さて、余り人の居ない地区へ来たとおもったが、如何せん建物が少ないな。
まぁ人が居ないんだから自然とそうなるのは当たり前だがね……いや、見つけた。
ちょうどいい所に廃墟があるじゃないか、これは良い!ここにしようか。ふむ、私にしては運が良いじゃないか。
成る程、ここならゆっくり実験も研究も発明も出来そうだね。先ずはここを拠点にしようか……ククク楽しくなってきたね。
冥界side
サーゼクスは今、少しだけ緊張していた。
とある悪魔がGabrielに接触していたと知ってその悪魔を呼んだのだ。
悪魔の名はソフィア、ただ一人Gabrielについて少しだけだが知っている悪魔。
そしてソフィアもまた、魔王直々に呼ばれた為にサーゼクスとは比べ物にならない程、緊張していた。
ノックが鳴りサーゼクスが入れと言うと汗をかき握り拳を作りながら震えるソフィアが入って来た。
「やぁ、急に呼び出してすまないね。
そんなに緊張しなくても良いから、取り敢えず座って。」
「は、はい……。」
ソフィアが腰を下ろすとサーゼクスが相手を気遣いながら、ゆっくりと話し出した。
「さて、君を呼んだ理由は分かるかい?」
「もしかして、家に来た人間の事……でしょうか?」
「そう、君はその人間と少しだけど話をしたようだからね。その内容を教えて欲しいんだよ。」
「はい、分かりました……。」
ソフィアは緊張しながらも話した。
Gabrielの名前、彼が言った事、自分がした事全てを。
ソフィアは思った、やはりあの人間を自分の判断だけで人間界へ送るべきではなかったのか、これから私はどうなるのか、処刑されるのだろうかと……彼女は不安と恐怖に心を支配され、もはや周りの事など見えてはいなかった。絶望が波のように押し寄せ彼女を飲み込む。
するとサーゼクスは目を瞑りそうか、とだけ言った。10秒程だっただろうかしかし彼女にとっては長い長い時間のように感じた。
「うん、分かったよ。
ありがとう、もう用は済んだから帰っていいよ。」
「は……?」
彼女は一瞬、理解できなかった。
そしてグルグルと頭の中で先程の言葉が周りパズルのピースの様にピタッとはまると彼女はサーゼクスに聞き返した。
「帰っても、よろしいのですか?」
「うん? まだ何か言いたい事があるのかい?」
「いえ、独断で判断した私を処刑するのかと……。」
彼女がそう言うとサーゼクスは目をパチクリと開けた後口を開けて笑い始めた。
サーゼクスはまだ笑い足りないのか我慢しながらも彼女に話しかけた。
「そんな事しないよ。それとも何かい、君は処刑されたいのかい?」
サーゼクスがそう言うとソフィアは汗をダラダラ流し、顔を真っ青にしながらすごい勢いで首を横に振った。
「めめめめめ滅相もございません!それでは私はこれで失礼します!」
彼女はすぐさま席を立ち礼をするとダッシュで外にに走り去った。
サーゼクスも席を立ち笑顔で手を振っている。彼女が出て行くのを見届けると再び椅子に座り頬杖をついてグレイフィアに語りかけた。
「Gabriel Vermilionか、優秀な人間なら有名な筈だけど……聞いた事が無いな。しかし自分の事を世界最高の賢人とは相当変わった人みたいだね。」
「貴方も変わってらっしゃいますけどね。さて、私は直ちにその人間を調べます。」
「君は仕事中だといつもキツイね……うん、よろしく頼むよ……
しかし駒王町にいるのか、リーアは大丈夫かな……。」
サーゼクスはふぅ、と一息つくと独り言の様に呟いた。グレイフィアはそれを聞くと大丈夫でしょうとだけ言ったがサーゼクスはまだ心配そうだった。
Dr.side
……と思ったが、やはり私は運が無いらしい。Fuck!
