──あの夏の終わり、私たちが繰り広げた最後の戦いについて語ろう。
劇場版カタクチイワシは虎と踊る 第四十一話 惑う道化師、泣く英雄
「……まずいわ、南西部の中須賀さん達がやられて西住さんが中央広場に追われてる」
「って事は、ここであの三人を止められないと勝負はほぼ決まるわね」
「責任重大ですね」
遊園地東部、通用門方面から中央広場に向かう通り。
先のペパロニ達への支援に間に合わなかったエリカ、カチューシャ、クラーラは此処を最終防衛線として定め、メグミ達バミューダ・トリオの迎撃態勢を整えていた。
とはいえ、その為の時間は少なかった。相手は三両での連携攻撃を維持できるだけの幅のある通りを選びながらも全速力で向かって来ている。もう数分も待たず彼女らは到達するだろう。
「大学選抜名物『バミューダ・アタック』……噂には聞いていたけど、まさか会長たちが手傷も負わせられずに撃破されるとはね」
全国大会で幾度となく大洗チームの窮地を救った杏の狙撃力の高さは、同大会で副隊長を務めたエリカもよく知るところだ。僚機であった音子やペパロニも其々の学校で指揮官を務めるに足るだけの技量を持っていたメンバーである。彼女らが容易に突破を許した事実だけで、エリカには三人の部隊長の連携の強さと実力が十分に理解できた。
では、そんな彼女らを如何にして迎撃するか?
「体当たりでもいいから、相手の動きを止めて合流を阻止するしか無いんじゃない?」
カチューシャがエリカに言った。彼女らしい大胆な戦法である。
「………」
エリカは即答できなかった。相手の方が戦車の操縦技術も上だ。こちらが肉薄すればその意図を容易に察し、加減速で避けてくるだろう。それですれ違うだけで終わっては意味はない。
その二人の様子を後ろから眺めつつ、もう一両のT-34に乗るクラーラは小さく呟いた。
「……どうやら、ここが私の為すべき場所のようですね」
カチューシャに顔を向け、通る声でクラーラは言った。
「カチューシャ様、ご提案があるのですが」
──同時刻、遊園地北西部・イベントブース周辺
「ほ、砲撃ーっ!」
震える声で叫ぶ福田の声とともに37㎜砲が火を噴く。
「フヒッ!」
放たれた徹甲弾はT-34の砲塔に擦過痕を残してトウコの後方へと飛び去る。思わず声を漏らしつつもトウコは口元の笑みを抑えきれないでいるようだ。
T-34は火力こそ強力だが、車体の装甲は全面45㎜、後方40㎜。福田の乗る九五式軽戦車の37㎜砲は至近距離であれば40㎜程度は抜ける。
「っ! 後退、砲塔を9時方向に!」
間髪入れずトウコは砲手に指示を飛ばし左を見た。イベント用テントの陰からテケ車がこちらを伺っている。
テケ車──九七式軽装甲車には機銃搭載型などの複数のモデルがあるが、しずか達が操るのはこちらも九五式と同じ37㎜砲。その砲弾がトウコの眼前を横切ってゆく。
「いいねェ! いい“鬱陶しい動き”してる!」
即座にT-34は砲撃を返したが、あくまで意識を九五式から逸らすのが目的だったのだろう。さっと物陰にテケ車は隠れ、T-34の砲撃はその先のプレハブを破壊するに留まった。
「……こっちも時間が無いんだけどねェ」
口調こそ軽いが、トウコの表情は渋い。思った以上にこの二両に時間を取られている。アンチョビに釣られたオイ車の足は遅いが、このままでは愛里寿や西住みほが中央広場に到達するまでにオイ車の主導権を奪い返すのは難しいだろう。
トウコは砲塔から降りて車長席に戻ると、操縦席のリリに言った。
「リリ! 広いとこにヤツらを誘い出して、久しぶりに“アレ”やるよっ!」
