黒髪と氷剣と吸血鬼   作:Night

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11弾 君も、氷使いとは。驚きだ

 

 

「おい、お前もちろんでるよな」

後ろからM400を突き付けられ前方では生気のない目で分かってるよな星伽ぃーと訴えかけてくる

 

ちょっ、退けてもらえませんかね。センセー

 

「無理ですよ、私が出るなんて不公平じゃないですか」

 

ため息をつき椅子に深く腰かける

アドシアード開催前突然欠員者がでてしまい私が代わりに出ろとの事

冗談じゃない、そもそもそんなものに興味ないし、なんか嫌な予感がする

 

「それに白雪狙われてるんですからそんな競技出れませんね」

「そんな事は遠山と神崎に任せておけ」

 

んな、無責任だな

この蘭豹と綴(二人)に言ってもしかたないか

 

「とにかく私は出れませんね」

 

きっぱりと断ると後ろでハンマーを起こす蘭豹とコキコキと鳴らす綴

 

怖いんですけど………

 

そんな常人ならちびってしまいそう恐怖の空間を打開するかのように一斉に携帯がなる

 

「ちっ、殺ってやろうと思ったのに」

 

さりげなく怖い事言わないで下さい

再びため息をつき携帯を見ると周知メールが来ていた

 

「おい!!星伽がっ!!」

 

綴の言葉で画面を目で追うと

 

ケースD7

 

アドシアード期間中の武偵高内での事件発生を意味する隠語であるD7となると不明確なため極秘裏に解決せよとのこと

 

「ちっ!何やってんだあの二人は!!」

 

蘭豹を押しのけ部屋を急いで出る。走りながらレキに電話をかける

 

『縷依さん、白雪さんを最後に目視で確認出来たのは___』

 

「了解だ!!」

 

魔剣(デュランダル)め、ただじゃおかない

私の大事な大事な従姉妹に手だしたんだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「白雪!!!」

 

やっと追いついた先には柱に括りつけられている白雪と懸命に外そうとするキンジの姿があった

 

「キンジ、お前達がついておきながなんて事だ」

「縷依ちゃん!キンちゃんは悪くないの、悪いのは全て私」

 

すまないと謝るキンジに一生懸命庇う白雪

 

「ちっ、水が……」

 

どんどん溢れてくる水

 

あぁ、うっとうしいな、もう

海水を凍らそうとするが塩分が混じり凍りづらい

 

「あぁ!!もう!力が足りないっ」

 

この間の戦いで派手にやり過ぎた製で上手く能力が使えない

 

「縷依ちゃん……、私のあげる」

 

まったく、反則だよな

私が断らない、いや断れないと知ってて言ってるんだから

それにここまでお膳立てしてもらって逃げるのは性に合わない

 

「キンちゃんは、先行って」

 

有無を言わせない白雪の言葉に渋々アリアが向かった方に泳いでいく

 

「白雪、ごめんな」

 

謝り身動きできない白雪の首筋に__

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでこんな事になったんだ

どうやら白雪_いや星伽本家の血には物怪(もののけ)を狩る者としての特別な力が宿ってるらしい

事実、今能力が使えるどころか全く戦えない状況である

 

 

「ぐっ……、げほっ……ふぅ」

 

先に白雪を行かせてよかった

こんな状態をみたら後悔して泣くだろうな

 

大量に吐血しながらなんとかアリア達と合流する。どうやら無事白雪も合流出来たらしい

 

「縷依くん、その血どうしたの?」

 

こ、こいつ!

 

「アリア、こいつから離れろ」

 

白雪は私の事を縷依くんなんて呼ばない

ガバメントを偽白雪に向けるとにやりと笑いアリアの両手に息を吹き掛け凍らせていく

 

まさか、氷使いだったとは驚きだ

 

「氷剣の死神、動くなよ。私にとってお前の能力は少々邪魔なんでな」

 

凛と響く綺麗な声、暗がりから姿を現すのは甲冑に身を包んだ少女だった

 

「しかし今の貴様では相手にならないな」

 

確かに氷は使えないだろうな

だけど…

 

「黙れよ、魔剣」

 

魔剣という言葉にぴくりと反応を示す

 

「魔剣という呼び名は嫌いでな、私は___」

 

 

ジャンヌダルクだ

 

そう言い放つ彼女を見て笑みがこぼれてしまう

 

「何がおかしい!!氷剣!!」

 

「いや、好都合だなぁーって思ってさ」

 

ニヤリと笑い全身に炎を宿す

 

「ほ、炎だと…!?」

 

ジャンヌダルクは火あぶりの刑になったから火が苦手だと思った

それの証拠に彼女は一気に恐怖の表情を浮かべている

 

「ぐっ、や…っぱりね」

 

しかし久しぶりに使うこの力

やっぱり体がなれなくて再び吐血をしてしまう

倒れそうになる体を優しく支えてくれたのは

 

「縷依ちゃんは休んでて」

 

これは私の戦いだから

 

そう言い放つ白雪の瞳は強くて昔おどおどしてた子とは大違いだった

 

「フッ」

 

強くなったな白雪

強い瞳で優しい戦い方をする彼女

「フフッ」

 

 

あーあぁ

もう私が守る必要なんてなさそうだな

 

そっと縷依がため息をつくと同時に強烈な火柱が上がる

 

「まさか」

あの白雪が星伽の禁まで破っちゃってさ

 

私がいない間にいろいろ変わったな……

 

「魔剣!!逮捕よ!!」

 

アリアがジャンヌに手錠をかけるのと同時に意識を手放した




相変わらず駄文すみません!
毎回読んでくれてる方、ありがとうございます(>_<)
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