『えー、ゴホン、あーあー、2-A星伽白雪至急担任のとこに来るよーに』
なんか相変わらずダルいな綴
私はあんたがちゃんと教師の仕事をしてるの初めて見たかもしれん
『あ、後従姉妹の方も来いよ。来なかったらどーなるか分かってんだろーな』
前言撤回
生徒脅す教師いるか?見直した私がバカだった
憐れみの視線を受けながら仕方なく綴の巣窟に向かう
「失礼しまー……っ!」
容赦なくグロック17をぶっ放してくる
あぶないな!
かわして綴の背後に立ちガバメントを突き付ける
「終了だ、サド」
悔しそうに武装を解く綴
そんな綴に驚いたのか一連の流れに驚きポカンとする白雪
「本題に入るぞー、星伽“
どんな奴かは私でもわからない
「お前もだぞ、男女」
「なっ!!」
「まさかお前があの四天王の一人で“氷剣の死神”だったとはなー、先生は驚きましたー」
バカにしてんのかこいつ
ちなみに伊達風音、雷音兄弟、一条燐、星伽縷依の4人のことで勝手に名前付けられたんだよね
正直恥ずかしくて仕方がない
「まぁ、魔剣がどの程度なのか知りませんがわざわざ私をさらいますか?」
国内最強と謳われる
魔剣はそんなことも分からないバカだとは思わない
「最強だからこそだ」
ふーん、でも返り討ちにするから
そう告げて尋問室から出ようとするが思い出したかのように
「あぁ、白雪は護衛を付けた方がいい。多分どこかのSランクさんが名乗りでるから」
ダクトに視線を向け白雪ににこりと笑い部屋から出て行った
「ここか」
帰ろうと思ったら蘭豹に見つかり走って逃げていたら風音さんからの電話があった
コード・ブラック
コード・ブラックが発令されるのは国家機密級の事件だけである
任務内容を端末で確認すると一人の少女の写真が写しだされた
彼女は日本国内有数の腕利きハッカーでありその他様々な能力が備わっていてそんな子が香港マフィアに捕まったらしい
政府としても何としてでも奪還しろとのこと
「ってことは、
ニヤリと笑い監禁場所である倉庫の扉を開ける
『星伽!!一条と雷音が来るまで待て!!』
無線で風音さんが怒鳴るが無視する
「あぁぁー!!!うるさい!!!」
ごちゃごちゃ喚く風音さんにいらつき無線を踏み付け完全に外との通信を遮断する
制服の懐から半紙のようなものを取り出し何かをつぶやくと一本の刀が現れる
「さぁーて、楽しませてよね」
ニヤリと笑い突っ込む
「て、敵しゅ___」
「遅いんだよ」
監視役の男が音もなく崩れ落ちる
『おい!何事だ!!応答しろ!!』
転がった無線機から慌ただしい声が聞こえる
「少女は返してもらうから」
無線を拾いあげそう告げてから刀で破壊し階段を降りていくと下からバタバタと足音が近づいてくる
「おい!居たぞ!!!」
「こいつを生かして外に出すな!撃てーー!」
前方位から発射される弾丸
避ける事は不可能
だが彼女は__
不敵に微笑み
抜刀する
「な、なんだよ…」
一振りで全ての弾丸を斬っていた
「申し遅れた、公安0課の星伽縷依だ。よろしくね?」
にこりと笑う
「公安0課の星伽って……、まさかあの…」
「世間では氷剣の死神とか言われてるね」
でもさ、今更気づいても遅くない?
そう告げるのと同時に一斉に血飛沫があがる
「呆気ないなー」
血のシャワーを浴びながら残念そうに部屋から出ようとする
「……うぐっ、かはっ……」
振り返ると少し息がある男がいた
「しぶといね、気に入ったよ」
乱雑に男の髪の毛を掴みあげ目線を合わせる
「ぐっ……、な……に、…を………ごふっ」
「さぁ、なんだろーね」
全身に返り血を浴びて妖しく微笑む彼女に再び恐怖を覚える
「私の……」
糧になりな
男の断末魔が響き渡る
「さぁーて、少女はどこかな」
口元をハンカチで拭いながらもう動かなくなった男を投げ捨て今度こそ部屋を出ていった
「少女、保護しました」
一言だけ言い電話を切る
部屋中にはおびただしい量の死体が転がっている
彼女の腕の中には同い年ぐらいであろう少女が気絶していた
「任務完了」
少女を抱き抱え死体を跨いでいく
まさかこの少女との出会いが後々縷依にとって大きな風をもたらすのだった