一体何なのだ目の前のこの化け物は……それに人の体に獣の足だと? 生物はそのままの姿形だからこそ美しいというのにこのキメラもどきと来たら、品性の欠片も無いな。ふん、反吐が出そうだ。それに何だ? 服ぐらい着てはどうなのかね、羞恥心も無いのかこのクソは、死んだ方が良いのでは無いのかね……全く悪魔とはこうも下劣で知能指数が低いのかね? いやソフィアやあの煩い奴を見るに千差万別というやつか。
おっと、どうやら喋るぐらいの知能はある様だな、もっともこんなクソッタレに喋りかけられても応える気にならんがね。
しかし、仕方がないね。ここは合わせてやるとするかね。
「不味そうな臭いがするぞ? でも美味そうな臭いもするぞ? 甘いのかな? 苦いのかな? でもお前、薬品臭いから不味そうだ。」
「やれやれ、何か喋ったと思ったらまた私を食い物として見ているのか。全く、悪魔はそういう風にしか物事を考えられないのかね? それに不味そうとは随分と低い評価ではないか、なら私を食べるのは止めてくれないかね?」
「ダメだ、ちょうど腹が減っていた所だからなお前は食う。」
「はぁ……やはり私は運が無いね。なら冥土の土産に少しだけ質問しても良いかね? どうせ抵抗も出来ずに殺される身、それくらいは良いのではないかね?」
「……良いだろう。何が聞きたいんだ?」
やはり愚かだな、私が武器を持っているかもしれないのに。やはりこいつは知能指数が低いね。さて、では悪魔の情報を頂くとするか。
「では、君は悪魔で間違いなさそうだが、はぐれ悪魔という奴かね? はぐれ悪魔とは一体何なのだね?」
「そうだ。はぐれ悪魔は言わば主人の元から離れた悪魔の事だ、我々は転生により下僕悪魔となったが私は力が欲しくてな。主人を殺して此処まで来たのだ。」
つまりは犯罪者という訳かね……成る程な力に溺れて罪を犯すとは、下賤な輩の考えそうな事だな。それにしても転生と言ったか? 一体何なのだ? 訳の分からない単語ばかり述べよって、転生……つまりはこいつらは元から悪魔では無いのか? 何らかの方法で悪魔になったというのが仮説としてはあるな。
ふむ、これはまぁ良いだろう。
次に行くとしようか。
「次に神器とは何なのかね?」
「神器は神が創ったシステムだ。神器を持つ者は一人につき一つの能力が与えられる。能力や神器の見た目の種類は様々だ。そして神器には神滅具と呼ばれる特殊な神器も存在する。もっとも貴様は持っていない様だがな。」
成る程ね、要は超能力の様なものか。
それと神が創っただと? この世界には神さえもが存在するのか。全くどうやら私が思っていた以上にクソッタレな所の様だね。それにしても神か……一度会ってみたいものだがね、その時はパンチを一発お見舞いしてやりたいところだよ。それに神滅具とはね、神ともあろう者が自分を殺せる物を自分で作り出すとは、この世界の神は馬鹿なのかね? いや、そもそもこの世界の知的生命体全てが馬鹿なんじゃ無いのかね。
それにしても、悪魔に堕天使に神に神器か……あぁ、この世界はクソ素晴らしいな!これこそ私の求めていたものだよ!こんなに興味をそそられるのは久方ぶりだ!素晴らしすぎて恐怖すら覚えるね!
「そろそろ良いか? もう腹が減って仕方ないんだ。抵抗するんじゃないぞ。」
「おっと、もうお終いかね。もっと情報が欲しかったが仕方が無いね……ふむ、確かに抵抗も出来ずに殺される身とは言ったがね、それは私とは言っていないのだよ。」
「何?」
さて、まさかこんなに早く使う時が来るとは思わなかったが……こいつを持ってきておいて正解だった様だね。
さぁ、たっぷりと味わいたまえ、''研究材料君''
「何だそれは、ッ⁉︎ グギャア嗚呼嗚呼あああああアァアアア!!!!!!????」
「全く、煩いね。ただ脚が無くなっただけだろう? いちいち騒ぐんじゃないよ。」
「私の脚がアァアアア!!!!!!貴様アァアアア!!!!!!」
「中々の切れ味だろう? 私もお気に入りなのだよ。この''フリスビー''は。」
「殺してやる!!!!!!絶対に殺してやる!!!!!!」
ほぉ…腕だけで這い寄ってくるとは、中々しぶといじゃないかこの化け物bitchは。まぁ、そう簡単にくたばってもらっては困るのでね……ふむ、腕も切っておくかな?
「おお、怖い怖い!怖くて漏らしてしまいそうだよ、それは困るからそれ以上近づかないでくれたまえ。」
「ッ!!!!!!???? アガアァアアアあああああ!!!!!!」
「まだ死なないでくれたまえよ? 君は大事な材料なのだからね。」
ふむ、ついでだ。そのクソ以下の罵倒も止めてもらおうか。全く、口を閉じてもらえれば良いのだがね。確か……これか。
「ッ⁉︎ 」
「あぁ、安心したまえ。ただ単に言語が使えなくなっただけだからね。何、殺しはしないよ? 君には少し私に付き合ってもらうだけだからね……さて、それでは行こうか?」
「……………………!!!!!!」
私は遂に悪魔を一匹捕らえた……
はい!という事で博士の初戦闘回でした!
そして出しちゃいましたね、SCP……
だ、大丈夫、バイサー程度ならまだチートじゃ無い(震え声)
そう言えばSCP紹介とかした方が良いんでしょうかね?
今回登場したSCPはSCP-388-Ultimate Frisbee(アルティメット・フリスビー)です!
いや本当はSCPの様な何かなんですけどね、博士が作った物だから!
内容は……wikiをCheck!(おい)
多分まだSCP(の様な何か)出てきます……大丈夫生物系とかketerは出さないから……
なんか科学っぽい奴だけ出します。(SCPで科学っぽいって何だよ)
てか技術チートとかタグつけた方が良いですかね? まだチートっぽさは出て無いですけど……
ではまた!ノシ