「大丈夫か、福田殿!?」
『だ、大丈夫であります!』
「危なかった~……姫、あの人、反応の速さが凄い。T-34はこっちほど機敏じゃない筈だけど、それを補ってる」
「奇人とはいえ、元継続高校戦車道で隊長を務めただけはある、か……」
砲塔から身を出したまましずかは鈴の声に答え、周辺を見渡した。
戦車をモチーフにしたイベントがかつては開かれていたであろうイベントブースは、激しい戦闘に幾度も巻き込まれた事で既に半壊状態になっていた。古びた舞台衣装、看板、マネキン、カラフルな横断幕などが砕けた壁や破れたテントの向こうで覗いている。
しずかは素早く思考を巡らせる。当たりどころさえ良ければT-34の撃破は不可能ではない。しかしそれをトウコの反応速度が妨げている。
これを一瞬でも完全に他方に向ける事ができれば──
「………」
「ひゃっ!」
しずかは無言で鈴の背中に足の指を走らせ、ある場所へとテケ車を向けた。
『福田殿。少し仕掛けを思いついた。T-34の動きを伺いつつ牽制を頼みたい』
「了解であります!」
通信機からのしずかの声に福田は強く答え、小さな身体を半ば砲塔に乗せるようにして双眼鏡を構えた。物陰に九五式を潜ませつつ、先ほどの交戦のあった付近を見る。
「………あれは」
福田の視界にT-34が映る。周囲を警戒しつつゆっくりと前進しているようだ。その先には、イベントブース内でも比較的大きめの広場があったはずだ。
「鶴姫殿、T-34はブース内の広場を目指しているようであります」
『承知した。ならば“仕掛け”はその近くに仕込むとしよう。引き続き警戒を。無理はされるな』
「は、はいっ!」
福田は通信を切り、再びT-34に意識を向けた。車上のトウコはこちらに気づいているのかいないのか、進行方向の正面を向いたままだ。イベントブース中央にはメインイベント用のちょっとした広場がある。単体で小さな遊園地ほどの大きさを誇る中央広場には流石に及ばないが、それなりの広さはある場所だ。
「……静かに前進であります」
操縦手に指示を出し、福田はT-34を追うように九五式を進ませる。やがてT-34は広場に辿り着き、その動きを止めた。
「………?」
福田は眼鏡越しに眉をひそめた。遮蔽物に隠れるでもなく、T-34は広場中央にその身を横たえている。
こちらの攻撃を誘っている? 福田は戦巧者と言える程に戦術に秀でてはないが、その行動の不自然さには気が付けた。
「鶴姫殿。T-34は広場で動きを止めました。こちらを誘っているものかと」
『………』
「……鶴姫殿?」
『あ!? ご、ごめん! 姫だけど今、外で作業をしてるから。ちょっと待ってもらっていいかな?』
通信機からしずかとは別の声が流れてくる。確か、テケ車操縦手の松風鈴という少女だったか。
『ええっと、動きを止めてるって、全く動いてないって事?』
「そうであります」
『ちょ、ちょっと待ってもらっていいかな? 姫に聞いて……』
「……いえ、それには及びません。松風殿、不肖福田、攻撃を敢行し敵の手を探るであります!」
『え!? ええ!?』
福田は鈴と会話しつつその決意を固めていた。今のT-34が動いていない無防備な状態なのは事実なのだ。出方を待っていれば、その間に動き出して好機を逃すかもしれない。
そして鶴姫しずかと松風鈴、彼女らは自分よりも強い。仮に敵が何かの備えをしていたとしても、それの盾になるのは自分が適役だと福田は感じていた。
『いや、その、福田さん!? 少し待っ……』
「突貫!」
