黒髪と氷剣と吸血鬼   作:Night

4 / 12
4弾 やっぱり教務科ってデンジャラス

 

ベッドで動く気配がするので視線を向けるとアリアが目を開けた所だった

 

「る、……い?」

 

アリアも私の存在に気づき起き上がろとしたが全身の痛みに顔を歪める

 

「アリアじっとして、傷開くよ」

まぁ、やった本人が言うのもあれだが

 

「本当にごめん、あそこまでするつもりなかった」

謝罪の言葉を告げるとキッと赤紫(カメリア)の瞳を鋭くさせた

 

「模擬戦をして負傷した、ただそれだけの事よ。あんたが気にする必要はないわ」

 

アリアなりの気遣いなんだろう

ホント不器用だな

 

小さく笑ってアリアの頭を優しく撫でる

 

「ちょっ!子供あつかいするなぁ!!風穴!!」

 

真っ赤にして怒る子鬼__もといアリア

思わず笑いそうになるが笑うと酷い事になりかねないので堪える

 

「ありがと、もう行くけどゆっくり休んで」

 

立ち上がると何か言いたそうな顔を浮かべていたが気づかないふりをして救護科を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかすっっっごく見られてるんですけど

 

救護科から出て歩いていると痛い程視線が突き刺さる

どうやらアリアをぶちのめした事が早速出回っているらしい

 

噂って怖いねー

 

 

寮に帰る前にどうしても寄らない所があった

 

 

ここ

武偵高『3大危険地域』の一つである教務科

武偵高の教員は経歴が大分ヤバい奴らの集まりだと聞いている

 

まぁ、ドア開けた瞬間ナイフとか飛んでくるわけないから大丈夫だよねー

 

「失礼しまー、っ!!」

とっさにキャッチする

ナイフ飛んできちゃったよ…

ご丁寧に首の位置に投げやがった

 

「ほー、あれキャッチするなんて星伽やるなぁ」

蘭豹が好戦的な目で見てくる

 

別に嬉しくないんだけど

 

「どーも、白雪の担任てだれですか?」

 

「なんだー?星伽ぃー」

蘭豹の横から目が逝ってる人が話しかけてきた

 

こいつは知ってる

日本で五本の指に入る尋問のスペシャリスト

性格はサディスト

 

出来れば関わりたくないが致しかない

 

「白雪って今どこにいますか?」

 

「星伽はー、SSRの合宿に行ってるぞー」

 

SSR_超能力捜査研究所

白雪は星伽でも別格だからねー

さすが白雪

 

白雪に会えない事を知り教務科から立ち去ろうとするとサディストががっちりと肩を掴む

 

「おまえさー、全く情報でてこないんだよねー。どういうこと?」

サディストがずいっと顔を近づけてタバコの煙を顔にかけてくる

 

くさっ!!

嗅覚良いんだから止めてほしい

 

「さぁ?星伽が僕の事秘匿してんじゃないですか」

 

相手は尋問のプロ

これ以上しゃべっているとうっかりなんて事もありえる

 

こういうのは逃げるが勝ち!

 

サディストを振り切り全速力で逃げるが蘭豹が立ちはだかる

 

「待てや!!星伽!!!」

 

くそっ!

なんなんだ!

 

前に蘭豹後ろにサディスト

マジで最悪

こうなったら飛び降りるしかない

窓からワイヤーなしで飛び降りるとすかさず蘭豹のM500が火を噴く

ガバメントで銃弾返しをしサディストにも牽制を兼ねて段幕を張る

無事着陸して見上げると蘭豹の恐ろしい顔と生気が戻ったサディスト

 

めんどうな事になった

敵に回しちゃいけない人を回してしまった

 

はぁ

やっぱ学校ってめんどー

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。