部、今回はお疲れ様」
翔馬は怪我をしていた、さほど大きな怪我ではなかったが、右腕骨折と数箇所、打撲の後が見えた。
「今日は十六夜と翔馬が頑張ったおかげ、私は何にもしてないよ」
「ふふ、そうかもな」
二人で仲良く話していると……
「春日部さん、鳴神さんここにいたんですね」
黒うさぎと十六夜が来た。
「うん、ここの料理美味しいから」
「それより大丈夫なのか翔馬」
「ああ、負けたけどな」
翔馬は苦笑いをしながら言った。
「いえいえ、あのスカハサ様と互角に渡り合えただけでも充分凄いですよ」
「そうなのか?」
「はい、スカハサ様の恩恵 影の城はクイーンハロウィン様に変わって夜間のケルト世界を預かっているという証なのです」
黒うさぎがうさ耳をピョコピョコさせながら、語っていた。
「それより、彩花とシャルロットは?」
辺りを見渡すが二人の姿が無い。
「あの二人なら今日は疲れて部屋で休んでるぞ、あの二人、今日は大活躍だったからな」
メイドのレティシアと白雪姫も集まってきた。
「それより主殿、今回のギフトゲームの商品はもうも貰ったのか?」
「いいや、今回は翔馬に譲ってやるよ」
「いいのか?」
そう話していると、クイーンハロウィンが姿を現した。
「ごきげんよう、ノーネームの皆さん」
太陽を彷彿とさせる燦々とした黄金の御髪 。 瞳は清水の蒼と森林の翠を溶け合わせた宝玉のように輝いている。その姿は異性同性関係なく、目を惹かれるものだ。
「よぉ女王、さっきぶりだな」
「ちょっと十六夜さん、女王の前で……」
黒うさぎが注意をした。
「構わないわよ、堅苦しいのは嫌いだから」
「スカハサさん、先程はすいませんでした。」
翔馬が頭を下げると、
「いいわよ、私も悪い事をしたし、それよりあの少女は?」
「シャルロットは部屋で休んでます」
クイーンハロウィンと目が合う、つい魅入ってしまう。
「どうかした?」
「いえ、今回の報酬は何かと思って」
「その事……後で私の部屋に取りに来なさい」
「は、はい」
少し空気が変わった気がした。
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パーティーも無事終わり、女王の謁見室に来ていた。
コンコンコンとノックをすると、部屋の方から「入室を許可します」と声が聞こえたので、入った。
「それで女王、報酬は?」
「その事だけど、少し話があるの」
女王は真剣な双眸でこちらを見ている。
「何ですか?」
「あなた、人じゃあないわよね」
抑揚もなく、淡々とした声で言った。
「やっぱり気づかれてましたか、そうです俺は吸血鬼です、それで今回の話と関係が?」
「いえ、あなたの恩恵が気になっただけよ、少し見せてくれる?」
そう言って、小さいが美しい手を出してきた、それで俺はギフトカード
「そう、やっぱり……では、今回の報酬を渡します」
そう言うと徐ろにギフトカードを取り出し渡された。
「この、ギフトカードは?」
「それは、私の持っている、"虎"の太陽の主権よ 」
「女王様、それは……」
女王はニヤニヤしながら悪そうな顔だが、スカハサは物凄く動揺していた。
「それで、俺にこれを渡して何をしろと?」
その言葉を聞いた瞬間、小悪魔のように笑って、
「あなたには太陽の主権戦争に出てもらいます」
「はい?……どうゆう意味でしょうか?」
「大規模のギフトゲームが開催されるの、そこでこの太陽の主権を使ってね」
「でも俺が出るより、スカハサさんが出た方が……」
「そんなのつまらないじゃない」
「そうゆう問題か!!」
うっかりツッコミをしてしまった、直ぐに冷静さを取り戻し言った。
「そのギフトゲーム、神霊や星霊も出るんですよね、
なら俺には少し荷が重いです…武術にも自信ないですし……」
「それなら大丈夫よ、スカハサお願いできる?」
はぁ~とため息をつき、決心をつけたように、
「分かったわ、これからよろしくね」
ニッコリと微笑まれながら言われた。
「え!?、まだ行くとはいっ……な…」
クイーンハロウィンからとてつもない圧迫感が出ていた。
「……分かりました。」
考えるのを放棄して、気怠げに言った。
「そう、なら私ともたまには"遊んでね"」
その言葉に翔馬は背筋を凍らせた。
翔馬も箱庭に来て、そこそこのチカラの自覚はあった、
今日のゲームでも、チカラを示す事はできたはず、
(それでも、女王……いやクイーンハロウィンは余裕だと、言っているのか………)
「もう行ってもいいわよ」
「は、はい分かりました」
扉から出ようとする前にスカハサに止められた。
「あなたの眷獣、もう少し上手く扱いなさい。」
ボソッと言った筈なのに妙に心に残った。
そして、謁見室を出て部屋に向かう途中に一人の少女にあった
「主殿、どうかしたのか?」
「いや、女王に会った、その帰りだ」
「……」
レティシアはただならぬ黙って見つめていた。
「俺はもう行くぞ、じゃあな、レティシア」
一言そう言ってレティシアと別れた後、部屋に戻った。
「ふっ~ 、思ったより緊張した。」
「どうして?」
「うわぁ!、いたのか春日部」
「うん、待ってた。」
そう言って、ベットに座り込んだ。
「俺になにか要?」
「特にない」
「そうか……春日部、俺暫くコミュニティ抜けて、女王のところ行ってくるわ」
春日部が俺の肩に首を預けてきた
「翔馬も、どっか行っちゃうんだね……」
「ああ、でも必ず強くなって帰ってくるから」
「うん分かったよ、必ず帰ってきてね」
「ああ、約束する」
そう言って小指を出した
「ん?」
「知らないのか…じゃ小指をこうやって、こう」
春日部の小指を持って、自分の小指と結んだ。
「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲~ます指切った。」
「なに?」
「俺の世界にあった約束の証みたいなもんだ」
「うん、約束!」
そう言って、春日部は部屋を後にした。
「さて、俺もそろそろ寝るかな」
次の日~~~~~
「あれ?別れは告げなくていいの?」
「はい、絶対戻ってくるって約束したので……」
(必ず帰ってくるからな……春日部)
「そう、ならそろそろ行くわよ」
「はい」
こうして、翔馬はクイーンハロウィン達と共に向かったのであった………。
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「おい、春日部どうかしたのか?」
十六夜に声をかけられた。
「何でもない、それより十六夜達も、もう行くの?」
「ああ、まだ見れてない所は山ほどあるからな」
十六夜はヤハハと笑いながら言う。
「うん、それまでは私がノーネームを守る」
いつになく真剣な目をしていた、それに十六夜も応えるように、
「そうか、なら任せたぜノーネームリーダー 春日部 耀」
「うん!」
(私も頑張るから絶対帰ってきてね……翔馬)
春日部も更なる覚悟を決めたのであった………。
どうしてか?
今回、シャルロットと彩花があまり出てないですがすいません。
次回からもよろしくお願いします。