九五式の履帯が地を噛み、唸りを上げた。一気に全速まで上げ回り込むようにT-34に肉薄する。
37㎜砲でT-34を確実に撃ち抜くには500m以内まで接近が必要だ。気付かれるのは避けられないが、遮蔽物の無い今の状況ならば先手を取った側が有利となる。
「距離750!」
「まだであります! 更に接近!」
──そこで初めて、T-34のトウコは福田を見た。
「……!?」
“フヒッ”という笑い声が聞こえるような錯覚を覚える。背筋を這い上がる悪寒を振り払うように福田は頭を振ると、薄く嗤うトウコの瞳を正面から見た。
T-34の砲塔は明後日の方向に向いたままだ。側面に近づく九五式を相手にしていないかのように、微動だにしていない。
「……距離500!」
「撃てーっ!」
福田の叫びと共に37㎜徹甲弾が放たれる。
それは狙い過たずT-34の車体側面に撃ち込まれ──
「!?」
──そのまま空を切り、彼方へと飛び去った。
「な……!?」
眼前で起きた事態を福田は咄嗟に呑み込めず、言葉を失った。土煙と共にT-34が大きく音を立てて「着地」する。
福田の足元から装填手が声をあげた。
「しゃ、車長殿! 次弾装填完了!」
「ほ、砲撃ーっ!」
再び九五式が火を噴く。先ほどと同じように砲撃がT-34に迫り、同時にT-34の履帯が急激に前方を噛み、次の瞬間に強烈に後方に揺れる。
福田の耳にテケ車のしずかの声が飛び込んできた。
『福田殿! 今こちらは仕込みを終えた! 大丈夫か!?』
「鶴姫殿……奴は、戦車を……!」
福田の目が見開かれる。
T-34はまるでウィリー走行のように前方を跳ね上げ、ほぼ直立に近いところまで車体を跳ね上げさせた。片側の履帯だけが動き、直立したままぐるりと向きを変える。
「あ」
ずしんと大地を揺らすかのような着地と共に、その砲身はまっすぐに九五式に向けられていた。
「フヒッ!」
ハッチを掴む手に力を籠め、トウコは着地時の衝撃に耐えた。伏せていた顔を上げ、正面に向き直った先の九五式を見つめる。
「フヒッ、フヒヒッ! 驚いてる、驚いてるねっ。発射ぁ!」
愉快そうにトウコは哄笑し、眼前の驚愕の表情のままの福田に愉快そうに言った。
至近距離まで接近していた九五式はT-34の徹甲弾を正面から受け、その数秒後に白旗を上げる。
急加速と急減速により戦車の重心を大きく揺らし、直立に近いところまで戦車を跳ねさせる──これこそ、トウコら継続高校の一部生徒の連携でのみに可能な曲芸めいた大技であった。
「さて、これで後ろは気にしなくて良くなった! さっさとテケ車も片付けてオイ車を追うよ!」
「了解!」
ここまでこの二両に手こずらされてきたのはT-34の薄い所を片側が狙いにきていた事が大きかった。豆洗車一両であれば十分に正面から叩き潰す事が可能だ。
トウコは素早く周囲に視線を巡らせた。このままテケ車が逃げるという事はあるまい。何かしら攻撃の機会を狙っている筈だ。
「……フヒッ!」
首筋に殺気を覚え、トウコは振り返った。視界を右から左へと駆け抜けてゆくテケ車の姿。
「来たよっ。迎撃態勢! 側面を見せず、相手が止まったらもう一回、跳ね上げの用意!」
テケ車を追うようにT-34は走り出した。
相手は攻撃のタイミングを測っているのか、砲撃を仕掛けてはこない。トウコもまた攻撃の指示を出さない。跳ね上げからの反撃はカウンターでこそ活きる。言わば互いに拳銃を腰だめに構えた、ガンマンの撃ち合いめいた状況だ。
広場の外れまで来たところでテケ車の砲身が動いた。どうやら止まらず、行進間射撃を行うようだ。
「走りながらで、そう簡単にっ!」
行進間射撃は大幅に命中率が落ちる。果たしてテケ車の砲撃は僅かに狙いを逸れ、T-34の後方に撃ち込まれた。
「5秒停車! タイミング任せる、確実に当ててよ?」
「はいっ!」
T-34が唸りと共に停車した。砲手は水平移動を行うテケ車の移動位置を予測する。
「発射!」
85㎜砲が轟音と共に徹甲弾を放つ。その砲弾はテケ車を直撃こそしなかったものの、履帯を大きく削ったようだ。テケ車のバランスが崩れ、速度がやや落ちる。
「フヒヒッ! さあ、止めといこうか!」
木陰の向こうでテケ車が停車する。完全に正面とはいかないが狙うならば十分。トウコはひと際大きく笑みを浮かべると、次の装填を待つ。向こうも装填はできているだろうが、損傷している今ならば──
「装填完了!」
「撃……!?」
その瞬間、トウコはある物を見た。
T-34とテケ車の間。大学選抜のパンツァージャケットを着た、こちらに背を向けた小柄な影。
「フヒッ!? ちょ、待った! 砲撃中し……」
──この時、冷静に考えれば、トウコの中に生まれた発想はあり得ないものであった。
つい先ほどまで西住みほ達を撃ち合っていた島田愛里寿がここに居る筈は無いのだ。だが、彼女は考えてしまった。「彼女ならやりかねない」と。
テケ車の砲撃が放たれた。風圧でパンツァージャケットを着たマネキンが倒れ、カツラが地面に落ちる。
その砲弾はT-34の車体側面、転輪の隙間を確実に撃ち抜いた。
「………!」
大きくT-34の車体が揺れる。
数秒後、T-34の車体から白旗が吹き上がる。そして、ほぼ同時にテケ車も煙を吹き、白旗を上げた。
「ごめんね、姫……さっきの、避けられなかった」
「……ここまでか。鈴、よくやってくれた」
テケ車内、申し訳なさそうに言う鈴にしずかは優しく労いの言葉をかけた。
トウコが島田愛里寿に対して絶対的な強者のイメージを持っている事を察し、子供用マネキンを使った即席の偽愛里寿を用意して動揺を誘う。100%とはいかなかったが、上手くはいってくれたようだ。
ふと、鈴は通信がこちらに送られている事に気づいた。
「姫、通信が来てる……T-34!?」
「……繋いでくれ」
動揺する鈴に、しずかは落ち着いた口調で言った。通信を開くと、呑気な口調のトウコの声が飛び込んでくる。
『いやー、お見事お見事、やられちゃったね! フヒッ、いるワケないのに乗せられちゃったよ』
「……残念ながら、貴様の出番は私と同じくここまでだ。後はアンチョビ殿と島田愛里寿との戦いを見届けるとしよう」
『ホント、やってくれたよね~……ま、いいや。どの道この後、今までの戦車道では見たことのない戦いになるよっ』
「それが貴様の望み通りになるとは……」
そこで、しずかは言葉を止めた。
『ん? どうしたの、鶴姫さ……フヒッ!?』
「え・ どうしたの、姫……ええっ!?」
中央広場東・通用門通路。
「ちょっと、本当にいいの?」
『私一人で止められるならば……安いものかと』
「………」
心配そうに尋ねるエリカの言葉にクラーラが涼しい顔で答える。その横のT-34に乗るカチューシャは腕を組んだまま、無言で下を向く。
通りの向こうから履帯が石畳を噛む音が聞こえてきた。バミューダ・トリオの三両が接近してきている。
『……行きます』
クラーラのT-34が走り出した。通りの向こうからはパーシングの姿が迫る。
「……プラウダ副隊長としては、彼女の判断はどうなの?」
「クラーラは一度決断したら、そう簡単には覆らないわ……そして、彼女は言った事は必ずやってのける」
「そう……それなら、ちゃんとこちらも応えないとね。優花里、砲撃準備」
カチューシャの口調は静かで、平時と変わらないように一見思えた。
しかしエリカは彼女の瞳が潤んでいるのに気づいていた。おそらく、泣くのを堪えている。
あえてその事にエリカは踏み込まず、攻撃態勢を整えた。
前方のクラーラのT-34が停止した。
『ここです、500m地点! 煙幕展開します!』
クラーラの声と共に煙幕が噴出し、通りを白煙が包み込んだ。パーシングの走行音だけが迫る。
砲声が響いた。何発かの擦過音と、装甲を貫く着弾音。
「………!」
カチューシャの唇が噛み締められる。
更に数秒後、白旗の射出音と共に重い鉄塊が激突する音が届いた。
『今です! 距離500、2時方向!』
「撃てっ!」
「発射!」
クラーラからの通信が聞こえ、エリカとカチューシャは同時に指示された場所に砲撃を放った。未だ晴れない煙の中、徹甲弾が撃ち込まれる。
その煙の中、二両のパーシングが姿を現した。少し遅れて煙の中から小銃の発砲音めいた白旗の射出音が響く。
「やったわ、クラーラ!」
『……光栄です。カチューシャ様』
バミューダ・アタックの最大の強みは、三両の連携によりこちらの距離感を狂わせ、かつ誤射や衝突を恐れない正確な砲撃でこちらを迎撃するところにある。
だが如何な強力な連携でも視界を塞がれ、かつその煙の中に戦車が居たとなれば完全な回避は難しい。
戦車道ルールにおいて、撃破された戦車は白旗が上がった後でも僅かな時間ならば通信が許されている。クラーラの狙いは自身をビーコンに見立て、自身に衝突したパーシングの位置を教える事にあったのだ。
エリカは快哉を上げたくなる気持ちを抑え、迫る敵を見据えた。
「やるわよ、残り二両!」
「アズミ!」
『しくじったわね……後は頼むわ!』
「時間が無いわ、一気に抜けましょう」
自身のパーシングの砲塔から身を出し、ルミは後方の煙の中にいるであろうアズミ車を振り返った。アズミの無念そうな言葉を待たず、並走するメグミが言う。
「ああ、言われるまでもない!」
現在、ルミ達は全体の状況を把握できているとは言い難い。中央広場にトウコがオイ車を突っ込ませる前にそれを撃破し、島田愛里寿に万一の敗北の可能性も出ないよう戦況を整えねばならない。
眼前にはⅣ号戦車とT-34。こちらの進行を止めんと前進してくる。
「邪魔だっ!」
ルミは苛つきを抑えられず、悪態をつきつつも操縦手に指示を出した。呼吸を合わせるようにメグミのパーシングも曲線的な動きを見せつつ前進する。
相手は交差の直前に攻撃をしてくる。完全に通りを封鎖する事は二両ではできない。先ほどは煙の中で行動が制限されたが、妨害の無い今ならば──
「発射!」
ルミの指示と同時に眼前の二両が火を噴いた。紙一重でパーシングの側面を掠める砲弾。同時にパーシングの90㎜砲が放たれる。それはT-34を撃ち抜き、動きを止めさせた。メグミが狙ったⅣ号戦車の方は避けられたようだ。
T-34の白旗の射出音を待たずにパーシングは二両の間を強引に抜けた。これでⅣ号戦車から追われる形になるが、時間のロスに対してその程度のリスクならば大した事はない。
「待っていてください、隊長……!」
額に浮かぶ汗を拭い、ルミは言った。
──大洗連合・残り三両
──大学選抜・残り五両
大変ご無沙汰しておりました。
かれこれ一年ぶりの更新となりましたが、改めて連載を再開させていただきます。
色々と筆が止まった事情はあるのですが、書き手は作品でしかお返しできません。残り数話を書ききり、完結させる事で返させていただきます。